JPH0646891U - 巻寿司カット装置 - Google Patents

巻寿司カット装置

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JPH0646891U
JPH0646891U JP8326592U JP8326592U JPH0646891U JP H0646891 U JPH0646891 U JP H0646891U JP 8326592 U JP8326592 U JP 8326592U JP 8326592 U JP8326592 U JP 8326592U JP H0646891 U JPH0646891 U JP H0646891U
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sushi
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稔 青木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筒状の巻寿司を安全にカットすることのでき
る装置を提供する。 【構成】 本体1内の軸2に切断刃3を複数固定し、本
体1外部には軸2を回転するハンドル4を設け、本体1
内にアルコール水Hの入った液槽5を設け、本体1上部
の巻寿司載置部7に上記切断刃3の通るスリットSを複
数設け、上記載置部7上に透明カバー8を開閉自在に設
ける。透明カバー8を閉めた状態で切断刃3を回転させ
て巻寿司Mを複数個にカットする。 【効果】 透明カバー8により切断刃3が外部に露出し
ないため安全にカット作業を行うことができ、切断刃3
を1回転毎にアルコール水で滅菌できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は筒状の巻寿司を複数個の巻寿司にカットするための巻寿司カット装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、筒状の巻寿司をカットする装置は、図7に示すように、本体21内部に 設けられた回動軸22に複数枚の切断刃23が左右方向に並設されており、上記 切断刃23をその上端のハンドル24を持って矢印D方向に回動することで、上 記本体21上面に載置された1本の巻寿司Mを複数個にカットする構成であった 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで上記従来の装置は、上記切断刃23が露出しているため、該切断刃2 3の回動軌道内で操作者が誤って自分の手等を傷つけることがあり、その切断操 作は非常に危険であり、細心の注意が必要であった。
【0004】 また、切断刃23に飯が付着するため複数本の巻寿司をカットしているうちに 切れ味が悪くなり、また切断刃23を清潔に保つために定期的に切断刃23の清 掃を行う必要があり、作業効率が芳しくないとの問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するために、 第1の考案は、本体内に左右方向に軸を設け、該軸に複数枚の切断刃を並設し 、上記軸を回転することで上記切断刃を回転駆動し得る駆動手段を上記本体外部 に設け、かつ上記本体内における上記切断刃の回転軌道内に液槽を設け、該本体 上面には1本の巻寿司を載置し得る巻寿司載置部を設けると共に、上記軸の回転 により上記本体内部から上記載置部上に各切断刃を臨出させるための複数のスリ ットを上記各切断刃に対応して上記載置部に穿設し、さらに上記巻寿司載置部を 覆う保護カバーを設け、上記軸を回転することで上記載置部上に載置された巻寿 司を上記切断刃で複数個にカットするものであることを特徴とする巻寿司カット 装置、 第2の考案は、上記液槽は滅菌作用のある液体を入れたものであることを特徴 とする第1の考案記載の巻寿司カット装置、 第3の考案は、上記液槽内における上記切断刃の回転軌道内に上記各切断刃の 両面に接触する飯粒除去板を上記各切断刃毎に設けたことを特徴とする第1又は 第2の考案記載の巻寿司カット装置、 により構成したものである。
【0006】
【作用】
