JPH0646866Y2 - 注出容器 - Google Patents

注出容器

Info

Publication number
JPH0646866Y2
JPH0646866Y2 JP1987041839U JP4183987U JPH0646866Y2 JP H0646866 Y2 JPH0646866 Y2 JP H0646866Y2 JP 1987041839 U JP1987041839 U JP 1987041839U JP 4183987 U JP4183987 U JP 4183987U JP H0646866 Y2 JPH0646866 Y2 JP H0646866Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top plate
elastic
valve
container body
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987041839U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63149882U (ja
Inventor
康宏 藤原
哲三 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP1987041839U priority Critical patent/JPH0646866Y2/ja
Publication of JPS63149882U publication Critical patent/JPS63149882U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0646866Y2 publication Critical patent/JPH0646866Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、クリーム状等の内容物の注出容器に関する。
〔従来の技術〕 従来、容器の先端に設けた注出ヘッドに弾性弁を含むポ
ンプ機構を組み込み、このポンプ機構を作動させて容器
内に充填されたクリーム状等の内容物を注出する方式の
ものとしては、例えば第3図に示す実開昭61−153772号
公報に記載のクリーム状物注出容器等を含む多くの提案
がなされている。
この第3図のクリーム状物注出容器は、容器胴体部25の
上部に、胴体上端部26を残して、容器胴体部25の上部近
くに中仕切29を設け、この中仕切29には吸上孔30を設
け、この吸上孔30の外周部に取付け筒31を立設し、この
取付け筒31に前記吸上孔30を閉ざす吸込み弁32を設けて
いる。
そして、前記中仕切29には、前記胴体上端部26と前記取
付け筒31の間に、縦割り溝35を設けた仕切壁となる周壁
36を立設している。
そして、前記胴体上端部26には、キャップ部材39の周壁
40を外嵌して嵌着し、さらに、前記キャップ部材39の周
壁40のうち、前記吸上孔30を囲む側の周壁40に外周部分
の両側と後側の三方を連設した弾性ドームを設けてい
る。
そして、この弾性ドーム43の他側は、前記仕切壁となる
周壁36を覆い、そして、前記仕切壁となる周壁36の外側
に密着して垂下する基部44を形成して、前記縦割り溝35
を閉ざす弾性吐出弁45を設けると共に、吐出路筒48を並
設し、吐出路筒48に手動栓49を嵌着したものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記第3図のクリーム状注出容器は、中
仕切29に仕切壁となる周壁36を立設し、この周壁36に縦
割り溝35を設け、そして、胴体上端部26にキャップ部材
39の周壁40を外嵌し、弾性ドーム43の他側から垂下する
基部44を、周壁36に密着させて垂下させ、この基部44に
弾性吐出弁45を設けると共に、吐出路筒48を並設してい
るので、縦割り溝35と弾性吐出弁45及び吐出路筒48を設
けた部分が複雑な構成となり、製造も困難なものとなる
などの問題点がある。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みなされたもの
であり、注出容器のポンプ機構を簡単な構成とし組立て
も容易にできるようにすることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、かかる従来の問題点を解決するために次なる
構成とした。
すなわち、本考案の注出容器は、容器本体10の一端側に
水平方向に延びる頂板10dを形成して一端側を閉塞し、
この容器本体10の他端側の底部を開放して形成し、前記
頂板10dに貫通孔10aを設け、前記頂板10dの周囲部分の
容器本体10の上面に、環状の取付縁10cを立設し、この
取付縁10cと前記頂板10dとで区画された凹部である前記
頂板10dの上面に弾性弁部材11を重ね、弾性弁部材11の
嵌着用の環状部11eを前記取付縁10cに嵌合し、前記環状
部11eの上面の一部に、連通孔11cを設けた水平方向に延
びる弁座板11fを設け、前記弁座板11fの端部から垂下し
て中壁11bを設け、この中壁11bの下端と環状部11eの下
端の間に、前記貫通孔10aを覆い、容器本体10内の圧力
によって前記貫通孔10aを開閉する弾性弁部11aを、前記
頂板10dの上面に重ねて水平方向に設け、前記中壁11b
に、貫通孔10aと連通孔11cを連通させる中壁連通孔を設
け、前記弾性弁部材11の弁座板11fの上面に、弾性押釦
