JPH0213150Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0213150Y2
JPH0213150Y2 JP1984023446U JP2344684U JPH0213150Y2 JP H0213150 Y2 JPH0213150 Y2 JP H0213150Y2 JP 1984023446 U JP1984023446 U JP 1984023446U JP 2344684 U JP2344684 U JP 2344684U JP H0213150 Y2 JPH0213150 Y2 JP H0213150Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grid
synthetic resin
white
laminate
layers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984023446U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60134624U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2344684U priority Critical patent/JPS60134624U/ja
Publication of JPS60134624U publication Critical patent/JPS60134624U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0213150Y2 publication Critical patent/JPH0213150Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drawing Aids And Blackboards (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はデイスプレイ基板用素材、白板用素材
等として使用することのできる積層板に関する。
従来白板や、写真、ポスター等の展示用に用い
られるデイスプレイ基板等としてはベニヤ等の木
質素材、金属板やこれらの表面に合成樹脂コーテ
イングやホーロー引きを施したもの等が用いられ
ている。しかしながらこれらは重すぎて運搬に不
便であるとともに製造時や使用時の切断加工が木
質素材、金属板等の材質に起因して容易ではない
という加工性の悪さや、その切断作業時に特に切
断のための基準となる目安が面上にはないため正
確な切断が行い難かつたり或いは切断のための線
を面上に書いた後に切断を行う煩わしさがあると
いう作業性の悪さ等の欠点を有し、また金属板に
ホーロー引きを施したものは非常に高価となる等
の種々の欠点を有していた。本考案はこれらの欠
点に鑑みなされたもので、デイスプレイ基板用素
材、白板用素材として適し、軽量で切断加工性及
び作業性に優れるとともに安価に提供される積層
板を提供することを目的とする。
即ち本考案は、合成樹脂発泡板を基板とし、該
基板の表裏両面側に合成樹脂フイルムよりなる表
皮層及び白色層が設けられた積層板であつて、か
つ少なくとも片面の白色層の外面側に相互に直交
する複数の縦横の線からなる方眼状印刷が形成さ
れてなることを特徴とする積層板を要旨とする。
以下本考案の一実施例を図面に基き説明する。
第1図において1は本考案の積層板で、該積層
板1は第2図に示すように合成樹脂発泡板2を基
板とし、該基板の表裏表面側には合成樹脂フイル
ムよりなる表皮層3,4と白色層7,8が設けら
れ、積層板1の片面には白色層7の外面側に、実
際には表皮層3の裏面に設けられた相互に直交す
る複数の縦横の線からなる方眼状印刷部5による
方眼状印刷6が形成されている。
上記合成樹脂発泡板2はポリスチレン、アクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ア
クリロニトリル−スチレン共重合体、スチレン−
ブタジエン共重合体、ポリスチレン−ポリエチレ
ン混合物等のスチレン系樹脂、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等のポリオレフイン系樹脂等を基材
樹脂とする押出発泡成型板や、ビーズ発泡成型板
等が挙げられ、発泡倍率1.5〜50倍、好ましくは
3〜30倍の発泡板である。本考案においてはこれ
らのうちでも特に硬質の押出発泡成型板を用いた
場合、積層板1の強度向上を図ることができ好ま
しい。
表皮層3,4はポリプロピレン、ポリエチレン
等の延伸または無延伸のポリオレフイン系樹脂フ
イルム、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタ
ジエン−スチレン共重合体、アクリロニトリル−
スチレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体等の延伸または無延伸のスチレン系樹脂フイル
ム、塩化ビニル樹脂フイルム、ポリエチレンテレ
フタレート等のポリエステル系樹脂フイルム等が
挙げられる。これらのうち、延伸ポリプロピレン
