JPH0646992Y2 - 金属質感化粧材 - Google Patents
金属質感化粧材Info
- Publication number
- JPH0646992Y2 JPH0646992Y2 JP1989006356U JP635689U JPH0646992Y2 JP H0646992 Y2 JPH0646992 Y2 JP H0646992Y2 JP 1989006356 U JP1989006356 U JP 1989006356U JP 635689 U JP635689 U JP 635689U JP H0646992 Y2 JPH0646992 Y2 JP H0646992Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- decorative material
- metal
- adhesive
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、家具、事務用品、建物の内装材、店舗、展示
場などのディスプレイ等に使用される装飾、化粧用シー
トに関するものである。
場などのディスプレイ等に使用される装飾、化粧用シー
トに関するものである。
従来の金属質感を有する化粧シートは、ポリエステルフ
ィルムにアルミニウムが蒸着されたものや、化学着色さ
れた金属シートにポリウレタン塗料などが塗装されたも
のなどを表面シートとし、軟質塩化ビニルシート等をコ
アシートとして積層一体化されたものなどが知られてい
る。
ィルムにアルミニウムが蒸着されたものや、化学着色さ
れた金属シートにポリウレタン塗料などが塗装されたも
のなどを表面シートとし、軟質塩化ビニルシート等をコ
アシートとして積層一体化されたものなどが知られてい
る。
従来の金属質感を有する化粧シートのコアシートに使用
される軟質塩化ビニルシートは接着施工にあたり、接着
剤がゴム系接着剤などの一部の接着剤のみに限られるば
かりか、ゴム系接着剤をスプレー塗布して接着施工され
た場合には、被着両面への塗布が必要であるほか該化粧
シートの表面にスプレー塗布されたゴム系接着剤の不陸
性があらわれ、金属固有のフラットな仕上り外観が得ら
れないという問題点があった。
される軟質塩化ビニルシートは接着施工にあたり、接着
剤がゴム系接着剤などの一部の接着剤のみに限られるば
かりか、ゴム系接着剤をスプレー塗布して接着施工され
た場合には、被着両面への塗布が必要であるほか該化粧
シートの表面にスプレー塗布されたゴム系接着剤の不陸
性があらわれ、金属固有のフラットな仕上り外観が得ら
れないという問題点があった。
本考案は、上記の如く問題点を解決するためになされた
ものであって、接着施工に際して接着剤の選択が多様
で、簡便に接着でき、かつ、接着剤塗布による不陸性を
吸収できるような金属質感を有する化粧材を提供するこ
とにある。
ものであって、接着施工に際して接着剤の選択が多様
で、簡便に接着でき、かつ、接着剤塗布による不陸性を
吸収できるような金属質感を有する化粧材を提供するこ
とにある。
上記目的を達成するために、本考案の金属質感化粧材
は、表面シートとして、無色または裏側に着色印刷され
た艶有あるいは艶消の10〜200μｍ厚のポリエチレンテ
レフタレートフィルム等の合成樹脂フィルムにクロム、
アルミニウム、ニッケル等の金属が真空蒸着法により蒸
着されるか、着色印刷されたものは着色印刷側に蒸着さ
れたものが使用される。該表面シートは0.1〜2.0mm厚の
軟質塩化ビニル等の合成樹脂のコアシートと熱融着ある
いはポリウレタン樹脂系接着剤等を介して積層一体化さ
れる。更に、本考案の主要部ともなるSBR、NBR等のラテ
ックスが含浸されたラテックス紙、シリカ繊維、アルミ
ナ繊維等のセラミック繊維の単抄あるいは混抄してなる
セラミックペーパー、又は合成繊維あるいは無機質系繊
維からなる織布、不織布等の0.1〜0.5mm厚の接着機能付
与シートが熱融着あるいはポリウレタン樹脂系接着剤等
を介して、該コアシート下に積層一体化された後に、ス
リッター等により表面から該コアシートの中心部まで幅
５〜200mm間隔、深さ0.05〜1.0mmのスリット加工が施さ
れて仕上げられる。
は、表面シートとして、無色または裏側に着色印刷され
た艶有あるいは艶消の10〜200μｍ厚のポリエチレンテ
レフタレートフィルム等の合成樹脂フィルムにクロム、
アルミニウム、ニッケル等の金属が真空蒸着法により蒸
着されるか、着色印刷されたものは着色印刷側に蒸着さ
