JPH0646562Y2 - 高荷重用14段圧延機 - Google Patents
高荷重用14段圧延機Info
- Publication number
- JPH0646562Y2 JPH0646562Y2 JP1726490U JP1726490U JPH0646562Y2 JP H0646562 Y2 JPH0646562 Y2 JP H0646562Y2 JP 1726490 U JP1726490 U JP 1726490U JP 1726490 U JP1726490 U JP 1726490U JP H0646562 Y2 JPH0646562 Y2 JP H0646562Y2
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- JP
- Japan
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- roll
- rolls
- backup
- longitudinal direction
- load
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、高荷重用14段圧延機に関するものである。
(従来の技術) 14段圧延機として、例えば、実公昭41−424号公報に記
載のものが公知である。この14段圧延機は、被圧延材を
圧延する上下各1本のワークロールと、この各ワークロ
ールを支持する上下各2本の第1中間ロールと、この各
中間ロールを支持する上下各3本のバックアップロール
とを備え、両端のバックアップロール間に、2本の第1
中間ロール及び中央のバックアップロールに接触するよ
うに小径の第2中間ロールを設けると共に、両端のバッ
クアップロールのロール径を大にしたものであった。
載のものが公知である。この14段圧延機は、被圧延材を
圧延する上下各1本のワークロールと、この各ワークロ
ールを支持する上下各2本の第1中間ロールと、この各
中間ロールを支持する上下各3本のバックアップロール
とを備え、両端のバックアップロール間に、2本の第1
中間ロール及び中央のバックアップロールに接触するよ
うに小径の第2中間ロールを設けると共に、両端のバッ
クアップロールのロール径を大にしたものであった。
又、12段あるいは20段圧延機において、ロールマークの
発生を防止するために、中間ロールをオシレート(長手
方向に往復移動)させる技術として、例えば特開昭60−
27403号公報や、特開昭60−148605号公報に記載のもの
が公知であった。
発生を防止するために、中間ロールをオシレート(長手
方向に往復移動)させる技術として、例えば特開昭60−
27403号公報や、特開昭60−148605号公報に記載のもの
が公知であった。
一方、板巾方向に均一な厚みの製品を得るため、中間ロ
ールを軸方向に移動させて、クラウン制御やエッジドロ
ップ軽減制御等の形状制御を行う技術も公知である(例
えば特開昭55−77903号公報参照)。
ールを軸方向に移動させて、クラウン制御やエッジドロ
ップ軽減制御等の形状制御を行う技術も公知である(例
えば特開昭55−77903号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来の14段圧延機においては、第2中間ロールを介
装し、バックアップロールの干渉をなくして、両端のバ
ックアップロールのロール径を大にしているため、許容
圧延荷重を大きくできるというメリットがある。
装し、バックアップロールの干渉をなくして、両端のバ
ックアップロールのロール径を大にしているため、許容
圧延荷重を大きくできるというメリットがある。
しかしながら、高荷重で圧延することになるとロールマ
ークは、ますます発生しやすくなるが、従来の14段圧延
機ではその為の対策が何等採られていない。
ークは、ますます発生しやすくなるが、従来の14段圧延
機ではその為の対策が何等採られていない。
12段、20段圧延機で中間ロールを圧延中にオシレートさ
せてロールマーク発生を防止する技術においては中間ロ
ールが圧延中に往復動させられる為、それらの中間ロー
ルに形状制御用のテーパクラウンを加工して形状制御を
行うことはできなかった。
せてロールマーク発生を防止する技術においては中間ロ
ールが圧延中に往復動させられる為、それらの中間ロー
ルに形状制御用のテーパクラウンを加工して形状制御を
行うことはできなかった。
すなわち、形状に影響を与える圧延材の温度等の信号に
応じてテーパやクラウンが加工された中間ロールを動か
してやれば形状制御は行えるもののロールマーク発生を
