JPH0647003A - 眼科装置 - Google Patents

眼科装置

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JPH0647003A
JPH0647003A JP4360640A JP36064092A JPH0647003A JP H0647003 A JPH0647003 A JP H0647003A JP 4360640 A JP4360640 A JP 4360640A JP 36064092 A JP36064092 A JP 36064092A JP H0647003 A JPH0647003 A JP H0647003A
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JP
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eye
nozzle
cornea
piston
mirror
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JP4360640A
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Yoshi Kobayakawa
嘉 小早川
Kazunobu Kobayashi
萬伸 小林
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Canon Inc
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/18Arrangement of plural eye-testing or -examining apparatus
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/14Arrangements specially adapted for eye photography
    • A61B3/145Arrangements specially adapted for eye photography by video means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/16Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for measuring intraocular pressure, e.g. tonometers
    • A61B3/165Non-contacting tonometers

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の大型化を防止し、機能性、操作性を損
わずに眼圧計と他の眼科装置を複合化する。 【構成】 眼圧測定光源17からの光束は、対物レンズ
5、ノズル6の内部を通り被検眼Eの角膜Ecに投影され
る。角膜Ecでの反射光束は、フォトディテクタ15に角
膜反射像として受光される。圧縮空気がノズル8から角
膜Ecへ噴出され、角膜Ecを圧平する。フォトディテクタ
15の出力が最大になった時点でのシリンダ26内の圧
力から眼圧が測定される。眼底撮影する際は、ピボット
29を中心に加圧測定ユニット25を回転し、光路L1か
ら退避させる。眼底照明光源1からの光束は被検眼Eの
眼底Erへ投影され、眼底Erでの反射光束は、跳ね上げミ
ラー10で反射され、テレビカメラ20に眼底像として
撮像される。また、跳ね上げミラー10を光路から退避
させるとフィルム11に眼底像が撮影される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼科医院等で使用さ
れ、非接触眼圧計を主体とする眼科装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】(1) 従来、空気をノズルから角膜に吹き
付け、その変形を検出して眼圧値を求める非接触眼圧計
に、眼屈折計、眼底カメラ、スリットランプ等を組合わ
せた複合検眼装置が提案されている。
【0003】(2) 従来、この種の非接触眼圧計では、空
気の噴射方向と被検眼の視軸方向とが合致するように設
けられ、例えば特公昭54−38437号公報に開示さ
れているように、空気を圧縮するピストンは圧縮工程時
にソレノイドで駆動され、戻り行程時に復帰ばねで引き
戻されるようになっている。しかしながら、ピストンが
復帰ばねで引き戻されるとき、被検眼の涙液等がノズル
からシリンダ内に吸い込まれ、シリンダ内の光学部材内
面に付着して光学部材の透明性が損われることが多い。
【0004】その対策として特公昭64−49534号
公報が開示されており、ここではノズルの外にバルブを
備えた開口を設け、このバルブをソレノイドによって開
閉して空気の流れを制御するようにしている。また、同
様な対策として特開平2−104331号公報が開示さ
れ、ここではピストンの端部に圧縮工程時に閉止し、戻
り工程時に開口する逆止弁を設け、その下方からフィル
タを通した空気をモータファンによって送出するように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】(イ) しかしながら(1)
の従来例においては、眼圧計は空気の噴射方向と被検眼
の視軸方向が合致しているため、他の眼科装置との複合
化や小型化が困難になっており、また複合化すると可動
部が大型化、複雑化し、機能性や操作性において必ずし
も好ましい状態ではない。特に、被検眼と装置とアライ
メントとするための前眼部観察装置を組み込もうとする
と、装置が更に複雑化する可能性がある。
【0006】(ロ) また、(2) の従来例は、ノズルの他に
バルブを備えた開口を設け、そのバルブをソレノイドで
制御するため開口が完全に閉じなかったり、ソレノイド
を制御するために装置が複雑になったり、ソレノイドに
作動音が発生したりする欠点がある。また、シリンダ下
端側を密閉する部材や、そこに設けた穴を通してピスト
ンを駆動するため、ユニバーサルジョイント、モータフ
ァン、エアフイルタ等の部品点数を多く必要とすると共
に複雑な構成になっている。更に、空気の噴射方向と被
検眼の視軸方向が合致しているため、他の光学機器との
複合化や小型化が困難になっている。
【0007】本発明の第1の目的は、上述の問題点(イ)
を解消し、例えば眼圧測定装置に他の装置を複合して
も、可動部によって装置が大型化することがなく、かつ
操作性や機能性も損うことのない設計上の自由度の高い
眼科装置を提供することにある。
【0008】本発明の第2の目的は、上述の問題点(ロ)
を解消し、簡単な構成でシリンダ内に涙液等を吸収する
ことのない眼科装置を提供することにある。
【0009】
【問題を解決する手段】上述の目的を達成するための本
発明に係る第1の眼科装置は、被検眼の前眼部を映出す
るための観察用光学系を有する前眼部撮影系と、前記観
察用光学系の少なくとも対物部との共通光路を有する検
査用光学系を介して被検眼からの光束を受光することに
より被検眼検査を実行する眼検査系と、ノズルを介して
被検眼に流体を噴出する加圧系と、該加圧糸による被検
眼の変形を検出して被検眼の眼圧を測定する眼圧測定系
を有する眼科装置において、前記ノズルは少なくとも前
記眼検査系による検査時には前記検査用光学系の前記対
物部との共通光路外に配されることを特徴とする。
【0010】また、第2の眼科装置は、検査用光学系を
介して被検眼からの光束を受光することにより被検眼検
査を実行する眼検査系と、ノズルを介して被検眼へ流体
を噴出する加圧系と、該加圧系による被検眼の変形を光
電的に検出することにより被検眼の眼圧を測定する眼圧
測定系とを有する眼科装置において、前記ノズルは前記
検査用光学系の光軸から退避された位置に配置し、前記
検査用光学系の光軸に対して傾斜した方向から被検眼に
流体を噴出することを特徴とする。
【0011】第3の眼科装置は、ノズルを介して被検眼
に流体を噴き出す加圧系と、該加圧系による被検眼の変
形を光電的に検出して被検眼の眼圧を測定する変形検出
系とを有する眼科装置において、前記ノズルは流体を被
検眼の角膜頂点以外の部位に略垂直方向に噴出すること
を特徴とする。
【0012】第4の眼科装置は、シリンダ内の気体をピ
ストンにより圧縮してノズルから被検眼の角膜に噴射
し、その変形を光学的に検出して眼圧を求める眼科装置
において、前記ピストンに復帰手段を設け、前記シリン
ダ内径と前記ピストン外径との間に僅かな隙間を設け、
前記ピストンと前記ノズルの気体噴出口の間に気体逆流
防止手段を設けたことを特徴とする。
【0013】第5の眼科装置は、シリンダ内の空気をピ
ストンにより圧縮してノズルから被検眼の角膜に噴射
し、その変形を光学的に検出して眼圧を求める眼科装置
において、前記ピストンに復帰手段を設け、前記シリン