れたものが使用される。該表面シートは0.1〜2.0mm厚の
軟質塩化ビニル等の合成樹脂のコアシートと熱融着ある
いはポリウレタン樹脂系接着剤等を介して積層一体化さ
れる。更に、本考案の主要部ともなるSBR、NBR等のラテ
ックスが含浸されたラテックス紙、シリカ繊維、アルミ
ナ繊維等のセラミック繊維の単抄あるいは混抄してなる
セラミックペーパー、又は合成繊維あるいは無機質系繊
維からなる織布、不織布等の0.1〜0.5mm厚の接着機能付
与シートが熱融着あるいはポリウレタン樹脂系接着剤等
を介して、該コアシート下に積層一体化された後に、ス
リッター等により表面から該コアシートの中心部まで幅
５〜200mm間隔、深さ0.05〜1.0mmのスリット加工が施さ
れて仕上げられる。
該金属質感化粧材の合板、パーチクルボード、石膏ボー
ド等の下地材への接着施工にあたっては、ゴム系接着
材、酢酸ビニル系接着剤等各種の接着剤が使用される。
ド等の下地材への接着施工にあたっては、ゴム系接着
材、酢酸ビニル系接着剤等各種の接着剤が使用される。
実施例について図面を参照して説明する。
第１図は本考案における金属質感化粧材（１）の構成断
面図で、非隠蔽性の黄色印刷（４）が施された25μｍの
艶有ポリエチレンテレフタレートフィルム（３）の印刷
側に真空蒸着法により蒸着されたクロム層（５）を有す
る表面シート（２）と0.4mm厚の軟質塩化ビニルからな
るコアシート（６）及び0.2mm厚のラテックス紙の接着
機能付与シート（７）とがポリウレタン系接着剤を介し
て、表面シート（２）、コアシート（６）、接着機能付
与シート（７）の順に積層一体化された後、スリッター
にて表面から深さ0.25mm、幅15mm間隔でスリット（８）
加工が施されて、本考案の金属質感化粧材（１）が得ら
れる。
面図で、非隠蔽性の黄色印刷（４）が施された25μｍの
艶有ポリエチレンテレフタレートフィルム（３）の印刷
側に真空蒸着法により蒸着されたクロム層（５）を有す
る表面シート（２）と0.4mm厚の軟質塩化ビニルからな
るコアシート（６）及び0.2mm厚のラテックス紙の接着
機能付与シート（７）とがポリウレタン系接着剤を介し
て、表面シート（２）、コアシート（６）、接着機能付
与シート（７）の順に積層一体化された後、スリッター
にて表面から深さ0.25mm、幅15mm間隔でスリット（８）
加工が施されて、本考案の金属質感化粧材（１）が得ら
れる。
該金属質感化粧材（１）は第２図の如く、曲面形状等、
様々な形状の下地材（９）にゴム系接着剤、酢酸ビニル
樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、ポリウレタン樹
脂系接着剤等を介して接着加工される。
様々な形状の下地材（９）にゴム系接着剤、酢酸ビニル
樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、ポリウレタン樹
脂系接着剤等を介して接着加工される。
本考案の金属質感化粧材は上記の如く構成されているの
で、接着面が軟質塩化ビニル樹脂である従来のものとは
異り、施工現場に合せた各種の接着剤が選択できるとと
もに、接着機能付与シートにより、塗布された接着剤の
不陸性が吸収され、蒸着された金属がクロムである場合
には重厚なメタリック質感となるなど蒸着された金属特
有の質感と表面仕上り状態の良好な外観が得られる。
で、接着面が軟質塩化ビニル樹脂である従来のものとは
異り、施工現場に合せた各種の接着剤が選択できるとと
もに、接着機能付与シートにより、塗布された接着剤の
不陸性が吸収され、蒸着された金属がクロムである場合
には重厚なメタリック質感となるなど蒸着された金属特
有の質感と表面仕上り状態の良好な外観が得られる。
スリットは該金属質感化粧材の意匠性に多大な影響を及
ぼすばかりでなく、仕上り外観に表われた多少の凹凸を
緩和し、従来施工が困難であった曲面への接着施工を容
易にする。また該スリットからの切断がカッターナイフ
等の簡便な切断用具で切断可能であり、しかも切断面が
直線であるため、複数枚を矧ぎ合せて施工された場合に
は隙間を生ぜず高い突付け精度が得られるという施工面
での機能的効果も得られる。
ぼすばかりでなく、仕上り外観に表われた多少の凹凸を
緩和し、従来施工が困難であった曲面への接着施工を容
易にする。また該スリットからの切断がカッターナイフ
等の簡便な切断用具で切断可能であり、しかも切断面が
直線であるため、複数枚を矧ぎ合せて施工された場合に