フイルムが平滑性、光沢性に富むとともに強度が
あり、しかも本考案の積層板1を白板用に用いた
場合、文字の消去がきわめて容易となるため好ま
しい。上記表皮層3,4の厚さは10〜100μが好
ましい。
方眼状印刷部5の内面側には白色層7が設けら
れているため、方眼状印刷部5による方眼状印刷
6が際立つて見える。
前記合成樹脂発泡板2と、表皮層3,4との間
には接着剤層9,10が形成される。該接着剤層
9,10を形成する接着剤としては、アクリル系
樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリオレフイン系樹脂、
ポリビニルアルコール、スチレン−ブタジエンゴ
ム、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂等を含む
感熱型接着剤や感圧型接着剤等が例示される。ま
た、該接着剤層9,10は、例えばイクストルー
ジヨンコーテイングのように、溶融したスチレン
系樹脂、オレフイン系樹脂及びスチレン系樹脂と
オレフイン系樹脂との混合物等の合成樹脂を薄く
積層して形成されたものであつてもよい。
本考案の積層板1は例えば次のようにして製造
される。
まず一方の表皮層3を形成する合成樹脂フイル
ムの片面に方眼状印刷部5を印刷し、ついでこの
上に白色層7を白色インキにより印刷して形成す
る。また他方の表皮層4を形成する合成樹脂フイ
ルムの片面にも白色層8を同様にして形成する。
この後合成樹脂発泡板2の両面に、方眼状印刷部
5と白色層7とを形成した表皮層3と、白色層8
を形成した表皮層4とを接着剤層9,10を介し
て接着することにより製造されるが接着剤層9,
10が感熱型接着剤や感圧型接着剤により形成さ
れた場合、表皮層3,4を形成する合成樹脂フイ
ルムにポリプロピレン系樹脂フイルムを用い、合
成樹脂発泡板2にスチレン系樹脂を用いると接着
性が低下する。この場合、第2図に示すように表
皮層3,4を形成するフイルムの白色層7,8を
形成した側に合成樹脂よりなる接着補助層13,
14を設けた方が、表皮層3,4と合成樹脂発泡
板2とをより強固に接着することができ、好まし
い。接着補助層13,14を形成する合成樹脂と
しては、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体等のエチレン系樹脂が挙げられる。接着補
助層13,14はあらかじめフイルムとなつたも
のを白色層7,8の上に加熱融着して形成しても
よく、第2図に示すようにフイルムとなつたもの
を白色層7,8の上に接着剤層11,12を介し
て形成してもよいが、イクストルージヨンコーテ
イングのように溶融した樹脂を白色層7,8の上
に薄く積層して形成するのが最も好ましい。
上記接着補助層13,14の上に例えば感熱型
接着剤からなる接着層9,10を設け、積層シー
ト15,16を得、該積層シート15,16を合
成樹脂板2と熱により接着させることにより、本
考案の積層板を得ることができる。
上記接着補助層13,14は、表皮層3,4を
形成する合成樹脂フイルムがポリプロピレン系樹
脂フイルムからなり、合成樹脂発泡板2がスチレ
ン系樹脂からなる場合であつても合成樹脂発泡板
2の両面に設けた接着剤層9,10が溶融合成樹
脂を薄く積層して形成された場合には必ずしも設
ける必要はない。
上記実施例では方眼状印刷部を表皮層の内面側
に設けた場合について説明したが、方眼状印刷部
は表皮層の内面側に形成する場合に限定されず表
皮層の外面側に設けることもできるが、内面側に
設けた場合方眼状印刷の摩耗による消失の虞れが
なく好ましい。方眼状印刷部を表皮層の外面側に
設ける場合、白色層は表皮層の内面側に設けて
も、表皮層と方眼状印刷部の間に設けてもよい。
また積層板の方眼状印刷部の設けられていない面
側の白色層は表皮層の内面側、外面側のいずれに
設けてもよいが内面側が好ましく、該白色層は印
刷により形成する場合に限らず、表皮層、接着剤
層、接着補助層等の中に適宜白色顔料等を混入せ
しめて白色としたものでもよい。
尚、方眼状印刷部は片面のみに設ける場合に限
らず両面に設けることもできる。
本考案の積層板は厚さ2〜10mm程度とすること
が好ましく、該積層板は必要に応じて適宜の大き
さに切断してそのまま、または四周に枠を取付け
る等により、デイスプレイ基板、白板等として用
いることができる。
以上説明したように本考案の積層板は、合成樹
脂発泡板を基板とするため非常に軽量であり、運
搬等の際の取扱いが容易であるとともに切断加工
も容易に行ない得る。しかも本考案の積層板は表
裏両面に合成樹脂フイルムよりなる表皮層が設け
られているため、優れた強度を有するとともに反
りを生じる虞れがない。また少なくとも片面に方
眼状印刷が形成されているため、該方眼状印刷に
よる線が積層板を写真、ポスター等の展示物に合
わせて切断加工する際等の目安となり、その結
果、切断作業がし易く、しかも正確な切断加工が
行い易くなる。更に方眼状印刷部の内面側には白
色層が設けられているため方眼状印刷が際立つて
見え、そのような方眼状印刷が形成された面には
線引き、グラフ作成等が容易に行えたり或いは展
示物を上記印刷による線に沿わせて整然と貼付す
ることができ、また方眼状印刷を積層板の片面の