防止する為に圧延中、それらの信号とは無関係に中間ロ
ールが往復動(オシレート)させられるからである。
応じてテーパやクラウンが加工された中間ロールを動か
してやれば形状制御は行えるもののロールマーク発生を
防止する為に圧延中、それらの信号とは無関係に中間ロ
ールが往復動(オシレート)させられるからである。
また、中間ロールを長手方向に移動させてクラウン制御
やエッジドロップ軽減を計る技術も板形状の制御という
点では効果があるもののロールマークの防止にはつなが
らない。
やエッジドロップ軽減を計る技術も板形状の制御という
点では効果があるもののロールマークの防止にはつなが
らない。
そこで、本考案は、ロールマークの発生防止と形状制御
とを独立して行うことができる高荷重用14段圧延機を提
供することを目的とする。
とを独立して行うことができる高荷重用14段圧延機を提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、前記目的を達成するために、次の手段を講じ
た。即ち、請求項1記載の考案の特徴とする処は、被圧
延材20を圧延する上下各1本のワークロール21と、この
各ワークロール21を支持する上下各2本の第1中間ロー
ル22,23と、この各中間ロール22,23を支持する上下各3
本のバックアープロール24,25,26とを備え、両端のバッ
クアップロール24,26間に、2本の第1中間ロール22,23
及び中央のバックアップロール25に接触するように小径
の第2中間ロール27を設けると共に、両端のバックアッ
プロール24,26のロール径を大にした高荷重用14段圧延
機において、 前記各バックアップロール24,25,26を長手方向に分割さ
れた複数個の分割ロール28から構成し、ロールマーク防
止のために、前記第2中間ロール27を圧延中に長手方向
に往復移動させる駆動装置31を設け、かつ、前記第1中
間ロール22,23に形状制御用のテーパもしくはクラウン5
0を形成するとともに、形状制御のために、該第1中間
ロール22,23を長手方向に移動させる移動装置51を設け
た点にある。
た。即ち、請求項1記載の考案の特徴とする処は、被圧
延材20を圧延する上下各1本のワークロール21と、この
各ワークロール21を支持する上下各2本の第1中間ロー
ル22,23と、この各中間ロール22,23を支持する上下各3
本のバックアープロール24,25,26とを備え、両端のバッ
クアップロール24,26間に、2本の第1中間ロール22,23
及び中央のバックアップロール25に接触するように小径
の第2中間ロール27を設けると共に、両端のバックアッ
プロール24,26のロール径を大にした高荷重用14段圧延
機において、 前記各バックアップロール24,25,26を長手方向に分割さ
れた複数個の分割ロール28から構成し、ロールマーク防
止のために、前記第2中間ロール27を圧延中に長手方向
に往復移動させる駆動装置31を設け、かつ、前記第1中
間ロール22,23に形状制御用のテーパもしくはクラウン5
0を形成するとともに、形状制御のために、該第1中間
ロール22,23を長手方向に移動させる移動装置51を設け
た点にある。
また、請求項2記載の考案の特徴とする処は、前記考案
に加え、中央のバックアップロール25の分割ロール28a,
28bを千鳥状に配置し、第2中間ロール27の両端部にベ
ンディング装置32を設けた点にある。
に加え、中央のバックアップロール25の分割ロール28a,
28bを千鳥状に配置し、第2中間ロール27の両端部にベ
ンディング装置32を設けた点にある。
(作用) 請求項1記載の考案では、次のようにしてロールマーク
の発生が防止される。
の発生が防止される。
即ち、各バックアップロールは分割型とされているの
で、各バックアップロールに支持された第1中間ロール
及び第2中間ロールの表面に偏摩耗が発生しようとす
る。
で、各バックアップロールに支持された第1中間ロール
及び第2中間ロールの表面に偏摩耗が発生しようとす
る。
そこで、第2中間ロールを圧延中駆動装置により長手方
向に往復移動させる。この往復移動により、第2中間ロ
ールの偏摩耗が防止される。一方、この第2中間ロール
は、バックアップロールのみならず、2本の第1中間ロ
ールにも接している。従って、第2中間ロールの長手方
向往復移動により、第1中間ロールに発生しようとする
偏摩耗は、ならされ、平滑面になり、偏摩耗が防止され
る。
向に往復移動させる。この往復移動により、第2中間ロ
ールの偏摩耗が防止される。一方、この第2中間ロール
は、バックアップロールのみならず、2本の第1中間ロ
ールにも接している。従って、第2中間ロールの長手方