第1の考案では、巻寿司載置部上に筒状の巻寿司を載置して保護カバーを閉じ 、駆動手段で軸を回転すると、切断刃がまず本体内で液槽内の液体で洗浄されな がら回転し、スリットを介して上記載置部上に臨出する。さらに上記軸を回転す ると切断刃が引き続き回転し、上記載置部上の巻寿司を複数個の巻寿司に切断す ることができる。このとき、上記切断刃は液槽内で洗浄されるため清潔であるし 、また上記切断刃がスリットを介して載置面上に臨出しても保護カバーで載置部 が覆われているため操作者が上記切断刃に触れることはなく、安全である。上記 寿司の切断が終了した時点で保護カバーを外し寿司を取り出すことができる。そ して再び巻寿司を載置部上に載置し、上記同様の操作で順次巻寿司をカットして いくことができる。
【0007】 第2の考案では、上記液槽内に滅菌作用のある液体をいれたので、切断刃が回 転する度に滅菌され、長期間使用しても上記切断刃を清潔に保つことができる。
【0008】 第3の考案では、上記液槽内で切断刃が回転するたびに、飯粒除去板が各切断 刃の両面に接触して、該両面に付着した飯粒等を除去するため、長期間に亙り良 好な切れ味を維持することができる。
【0009】
【実施例】
以下、添付図面に基づいて本考案の一実施例を詳細に説明する。 図1は本考案に係る巻寿司カット装置の側面断面図である。 かかる図において、1は本体であり、該本体1の略中腹部に左右方向に貫通す る軸2が設けられている(図2参照)。
【0010】 3は上記軸2に複数枚固定された略半円形の切断刃であり(実施例では7枚) 、その円弧部3aに刃が存在している。これら各切断刃3はその半円形の中心か ら偏心した一端3bを上記軸2に左右方向に一定間隔で固定されている。また各 切断刃3は図3に示すように互いに同一角度で取り付けられている。
【0011】 4は上記軸2の一端に上記本体1外部に突出して設けられたハンドル(駆動手 段)であり、該ハンドル4を矢印E方向に回転することで上記切断刃3を上記軸 2と共に同一方向に回転できるようになっている。
【0012】 5は上記本体1の内部に設けられた液槽であり、内部には上記切断刃3に付着 した飯を除去すると共に、滅菌作用のあるアルコール水Hが上記軸2の直下の水 位まで入っている。従って上記切断刃3は上記本体1内においては常時上記アル コール水Hに浸っている。
【0013】 6は上記液槽5内の前方よりに設けられた飯粒除去板であり、図2に示すよう に上記各切断刃3に対応して各切断刃毎に設けられている。上記各飯粒除去板6 は一対の板6a,6a’を対向配置し、かつ両板の後方側面部6c,6c’を対 向方向に屈曲することで、その後端縁6b,6b’が上記両板6a,6a’のバ ネ力により互いに接触する方向に付勢されている。
【0014】 そして上記各飯粒除去板6はその各後端縁6b,6b’間に各々対応する切断 刃3の一端が挿入されており、上記切断刃3の回転に伴って、上記各後端縁6b ,6b’が上記刃3の上記液槽5内の回転軌道途中において同刃3の両面に強く 接触し、同両面に付着した飯粒等を除去し得るように構成されている。
【0015】 7は上記本体1の上面に設けられた巻寿司載置部であり、前方から後方に向け ての下り傾斜面7aと寿司が載置される載置面7bと本体後方から前方に向けて の斜面となる逆傾斜面7cとを具備している。上記各面7a乃至7cには上記本 体1内部の切断刃3に対応して複数のスリットSが穿設されており、上記各切断 刃3は対応するスリットSを介して上記各面上に臨出し360゜回転可能に成っ ている。
【0016】 8は上記寿司載置部7の上面を覆う保護カバーとしての透明カバーであり、上 記本体1の後端部1aに開閉自在に軸支されている。該透明カバー8はその両側 面に上記寿司載置部7の断面形状と相似形の突出部8a,8aが形成されており 、該カバー8を閉じた状態では、上記寿司載置部7の上面及び側面を覆って、上 記スリットSから露出した切断刃3に触れることができないように成っている。
【0017】 9は上記本体1の後面の受板1bにその中央部を軸支された動作杆であり、そ の一端部が操作杆10を介してピンP1,P2により上記透明カバー8に軸支さ れ、他端に操作杆11がピンP3により軸支されており、さらに上記操作杆11 の他端は図5に示すように上記軸2に設けられたカムKに係合している。
