JP2513271Y2 - 化粧板 - Google Patents

化粧板

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JP2513271Y2
JP2513271Y2 JP1989140865U JP14086589U JP2513271Y2 JP 2513271 Y2 JP2513271 Y2 JP 2513271Y2 JP 1989140865 U JP1989140865 U JP 1989140865U JP 14086589 U JP14086589 U JP 14086589U JP 2513271 Y2 JP2513271 Y2 JP 2513271Y2
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Japan
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plate
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decorative
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transparent
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JP1989140865U
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Inventor
周治 安廣
Original Assignee
東京木材企業株式会社
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  • Floor Finish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、建物の床や壁の表面、又は各種建築材や家
具等の表面の化粧貼りに使用される化粧板に関するもの
である。
[従来の技術] 例えば、建物の床や壁等の表面を化粧貼りする場合、
各種の色彩や模様等を施したタイルやクロス等の化粧部
材が一般に使用されている。
しかしながら、上記従来の化粧部材は、その表面に単
に色彩や模様等を施しているだけであるため、それらの
模様が平面的で立体感に欠けるばかりでなく、いつどの
方向から見ても同じ色彩及び模様しか観察することがで
きず、装飾性に乏しいという欠点があった。そのため、
より高度の装飾性が要求される場所の化粧貼りに使用す
るものとしては不十分であった。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の技術的課題は、立体感があり且つ見る角度に
よって模様が様々に変化して観察される装飾性に勝れた
化粧板を得ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案の化粧板は、合成樹
脂製の細長い角棒状の透明部片と、該透明部片より薄幅
の半透明または不透明の隔壁部片とを、幅方向に交互に
複数層積層してなる表面板と;表面に色彩又は模様等の
装飾を有していて、装飾を有する表面を上記表面板に当
てた状態で、該表面板の片面に透明部片を通して装飾を
透視可能なるように貼着されている基材と;からなるこ
とを特徴とするものである。
[作用] 上記構成を有する化粧板は、それを各部片の積層面に
平行か又は平行に近い方向から見れば、透明部片を通し
て基材の色彩や模様が透視されると共に、隔壁部片が作
る縞模様がこれに重なり合って観察され、積層面と交叉
する方向から見れば、各隔壁部片の色又は模様が観察さ
れる。従って、立体感に富み、且つ見る角度によってそ
の模様が様々に変化する装飾性に勝れた化粧板が形成さ
れる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図乃至第3図は本考案の化粧板の一実施例を示
し、この化粧板1は、合成樹脂製の細長い角棒状の透明
部片4とそれより薄幅の半透明又は不透明の隔壁部片5
とを幅方向に交互に並べることにより複数層積層し、こ
れらの透明部片4及び隔壁部片5の端面によって表裏の
板面を構成してなる表面板2を、表面3aに色彩又は模様
等の装飾を施した基材3上に貼着したものである。
上記表面板2は次のようにして構成されている。即
ち、第4図に示すように、1〜3mm程度の厚さを有する
塩化ビニール等の合成樹脂からなる透明板4aと、該透明
板4aより薄肉(例えば0.1mm程度の厚さ)の半透明また
は不透明の隔壁板5aとを交互に複数層積層し、その積層
体6を各板4a,5aの積層面と交叉する方向、つまり積層
方向(A方向)又は斜め方向(B方向)に例えば1〜3m
m程度の厚さでスライスしたもので、積層方向にスライ
スした場合には、第5図に示すように隔壁部片5が板面
に垂直な表面板2を得ることができ、斜め方向にスライ
スした場合には、第6図に示すように隔壁部片5が板面
に対して傾斜する表面板2を得ることができる。なお、
斜め方向にスライスして得られる表面板2においては、
第6図から分るように、その積層方向両側面2aが板面に
対して傾斜することになるが、必要に応じて板面と垂直
をなすように切除すれば良い。
また、上記表面板2を貼着する基材3は、該表面板2
を補強するものであればどのようなものでも良く、例え
ば、薄い柔軟なシートであっても、該シートよりは肉厚
の柔軟性又は弾性を有するパネルであっても、硬質のパ
ネルであっても良く、或は上記シートとパネルとを適宜
組み合わせたものであっても構わない。なお、これらの
シートやパネルは、例えば合成樹脂や合成ゴム、金属等
適宜素材によって形成することができる。
かくして構成された化粧板1は、見る方向によって色
や模様等のパターンが異なる。即ち、透明部片4と隔壁
部片5との積層面に平行か又は平行に近い方向から見れ
ば、透明部片4を通じて基材3の色彩や模様が透視され
ると共に、隔壁部片5が作る縞模様がこれに立体的に重
なり合って観察され、積層面と交叉する方向から見れ
ば、各隔壁部片5の色彩又は模様が観察され、見る角度
によって立体感のある異なった色彩や模様が観察される
ことになる。従って、第7図に示すように、上記化粧板
1を床にPタイル状に貼る場合に、各化粧板1の向きを
交互に変えることにより、見る角度によって模様が複雑
に変化する立体感を持った市松模様状の床を得ることが
できる。
なお、上記化粧板1はこの他にも、建物の壁や該壁等
に用いる建築材の表面の化粧貼り、家具、小物入れ、そ
の他の装飾品の表面の化粧貼り等に使用することができ
る。
[考案の効果] このように本考案によれば、合成樹脂製の透明部片と
半透明または不透明の隔壁部片とを幅方向に交互に複数
層積層してなる表面板を、色彩又は模様等の装飾を施し
た基材に貼着したので、立体感があり且つ見る角度によ
って模様が様々に変化して観察される装飾性に勝れた化
粧板を得ることができる。特に、上記透明部片と隔壁部
片とを幅方向に並べることにより方向性を持たせている
ので、これらの透明部片及び隔壁部片と平行する方向か
ら化粧板を見た場合には、透明部片を通じて基材上の装
飾が殆どそのまま透視され、透明部片及び隔壁部片と直
交する方向から化粧板を見た場合には、その角度によっ
て基材上の装飾が隔壁部片で殆ど遮蔽された状態となる
など、見る方向によって模様の見え方をはっきりと違え
ることができ、この結果、化粧板の向きを交互に変えて
床や壁に貼ることにより、市松模様状の床面や壁面を簡
単に得ることができる。
更に、上記表面板は、透明板と隔壁板との積層体を積
層面と交叉する方向にスライスすることにより得ること
ができるため、その製造が簡単で、一定品質の表面板を
簡単且つ安価に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の化粧板の一実施例を示す平面図、第2
図はその部分拡大図、第3図は第2図におけるA−A線
での拡大断面図、第4図は表面板をスライスする前の積
層体を中間部を省略して示す側面図、第5図及び第6図
は上記積層体からスライスして得られた表面板の異なる
例を示す中間部省略側面図、第7図は本考案の化粧板の
使用方法を示す要部平面図である。 1……化粧板、2……表面板、3……基材、4……透明
部片、5……隔壁部片。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製の細長い角棒状の透明部片と、
    該透明部片より薄幅の半透明または不透明の隔壁部片と
    を、幅方向に交互に複数層積層してなる表面板と; 表面に色彩又は模様等の装飾を有していて、装飾を有す
    る表面を上記表面板に当てた状態で、該表面板の片面に
    透明部片を通して装飾を透視可能なるように貼着されて
    いる基材と; からなることを特徴とする化粧板。
JP1989140865U 1989-12-05 1989-12-05 化粧板 Expired - Lifetime JP2513271Y2 (ja)

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