向往復移動により、第1中間ロールに発生しようとする
偏摩耗は、ならされ、平滑面になり、偏摩耗が防止され
る。
しかして、全中間ロールの偏摩耗が防止され、ロールマ
ールの発生が防止される。
ールの発生が防止される。
次に、形状制御は次のようにして行われる。例えば、圧
延材の温度等の形状に影響を与える信号により、移動装
置が作動し、第1中間ロールが所定量長手方向に移動す
る。第1中間ロールには、形状制御用のテーパもしくは
クラウンが加工されているので、該ロールの長手方向移
動により、板形状が修正される。
延材の温度等の形状に影響を与える信号により、移動装
置が作動し、第1中間ロールが所定量長手方向に移動す
る。第1中間ロールには、形状制御用のテーパもしくは
クラウンが加工されているので、該ロールの長手方向移
動により、板形状が修正される。
この形状制御のための第1中間ロールの移動は、前記第
2中間ロールのオシレートとは独立して行われる。
2中間ロールのオシレートとは独立して行われる。
しかして、本考案によれば、ロールマーク発生防止とは
独立して、形状制御を行うことができる。
独立して、形状制御を行うことができる。
更に、請求項2記載の考案では、ベンディング装置によ
り第2中間ロールをベンディングすれば、ワークロール
のクラウンが変わり、被圧延材の形状を修正できる。ま
た中央のバックアップロールの分割ロールが千鳥状であ
るため、第2中間ロールのベンダ機能が安定する。
り第2中間ロールをベンディングすれば、ワークロール
のクラウンが変わり、被圧延材の形状を修正できる。ま
た中央のバックアップロールの分割ロールが千鳥状であ
るため、第2中間ロールのベンダ機能が安定する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の高荷重用14段圧延機の実施例を示し、
20は被圧延材、21は被圧延材20を圧延するワークロール
で、上下に各1本設けられている。各ワークロール21は
上下各2本の第1中間ロール22,23により直接に支持さ
れ、また各第1中間ロール22,23は上下各3本のバック
アップロール24,25,26により直接又は間接的に支持され
ている。即ち、両端のバックアップロール24,25は第1
中間ロール22,23に直接に接触しており、このバックア
ップロール24,26間に、第1中間ロール22,23及び中央の
バックアップロール25と接触するように小径の第2中間
ロール27が配置されている。従って、中央のバックアッ
プロール25は小径の第2中間ロール27を介して第1中間
ロール22,23を間接的に支持している。そして、第2中
間ロール27を配置することにより、3本のバックアップ
ロール24,25,26相互間の干渉を防止し、これらバックア
ップロール24,25,26のロール径を大きくし、許容圧延荷
重を大きくしている。
20は被圧延材、21は被圧延材20を圧延するワークロール
で、上下に各1本設けられている。各ワークロール21は
上下各2本の第1中間ロール22,23により直接に支持さ
れ、また各第1中間ロール22,23は上下各3本のバック
アップロール24,25,26により直接又は間接的に支持され
ている。即ち、両端のバックアップロール24,25は第1
中間ロール22,23に直接に接触しており、このバックア
ップロール24,26間に、第1中間ロール22,23及び中央の
バックアップロール25と接触するように小径の第2中間
ロール27が配置されている。従って、中央のバックアッ
プロール25は小径の第2中間ロール27を介して第1中間
ロール22,23を間接的に支持している。そして、第2中
間ロール27を配置することにより、3本のバックアップ
ロール24,25,26相互間の干渉を防止し、これらバックア
ップロール24,25,26のロール径を大きくし、許容圧延荷
重を大きくしている。
即ち、第2中間ロール27がなければ、仮想線25aで示す
ように中央のバックアップロール25と両端のバックアッ
プロール24,26とが干渉し、ロール径を大きくできない
が、第1中間ロール22,23と中央のバックアップロール2
5との間に第2中間ロール27を介在することによって、
両端のバックアップロール24,26のロール径を大きくで
きる。従って、荷重負担の大きい両端のバックアップロ
ール24,26の負荷容量が大になり、それだけ許容圧延荷
重を大きくでき、高圧下可能な圧延機とすることができ
る。また硬質材の圧延では、バックアップロール径に対
してワークロール径を小さくできるので、より薄板の圧
延が可能になる。更に全体のロール数は14本であるた
