JP3323058B2 - 非接触式眼圧計 - Google Patents

非接触式眼圧計

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JP3323058B2
JP3323058B2 JP10262396A JP10262396A JP3323058B2 JP 3323058 B2 JP3323058 B2 JP 3323058B2 JP 10262396 A JP10262396 A JP 10262396A JP 10262396 A JP10262396 A JP 10262396A JP 3323058 B2 JP3323058 B2 JP 3323058B2
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/16Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for measuring intraocular pressure, e.g. tonometers
    • A61B3/165Non-contacting tonometers

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  • Eye Examination Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検眼角膜に流体
を噴射して被検眼の眼圧を測定する非接触式眼圧計に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】非接触式眼圧計では、被検眼角膜に光を
照射するとともに流体を噴射して被検眼角膜を変形さ
せ、そのときの被検眼角膜での反射光の光量を検出する
ことにより、被検眼の眼圧測定を行っている。このよう
な非接触式眼圧計において、被検眼角膜に噴射する流体
としては、通常、空気が用いられており、シリンダ内を
摺動するピストンにより圧縮された空気がノズルから被
検眼に向けてパルス状に噴射される。
【0003】また、一般に非接触式眼圧計には、コンデ
ンサとロータリソレノイドが設けられ、コンデンサから
の電気的エネルギの供給を受けてロータリソレノイドが
作動することにより、上記のピストンがシリンダ内で摺
動するよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、ロータリソレノイドを作動させるための
コンデンサが1個しか設けられていないので、一度眼圧
測定を行うと次に眼圧測定が可能な状態となるまでに数
秒から十数秒間もかかってしまう欠点がある。コンデン
サは一旦電気的エネルギを放出すると、電気的エネルギ
が十分に充填されるまでに数秒から十数秒間かかり、検
者はその間は待っていなければならない。しかも、どの
位の時間待てば次の眼圧測定が可能となるのかの表示も
ないため、検者はただ単に待っているだけとなり、測定
時間を無駄に費やしてしまうことになる。
【0005】本発明の目的は、一度眼圧測定を行った後
にあまり待たずに次の眼圧測定を行うことができ、かつ
使い勝手の向上を図った非接触式眼圧計を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電気的エネルギが充填されるエネルギ充
填手段と、前記エネルギ充填手段から電気的エネルギの
供給を受けて、ノズルから流体をパルス状に噴射する流
体噴射手段とを備え、駆動スイッチの操作により前記ノ
ズルから被検眼角膜に向けて流体を噴射し、そのときの
被検眼角膜の変形を検出することによって眼圧を測定す
る非接触式眼圧計において、前記エネルギ充填手段を複
数個設けるとともに、前記駆動スイッチを操作する度に
前記流体噴射手段を前記エネルギ充填手段の各々に順次
切換接続し、前記エネルギ充填手段の各々に充填された
電気的エネルギを眼圧測定用として前記流体噴射手段に
順次供給するエネルギ供給切換手段を設けたことを特徴
としている。
【0007】上記のようにエネルギ充填手段を複数個設
ければ、一つのエネルギ充填手段内の電気的エネルギを
使いきったときに、エネルギ供給切換手段によって、流
体噴射手段は他のエネルギ充填手段に接続が切り換えら
れ、そのエネルギ充填手段から電気的エネルギの供給を
受ける。そのために、流体噴射手段からは一度流体を噴
射しても、引き続いて流体を噴射でき、これによって、
検者が一度眼圧測定を行ってから次の眼圧測定を行うま
での時間を短縮することができる。なお、電気的エネル
ギを使いきったエネルギ充填手段には、流体噴射手段と
の接続が他のエネルギ充填手段に切り換えられている
間、すなわち流体噴射手段との接続が切り放されている
間に充電される。
【0008】また、本発明は、上記構成の非接触式眼圧
計において、前記エネルギ充填手段に電気的エネルギが
十分に充填されるまでの時間から、次の眼圧測定が可能
となるまでの待ち時間を算出する算出手段と、その算出
した待ち時間を表示する表示手段とを設けたことを特徴
としている。
【0009】エネルギ充填手段の電気エネルギを使いき
ってから再びそのエネルギ充填手段に電気的エネルギを
十分に充填するまでの時間は予め分かっているので、算
出手段は、その時間に基づいて次の眼圧測定が可能とな
るまでの待ち時間を算出することができる。その算出し
た待ち時間はモニタ等の表示手段に表示される。そして
検者は、表示手段に表示された待ち時間を見ることによ
り、どの位の時間待てば次の眼圧測定が可能かを確認で
きる。
【0010】なお、前記エネルギ充填手段としては、コ
ンデンサを設けることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
【0012】(第1の実施の形態)図1は本発明に係る
非接触式眼圧計の概略構成を示している。図1におい
て、1は気流吹き付け機構であり、この気流吹き付け機
構1にはシリンダ2とヘッド3が設けられている。シリ
ンダ2の内部には筒状のピストン4が配設され、このピ
ストン4はシリンダ2内を圧縮室5と大気開放室6に区
画するとともに、ロータリソレノイド7の回動によって
上昇し、通電停止によりロータリソレノイド7内のスプ
リング(図示せず)の復元力によって下降する。
【0013】ヘッド3は、シリンダ2の上端部にゴム・
合成樹脂等から成るフレキシブルチューブ8を介して取
り付けられている。ヘッド3は中空状を成し、その一側
には、検眼位置に合わせてノズル9が取り付けられてお
り、シリンダ2内の圧縮室5で圧縮された測定用流体で
ある圧縮空気を、ノズル9から被検眼Hに向けて噴射す
ることができる。なお、3Aはヘッド3に設けられたカ
バーガラス、10は光学系のためのチャンバ窓ガラスで
ある。
【0014】また、被検眼Hに赤外光を照射するための
投影系の光源11と、光源11からの赤外光が被検眼H
の角膜で反射したときの反射光を受光する受光センサ1
2とが設けられている。受光センサ12は圧平検出回路
13に接続され、この圧平検出回路13は、受光センサ
12から出力される受光信号aから角膜の圧平を検出し
圧平検出信号bを出力する。