ダ内径と前記ピストン外径との間に僅かな間隙を設け、
前記ピストンと被検眼側の気体流路に少なくとも前記ピ
ストンの戻り工程時に前記流路を遮断する気体流路遮断
手段を設けたことを特徴とする。
【0014】第6の眼科装置は、シリンダ内の気体をピ
ストンにより圧縮してノズルから被検眼の角膜に噴射
し、その変形を光学的に検出して眼圧を求める眼科装置
において、前記ピストンを駆動するピストン駆動手段に
前記ピストンの圧縮行程時に駆動抵抗を小さくし、戻り
行程時に駆動抵抗を大きくする一方向制動手段を設けた
ことを特徴とする。
【0015】
【作用】上述の構成を有する第1の眼科装置は、眼検査
系における眼圧測定以外の被検眼検査を行う場合に、検
査用光学系と観察用光学系との共通光路から加圧糸のノ
ズルを退避させる。
【0016】また第2の眼科装置は、眼検査系の検査用
光学系の光軸から退避されたノズルを介して、この光軸
に対して傾斜した方向から被検眼に流体を噴出して被検
眼を変形させ、被検眼の変形量を眼圧測定系において光
電的に検知して眼圧を測定する。
【0017】第3の眼科装置は、被検眼と対向している
ノズルから流体を被検眼の角膜頂点以外の部位に略垂直
方向に噴出し、眼圧測定系において被検眼の変形量を変
形検出系で光電的に検出して被検眼の眼圧を測定する。
【0018】第4の眼科装置は、シリンダ内径とピスト
ン外径との間に僅かな隙間を設け、ピストンとノズルの
噴出口との間に気体逆流防止手段を設けたので、気体は
ピストンの戻り行程時に僅かな隙間から吸入されるがノ
ズルからは吸入されない。
【0019】第5の眼科装置は、シリンダ内径とピスト
ン外径との間に僅かな間隙を設け、ピストンと被検眼側
の気体流路にピストンの戻り工程時に気体流路を遮断す
る気体流路遮断手段を設けたので、気体はピストンの戻
り工程時に僅かな間隙から吸入されるが、被検眼側の気
体流路からは吸入されない。
【0020】第6の眼科装置は、ピストン駆動手段にピ
ストンの圧縮行程時に駆動抵抗を小さくて戻り行程時に
駆動抵抗を大きくする一方向制動手段を連設したので、
ピストンの圧縮工程は迅速に行われるがピストンの戻り
行程は徐々に行われる。
【0021】
【実施例】本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。図1は眼圧計と眼底カメラを複合した場合の第1
の実施例の構成図である。赤外光を発する眼底照明光源
1から被検眼Eに至る光路L1上には、レンズ2、孔あき
ミラー3、可動ミラー4、対物レンズ5、窓部材6、光
透過材から成る保持光学部材7によって保持されたノズ
ル8が配置され、孔あきミラー3の背後の光路L2上に
は、結像レンズ9a、9b、跳ね上げミラー10、フィ
ルム11が配列されている。可動ミラー4の反射方向の
光路L3には、赤外光を透過し可視光を反射するダイクロ
イックミラー12、ハーフミラー13、レンズ14、フ
ォトディテクタ15が配置され、ハーフミラー13の反
射方向の光路上にはレンズ16、赤外光を発する眼圧測
定光源17が設けられている。また、跳ね上げミラー1
0の反射方向の光路L4には、レンズ18、可動ミラー1
9、ミラー20、レンズ21、テレビカメラ22が配置
されている。更に、ダイクロイックミラー12と可動ミ
ラー19の間の光路L5には、レンズ23、24が配置さ
れている。
【0022】被検眼Eに空気を噴出する加圧ユニット2
5は、ノズル8、シリンダ26、ピストン27、流体路
28から構成され、加圧測定ユニット25全体は手動又
は電動によりピボット29を中心に回転移動され、光路
L1上から挿脱自在とされている。
【0023】前眼部を観察する場合には、可動ミラー
4、19を実線の位置に移動させる。前眼部での反射光
束は、窓部材6、対物レンズ5を通り、可動ミラー4、
ダイクロイックミラー12でそれぞれ反射され、レンズ
23、24、可動ミラー19、ミラー20、レンズ21
を介してテレビカメラ22に前眼部像として結像され、
図示しないテレビモニタに映出される。検者はこのテレ
ビモニタを観察して位置合わせを行う。
【0024】眼圧を測定する場合には、加圧ユニット2
5を光路L1に挿入し、可動ミラー4、19を実線の位置
に移動する。眼圧測定光源17からの赤外光束は、レン
ズ16を通り、ハーフミラー13で反射され、ダイクロ
イックミラー12を通り、可動ミラー4で反射され、対
物レンズ5、窓部材6、ノズル8の内部を通り、被検眼
Eの角膜Ecに投影される。角膜Ecでの反射光束は、同じ
光路L1、L3上を戻り、ハーフミラー13、レンズ14を
通り、フォトディテクタ15で角膜反射像として受光さ
れる。
【0025】シリンダ26内の空気をピストン27を駆
動して圧縮すると、圧縮された空気は流体路28を通っ
てノズル8から噴出し、被検眼Eの角膜Ecに吹き付けら
れ、角膜Ecを圧平させる。この変形のため角膜Ecの曲率
が変化し、これに伴いフォトディテクタ15上の角膜反
射像の受光位置も変化する。予め、角膜Ecの変形量を決
定しておき、この変形量が与えられた角膜Ecと共役位置
にフォトディテクタ15を配置しておけば、フォトディ
テクタ15からの角膜反射像の受光信号の出力が最大と
なることから所定の変形が角膜Ecに与えられたと判断で
き、この時点のシリンダ26内の圧力を図示しない圧力
測定手段を用いて求め、これを眼圧値に換算すればよ
い。
【0026】また、眼底像を撮影する場合には、加圧測
定ユニット25をピボット29を中心に回転移動して、
点線の位置へ光路L1上から退避させ、同時に可動ミラー
4、19も点線の位置に移動する。眼底照明光源1から
の光束はレンズ2、孔あきミラー3、対物レンズ5を通
り、被検眼Eの眼底Erを照明する。眼底Erでの反射光束
は、対物レンズ5、孔あきミラー3、結像レンズ9a、
9bを通り、跳ね上げミラー10で反射され、レンズ1
8、ミラー20、レンズ21を通り、テレビカメラ22
に眼底像として結像され、図示しないテレビモニタに映
出される。検者はこのテレビモニタを観察しながら位置
合わせを行う。位置合わせの終了後に、跳ね上げミラー
10を点線の位置に移動すると、眼底像がフィルム11
上に撮影される。
【0027】本実施例においては、複合のための可動部
は加圧測定ユニット25を上下方向、つまり一次元方向
に駆動する機構のみのため、構造が簡単で大型化するこ
とはない。
【0028】図2は眼圧計と眼屈折計を複合した第2の
実施例の構成図である。眼屈折測定光源31からダイク
ロイックミラー32に至る光路L6には、レンズ33、瞳
と共役関係にある中心開口絞り34、孔あきミラー3
5、ミラー36、レンズ37が配列され、ダイクロイッ
クミラー32の背後の光路L7には、対物レンズ38、ダ
イクロイックミラー39、レンズ40、ダイクロイック
ミラー41、撮像素子42が配列されている。孔あきミ
ラー35からダイクロイックミラー41に至る光路L8上
には、6孔絞り43、6個のくさびプリズムから成る分
離プリズム44、レンズ45が配列されている。ダイク
ロイックミラー39の反射方向の光路L9には、ハーフミ
ラー46、レンズ47、フォトディテクタ48が設けら
れ、ハーフミラー46の入射方向にはレンズ49、眼圧
測定光源50が設けられている。
【0029】更に、角膜Ecを変形させる加圧測定ユニッ
ト51は、ノズル52、窓部材53、可撓管54、流体
路55、図示しないチャンバから成り、加圧ユニット5
1全体はソレノイド56によって回転移動され、光路L7
上から挿脱自在とされている。
【0030】前眼部を観察する場合は、加圧ユニット5
1を光路L7上に挿入したままでも支障はなく、前眼部か
らの光束はダイクロックミラー32、対物レンズ38、
ダイクロックミラー39、レンズ40、ダイクロックミ
ラー41を通り撮像素子42上に前眼部像として結像さ
れ、図示しないテレビモニタに映出される。検者はこの
テレビモニタを観察しながら位置合わせを行う。
【0031】眼圧を測定する場合には、眼圧測定光源5
0からの光束はレンズ49を通り、ハーフミラー46、
ダイクロイックミラー39でそれぞれ反射され、対物レ
ンズ38、ダイクロイックミラー32、窓部材53、ノ
ズル52の内部を通過して被検眼Eの角膜Ecに投影され
る。角膜Ecでの反射光束はノズル31の周囲、ダイクロ
ックミラー32を通過して、対物レンズ38を通りダイ
クロイックミラー39で反射され、ハーフミラー46、
レンズ47を通り、フォトディテクタ48上で角膜反射
像として受光される。
【0032】加圧ユニット51の図示しないチャンバか
らの空気Aは可撓管54、流体路55を通り、ノズル5
2から噴出されて、被検眼Eの角膜Ecを変形させる。フ
ォトディテクタ48の角膜反射像の受光信号から角膜Ec
が所定の変形を与えられていると検出されると、この時
点での空気Aの圧力から被検眼Eの眼圧が求められる。
【0033】また、眼屈折力を測定する場合には、上述
の前眼部観察を行う前或いは後に、ソレノイド56に通
電して、加圧ユニット51を光路L7上から退避させる。