【0018】 上記透明カバー8は上記構成により、上記切断刃3が上記本体1内部に完全に 収納された状態(図5の二点鎖線の状態)において閉成状態を保つ。そして上記 ハンドル4を矢印E方向に回転して軸2を同方向に回転させると、上記カムKが 上記操作杆11に当接することにより該操作杆11が矢印F方向に回動し、これ により上記動作杆9、操作杆10が回動して上記透明カバー8を上記後端部1a を支点として図5の二点鎖線の状態に持ち上げる。この状態より引き続いて上記 ハンドル4を回転すると、上記カムKが上記操作杆11から離間し、その結果上 記カバー8はその自重により再度閉成状態となる。その後上記透明カバー8は上 記切断刃3が1回転して図5の二点鎖線の状態に戻るまで閉成状態を維持するよ うに成っている。
【0019】 本考案は上述のように構成されるものであり、次にその動作を説明する。 本考案の装置で筒状の巻寿司を切断するには、まず、透明カバー8が閉成して いる図5の状態からハンドル4を少し矢印E方向に回転する。すると、カムK及 び操作杆11等の作用により上記透明カバー8が図5の二点鎖線の状態に開くの で、かかるタイミングで巻寿司載置部7の寿司載置面7b上に1本の巻寿司を載 置する。このとき、巻寿司載置部7に傾斜面7aが設けられているため、本体1 前方より巻寿司Mを容易に載置面7b上に載置することができるし、切断刃3は 寿司載置部7上に全く露出していないため、安全である。
【0020】 次に、上記ハンドル4をさらに矢印E方向に回転すると、上記カムKが上記操 作杆11から離間し、その結果上記透明カバー8はその自重により自動的に閉成 する。
【0021】 引き続いて、上記ハンドル4を矢印E方向に回転していくと、各切断刃3も矢 印E方向に回転する。上記切断刃3は液槽5のアルコール水Hに浸った状態で回 転し、その回転軌道途中において対応する飯粒除去板6の後端縁6b,6b’に その両側面を接触しながら回転し、ついで液槽5を出てスリットSを介して寿司 載置部7の上面に臨出し、さらに回転してその刃3aを上記巻寿司の側面に接触 した図1の状態に至る。
【0022】 ここで、さらに上記ハンドル4を矢印E方向に回転すると、上記切断刃3はさ らに回転しその刃3aにより巻寿司Mが複数個の巻寿司に切断される。このとき 、上記切断刃3は略半円形であり、寿司が完全に切断されるまで両切断面が接触 することはないため、寿司が形崩れを起こすことはない。また上記スリットSが 細いため海苔の巻き込みもなく、きれいにカットすることができる。
【0023】 上記切断刃3が上記巻寿司載置部7上に露出している上記工程の間は、上記透 明カバー8が上記寿司載置部7上を完全に覆っているため、操作者は上記切断刃 3に触れることはなく、安全である。
【0024】 そして上記切断が完了して上記切断刃3が上記寿司載置部7内部に完全に収納 された状態において(切断刃3が図5の二点鎖線の状態)、さらにハンドル4を 矢印B方向に回転すると上記カムKは再び図5の状態から上記操作杆11を矢印 F方向に回動させ、これに伴って動作杆9等の作用により上記透明カバー8が開 成状態となる。
【0025】 このとき、上記切断された巻寿司を取り出し、次の1本の筒状の巻寿司を巻寿 司載置面7b上に載置する。このとき、上記切断刃3は上記巻寿司載置部7のス リットSから全く露出しておらず、本体1内に収納された状態であるため、安全 に寿司の取卸作業を行うことができる。
【0026】 即ち、巻寿司の切断時は上記透明カバー8により操作者は切断刃3に触れるこ とはなく、寿司の取卸時は切断刃3が上記載置部7より全く露出していないため 、操作者は安全に切断作業及び寿司の取卸作業を行うことができる。
【0027】 その後は、さらにハンドル4を矢印E方向に回転すると上述の工程と同様の動 作により、順次巻寿司をカットしていくことができる。
【0028】 上記巻寿司Mをカットすると、上記切断刃3の両側面に飯が付着するが、上記 切断刃3は1回転毎に液槽5内のアルコール水Hで洗浄、滅菌され、さらに飯粒 除去板6の後端縁6b,6b’によりその両面に付着した飯を除去されるため、 上記各切断刃3は常に清潔に保持され、長期間良好な切れ味を維持できる。
【0029】 尚、上記透明カバー8の開閉は操作者が巻寿司の切断完了を確認しながら手動 で行う構成としても良い。