め、従来の12段圧延機と同等の形状修正能力を維持する
ことができる。
ように中央のバックアップロール25と両端のバックアッ
プロール24,26とが干渉し、ロール径を大きくできない
が、第1中間ロール22,23と中央のバックアップロール2
5との間に第2中間ロール27を介在することによって、
両端のバックアップロール24,26のロール径を大きくで
きる。従って、荷重負担の大きい両端のバックアップロ
ール24,26の負荷容量が大になり、それだけ許容圧延荷
重を大きくでき、高圧下可能な圧延機とすることができ
る。また硬質材の圧延では、バックアップロール径に対
してワークロール径を小さくできるので、より薄板の圧
延が可能になる。更に全体のロール数は14本であるた
め、従来の12段圧延機と同等の形状修正能力を維持する
ことができる。
また、前記第1中間ロール22,23には、第2図に示す如
く、その端部にテーパまたはクラウン加工部50が形成さ
れている。上下の第1中間ロール及び左右の第1中間ロ
ールにおいて、テーパ加工部50は、それぞれ反対側に形
成されている。
く、その端部にテーパまたはクラウン加工部50が形成さ
れている。上下の第1中間ロール及び左右の第1中間ロ
ールにおいて、テーパ加工部50は、それぞれ反対側に形
成されている。
更に、第3図に示す如く、前記第1中間ロール22,23
は、移動装置51により、長手方向に移動される。即ち、
移動装置51は、ロールカバー52に固定されたギヤケース
53を有する。ギヤケース53内に一対のギヤ54,55が可回
動に支持され、一方のギヤ54は油圧モータ56に結合さ
れ、他方のギヤ55はネジ軸57に結合されている。ネジ軸
57に移動体58が螺合され、該移動体58にフック59が固定
されている。このフック59が、第1中間ロール22,23の
端部に固定されたベアリングケース60に係合している。
は、移動装置51により、長手方向に移動される。即ち、
移動装置51は、ロールカバー52に固定されたギヤケース
53を有する。ギヤケース53内に一対のギヤ54,55が可回
動に支持され、一方のギヤ54は油圧モータ56に結合さ
れ、他方のギヤ55はネジ軸57に結合されている。ネジ軸
57に移動体58が螺合され、該移動体58にフック59が固定
されている。このフック59が、第1中間ロール22,23の
端部に固定されたベアリングケース60に係合している。
しかして、油圧モータ56の正逆回転により、第1中間ロ
ール22,23が長手方向に移動自在とされている。即ち、
圧延状況に応じ(例えば温度変化の信号により)第1中
間ロール22,23を長手方向に移動させると、テーパ加工
部又はクラウン加工部50の位置が変るため、板形状が修
正される。
ール22,23が長手方向に移動自在とされている。即ち、
圧延状況に応じ(例えば温度変化の信号により)第1中
間ロール22,23を長手方向に移動させると、テーパ加工
部又はクラウン加工部50の位置が変るため、板形状が修
正される。
更に、第4図及び第5図に示す如く、各バックアップロ
ール24,25,26を長手方向に複数個の分割ロール28を備え
た分割型とし、その各分割ロール28をサドル29を介して
ハウジング30により支承すると共に、第2中間ロール27
の一端に駆動装置、例えば油圧シリンダ31を連結し、こ
の油圧シリンダ31によって第2中間ロール27を長手方向
に連結して往復移動させるようにしている。この往復移
動は圧延中に行われる。
ール24,25,26を長手方向に複数個の分割ロール28を備え
た分割型とし、その各分割ロール28をサドル29を介して
ハウジング30により支承すると共に、第2中間ロール27
の一端に駆動装置、例えば油圧シリンダ31を連結し、こ
の油圧シリンダ31によって第2中間ロール27を長手方向
に連結して往復移動させるようにしている。この往復移
動は圧延中に行われる。
即ち、剛性を高めるために、バックアップロール24,25,
26を分割型にした場合、その分割ロール28のロールマー
クが被圧延材20に転写されるのを防止する目的で、通
常、第1中間ロール22,23を長手方向に移動させる方法
を採っている。しかし、第1中間ロール22,23を長手方
向に移動させると、ワークロール21との間に相対すべり
があるため、ワークロール21の表面の肌荒れ、粗度変
化、すり傷が発生し、被圧延材20の表面性状に悪影響を
及ぼすことになる。
26を分割型にした場合、その分割ロール28のロールマー
クが被圧延材20に転写されるのを防止する目的で、通
常、第1中間ロール22,23を長手方向に移動させる方法
を採っている。しかし、第1中間ロール22,23を長手方
