JPH0645995U - 高所作業車の作業台への送油機構 - Google Patents

高所作業車の作業台への送油機構

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JPH0645995U
JPH0645995U JP8770492U JP8770492U JPH0645995U JP H0645995 U JPH0645995 U JP H0645995U JP 8770492 U JP8770492 U JP 8770492U JP 8770492 U JP8770492 U JP 8770492U JP H0645995 U JPH0645995 U JP H0645995U
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JP
Japan
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boom
vertical post
hose
workbench
actuator
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JP8770492U
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English (en)
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進 小川
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Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブームをできる限り小型化することが可能
で、かつ、レベリング機構作動時にホースがシリンダ、
ブームの内壁、またはホース同士と干渉することのない
ような作業台への送油機構を得る。 【構成】 ブーム11からアクチェータへの給排油路接
続のため垂直ポスト13内に設けた回転継手14と、ブ
ーム11の躯体を貫通し一端がブーム内部に開口し他端
がブーム外部に開口した固定継手20を備えている。そ
して、車体側油圧源からブーム11内を延びて配設され
た第3ホース17cを固定継手20の一端に接続し、固
定継手20の他端にはブーム11と垂直ポスト13の外
側に配設された第2ホース17bが接続され、この第2
ホース17bの他端は回転継手21から垂直ポスト13
の外部に突出している配管14aに接続されるようにし
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高所作業車の送油機構に関し、さらにはアクチェータを備えた作業 台とこの作業台が取り付けられたブームに配管を配設する高所作業車の作業台へ の送油機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
倒伏、伸長自在なブームの先端に作業台を備えた高所作業車においては、作業 を行う際に使用するマニピュレータ、ウインチ等のアクチェータを作業台に備え る場合がある。これらのアクチェータは油圧により作動するため、アクチェータ の給排油路を作業車の車体に設けられた油圧源からホース等により作業台まで配 設する必要がある。そして、これらのホースはブームに沿った形で配設されるが 、ブームは倒伏伸長するためホースもブームの動きに合わせて伸長させなければ ならず、そのためのホースの伸長機構がブームの内部に設けられている。したが ってホースはブームの内部を通り作業台に設けられたアクチェータに接続される 。
【0003】 ここで、ブームと作業台の取付機構について図7を参照しながら説明する。 倒伏、伸長が自在なブーム1は中空部材で製作されており、その先端には垂直 ポスト3が揺動自在に取り付けられ、ブーム1の倒伏角度に合わせてレベリング シリンダ2を伸縮させ常に垂直ポスト3が垂直になるようにしている。そして、 この垂直ポスト3には作業台6が油圧モータ(図示せず)等により垂直ポストを 中心として回転するように取り付けられ、この作業台6にはアクチェータ5が取 り付けられている。アクチェータ5への油圧の給排は、第1ホース7aによって 行われるがアクチェータ5が取り付けられた作業台6が回転するため第1ホース 7aは垂直ポスト内に設けられた回転継手(スイベルジョイント)4に接続され ている。そして回転継手4に接続された第2ホース7bはブーム1内部の空間に 配設され油圧源8に接続される。これにより、作業台6が回転してもアクチェー タ5と油圧源8とを繋ぐ配管7a、7bは捻れることがない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなブーム1と作業台6の取付機構においては中空のブ ーム1の先端付近にレベリングシリンダ2が備えられており、さらにこの中空の ブーム1の内側を油圧源8とアクチェータ5を繋ぐためのホース7bも配設され ている。したがって、ブーム1が作動するとレベリングシリンダ2が揺動し、中 空のブーム1の先端付近でホース7bとシリンダ2、ブーム1の内壁、またはホ ース7bが複数ある場合はホース同士が干渉し摩擦によりホース7bが損傷する おそれがあるという問題があった。 また、ブーム1の内部にはレベリングシリンダ2を備えるための空間とホース 7bを配設させるための空間が必要になるが、レベリングシリンダ2はブーム1 内部で揺動し、ホース7bもブーム1と垂直ポスト3の動きに応じて移動するた めブーム1内部の空間を広く取る必要がある。このため、ブーム1の強度的には 問題がなくてもレベリングシリンダ2とホース7bの配設のための空間を確保す るためブーム1の寸法を大きくする必要がありブームが不必要に大型化するとい う問題もある。