【0015】シリンダ2の側壁には圧力センサ14が取
り付けられ、この圧力センサ14は圧力検出回路15に
接続されている。圧力検出回路15は、圧力センサ14
からの検出信号cに基づいて、圧縮室5内の圧力を検出
して圧力信号dを出力する。圧平検出回路13および圧
力検出回路15は、マイクロコンピュータ等で構成され
た制御回路16に接続されている。この制御回路16
は、圧平検出回路13からの圧平検出信号bおよび圧力
検出回路15からの圧力信号dに基づいて、ロータリソ
レノイド7を駆動制御するための駆動指令信号eの出力
や、被検眼Hの眼圧の算出を行うよう構成されている。
【0016】さらに、ロータリソレノイド7に電力を供
給するために、2つのコンデンサ17,18が設けられ
ている。コンデンサ17,18のプラス側は電源19に
接続されており、コンデンサ17,18はその電気量が
少なくなったときは、電源19により直ちに充電され
る。またコンデンサ切換部20が設けられ、このコンデ
ンサ切換部20は、制御回路16から出力される駆動指
令信号eを受けて、A端子側またはB端子側に切り換わ
り、ロータリソレノイド7に対してコンデンサ17また
は18を選択的に接続する。21は駆動スイッチ21で
あり、コンデンサ17または18を放電させてロータリ
ソレノイド7にその電力を供給するときに操作され、制
御回路16に対して駆動信号fを出力する。
【0017】次に、上記構成の非接触式眼圧計の動作に
ついて説明する。
【0018】まず、気流吹き付け装置1が無作動(駆動
指令信号e出力待ち)の状態にあるとき、ピストン4は
シリンダ2内で最下方位置にあり、このとき、被検眼H
に対しては光源11から赤外光が照射されている。次
に、駆動スイッチ21をオンにして駆動信号fを制御回
路16に入力すると、制御回路16は駆動指令信号eを
出力し、コンデンサ切換部20をA端子側に切り換えて
コンデンサ17をロータリソレノイド7に接続する(な
お、B端子側に切り換えてコンデンサ18をロータリソ
レノイド7に接続するよう構成してもよい)。
【0019】コンデンサ17がロータリソレノイド7に
接続されると、コンデンサ17からロータリソレノイド
7に電力gが供給され、ロータリソレノイド7が図の矢
印のように反時計方向に回動する。この回動によりピス
トン4が図の矢印のように上昇して圧縮室5の空気が圧
縮され、被検眼Hに向けてノズル9から空気が吹き付け
られる。この吹き付けによって被検眼Hの角膜が圧平さ
れ、圧平検出回路13がその圧平を検出して圧平検出信
号bを出力する。そして、その圧平検出信号bが制御回
路16に入力されると、制御回路16は、コンデンサ切
換部20に対して、駆動停止信号hを出力するとともに
駆動指令信号eの出力を停止する。これにより、ロータ
リソレノイド7への電力gの供給が停止する。
【0020】ロータリソレノイド7への電力gの供給が
停止しても、ピストン4はそれ自身の慣性力の働きによ
りわずかに上昇する。その後、今度はロータリソレノイ
ド7内のスプリング(図示せず)の復元力によって、ピ
ストン4は下降を始める。
【0021】被検眼Hに向けて空気を噴射して眼圧測定
が行われると、ピストン4の下降に伴ってノズル9より
外部空気がシリンダ2内に吸い込まれる。そして、ピス
トン4はシリンダ2内で最下方位置まで下降する。
【0022】次に、再び駆動スイッチ21を操作して駆
動信号fを出力することにより、制御回路16から駆動
指令信号eが出力される。この駆動指令信号eによっ
て、コンデンサ切換部20はロータリソレノイド7との
接続をコンデンサ17からコンデンサ18へと切り換え
る。コンデンサ17は前記眼圧測定で放電してしまって
いるが、コンデンサ18には十分に充電されているの
で、コンデンサ18をロータリソレノイド7に接続する
ことにより、検者は待つこと無く引き続いて眼圧測定を
行うことができる。なお、コンデンサ17には、ロータ
リソレノイド7にコンデンサ18が接続されている間
に、電源19から電力が供給され充電される。
【0023】本実施の形態によれば、2個のコンデンサ
17,18が充電中の時のみ眼圧測定が不可能となる
が、それ以外の時には待ち時間は非常に短くなる。実使
用上はコンデンサは2個で十分と考えられるが、必要な
らば、3個、4個とコンデンサの数を増やし、測定の待
ち時間を更に短縮させるような構成にしてもよい。
【0024】(第2の実施の形態)図2は、本発明の第
2の実施の形態を示している。本実施の形態では、コン
デンサ17,18が十分に充電されるまでの時間から、
次の眼圧測定が可能となるまでの待ち時間を算出する待
ち時間算出部30が、制御回路16の内部に設けられて
いる。また、待ち時間算出部30で算出した待ち時間を
表示するためのモニタ31が設けられている。
【0025】上述したように、コンデンサ17または1
8にはロータリソレノイド7に電力を供給した後に電源
19により充電されるが、その充電完了までの時間は通
常分かっている。そこで、その充電完了までの時間のデ
ータを制御回路16内に記憶させておけば、待ち時間算
出部30は、そのデータに基づいて次の眼圧測定が可能
となるまでの待ち時間を算出することができる。その算
出した待ち時間はモニタ31に秒数などで表示され、検
者は、モニタ31上に表示された待ち時間を見て、どの
位の時間待てば次の眼圧測定が可能であるかを確認す
る。
【0026】なお、コンデンサ17の充電状態を検出す
る回路を設けて、その検出レベルから待ち時間を演算
し、表示するようにしてもよい。さらに、モニタ31上
には秒数以外で表示してもよいし、またモニタ以外の表
示装置を用いて、待ち時間を検者に知らせるようにして
もよい。
【0027】また、上記の待ち時間算出部30とモニタ
31は、コンデンサが1個だけ設けられた非接触式眼圧
計にも適用できる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一度眼圧測定を行って一つのエネルギ充填手段内の電気
的エネルギを使いきっても、流体噴射手段には、他のエ
ネルギ充填手段から直ちに電気的エネルギが供給される
ので、検者は少ない待ち時間で次の眼圧測定を行うこと
ができる。その結果、眼圧測定の時間を短縮することが
可能となる。
【0029】また、表示手段上に待ち時間が表示される
ため、検者はどの位待てば次の測定が可能となるかを確
認することができ、使い勝手の良い非接触式眼圧計を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による非接触式眼圧
計の概略構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態による非接触式眼圧
計の概略構成図である。
【図3】測定待ち時間をモニタ上に表示した一例を示し
た図である。
【符号の説明】
1 気流吹き付け機構 2 シリンダ 3 ヘッド 4 ピストン 7 ロータリソレノイド 9 ノズル 11 光源 12 受光センサ 13 圧平検出回路 14 圧力センサ 15 圧力検出回路 16 制御回路 17,18 コンデンサ 19 電源 20 コンデンサ切換部 21 駆動スイッチ 30 待ち時間算出部 31 モニタ H 被検眼