眼屈折測定光源31を点灯すると、眼屈折測定光源31
からの赤外光束は、レンズ43、中心開口絞り34、孔
あきミラー35を通り、ミラー36で反射され、レンズ
37を通り、ダイクロイックミラー32で反射されて、
眼底Erに点状に投影される。眼底Erでの反射光は同じ光
路を戻り、孔あきミラー35で反射され、6孔絞り4
3、分離プリズム44、レンズ45を通り、ダイクロイ
ックミラー41で反射され、撮像素子42上に6個のス
ポット像として結像する。これらのスポット像の受光位
置を、図示しない演算手段において解析して眼屈折値を
求める。
【0034】図3は第3の実施例の構成図であり、第2
の実施例と同様に眼圧計と眼屈折計を複合したものであ
る。ここでは、眼圧測定光学系及び加圧系の一部を収納
しているヘッド61は、眼屈折計62にアーム63を介
して支持され、軸64を中心に手動又は電動により回転
されて、光路L10 から退避自在とされている。
【0035】被検眼Eの前方の光路L10 には、透明部材
65、ノズル66、窓部材67、光分割部材68、対物
レンズ69、撮像素子70が配置され、撮像素子70の
出力はテレビモニタ71に接続されている。なお、この
うち対物レンズ69、撮像素子70、テレビモニタ71
は眼屈折計62に設けられ、その他の部材はヘッド61
に設けられている。また、ヘッド61内の光分割部材6
8の反射方向の光路L11 上には、レンズ72、ハーフミ
ラー73、74、フォトディテクタ75が配列されてい
る。更に、ハーフミラー73、74のそれぞれの反射方
向には眼圧測定光源76、フォトディテクタ77が設け
られている。
【0036】また、眼屈折計62内には被検眼Eに空気
を吹き付けるためのチャンバ78、ポンプ79が設けら
れており、チャンバ78には電磁弁80を介してノズル
66と接続されている可撓管81が接続されて、更に、
チャンバ78の内部には、圧力センサ82が設けられて
いる。
【0037】前眼部を観察する場合には、ヘッド61を
光路L10 に挿入したままでもよく、前眼部からの光束は
透明部材65、光分割部材68、対物レンズ69を通
り、撮像素子70上に前眼部像として投影され、テレビ
モニタ71に映出される。検者はこのテレビモニタ71
を観察しながら位置合わせを行う。
【0038】眼圧を測定する場合には、ヘッド61を光
路L10 に挿入する。眼圧測定光源76からの光束はハー
フミラー73で反射され、レンズ72を通り、光分割部
材68により反射され、窓部材67、ノズル66の内部
を通過して被検眼Eの角膜Ecに投影される。角膜Ecでの
反射光束は、透明部材65、ノズル66の周囲を通り、
光分割部材68により反射され、レンズ72、ハーフミ
ラー73を通り、ハーフミラー74で2方向に分割され
て、それぞれフォトディテクタ75、77に角膜反射像
像として受光される。
【0039】フォトディテクタ77は角膜Ecの位置合わ
せを監視しており、角膜Ecが所定の位置になるとフォト
ディテクタ77からの出力は最大になる。フォトディテ
クタ77からの出力が最大になる時点で電磁弁80を開
くと、ポンプ79で圧縮されたチャンバ78内の空気が
可撓管81を通り、ノズル66から角膜Ecへ噴出され、
角膜Ecを変形させる。変形により角膜Ecの曲率が一定量
変化して、角膜Ecとフォトディテクタ75が共役になる
と、フォトディテクタ75による角膜反射像の受光信号
の出力が最大になる。フォトディテクタ75からの受光
信号の出力が最大になった時点のチャンバ78内の圧力
を圧力センサ82で検出し、眼圧値に換算する。
【0040】眼屈折計値を測定する場合には、ヘッド6
1全体を軸64を中心に回転して光路L10 から退避させ
る。眼屈折計62の対物レンズ69からの光路L10 を分
岐した形で配置された図示しない公知の眼屈折用システ
ムにおいて測定を行う。なお、ヘッド61内の光源76
の一部を可視光束として固視灯として用いてもよく、或
いは眼屈折計62に視標を内蔵させてもよい。また、モ
ニタテレビ71の代りに拡大レンズ系とし、このレンズ
系を覗くことにより被検眼Eを観察することもできる。
【0041】図4は第4の実施例の構成図であり、眼圧
測定光学系及び加圧系を収納するヘッド91は、眼屈折
計92にアーム93で支持され軸94を中心に回転自在
とされて、光路L12 から退避可能とされている。更に、
ヘッド91の側面の透明部材95から対物レンズ96に
至るに光路L12 上には、保持光学部材97に保持された
ノズル98、光分割部材99、窓部材100が配置され
ている。更に、光路L12 に関して対称な光路L13 、L14
上には眼圧測定光学系が配置されており、眼底照明光源
101a、101bから被検眼Eに至る光路L13 、L14
上にはそれぞれハーフミラー102a、102b、レン
ズ103a、103bが配置され、ハーフミラー102
a、102bの反射方向の光路上にはハーフミラー10
4a、104b、フォトディテクタ105a、105b
が配置され、ハーフミラー104a、104bの反射方
向の光路上にはフォトディテクタ106a、106bが
配置されている。なお、フォトディテクタ105a、1
05bは角膜Ecの変形量検知用であり、フォトディテク
タ106a、106bは角膜Ecの位置検知用である。更
に、ヘッド91の内部には、シリンダ107、ソレノイ
ド108に駆動されるピストン109から成る加圧ユニ
ットが設けられている。
【0042】眼圧を測定する場合には、眼底照明光源1
01a、101bからの光束はハーフミラー102a、
102bを通過し、レンズ103a、103bによって
平行光にされて透明部材95を通り角膜Ecに投影され
る。角膜Ecでの反射光束はそれぞれ入射光路と反対側の
光路を進みレンズ103b、103a、ハーフミラー1
02b、102aを通り、ハーフミラー104b、10
4aで2方向に分割されフォトディテクタ106b、1
06aに角膜反射像として受光される。
【0043】検者は被検眼Eにヘッド91を位置合わせ
し、フォトディテクタ106a、106bの出力信号が
最大になるようにする。フォトディテクタ106a、1
06bの出力信号が最大となった時点でソレノイド10
8へ通電すると、ピストン109が押し上げられ、シリ
ンダ107の内部の空気が圧縮され、ノズル108を介
して被検眼Eの角膜Ecへ噴出される。角膜Ecが所定の変
形となるとフォトディテクタ105a、105bの出力
信号が変化する。そして、フォトディテクタ105a、
105bの出力信号が最大になった時点のシリンダ10
7内部の圧力が眼圧に換算される。
【0044】眼屈折を測定する際には、眼屈折計92内
部の図示しない光源を点灯させ被検眼Eに光束を投影
し、被検眼Eからの反射光束が眼屈折計92で受光さ
れ、眼屈折値が算出される。
【0045】図5は眼圧計と眼屈折計、角膜曲率測定計
を複合した第5の実施例の平面図、図6はその側面図、
図7はその正面図である。ここでは、上述した実施例と
異なり、眼圧計と眼屈折計の光軸高さが異なるようにさ
れている。
【0046】眼底照明光源111から被検眼Eに至る光
路L15 上には、レンズ112、ハーフミラー113、ダ
イクロックミラー114、窓部材115、2枚の透明な
保持光学部材116a、116bで保持されているノズ
ル117が配置されている。眼屈折測定光源118から
ノズル117に至る光路L16 上にはレンズ119、中心
開口絞り120、孔あきミラー121、ミラー122、
レンズ123、ダイクロックミラー114が配置されて
おり、図6に示すように光路L15 はノズル117の内部
を通り、光路L16 はノズル117の外部を通る。
【0047】ハーフミラー113の背後の光路L17 上に
は、レンズ124、ダイクロイックミラー125、光路
L17 から退避自在の絞り126、ダイクロイックミラー
127、レンズ128、ダイクロイックミラー129、
撮像素子130が配置されている。なお、絞り126は
角膜曲率測定時に、レンズ124の後方焦点の位置に挿
入される。
【0048】孔あきミラー121からダイクロックミラ
ー129に至る光路L18 上には6孔絞り131、レンズ
132、6個のくさびプリズムから成る分離プリズム1
33が配置されている。ダイクロイックミラー125の
反射方向の光路L19 には、光軸方向に移動可能な可動レ
ンズ134、視標135が配置され、ダイクロイックミ
ラー127の反射方向の光路L20 には、レンズ136、
フォトディテクタ137が配置されている。更に、被検
眼Eの近傍の光路L15 の周囲には、図7に示すように4
個の角膜曲率測定光源138a〜138d、コリメータ
レンズ139a〜139dが配置されている。
【0049】一方、図6に示すように被検眼Eの角膜Ec
に空気を吹き付けるためのノズル117には、圧力セン
サ140を設けたチャンバ141を介して加圧手段14
2が連結されている。
【0050】前眼部を観察する際には、前眼部からの光