部材12の水平方向に延びる天板12eを重ね、弾性押釦部
材12の係合用環状部12cを、容器本体10の取付縁10cに嵌
着し、前記天板12eに前記連通孔11cに接続する注出管部
12bを上方に突出させて設け、この抽出管部12bの下部
に、前記天板12eの下面と同一平面の下面に形成した開
閉弁12dを設けて前記連通孔11cを覆い、前記弾性弁部11
aの上方の天板12eに、上方に突出する圧力室形成用の弾
性変形可能なドーム状の押釦部12aを設け、前記容器本
体10の内部に可動底蓋13を嵌装した注出容器とした。
〔作用〕
本考案の注出容器、注出口部を構成する部品が、容器本
体10と弾性弁部材11及び弾性押釦部材12の3つの部品で
構成され部品数が少ないので形成が容易である。
そして、その組立ても、容器本体10の頂板10dの上面に
弾性弁部材11を重ねて、弾性弁部材11の環状部11eを容
器本体10の取付縁10cに嵌合し、弾性弁部材11の弁座板1
1fの上面に、弾性押釦部材12の天板12eを重ねて、弾性
押釦部材12の係合用環状部12cを、容器本体10の取付縁1
0cに嵌着して行うものであるので、接合する各部品は、
全て上方から押し下げ組み立てたれ、組立てが容易であ
る。
さらに、容器本体10の頂板10dが吸入側の弁の弁座とな
り、この弁となる頂板10dの上に、弾性弁部材11の弾性
弁部11aを重ねて吸込側の弁が形成され、そして、弾性
弁部材11の弁座板11fが吐出側の弁の弁座となり、連通
孔11cを設けた弁座板11fの上を、弾性押釦部材12の天板
12eの下面と同一平面に形成した開閉弁12dで覆うように
形成してある。
したがって、閉鎖状態の弁座と弁を適度な密接状態とな
るように形成することが、きわめて容易にできる。
そして、押釦部12aを押圧操作すると、圧力室P内の内
容物が加圧されて連通孔11cおよび注出管部12bを経由し
て注出される。押釦部12aへの押圧操作を解除すると、
圧力室P内に生じた負圧で弾性弁部11aが開き、貫通孔1
0aを介して圧力室Pと容器本体10の内部が連通し、内容
物が貫通孔10aから圧力室P内に吸引されて導入され
る。
〔実施例〕
以下、本考案による注出容器の一実施例について図面を
参照しつつ説明する。
第1図および第2図に示すように、筒状の容器本体10の
先端の端部10bには貫通孔10aを設けた水平方向に延びる
頂板10dが設けられて閉鎖してあり、この頂板10dの外周
部分には環状の取付縁10cが立設してあり、この取付縁1
0cの上端外周には環状の段部が形成してあり、取付縁10
cの内側には、対向して係合用凹部10eが設けてある。
前記取付縁10cの内側即ちこの取付縁10cと頂板10dとで
区画された凹部には、弾性弁部材11の環状部11eを嵌入
し、弾性弁部材11の外側に設けた係合用凸部11dを、前
記係合用凹部10eに係合して嵌着し、頂板10dの上面に弾
性弁部材11を重ねてある。
そして、前記環状部11eの上部の一部には、半円形状の
水平方向に延びる弁座板11fが設けてあり、この弁座板1
1fの弦状部分には、図示してない連通孔を設けた中壁11
bが垂下して設けてあり、さらに、前記中壁11bの下端と
前記環状部11eの下端の内側間には、前記貫通孔10aを閉
鎖する帯状の弾性弁部11aが一体に設けてあり、この弾
性弁部材11aは頂板10dの上面に重ねて水平方向に設けて
ある。
そして、前記弁座板11fには、前記中壁11bに設けた図示
していない中壁連通孔を介して前記弾性弁部11aの上方
と連通する連通孔11cが設けてある。
また、前記取付縁10cには、弾性押釦部材12の係合用環
状部12cを外嵌して、係合用環状部12cの下端内周に設け
た環状の段部を、前記取付縁10cの環状の段部に係合し
て嵌着し、弾性弁部材11の水平方向に延びる弁座板11f
の上面に弾性押釦部材12の水平方向に延びる天板12eを
重ねてある。
前記弾性押釦部材12は、前記弾性弁部材11を外側から覆
って、内部に圧力室Pを形成する弾性押釦部材12となっ
ている。
そして、弾性押釦部材12の天板12eには、前記弾性弁部1
1aの上方の部分に、圧力室P内の圧力を変化させる弾性
変形可能な押釦部材12aを設けると共に、前記弾性弁部
材11の連通孔11cに連通する注出管部12bを立設し、前記
注出管部12bの下部には、前記天板12eの下面と同一平面
の下面に形成した開閉弁12dを設けて前記連通孔11cを覆
い、そして、前記連通孔11cを開閉する開閉弁12dを設け
てある。
そして、この開閉弁12dは内容物の注出圧で開閉する程
度の弾性を備えて成形されている。また、弾性押釦部材
12の外側から全体を覆う形で、キャップ20が容器本体10
の先端の端部10bに着脱自在である。しかも、このキャ
ップ20は容器本体10側への着装によって、その内面が注
出管部12bの先端開口端に無理のない状態で当接し、着
装と同時に注出管部12bを閉じる大きさおよび形状に設
定されている。
一方、容器本体10の後端は開口され、容器本体10内に内
容物を充填した後に、後端開口端から可動底蓋13が内周
面に気液密的に摺動自在に嵌装され、内周面に接触する
周縁のシール鍔部13aを介して内部を密封している。な
お、シール鍔部13aの円周に沿って数箇所に容器本体10
への嵌装を容易にするスリット13bが設けられている。
したがって、使用に際しては先ずキャップ20を容器本体
10側から取り外すと、注出管部12bが開放されて注出可
能な状態となる。これより、押釦部12aを押圧すると、