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的エネルギが充填されるエネルギ充
    填手段と、前記エネルギ充填手段から電気的エネルギの
    供給を受けて、ノズルから流体をパルス状に噴射する流
    体噴射手段とを備え、駆動スイッチの操作により前記ノ
    ズルから被検眼角膜に向けて流体を噴射し、そのときの
    被検眼角膜の変形を検出することによって眼圧を測定す
    る非接触式眼圧計において、 前記エネルギ充填手段を複数個設けるとともに、前記駆動スイッチを操作する度に 前記流体噴射手段を前
    記エネルギ充填手段の各々に順次切換接続し、前記エネ
    ルギ充填手段の各々に充填された電気的エネルギを眼圧
    測定用として前記流体噴射手段に順次供給するエネルギ
    供給切換手段を設けたことを特徴とする非接触式眼圧
    計。
  2. 【請求項2】 電気的エネルギが充填されるエネルギ充
    填手段と、前記エネルギ充填手段から電気的エネルギの
    供給を受けて、ノズルから流体をパルス状に噴射する流
    体噴射手段とを備え、前記ノズルから被検眼角膜に向け
    て流体を噴射したときの、被検眼角膜の変形を検出する
    ことによって眼圧を測定する非接触式眼圧計において、 前記エネルギ充填手段に電気的エネルギが十分に充填さ
    れるまでの時間から、次の眼圧測定が可能となるまでの
    待ち時間を算出する算出手段と、その算出した待ち時間
    を表示する表示手段とを設けたことを特徴とする非接触
    式眼圧計。
  3. 【請求項3】 請求項1叉は2記載の非接触式眼圧計に
    おいて、 前記エネルギ充填手段として、コンデンサを設けたこと
    を特徴とする非接触式眼圧計。
JP10262396A 1996-04-24 1996-04-24 非接触式眼圧計 Expired - Lifetime JP3323058B2 (ja)

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JPH09285449A JPH09285449A (ja) 1997-11-04
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