束は保持光学部材116a、116b、窓部材115、
ダイクロックミラー114、ハーフミラー113、レン
ズ124、ダイクロックミラー125、127、レンズ
128、ダイクロックミラー129を通り、撮像素子1
30で前眼部像として投影され、図示しないテレビモニ
タに映出される。
【0051】眼圧を測定する場合には、図6に示す実線
の被検眼Eが測定対象となるように光軸L15 に位置合わ
せを行う。また、眼屈折値を測定する際は点線の被検眼
E’が測定対象となるように光軸L16 に位置合わせを行
う。実際の測定においては被検眼Eを固定し、テレビモ
ニタを観察しながら装置を上下方向に移動させ、位置合
わせをする。
【0052】この際に、テレビモニタ上にアライメント
マークを電気的に合成発生させることが好ましく、眼圧
測定時には図8(a) に示すようにテレビモニタ143の
上方に発生されたアライメントマークM1を用いて、眼屈
折測定時には図8(b) に示すテレビモニタ143の下方
に発生されたアライメントマークM2を用いて、それぞれ
被検眼Eの瞳孔とアライメントマークM1、M2が同心円状
になるよう装置を移動させればよい。また、本実施例で
は図6で示すように眼圧測定で使用する光路L15 と、眼
屈折測定で使用する光路L16 とは高さが異なるので、テ
レビモニタ143上の画面を縦長にして使用すると効率
が良い。
【0053】眼圧を測定する場合は、眼圧測定光源11
1から出射された光束は、レンズ112、ハーフミラー
113、ダイクロイックミラー114、窓部材115、
ノズル117の内部を通り、被検眼Eの角膜Ecに投影さ
れる。角膜Ecでの反射光束は同じ光路を戻り、ハーフミ
ラー113、レンズ124、ダイクロックミラー125
を通り、ダイクロックミラー127で反射されレンズ1
36を通り、フォトディテクタ137上で角膜反射像と
して受光される。加圧手段142においてチャンバ14
1の圧縮された空気が、ノズル117を介して角膜Ecに
吹き付けられて角膜Ecが圧平され、角膜Ecの曲率が変化
する。眼圧測定光源111による角膜反射像がフォトデ
ィテクタ137と共役になると、フォトディテクタ13
7の出力は最大となる。このフォトディテクタ137の
出力が最大となったときのチャンバ141内の圧力を圧
力センサ140で測定して眼圧を求める。
【0054】眼屈折値を測定する場合には、図示しない
位置合わせ用の上下動機構により、ノズル117を光路
L16 から退避させ、図6に示す実線の被検眼Eを対象に
光路L16 を合わせる。視標135からの光束は、レンズ
134、ダイクロックミラー125、レンズ124、ハ
ーフミラー113、ダイクロックミラー114、窓部材
115、保持光学部材116b、116aを通り、眼底
Erに投影される。
【0055】検者はレンズ134を矢印方向に移動して
視標135による視度を変化させて被検眼Eの視度を誘
導する。眼屈折測定光源118から出射された光束は、
レンズ119、中心開口絞り120、孔あきミラー12
1、ミラー122、レンズ123、ダイクロイックミラ
ー114、窓部材115及び保持光学部材116b、1
16aを通過して眼底Erに点状に投影される。眼底Erで
の反射光束は同じ光路L16 を戻り、孔あきミラー121
で反射され、6孔絞り131、レンズ132、分離プリ
ズム133を通過して、ダイクロイックミラー129に
より反射され、撮像素子130上に6個の眼底反射光束
像として受光され、この眼底反射光束像の受光位置を図
示しない演算手段により計算して眼屈折値を求める。
【0056】角膜曲率を測定する場合には、レンズ12
4の後方焦点に絞り126を挿入する。4個の角膜曲率
測定光源138a〜138dからの光束はそれぞれ対応
する4個のコリメータレンズ139a〜139dを通り
角膜Ec上で4個の光源像K1〜K4として結像する。角膜Ec
での反射光束は、保持光学部材116a、116b、窓
部材115、ダイクロックミラー114、ハーフミラー
113、レンズ124、ダイクロックミラー125、絞
り126、ダイクロイックミラー127、レンズ12
8、ダイクロックミラー129を通り、撮像素子130
で光源像K1〜K4として撮像され、図8(c) に示すように
テレビモニタ143に映出される。このとき、アライメ
ントマークM3を発生させ、光源像K1〜K4と一致させるよ
うに位置合わせを行う。位置合わせが終了すると、光源
像の位置関係から角膜Ecの曲率が算出される。
【0057】本実施例では光路を上下に動かすので、眼
屈折計の光束がノズル117により遮光されることはな
い。従って、ノズル117を眼屈折測定時に動かす必要
はない。
【0058】図9は第6の実施例の構成図であり、眼圧
測定光路L21 及び眼屈折測定光路L22 は横方向にずれた
状態にある。眼圧測定光源151から被検眼Eに至る光
路L21 上には、レンズ152、ハーフミラー153、ダ
イクロックミラー154、窓部材155、保持光学部材
156a、156bにより保持されたノズル157が配
置され、ハーフミラー153の背後の光路上には、レン
ズ158、ダイクロイックミラー159、レンズ16
0、テレビカメラ161が配置されている。また、眼屈
折測定部162から被検眼Eに至る光路L21 とずれた光
路L22 上には、ダイクロックミラー163、ダイクロッ
クミラー154、窓部材155、保持光学部材156
a、156bが配置され、更にダイクロイックミラー1
63の反射方向の光路L23 には、レンズ164、テレビ
カメラ165が配置されている。テレビカメラ161、
165のそれぞれの出力は切換手段166を介してテレ
ビモニタ167に接続されている。また、ダイクロック
ミラー159の反射方向の光路L24 上には、レンズ16
8、視標169が配置されている。
【0059】前眼部像を観察する場合には、前眼部から
の光束は保持部材156a、156b、窓部材155を
通りダイクロックミラー154で2方向に分割される。
ダイクロックミラー154を透過した光束はハーフミラ
ー153、レンズ158、ダイクロックミラー159、
レンズ160を通りテレビカメラ161で前眼部像とし
て撮像され、ダイクロックミラー154で反射された光
束はダイクロックミラー163で反射され、レンズ16
4を通りテレビカメラ165で前眼部像として撮像され
る。切換手段166において、眼圧測定時にはテレビカ
メラ161からの信号をテレビモニタ167に導き、眼
屈折測定時にはテレビカメラ165からの信号をテレビ
モニタ167に導いて画像を映出する。
【0060】位置合わせをする際には、予めテレビモニ
タ167の中心に測定モードに合うアライメントマーク
を発生させて、眼圧測定時には光路L21 に対し位置合わ
せを行い、眼屈折測定時には光軸L22 に対し位置合わせ
を行うが、実際の調節量は5mm程度と僅かな量であ
る。
【0061】眼圧を測定する場合には、眼圧測定光源1
51からの光束は、レンズ152、ハーフミラー15
3、ダイクロックミラー154、窓部材155、ノズル
157の内部を通り角膜Ecに投影される。角膜Ecでの反
射光束は、保持部材156a、156bを通って同じ光
路を戻り、図示しない撮像素子に角膜反射像として受光
される。
【0062】眼圧測定時には、図示しない加圧手段から
の圧縮空気をノズル157から噴出させ角膜Ecを圧平す
る。撮像素子の出力信号から角膜Ecの変形量を検知し、
角膜Ecが所定の変形を与えられた時点のノズル157か
ら噴出される空気の圧力を求め眼圧値に換算する。
【0063】眼屈折値の測定をする際には、視標169
からの光束はレンズ168、ダイクロックミラー15
9、レンズ158、ハーフミラー153、ダイクロック
ミラー154、窓部材155、保持部材156b、15
6aを通り被検眼Eに投影され、被検眼Eの固視がなさ
れる。眼屈折測定部162からの光束はダイクロックミ
ラー163、154、窓部材155、保持部材156
b、156aを通り眼底Erに投影される。眼底Erでの反
射光束は同じ光路を戻り、眼屈折測定部162で受光さ
れ、眼屈折値が算出される。
【0064】図10は第7の実施例の構成図であり、図
9の第6の実施例と同一の符号は同一の部材を示してい
る。ここでは、透明材料から成る保持光学部材156
a、156bが眼屈折測定光路L22 に対して傾斜して設
けられ、保持光学部材156a、156bによる反射光
は眼屈折測定部162内の撮像素子に入射しないように
なっている。また、眼圧測定時に角膜Ecを変形するた
め、高圧チャンバ171からの空気は電磁弁172を開
放すると可撓管173を通り、ノズル157から噴出さ
れ、角膜Ecを変形させる。角膜Ecに所定の変形が与えら
れると、圧力センサ174で測定される圧力から眼圧が
求められる。
【0065】図11は非接触眼圧計と眼底カメラを複合
した第8の実施例の構成図であり、図12はその要部平
面図である。眼底照明光源181から被検眼E前方に至
る光路L25 上には、レンズ182、孔あきミラー18