圧力室P内の内容物が加圧され、中壁11bに設けた図示
してない中壁連通孔から、連通孔11cを経て開閉弁12dを
下方から押しあげて開き、注出管部12bから外部に注出
される。
注出を終えて保管する際は、キャップ20を容器本体10側
に着装すると、キャップ20の内面に注出管部12bの先端
開口端が当接して閉じることで、保管中に容器本体10が
不用意に倒立するような事態が生じても、先端開口端か
ら内容物がこぼれたり、液垂れが生じたりするのを防止
することができる。
なお、製造工程における内容物の充填態様は、容器本体
10を倒立させて可動底蓋13の嵌装前に、後端開口端から
所要量の内容物が充填され、充填後に可動底蓋13を後端
開口端から嵌装せしめる。
〔考案の効果〕
本考案の注出容器は、注出口部を構成する部品が、容器
本体10と弾性弁部材11及び弾性押釦部材12の3部品で構
成されているので、部品を少なく安価に形成できる。
そして、その組立ても、容器本体10の頂板10dの上面に
弾性弁部材11を重ねて、弾性弁部材11の環状部11eを容
器本体10の取付縁10cに嵌合し、弾性弁部材11の弁座板1
1bの上面に、弾性押釦部材12の天板12eを重ねて、弾性
押釦部材12の係合用環状部12cを、容器本体10の取付縁1
0cに嵌着するものであるので、接合する各部品を全て上
方から押し下げて組み立てられ、組立が容易であり、特
に機械により組立てる場合に有利である。
さらに、容器本体10の頂板10dが吸入側の弁の弁座とな
り、この弁座となる頂板10dの上に、弾性弁部材11の弾
性弁部11aを重ねて吸入側の弁が形成され、そして、弾
性弁部材11の弁座板11fが吐出側の弁の弁座となり、連
通孔11cを設けた弁座板11fの上を、弾性押釦部材12の天
板12eの下面と同一平面に形成した開閉弁12dで覆うよう
に形成してある。
したがって、閉鎖状態の弁座と弁が適度な密接状態とな
るように形成することが、きわめて容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案による注出容器の一実施例
の分解斜視図および組立断面図をそれぞれ示し、第3図
は従来例を示す断面図である。 10……容器本体、10a……貫通孔、 10c……取付縁、10d……頂板 11……弾性弁部材、11a……弾性弁部 11b……中壁、11c……連通孔 11e……環状部、11f……弁座板 12……弾性押釦部材、12a……押釦部 12b……注出管部、12c……係合用環状部 12d……開閉弁、12e……天板 13……可動底蓋、20……キャップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体10の一端側に水平方向に延びる頂
    板10dを形成して一端側を閉塞し、この容器本体10の他
    端側の底部を開放して形成し、前記頂板10dに貫通孔10a
    を設け、前記頂板10dの周囲部分の容器本体10の上面
    に、環状の取付縁10cを立設し、この取付縁10cと前記頂
    板10dとで区画された凹部である前記頂板10dの上面に弾
    性弁部材11を重ね、弾性弁部材11の嵌着用の環状部11e
    を前記取付縁10cに嵌合し、前記環状部11eの上面の一部
    に、連通孔11cを設けた水平方向に延びる弁座板11bを設
    け、前記弁座板11bの端部から垂下して中壁11bを設け、
    この中壁11bの下端と環状部11eの下端の間に、前記貫通
    孔10aを覆い、容器本体10内の圧力によって前記貫通孔1
    0aを開閉する弾性弁部11aを、前記頂板10dの上面に重ね
    て水平方向に設け、前記中壁11bに、貫通孔10aと連通孔
    11cを連通させる中壁連通孔を設け、前記弾性弁部材11
    の弁座板11fの上面に、弾性押釦部材12の水平方向に延
    びる天板12eを重ね、弾性押釦部材12の係合用環状部12c
    を、容器本体10の取付縁10cに嵌着し、前記天板12eに前
    記連通孔11cに接続する注出管部12bを上方に突出させて
    設け、この注出管部12bの下部に、前記天板12eの下面と
    同一平面の下面に形成した開閉弁12dを設けて前記連通
    孔11cを覆い、前記弾性弁部11aの上方の天板12eに、上
    方に突出する圧力室形成用の弾性変形可能なドーム状の
    押釦部12aを設け、前記容器本体10の内部に可動底蓋13
    を嵌装した注出容器。
JP1987041839U 1987-03-20 1987-03-20 注出容器 Expired - Lifetime JPH0646866Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987041839U JPH0646866Y2 (ja) 1987-03-20 1987-03-20 注出容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987041839U JPH0646866Y2 (ja) 1987-03-20 1987-03-20 注出容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63149882U JPS63149882U (ja) 1988-10-03
JPH0646866Y2 true JPH0646866Y2 (ja) 1994-11-30