向に移動させると、ワークロール21との間に相対すべり
があるため、ワークロール21の表面の肌荒れ、粗度変
化、すり傷が発生し、被圧延材20の表面性状に悪影響を
及ぼすことになる。
然るに、第2中間ロール27を非分割の一体型としてお
き、圧延中に、この第2中間ロール27を油圧シリンダ31
により長手方向に連結して移動させる。このようにする
ことによって、第1中間ロール22,23に発生したバック
アップロール24,26のロールマークを除去でき、しか
も、ワークロール21と第1中間ロール22,23との間に長
手方向の相対すべりがないので、ワークロール21の表面
を損傷することがなく、表面性状の良好な製品を製造す
ることができる。
き、圧延中に、この第2中間ロール27を油圧シリンダ31
により長手方向に連結して移動させる。このようにする
ことによって、第1中間ロール22,23に発生したバック
アップロール24,26のロールマークを除去でき、しか
も、ワークロール21と第1中間ロール22,23との間に長
手方向の相対すべりがないので、ワークロール21の表面
を損傷することがなく、表面性状の良好な製品を製造す
ることができる。
なお、駆動装置は油圧シリンダ以外のものであっても良
い。また両端のバックアップロール24,26はクラウンコ
ントロール装置を有するものとする。
い。また両端のバックアップロール24,26はクラウンコ
ントロール装置を有するものとする。
第6図及び第7図は本考案の他の実施例を示し、被圧延
材20に対する形状修正能力が更に向上するように構成し
たものである。即ち、これは、第2中間ロール27の両端
にベンディング装置、例えば、油圧シリンダ32を設け、
第2中間ロール27にベンダ機能を持たせると共に、その
ベンダ機能を安定して発揮させるために、中央のバック
アップロール25の各分割ロール28a,28bを千鳥状に配置
したものである。
材20に対する形状修正能力が更に向上するように構成し
たものである。即ち、これは、第2中間ロール27の両端
にベンディング装置、例えば、油圧シリンダ32を設け、
第2中間ロール27にベンダ機能を持たせると共に、その
ベンダ機能を安定して発揮させるために、中央のバック
アップロール25の各分割ロール28a,28bを千鳥状に配置
したものである。
このように構成すれば、圧延中に油圧シリンダ32を伸縮
させることにより第2中間ロール27が第8図又は第9図
の如くベンディングし、第1中間ロール22,23を介して
ワークロール21のクラウンが変化するので、被圧延材20
に対する形状修正能力が更に向上する。
させることにより第2中間ロール27が第8図又は第9図
の如くベンディングし、第1中間ロール22,23を介して
ワークロール21のクラウンが変化するので、被圧延材20
に対する形状修正能力が更に向上する。
第8図はディクリーズベンディングの場合、第9図はイ
ンクリーズベンディングの場合を夫々示す。
ンクリーズベンディングの場合を夫々示す。
なお、この場合にも、第2中間ロール27を長手方向に移
動させる機能を併用している。
動させる機能を併用している。
本考案は前記各実施例に限定されるものではない。
(考案の効果) 本考案によれば、高荷重で圧延する14段圧延機におい
て、形状修正機能とロールマーク発生防止機能を兼ね備
え、かつ、両機能を独立して発揮させることができる。
て、形状修正機能とロールマーク発生防止機能を兼ね備
え、かつ、両機能を独立して発揮させることができる。
第1図は本考案の実施例を示すロール配置図、第2図は
第1図のII−II線断面図、第3図は移動装置の断面図、
第4図は本考案の実施例を示すロール配置図、第5図は
第4図のV−V矢視図、第6図は本考案の実施例を示す
ロール配置図、第7図は第6図のVII−VII矢視図、第8
図及び第9図は第7図の作用説明図である。 20…被圧延材、21…ワークロール、22,23…第1中間ロ
ール、24〜26…バックアップロール、27…第2中間ロー
ル、28,28a,28b…分割ロール、31…油圧シリンダ(駆動
装置)、32…油圧シリンダ(ベンディング装置)、50…
テーパまたはクラウン加工部、51…移動装置。
第1図のII−II線断面図、第3図は移動装置の断面図、
第4図は本考案の実施例を示すロール配置図、第5図は
第4図のV−V矢視図、第6図は本考案の実施例を示す
ロール配置図、第7図は第6図のVII−VII矢視図、第8
図及び第9図は第7図の作用説明図である。 20…被圧延材、21…ワークロール、22,23…第1中間ロ
ール、24〜26…バックアップロール、27…第2中間ロー
ル、28,28a,28b…分割ロール、31…油圧シリンダ(駆動