3、視標184、対物レンズ185が配置され、孔あき
ミラー183の背後の光路L26 上には光路へ挿入自在の
凹レンズ186、レンズ187、跳上げミラー188、
フィルム189が順次に配置され、また、跳上げミラー
188の反射方向の光路上にはミラー190が配置さ
れ、ミラー190の反射方向の光路上にはレンズ19
1、赤外像を撮像するテレビカメラ192が配置され、
テレビカメラ192の出力はテレビモニタ193に接続
されている。
【0066】一方、被検眼Eから斜め下方に延びる空気
流軸N1上にはノズル194が配置され、ノズル194に
関して対称な2組の測定光学系、つまりハーフミラー1
95a、195b、眼圧測定光源196a、196bが
配置されている。また、ハーフミラー195a、195
bのそれぞれの反射方向には、レンズ197a、197
b、光電センサ198a、198bが配置されている。
また、ノズル194にはピストン200を嵌合したシリ
ンダ201が接続され、ピストン200はロッド202
及びアーム203を介してソレノイド204に連結さ
れ、シリンダ201の一部には、その内部の圧力を測定
するための圧力センサ205が設けられている。
【0067】眼底Erを撮影する場合には、実線で示す被
検眼Eを測定対象として位置合わせを行う。眼底照明光
源181からの光束はレンズ182を透過して孔あきミ
ラー183で反射し、対物レンズ185を透過して被検
眼Eの眼底Erを照明する。眼底Erでの反射光束は同じ光
路を戻り、レンズ187を通り跳ね上げミラー188、
ミラー190で反射されてレンズ191を通り、テレビ
カメラ192で撮像され、テレビモニタ193に眼底像
Prとして映出される。検者はこのテレビモニタ193を
観察しながら眼底像Prの焦点を合わせ、跳上げミラー1
88を光路L26から退避させるとフィルム189に眼底
像Prが記録される。
【0068】また、眼圧を測定する際には、視標184
からの光束は対物レンズ185を通り、被検眼Eの眼底
Erへ投影され被検眼Eの視線を少々下向きに誘導する。
眼圧測定光源196a、196bから出射した光束は、
ハーフミラー195a、195bを透過して角膜Ecで反
射像R、R’として結像する。角膜Ecでの反射光はハー
フミラー195a、195bで反射し、レンズ197
a、197bを透過して光電センサ198a、198b
で受光される。
【0069】前眼部からの光束は対物レンズ185、視
標184、孔あきミラー183、凹レンズ186、レン
ズ187を通り、跳ね上げミラー188、ミラー190
でそれぞれ反射されレンズ191を通り、視軸L31 と空
気流軸N1は同一平面内に位置しているため、テレビカメ
ラ192には角膜反射像R、R’と共に前眼部像Pfが撮
像され、図13に示すようにテレビモニタ193に映出
される。
【0070】位置合わせに際しては、先ず電気的に発生
された位置合わせマークPm、Pm’とテレビモニタ197
の反射像R、R’を一致させて大略の位置合わせを行
い、次に光電センサ198a、198bからの受光信号
に基づき電子的に発生された格子状のアライメントマー
クAmと固定基準マークSmを合わせてより正確な位置合わ
せを行う。アライメントマークAmの格子の間隔を変化さ
せると、角膜反射像R、R’のピントが調整される。こ
こで、光電センサ198a、198bは図14に示すよ
うに4葉素子から成り、図14(a) に示すようピントが
合うと反射像R、R’と光電センサ198a、198b
は略同じ大きさになり、位置が合うと反射像R、R’と
光電センサ198a、198bは重なる。
【0071】角膜反射像R、R’に対する位置及びピン
ト合わせの終了後に、ソレノイド204に通電してピス
トン200が駆動されると、シリンダ201内の空気が
圧縮されて、空気がノズル194から被検眼E’の角膜
Ecに斜め方向から吹き付けられ、変形により角膜Ecの曲
率が緩やかになり、図14(b) に示すようにテレビモニ
タ193に映出された反射像R、R’のピントが外れた
状態になり、光電センサ198a、198bからの受光
信号が減少する。光電センサ198a、198bの受光
信号が予め設定した値まで減少した時点のシリンダ20
1内の圧力を圧力センサ205で測定しその値を換算し
て眼圧を求める。
【0072】このとき、本実施例のように空気を角膜Ec
の頂点よりも下方の位置で角膜Ecに垂直に吹き付けるよ
うにしても、角膜Ecの頂点に吹き付ける場合と同様の測
定値を得ることができる。本実施例では、被検眼Eとノ
ズル194を比較的離して設置しているため、眼底Erを
撮影する際に操作上の不都合が生ずることはない。
【0073】図15は非接触眼圧計と眼屈折計を複合し
た第9の実施例の構成図であり、ここではダイクロック
ミラー211からテレビカメラ212に至る光路L32 上
には光路から退避自在の可動レンズ213、レンズ21
4が配置され、ダイクロイックミラー211の入反射方
向には眼屈折測定光学部215が配置されている。ま
た、テレビカメラ212の出力はテレビモニタ216に
接続され、更に、図11と同様の構成のノズル194等
から成る加圧系が設けられている。
【0074】前眼部からの光束はダイクロックミラー2
11、レンズ214を通り、テレビカメラ212で撮像
され、テレビモニタ216に前眼部像Pfとして映出され
る。検者はこのテレビモニタ216を観察しながら位置
合わせを行う。
【0075】眼屈折測定の際には、可動レンズ213を
光路に挿入せず、図15に示すように前眼部像Pfを拡大
せずに被検眼Eを測定対象として位置合わせを行う。ま
た眼圧測定の際は、可動レンズ213を光路に挿入し
て、図16に示すように前眼部像Pfを拡大して被検眼
E’を測定対象としてアライメントを行う。この際に、
図示しない眼圧測定光源による角膜反射像R、R’も映
出されている。
【0076】位置合わせに際しては、上述の実施例と同
様に、先ず電気的に発生された位置合わせマークPm、P
m’とテレビモニタ216上の反射像R、R’を一致さ
せて大略の位置合わせを行い、次に光電センサ198
a、198bからの受光信号に基づいて電子的に発生さ
れた格子状のアライメントマークAmと固定基準マークSm
と合わせて、より正確な位置合わせを行う。
【0077】眼屈折測定光学部215からの光束はダイ
クロックミラー211で反射され、被検眼Eの眼底Erに
投影される。眼底Erでの反射光束は同じ光路を戻り、眼
屈折測定光学部215で受光され眼屈折値が求められ
る。
【0078】図17は第10の実施例の構成図であり、
検者を必要とせずに自ら測定できる携帯用の眼圧計を示
している。固視灯221から被検眼Eに至る光路L33 上
には、中央に開口部222aを有する孔あき凹面鏡22
2が配置され、この孔あき凹面鏡222の両側には図1
8に示すように眼圧測定光源223a、223bが配置
されている。更に、孔あき凹面鏡222の下方の空気流
軸N2上には、圧力センサ224が取り付けられたノズル
225が配置され、このノズル225には電磁弁226
を介して空気溜め227、ポンプ228が連結されてい
る。
【0079】固視灯221からの光束は孔あき凹面鏡2
22の開口部222aを通って被検眼Eの眼底像Erに投
影され、被検眼Eの視線を誘導する。眼圧測定光源22
3a、223bからの光束は角膜Ecを照明し、角膜Ecで
反射像S、S’として結像し、これらの反射像S、S’
は孔あき凹面鏡222に拡大されて映出される。孔あき
凹面鏡222を観察しながら、反射像S、S’の中心に
固視灯221が位置するように被検者自身が位置合わせ
を行う。位置合わせの終了後に、ポンプ228により圧
縮された空気溜め227内の空気を、電磁弁226を開
いてノズル225から角膜Ecに吹き付け、角膜Ecが所定
の変形をしたときの圧力を圧力センサ224で測定して
眼圧に換算する。
【0080】空気流軸N2が角膜Ecに垂直方向、つまり角
膜Ecの径線方向を向くようにノズル225を移動し位置
合わせを行うが、位置合わせが完了すると自動的に電磁
弁226が開くようにしておくとよい。ここでは、空気
流軸N2方向に測定光学系が配置されていないので、ノズ
ル225の直後に空気溜め227を設置することができ
るため、空気溜め227の容積を小型にすることができ
ると共に、装置全体を小型にすることができる。
【0081】なお、電磁弁226のノズル225側に流
速調節弁を付設し、この流速調節弁によりノズル225
から噴出する空気の速度を調節するようにしてもよい。
また、測定光学系には角膜Ecが所定の変形をしたときに
角膜反射像S、S’の受光信号が最大になるよう測定光
学系を設けることもできる。更に、孔あき凹面鏡222
は赤外光を透過するようにし、眼圧測定光源223a、
223bを赤外光としてもよい。
【0082】上述の各実施例ではノズルの気体流軸と他
の検眼手段の視軸とを斜めに分離したため、それぞれの
機能を損うことがなく複合化や小型化が容易になる。
【0083】図19は眼圧計と眼底カメラを複合した第