みに形成すれば、その反対面は方眼状印刷のない
美麗な白板として利用でき、この場合、2タイプ
の白板面を兼備した白板として活用でき大変重宝
である等の種々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の積層板の一実施例を示すもの
で、第1図は積層板の斜視略図、第2図は積層板
の要部縦断面図である。 1……積層板、2……合成樹脂発泡板、3,4
……表皮層、5……方眼状印刷部、6……方眼状
印刷、7,8……白色層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂発泡板を基板とし、該基板の表裏両面
    側に合成樹脂フイルムよりなる表皮層及び白色層
    が設けられた積層板であつて、かつ少なくとも片
    面の白色層の外面側に相互に直交する複数の縦横
    の線からなる方眼状印刷が形成されてなることを
    特徴とする積層板。
JP2344684U 1984-02-21 1984-02-21 積層板 Granted JPS60134624U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2344684U JPS60134624U (ja) 1984-02-21 1984-02-21 積層板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2344684U JPS60134624U (ja) 1984-02-21 1984-02-21 積層板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60134624U JPS60134624U (ja) 1985-09-07
JPH0213150Y2 true JPH0213150Y2 (ja) 1990-04-12

Family

ID=30516685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2344684U Granted JPS60134624U (ja) 1984-02-21 1984-02-21 積層板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60134624U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5230369B2 (ja) * 1974-06-27 1977-08-08

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4949172U (ja) * 1972-08-04 1974-04-30
JPS5230369U (ja) * 1975-08-21 1977-03-03

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5230369B2 (ja) * 1974-06-27 1977-08-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60134624U (ja) 1985-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4749601A (en) Composite structure
JP2630159B2 (ja) エンボス化粧シートの製造方法
US4991336A (en) Photographic composite board
JPS6311863U (ja)
US3506528A (en) Composite contrast color embossed displays
JPH0213150Y2 (ja)
JPH0789020A (ja) 化粧シート
JP3853427B2 (ja) 化粧シートおよびこれを用いた化粧板
JP3139439B2 (ja) 化粧シート
US20080107837A1 (en) Pushpin bulletin board with a textured and embossed surface to look like a framed three-dimensional oil painting
JPH04128037A (ja) 化粧材シート及び化粧材
JPH09117992A (ja) 化粧シート
JPS6319145Y2 (ja)
JP6446207B2 (ja) ラミネート加工用の積層シート
JPH0646992Y2 (ja) 金属質感化粧材
JPH0531937U (ja) 装飾ガラス
JPS6135534Y2 (ja)
JPH0624203Y2 (ja) 化粧材
JP2568440Y2 (ja) マンションベランダ仕切板
JPH02233299A (ja) 貼着パネル
JPS624530Y2 (ja)
JPH0751314Y2 (ja) 積層板
JP3057970B2 (ja) 積層化粧シート
US20120251816A1 (en) Foamboard with multi-layer construction
JPH1018586A (ja) コンクリート型枠用剥離シート