は隙間を生ぜず高い突付け精度が得られるという施工面
での機能的効果も得られる。
性能面において、コアシート及び接着機能付与シートを
難燃性あるいは不燃性のものとすることによって、該金
属質感化粧材は難燃材料となり内装材料として更に好ま
しいものとなる。
難燃性あるいは不燃性のものとすることによって、該金
属質感化粧材は難燃材料となり内装材料として更に好ま
しいものとなる。
第１図は、本考案の実施例における金属質感化粧材
（１）の構成断面図、第２図は、該金属質感化粧材
（１）が曲面形状の下地材（９）に接着施工された状態
を示す斜視図である。１ …金属質感化粧材、２…表面シート ３…ポリエチレンテレフタレートフィルム ４…着色印刷層、５…クロム蒸着層 ６…コアシート、７…接着機能付与シート ８…スリット、９…下地材
（１）の構成断面図、第２図は、該金属質感化粧材
（１）が曲面形状の下地材（９）に接着施工された状態
を示す斜視図である。１ …金属質感化粧材、２…表面シート ３…ポリエチレンテレフタレートフィルム ４…着色印刷層、５…クロム蒸着層 ６…コアシート、７…接着機能付与シート ８…スリット、９…下地材
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０９Ｊ 7/02 ＪＬＥ 6904−4Ｊ
Claims (2)
- 【請求項１】無色あるいは裏側に着色印刷された透明の
合成樹脂フィルムの裏面に金属が蒸着されてなる表面シ
ートと合成樹脂のコアシート及び接着機能付与シートと
が順次積層一体化されたものであって、該表面シートの
表面から該コアシートの中心部までスリット加工が施さ
れたことを特徴とする金属質感化粧材。 - 【請求項２】該合成樹脂フィルム、該金属及び該コアシ
ートが、それぞれポリエチレンテレフタレートフィル
ム、クロム及び軟質塩化ビニルシートである実用新案登
録請求の範囲第１項記載の金属質感化粧材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989006356U JPH0646992Y2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 | 金属質感化粧材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989006356U JPH0646992Y2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 | 金属質感化粧材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0299938U JPH0299938U (ja) | 1990-08-09 |
| JPH0646992Y2 true JPH0646992Y2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=31210463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989006356U Expired - Lifetime JPH0646992Y2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 | 金属質感化粧材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0646992Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4994540B2 (ja) * | 2001-07-23 | 2012-08-08 | 八千代工業株式会社 | 部材固定用スペーサ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63213588A (ja) * | 1987-02-28 | 1988-09-06 | Ichiro Tsukada | 粘着テ−プ及びその使用方法 |
-
1989
- 1989-01-23 JP JP1989006356U patent/JPH0646992Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0299938U (ja) | 1990-08-09 |
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