11の実施例の構成図であり、眼底照明光源231から
被検眼Eに至る光路L34 上には、レンズ232、孔あき
ミラー233、可動ミラー234、対物レンズ235が
配置され、孔あきミラー233の背後の光路上には、結
像レンズ236、跳ね上げミラー237、フィルム23
8が配置されている。可動ミラー234の反射方向の光
路L35 には、ミラー239、レンズ240、可動ミラー
241が設けられ、また、跳ね上げミラー237の反射
方向の光路L36 上には可動ミラー241、レンズ24
2、テレビカメラ243が配置され、テレビカメラ24
3の出力はテレビモニタ244に接続されている。
【0084】また、眼圧測定光源245から被検眼Eに
至る光路上には、ダイクロックミラー246、ハーフミ
ラー247、レンズ248、窓部材249、ガラス板2
50に保持された角膜Ecに対して斜め方向から対向する
ノズル251、孔あきレンズ252が配置されている。
また、ダイクロックミラー246の反射方向の光路上に
は固視灯253が配置され、ハーフミラー247の被検
眼Ecに対して反対方向の光路上にはハーフミラー25
4、円柱レンズ255、4素子センサ256が配置さ
れ、ハーフミラー254の反射方向の光路上には光電セ
ンサ257が配置されている。更に、ノズル251は2
58を介して加圧手段259と接続されており、管25
8とノズル251の間に圧力センサ260が設けられて
いる。
【0085】先ず眼底の撮影時には、可動ミラー23
4、241は点線の位置に配置される。眼底照明光源2
31からの光束はレンズ232、孔あきミラー233、
対物レンズ235を介して被検眼Eの眼底Erを照射す
る。眼底Erでの反射光束は同じ光路を戻り、孔あきミラ
ー233、レンズ236を通り、跳ね上げミラー237
で反射され、レンズ242を通り、赤外光用テレビカメ
ラ243で撮像され、テレビモニタ244上に眼底像Pr
として映出される。検者はこのテレビモニタ244を観
察しながら、被検眼Eと装置との位置合わせ眼底像のピ
ント合わせを行う。ピント合わせの完了後に、図示しな
い押釦を押すと、跳ね上げミラー237が跳ね上げられ
眼底像ががフィルム238上で撮影される。
【0086】眼圧を測定する場合には、固視灯253か
らの光束はダイクロックミラー246、ハーフミラー2
47でそれぞれ反射され、レンズ248、窓部材24
9、ノズル251の内部を通り被検眼Eに投影され、被
検眼Eの視線は下方へ誘導され、被検眼E’が測定対象
とされる。
【0087】眼圧測定光源245からの光束は、ダイク
ロイックミラー246、ハーフミラー247、レンズ2
48、窓部材249を経て、ノズル251の内部を通り
角膜Ecに投影される。角膜Ecでの反射光束は、ノズル2
51の孔の外側に位置する孔あきレンズ252、ガラス
板250、窓部材249、レンズ248、ハーフミラー
247を経て、ハーフミラー254で2方向に分割され
る。ハーフミラー254を透過した光束は円柱レンズ2
55を通り、4素子センサ256上に図14に示すよう
に角膜反射像として結像し、ハーフミラー254で反射
された光束も、光電センサ256上に角膜反射像として
結像する。
【0088】また、前眼部からの光束は対物レンズ23
5を通り、可動ミラー234、ミラー241、レンズ2
42を経てテレビカメラ243で撮像され、テレビモニ
タ314には前眼部像Pfとして角膜Ec上で結像した角膜
反射像Pcと共に映出される。検者はこのテレビモニタ2
44を観察しながらアライメントを行う。4素子センサ
256は前述の図14の光電センサ198と同様の構成
を有し、4素子センサ256の各素子の検出光量バラン
スに基づいて図示しない演算装置において、被検眼E’
の装置に対する三次元的位置が一意的に求められ、この
被検眼位置情報に基づいてテレビモニタ244上に2個
の十字型から成るアライメントマークAcが表示される。
【0089】アライメントマークAcは光路L34 方向の位
置を2個の十字の間隔で表示し、光路L34 に垂直方向の
位置を十字型の基準マークMcからの距離で表示して、 被
検眼E’の三次元的な位置を表示している。測定方向が
光路L34 の方向と異なっているので、水平及び垂直方向
に調整可能な摺動台を光路L34 方向にのみ動かした時に
は、マークAcの2個の十字の間隔のみ変化させ、被検眼
E’の光路垂直方向位置を示す検出値は変化するがアラ
イメントマークAcの位置は変化させないようにして、基
準マークMcにアライメントマークAcを一致させる。
【0090】位置合わせを終了すると、図示しない演算
装置によって自動的に加圧手段259からの圧縮空気が
管258を通りノズル251から噴出されて、角膜Ecを
変形させる。角膜Ecが所定の変形状態に達すると角膜Ec
の位置が光電センサ256と共役となり、光電センサ2
56からの角膜反射像Pcの受光信号出力が最大になる。
光電センサ256からの角膜反射像Pcの受光信号から最
大ピークを検出した時点での圧力センサ260の圧力値
から、被検眼Eの眼圧値が求められる。なお、前眼部の
観察は眼底像撮影前にも行えるようにしてもよい。
【0091】図21は第12の実施例の構成図であり、
眼底照明光源271から被検眼Eに至る光路L37 上に
は、レンズ272、孔あきミラー273、可動ミラー2
74、対物レンズ275、窓部材276、ガラス板27
7a、277bよって保持されたノズル278が配置さ
れ、孔あきミラー273の背後の光路上には、結像レン
ズ279、跳ね上げミラー280、フィルム281が配
列されている。また、跳ね上げミラー280の反射方向
の光路L38 には、可動ミラー282、レンズ283、赤
外光に感度を有するテレビカメラ284が配置されてい
る。可動ミラー274の反射方向の光路上には、レンズ
285、ハーフミラー286、ダイクロイックミラー2
87、眼圧測定光源288が配置され、ダイクロイック
ミラー287の反射方向には固視照明光源289が設け
られている。更にハーフミラー286から可動ミラー2
82に至る光路上にはダイクロイックミラー290、レ
ンズ291が配置され、ダイクロイックミラー290の
反射方向にはハーフミラー292、光電センサ293が
配置され、ハーフミラー292の反射方向には光電セン
サ294が配置されている。
【0092】ノズル278、ガラス板277a、227
b、窓部材276等から成る加圧ユニット295には、
シリンダ296、ソレノイド297によって駆動される
ピストン298、圧力センサ299を有する管300が
接続されている。また、加圧測定ユニット295は手動
又は電動によりピボット301を中心に回転移動され、
光路L37 から挿脱自在とされている。
【0093】眼底Erを撮影する場合には、加圧測定ユニ
ット295をピボット301により回転して点線で示す
ように光路L37 から退避させ、可動ミラー274、28
2は点線の位置に上げておく。眼底照明光源271から
の光束はレンズ272、孔あきミラー273、対物レン
ズ275を介して被検眼Eの眼底Erを照射する。眼底Er
での反射光束は同じ光路を戻り、孔あきミラー273の
孔、レンズ279を通り、跳ね上げミラー280で反射
され、レンズ283を通り赤外光撮影用のテレビカメラ
284で撮像され、図示しないテレビモニタ上に眼底像
Prとして映出される。検者はこのテレビモニタを観察し
ながら、被検眼Eと装置との位置合わせ及び眼底像Prの
ピント合わせを行う。位置合わせの終了後に、図示しな
い押釦を押すと、跳ね上げミラー280が跳ね上げられ
眼底像がフィルム281上で撮影される。
【0094】眼圧を測定する場合には、加圧測定ユニッ
ト295を光路L37 中に挿入し、可動ミラー274、2
82を実線位置に配置する。固視灯289からの光束は
ダイクロイックミラー287、ハーフミラー286、レ
ンズ285、可動ミラー274、対物レンズ275、窓
部材276、ノズル278の内部を通り被検眼Eの眼底
Erに投影される。被検者にノズル278の中に見える固
視照明光源289を凝視させ固視を行う。
【0095】眼圧測定光源288からの光束はダイクロ
イックミラー287、ハーフミラー286、可動ミラー
274、対物レンズ275、窓部材276を経て、ノズ
ル278の中を通って被検眼Eの角膜Ecに投影され、角
膜Ec上で角膜反射像として結像される。角膜Ecでの反射
光束はガラス板277a、227bを通って同じ光路を
戻り、ハーフミラー286、ダイクロイックミラー29
0で反射され、ダイクロイックミラー292で2方向に
分割され、それぞれセンサ293、294上に角膜反射
像として受光される。
【0096】また、前眼部からの光束はガラス板277
a、227b、対物レンズ275を通り、可動ミラー2
74で反射され、レンズ285、ハーフミラー286で
反射され、ダイクロックミラー290、レンズ291を
経て可動ミラー282で反射され、レンズ283を通
り、テレビカメラ284に角膜反射像と共に前眼部像が