Family

ID=30857203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987041839U Expired - Lifetime JPH0646866Y2 (ja) 1987-03-20 1987-03-20 注出容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0646866Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200458459Y1 (ko) * 2009-04-29 2012-02-20 천용건 액체분배용 펌프

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61193070U (ja) * 1985-05-23 1986-12-01
JPH0335748Y2 (ja) * 1985-08-13 1991-07-29

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200458459Y1 (ko) * 2009-04-29 2012-02-20 천용건 액체분배용 펌프

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63149882U (ja) 1988-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1072052A (ja) 液体注出器
JPH0646866Y2 (ja) 注出容器
JPH0939990A (ja) セルフシールキャップ
JPH0617739Y2 (ja) 流動体注出容器
JP2002224602A (ja) 液吐出容器
JP3566818B2 (ja) 液体注出容器
US4979653A (en) Closure cap having structure for minimizing dripping
JP3686711B2 (ja) ポンプ付き吐出容器
JPH0627576Y2 (ja) 注出容器
JP4315514B2 (ja) 液体定量注出機構
JP2002128124A (ja) 注出容器
JPH0439191Y2 (ja)
JP2506318Y2 (ja) クリ―ム状物注出容器
JPS63183053U (ja)
JPH0335749Y2 (ja)
JPH0640121Y2 (ja) 粘性流体注出容器
JPH068042Y2 (ja) 中蓋付き容器
JPH0162718U (ja)
JPH0138045Y2 (ja)
KR200241999Y1 (ko) 혼합식 화장품 용기
JPH0617753Y2 (ja) クリ−ム状物注出容器
JP2528894Y2 (ja) クリーム状物吐出容器
JPS5920188Y2 (ja) ポンプ注液式液体容器
JPH0331738Y2 (ja)
JPH0451195Y2 (ja)