【0030】 また、上記軸2の回転はハンドル4による手動操作に限らず、上記軸2をモー タ等で回転駆動する構成としても良い。
【0031】 図中、12、13は上記軸2の軸受け、14は上記巻寿司載置部7を上記本体 1から外すためのハンドルである。
【0032】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、1本の巻寿司をカットするとき、保護カバーに より切断刃が外部に露出することはなく、操作者も切断刃に触れることがないた め、安全にカット作業を行うことができる。
【0033】 また、巻寿司をカットする度に切断刃が液槽内で洗浄されるため、切断刃を清 潔な状態に維持することができる。
【0034】 また、液槽内に滅菌作用のある液体を入れることにより、長期間に亙り切断刃 を清潔な状態に維持することができる。
【0035】 さらに、液槽内において飯粒除去板により切断刃に付着した飯粒等を除去でき るため、切断刃の切れ味を長期間に亙り良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の巻寿司カット装置の側面断面図であ
る。
【図2】図1のA−A’線断面図である。
【図3】切断刃近傍の斜視図である。
【図4】巻寿司カット装置の斜視図である。
【図5】図4のC−C’線断面図である。
【図6】図1の透明カバーを外した状態のB−B’線断
面図である。
【図7】従来の巻寿司をカットする装置の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 2 軸 3 切断刃 4 ハンドル 5 液槽 6 飯粒除去板 7 巻寿司載置部 8 透明カバー M 巻寿司 H アルコール水

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に左右方向に軸を設け、該軸に複
    数枚の切断刃を並設し、上記軸を回転することで上記切
    断刃を回転駆動し得る駆動手段を上記本体外部に設け、
    かつ上記本体内における上記切断刃の回転軌道内に液槽
    を設け、該本体上面には巻寿司を載置し得る巻寿司載置
    部を設けると共に、上記軸の回転により上記本体内部か
    ら上記載置部上に各切断刃を臨出させるための複数のス
    リットを上記各切断刃に対応して上記載置部に穿設し、
    さらに上記巻寿司載置部を覆う保護カバーを設け、上記
    軸を回転することで上記載置部上に載置された巻寿司を
    上記切断刃で複数個にカットするものであることを特徴
    とする巻寿司カット装置。
  2. 【請求項2】 上記液槽は滅菌作用のある液体を入れた
    ものであることを特徴とする請求項1記載の巻寿司カッ
    ト装置。
  3. 【請求項3】 上記液槽内における上記切断刃の回転軌
    道内に上記各切断刃の両面に接触する飯粒除去板を上記
    各切断刃毎に設けたことを特徴とする請求項1又は2記
    載の巻寿司カット装置。
JP8326592U 1992-12-02 1992-12-02 巻寿司カット装置 Expired - Fee Related JPH0737836Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002103283A (ja) * 2000-09-29 2002-04-09 Suzumo Machinery Co Ltd 海苔巻き寿司等の切断装置
WO2022215457A1 (ja) * 2021-04-07 2022-10-13 株式会社オーディオテクニカ 食品切断装置

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WO2022215457A1 (ja) * 2021-04-07 2022-10-13 株式会社オーディオテクニカ 食品切断装置

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JPH0737836Y2 (ja) 1995-08-30

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