撮像され、図示しないテレビモニタに映出される。検者
はこのテレビモニタを観察しながら位置合わせを行う。
角膜反射像と光電センサ294とが共役になると、光電
センサ294からの出力が最大になり、被検眼Eと装置
とが位置合わせが完了されたことが検知される。
【0097】光電センサ294からの出力が最大になる
と、図示しない演算装置により自動的にソレノイド29
7が駆動され、ピストン298によりシリンダ296の
空気が圧縮され、空気は管300を通り、ノズル278
からの角膜Ecへ吹き付けられ、角膜Ecを変形させる。所
定の変形状態の角膜Ecと光電センサ293が共役関係と
なると、光電センサ293からの出力が最大になる。光
電センサ293からの出力が最大になる時の圧力センサ
299の出力から眼圧が測定される。
【0098】本実施例においては、眼圧測定光源288
からの光束がノズル278の内部を通過するようにした
が、ガラス板277a、227bのほうを通過するよう
にしてもよい。例えば、角膜Ec上の対物レンズ275の
焦点位置に角膜反射像が結像されるようにし、角膜Ecへ
視軸に対して斜めの平行光束を投影し、この光束の通過
位置の光軸対称位置又はその共役位置に角膜反射像を受
光する光電センサを配置してもよい。角膜Ecが圧平され
ると、角膜Ecからの反射光束は入射光束に対して光軸対
称になるので、この光電センサの検出出力から角膜Ecの
圧平の状態が検出できる。また、アライメント用光電セ
ンサも同様に設けることができる。
【0099】なお、ガラス板277a、227bは被検
者に不安感を与えないように設けたものであり、特に必
要がなければ設けなくとも済む。
【0100】図22は第13の実施例の構成図であり、
被検眼Eの視線方向にはフロントガラス310、透明板
311、対物レンズ312、ハーフミラー313、集光
レンズ314、光電センサ315が順次に配置され、ハ
ーフミラー313の入射方向には投影レンズ316、光
源317が配置されている。フロントガラス310及び
透明板311はチャンバ318の壁の一部を構成し、フ
ロントガラス310の中央部にはノズル319が設けら
れ、チャンバ318の一部には圧力センサ320が設け
られている。チャンバ318は空気の流れを一方向に制
限する逆止弁321を介してシリンダ322に連結され
ている。このシリンダ322には、僅かな間隙Cを介し
てピストン323が嵌合され、このピストン323はロ
ッド324、アーム325を介して回転型のソレノイド
326に連結されている。更に、アーム325はピスト
ン323を引き戻すための復帰ばね327に連結されて
いる。
【0101】このような構成により、光源317から出
射した投影光は投影レンズ316を透過してハーフミラ
ー313で反射し、対物レンズ312を透過して角膜Ec
に投影される。角膜Ecでの反射光はフロンドガラス31
0、透明板311、対物レンズ312、ハーフミラー3
13、集光レンズ314を透過して光電センサ315で
検出される。
【0102】一方、測定指令に基づいてソレノイド32
6に通電すると、アーム325は鎖線方向に回転してピ
ストン323が鎖線で示す位置323’に急速に移動
し、シリンダ322内の空気が圧縮されて逆止弁321
を抵抗なく通過し、チャンバ318を通ってノズル31
9から角膜Ecに噴射される。ここで、シリンダ322内
の空気が急激に圧縮されても、隙間Cは僅かであるため
ここから空気が漏れることは極めて少なく、測定に支障
が生ずることはない。また、変形検出光学系は空気が噴
射されて角膜Ecの変形が所定の状態になったとき、光電
センサ315の出力が最大になるように構成されている
ため、このときのチャンバ318内の圧力を圧力センサ
320で検出し、その値を電気的手段によって換算して
眼圧値を求めることができる。
【0103】眼圧の測定が終了してソレノイド326へ
の通電を停止すると、ピストン323は復帰ばね327
により引き戻される。このとき、シリンダ322内は負
圧になるが、逆止弁321によって空気の流通が遮断さ
れるためノズル319から空気が吸入されることはな
く、シリンダ322内には隙間Cから少しずつ空気が吸
入されるため、ピストン323は徐々に戻ることにな
る。従って、隙間Cから空気が吸入されても、シリンダ
322は被検眼Eから離して設けられているので、その
隙間Cから涙液等が吸入されることはない。
【0104】なお、本実施例ではシリンダ322の下部
にエアフィルタFを設けてもよく、また、逆止弁321
をノズル319に設けてもよい。
【0105】図23は第14の実施例の構成図であり、
ここでは逆止弁321に代えて電磁弁328を設け、こ
の電磁弁328をピストン323の圧縮行程時に開いて
戻り行程時に閉じるようにしている。従って、第13の
実施例と同様の作用効果を得ることができる。なお、電
磁弁328にピストン323の戻り行程時に閉じる常開
型、或いは圧縮行程時に開く常閉型を用いる場合には、
ピストン323が元の位置に戻るまで、或いは次の圧縮
が指令されるまで電磁弁328を閉じているように制御
すればよい。
【0106】図24は第15の実施例の構成図であり、
ここでは逆止弁321及び電磁弁328の代りに、ノズ
ル319の先端開口319aを閉塞するための遮蔽板3
30を設け、この遮蔽板330をアーム331を介して
ソレノイド332により制御するようにしている。な
お、この遮蔽板330は開口319aを塞ぐのではな
く、フロントガラス310の全体を覆うようにしてもよ
い。
【0107】図25は第16の実施例の構成図であり、
ここでは逆止弁321、電磁弁328、遮蔽板330の
代りに、ピストン323の戻り行程を緩やかにするため
の制動機構をソレノイド326に設けている。また、チ
ャンバ318とシリンダ322を一体化したシリンダ3
40には、ピストン341が通常の状態で嵌合してい
る。また、アーム325は一部に追歯342aを有する
爪車342と軸343で一体化され、爪車342は制御
板344上にピン345で取り付けられた爪346と噛
合している。この爪346は制動板344に取り付けら
れたばね347により押圧され、爪車342の追歯34
2aと爪346の間にはラチェット機構が構成されてい
る。また、制動板344は板ばね29に固定されたブレ
ーキシュ349により押圧され、板ばね348はねじ3
50で本体351に固定されている。
【0108】このような構成によりソレノイド326に
通電すると、ソレノイド326は時計廻りに回転すると
共に爪車342も回転し、爪車342に一体化されたア
ーム325も回転する。アーム325の動きはロッド3
24を介してピストン341に伝えられ、ピストン34
1が圧縮行程に入る。ピストン341の圧縮行程により
圧縮されたシリンダ340内の空気は、ノズル319か
ら噴出して被検眼Eの角膜Ecに吹き付けられる。
【0109】一方、ソレノイド326への通電を停止す
ると、復帰ばね327によってアーム325が引き戻さ
れ、ピストン341が戻り行程に入る。このとき、爪車
342は反時計廻りに回転するが、爪車342の追歯3
42aと爪346はラチェット機構により噛み合った状
態にあるため、制動板344も共に回転しようとする。
制動板344はブレーキシュ349によって押圧されて
いるため、制動板344とブレーキシュ349の間に摩
擦力が生じ、制動板344の回転が制動されてアーム3
25は非常に緩慢な動きになる。従って、ピストン34
1の戻り行程によるノズル319から空気を吸引する力
は非常に弱くなり、空気が吹き付けられて被検眼Eから
飛散した涙液等は、ノズル319からシリンダ322内
に吸引されることもなく、透明板311等に付着するこ
ともない。
【0110】なお、本実施例において、爪車342と爪
346による一方向制動に代えて、ボールやころを挿入
して回転隙間の寸法を変化するようにした所謂転動体ク
ラッチを使用するか、或いは軸343にコイルばねを巻
き付け、軸343を巻き付け方向に回転するとコイルば
ねが締って回転力を伝え、軸343を反対方向に回転す
るとコイルばねが緩んで回転力を伝えない所謂ばねクラ
ッチを使用すれば、爪車342を用いる必要がなくな
り、爪車342の落ち込む音もなくなる。また、制動手
段には粘性を有する液体中で羽根車状の回転体を回転さ
せる所謂オイルダンパ等を用いてもよい。
【0111】図26は第17の実施例の構成図であり、
ここではラチェット機構による一方向制動に代えて、ボ
ール弁を有するダッシュポットの使用により両方向制動
を可能にしている。即ち、ピストン341の作動方向に
シリンダ360と、シリンダ360に僅かなな隙間Dを
有して嵌合したピストン361から成るダッシュポット
を設け、ピストン361をロッド362を介してロッド
324及びアーム325に連結している。ここで、ロッ
ド362はピン363によりアーム325に連接され、
アーム325はピン364によってピストン361に連
接されている。また、ピストン361には小径の空気通