装置)、32…油圧シリンダ(ベンディング装置)、50…
テーパまたはクラウン加工部、51…移動装置。
Claims (2)
- 【請求項1】被圧延材(20)を圧延する上下各1本のワ
ークロール(21)と、この各ワークロール(21)を支持
する上下各2本の第1中間ロール(22)(23)と、この
各中間ロール(22)(23)を支持する上下各3本のバッ
クアープロール(24)(25)(26)とを備え、両端のバ
ックアップロール(24)(26)間に、2本の第1中間ロ
ール(22)(23)及び中央のバックアップロール(25)
に接触するように小径の第2中間ロール(27)を設ける
と共に、両端のバックアップロール(24)(26)のロー
ル径を大にした高荷重用14段圧延機において、 前記各バックアップロール(24)(25)(26)を長手方
向に分割された複数個の分割ロール(28)から構成し、
ロールマーク防止のために、前記第2中間ロール(27)
を圧延中に長手方向に往復移動させる駆動装置(31)を
設け、かつ、前記第1中間ロール(22)(23)に形状制
御用のテーパもしくはクラウン(50)を形成するととも
に、形状制御のために、該第1中間ロール(22)(23)
を長手方向に移動させる移動装置(51)を設けたことを
特徴とする高荷重用14段圧延機。 - 【請求項2】中央のバックアップロール(25)の分割ロ
ール(28a)(28b)を千鳥状に配置し、第2中間ロール
(27)の両端部にベンディング装置(32)を設けたこと
を特徴とする請求項1に記載の高荷重用14段圧延機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1726490U JPH0646562Y2 (ja) | 1989-02-23 | 1990-02-22 | 高荷重用14段圧延機 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1-44518 | 1989-02-23 | ||
JP4451889 | 1989-02-23 | ||
JP1726490U JPH0646562Y2 (ja) | 1989-02-23 | 1990-02-22 | 高荷重用14段圧延機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH034301U JPH034301U (ja) | 1991-01-17 |
JPH0646562Y2 true JPH0646562Y2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=31717364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1726490U Expired - Fee Related JPH0646562Y2 (ja) | 1989-02-23 | 1990-02-22 | 高荷重用14段圧延機 |
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JP (1) | JPH0646562Y2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101271845B1 (ko) * | 2010-03-11 | 2013-06-07 | 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 | 다단 압연기 |
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KR100974866B1 (ko) * | 2010-01-26 | 2010-08-11 | 심윤경 | 공압식 부화장치 |
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1990
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KR101271845B1 (ko) * | 2010-03-11 | 2013-06-07 | 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 | 다단 압연기 |
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JPH034301U (ja) | 1991-01-17 |
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