孔361aと大径の弁取付孔361bが形成され、この
弁取付孔361b内にはボール365、コイルばね36
6、中空の押え環367が順次に嵌入され、ボール36
5が空気通孔361aを軽く閉止するボール弁が構成さ
れている。
【0112】このような構成によりソレノイド326に
通電すると、ピストン341の圧縮行程時には、ダッシ
ュポッドのピストン361が移動してダッシュポットの
チャンバ368内は負圧となるが、ボール365が移動
して空気通孔361aから空気がチャンバ368内に流
入し、チャンバ368内の負圧が減少してピストン36
1が動き易くなる。一方、ソレノイド326への通電を
停止すると、アーム325は復帰ばね327によって引
き戻されてピストン341が戻り行程に入る。このと
き、空気通孔361aが閉じて空気はシリンダ360と
ピストン361の隙間Dから流入するため、ピストン3
61は非常に緩慢に移動することになる。なお、本実施
例ではボール弁をピストン側に設けているが、シリンダ
側に設けても同様な目的を達成することができる。
【0113】
【効果】以上説明したように本発明に係る第1の眼科装
置は、眼検査系において眼底撮影又は眼屈折力測定を行
う際に、被検眼を変形させる流体噴出用のノズルを光路
から退避させるようにしたので、ノズルが眼検査系によ
る被検眼からの光束を受光する妨げにならないので、眼
屈折計と他の眼科装置を複合化しても装置の可動部を小
型でき、機能性、操作性を損うことはない。
【0114】第2の眼科装置は、被検眼を変形させる流
体噴出用のノズルを検査用光学系の光軸から離して配置
し、ノズルが眼検査系による被検眼からの光束を受光す
る妨げにならないので、眼屈折計と他の眼科装置を複合
化しても装置の可動部を小型でき、機能性、操作性を損
うことはない。
【0115】第3の眼科装置においては、被検眼の角膜
の頂点以外の部位にノズルから流体を噴出させるように
したため、ノズルが眼検査系による被検眼からの光束を
受光する妨げにならないので、眼屈折計と他の眼科装置
を複合化しても装置の可動部を小型でき、機能性、操作
性を損うことはない。
【0116】第4の眼科装置は、シリンダ内径とピスト
ン外径との間に僅かなな隙間を設けると共に、ピストン
とノズルの噴出口との間に気体逆流防止手段を設けたた
め、ピストンの戻り工程時には気体は僅かな隙間から吸
入されるが、ノズルの噴出口から吸入されることはな
い。また、構造も簡単であるためコストも低下する。
【0117】第5の眼科装置は、ピストンと被検眼側の
気体流路にピストンの戻り行程時に気体流路を遮断する
気体流路遮断手段を設けたので、気体は被検眼側の気体
流路からは吸入されない。
【0118】第6の眼科装置は、圧縮行程時に駆動抵抗
を小さくして戻り行程時に駆動抵抗を大きくする一方向
制動手段をピストン駆動手段に連設したため、ピストン
の動きは戻り行程時に非常に緩慢になり、ノズルからの
気体の流入力が弱くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成図である。
【図2】第2の実施例の構成図である。
【図3】第3の実施例の構成図である。
【図4】第4の実施例の構成図である。
【図5】第5の実施例の構成図である。
【図6】加圧測定手段の構成図である。
【図7】角膜曲率測定光源の正面図である。
【図8】テレビモニタに映出された前眼部、角膜反射像
の説明図である。
【図9】第6の実施例の構成図である。
【図10】第7の実施例の加圧測定手段の構成図であ
る。
【図11】第8の実施例の構成図である。
【図12】眼圧測定光源の平面図である。
【図13】テレビモニタに映出された前眼部像の説明図
である。
【図14】光電センサに受光された角膜反射像の説明図
である。
【図15】第9の実施例の構成図である。
【図16】テレビモニタに映出された前眼部像の説明図
である。
【図17】第10の実施例の構成図である。
【図18】孔あき凹面鏡に映出される前眼部像の説明図
である。
【図19】第11の実施例の構成図である。
【図20】テレビモニタ上の画像の説明図である。
【図21】第12の実施例の構成図である。
【図22】第13の実施例の構成図である。
【図23】第14の実施例の構成図である。
【図24】第15の実施例の構成図である。
【図25】第16の実施例の構成図である。
【図26】第17の実施例の構成図である。
【符号の説明】
1、111、181、231、271 眼底照明光源 8、52、66、117、157、194、225、2
51、278、319ノズル 15、48、75、77、137 フォトディテクタ 17、50、76、151、196、223、245、
288 眼圧測定光源 31、118 眼屈折測定光源 42、70、130 撮像素子 138 角膜曲率測定光源 321 逆止弁

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼の前眼部を映出するための観察用
    光学系を有する前眼部撮影系と、前記観察用光学系の少
    なくとも対物部との共通光路を有する検査用光学系を介
    して被検眼からの光束を受光することにより被検眼検査
    を実行する眼検査系と、ノズルを介して被検眼に流体を
    噴出する加圧系と、該加圧糸による被検眼の変形を検出
    して被検眼の眼圧を測定する眼圧測定系を有する眼科装
    置において、前記ノズルは少なくとも前記眼検査系によ
    る検査時には前記検査用光学系の前記対物部との共通光
    路外に配されることを特徴とする眼科装置。
  2. 【請求項2】 前記眼検査系は眼底撮影を行うようにし
    た請求項1に記載の眼科装置。
  3. 【請求項3】 前記眼検査系は眼屈折力の測定を行うよ
    うにした請求項1に記載の眼科装置。
  4. 【請求項4】 前記ノズルは前記対物部との共通光路に
    挿脱可能とする請求項1に記載の眼科装置。
  5. 【請求項5】 前記ノズルは前記対物部との共通光路か
    ら離れた位置に固定し、前記共通光軸に対し傾斜した方
    向から被検眼に流体を噴出するようにした請求項1に記
    載の眼科装置。
  6. 【請求項6】 検査用光学系を介して被検眼からの光束
    を受光することにより被検眼検査を実行する眼検査系
    と、ノズルを介して被検眼へ流体を噴出する加圧系と、
    該加圧系による被検眼の変形を光電的に検出することに
    より被検眼の眼圧を測定する眼圧測定系とを有する眼科
    装置において、前記ノズルは前記検査用光学系の光軸か
    ら退避された位置に配置し、前記検査用光学系の光軸に
    対して傾斜した方向から被検眼に流体を噴出することを
    特徴とする眼科装置。
  7. 【請求項7】 ノズルを介して被検眼に流体を噴き出す
    加圧系と、該加圧系による被検眼の変形を光電的に検出
    して被検眼の眼圧を測定する変形検出系とを有する眼科
    装置において、前記ノズルは流体を被検眼の角膜頂点以
    外の部位に略垂直方向に噴出することを特徴とする眼科
    装置。
  8. 【請求項8】 シリンダ内の気体をピストンにより圧縮
    してノズルから被検眼の角膜に噴射し、その変形を光学
    的に検出して眼圧を求める眼科装置において、前記ピス
    トンに復帰手段を設け、前記シリンダ内径と前記ピスト
    ン外径との間に僅かな隙間を設け、前記ピストンと前記
    ノズルの気体噴出口の間に気体逆流防止手段を設けたこ
    とを特徴とする眼科装置。
  9. 【請求項9】 前記気体逆流防止手段は前記ピストン側
    と前記ノズルの気体噴出口側の圧力差により開閉する気
    体逆流防止弁とした請求項8に記載の眼科装置。
  10. 【請求項10】 シリンダ内の空気をピストンにより圧
    縮してノズルから被検眼の角膜に噴射し、その変形を光
    学的に検出して眼圧を求める眼科装置において、前記ピ
    ストンに復帰手段を設け、前記シリンダ内径と前記ピス
    トン外径との間に僅かな間隙を設け、前記ピストンと被
    検眼側の気体流路に少なくとも前記ピストンの戻り工程
    時に前記流路を遮断する気体流路遮断手段を設けたこと
    を特徴とする眼科装置。
  11. 【請求項11】 シリンダ内の気体をピストンにより圧
    縮してノズルから被検眼の角膜に噴射し、その変形を光
    学的に検出して眼圧を求める眼科装置において、前記ピ
    ストンを駆動するピストン駆動手段に前記ピストンの圧
    縮行程時に駆動抵抗を小さくし、戻り行程時に駆動抵抗
    を大きくする一方向制動手段を設けたことを特徴とする
    眼科装置。
JP4360640A 1992-01-08 1992-12-29 眼科装置 Pending JPH0647003A (ja)

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