【0005】 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものでありブームをできる限り小 型化することが可能で、かつ、レベリング機構作動時にホースがシリンダ、ブー ムの内壁、またはホース同士と干渉することのないような作業台への送油機構を 提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案の高所作業車の作業台への送油機構は、 ブームの先端にレベリング機構を介して取り付けられた垂直ポストに取り付けら れ、この作業台にアクチェータを有した高所作業車において、ブームからアクチ ェータへの給排油路接続のため垂直ポスト内に回転継手が設けられ、ブームの躯 体を貫通し一端がブーム内部に開口し他端がブーム外部に開口した固定継手を備 え、さらに、車体側油圧源からブーム内を延びて配設された配管を、固定継手の 一端に接続し、固定継手の他端にはブームと垂直ポストの外側に配設された可撓 管が接続され、この可撓管の他端は回転継手から垂直ポストの外部に突出してい る配管に接続されるようにしている。
【0007】
【作用】
これらのような高所作業車の作業台への送油機構では、ブームが作動しレベリ ングシリンダが揺動してもブームから垂直ポストまでの配管はブーム及び垂直ポ ストの外側を通っているので、この配管がブーム内に備えられたシリンダ、ブー ムの内壁、または他の配管と干渉することがない。したがって、ブームから垂直 ポストまでのホースは摩擦による損傷のおそれがない。
【0008】
【実施例】
以下本考案の好ましい実施例に付いて図を参照しながら説明する。 まず、本考案にかかる作業台への送油機構を備えた高所作業車の一例を図2を 参照しながら説明する。この高所作業車は、車体31上に旋回自在な旋回台32 を有し、この旋回台32に起伏自在に伸縮ブーム33が取り付けられている。こ の伸縮ブーム33はテレスコピックに(入れ子式に)伸縮自在な基端ブーム33 a、中間ブーム33bおよび先端ブーム33cからなり、基端ブーム33aが旋 回台32に支軸32aを介して枢支され起伏自在となっている。なお、この伸縮 ブーム33は内部に配設された伸縮シリンダ(図示せず)により伸縮作動され、 旋回台32と基端ブーム33aとの間に配設された起伏シリンダ34により起伏 作動される。
【0009】 先端ブーム33cの先端にはピン33dにより枢支されて上下に揺動自在に支 持部材36が取り付けられている。この支持部材36は垂直ポスト36aを有し 、垂直ポスト36aに作業台37の一対のブラケット37aが回動自在に取り付 けられている。これにより、作業台37は支持部材36により水平旋回自在に支 持されている。 作業台37には作業者が搭乗するため、作業台37はブーム33の起伏の如何 に拘らず常時水平に保持される。このため、この高所作業車には、上レベリング シリンダ35aと下レベリングシリンダ35bとから構成されるレベリング装置 が取り付けられている。上レベリングシリンダ35aは先端ブーム33cと支持 部材36との間に配設されており、下レベリングシリンダ35bは旋回台32と 基端ブーム33aとの間に配設されている。 これら両レベリングシリンダ35a、35bのボトム側油室同士およびロッド 側油室同士が連通されており、伸縮ブーム33の起伏作動と逆の揺動作動が支持 部材36に与えられ、作業台37の姿勢が常時水平に保持される。
【0010】 次に、アクチェータを備えた作業台のへの油圧の給排機構の構成を、図1及び 図3を参照しながら説明する。 アクチェータ15を作動させるための給排油路として、車体(図示せず)に設 けられている油圧源18からブーム11内を通じて第3ホース17cが配設され る。第3ホース17cは、ブーム11の先端部を構成するブラケット11aまた は11bを貫通して取り付けられた固定継手20(詳細は後述する)のブームの 内側に開口した一端に口金19により接続されている。
【0011】 また、固定継手20のブラケットの外側に開口した他端には第2ホース17b がロータリーコネクタ21によって取り付けられ、第2ホース17bはブーム1 1および垂直ポスト13の外側に配設されている。第2ホース17bの他端は、 垂直ポスト13の内部に備えられた回転継手14の下方から垂直ポスト13の外 部に突出した回転継手パイプ14aにコネクタ14bによって接続されている。 そして第1ホース17aは他端が回転継手14の上方から垂直ポスト13の内 部に配設され、作業台16に備えられたアクチェータ15に接続されている。 このため、作業台16が垂直ポスト13を中心に回転しても、アクチェータ1 5と油圧源18とを繋ぐホース17a、17b、17cは捻れを生じることがな い。
【0012】 つぎに、固定継手20について図4を参照しながら説明する。 固定継手20は金属の円柱で製作されており、円柱の端面から第3ホース17 c及び第2ホース17bの内径以上の径を有する穴20aが円柱を貫通しないよ うに開けられている。そして、穴20aの開口部にロータリーコネクタ21が螺 合して取り付けられる。また、ロータリーコネクタ21を取り付けた側と反対側 の外周の一点に貫通穴が開けられ、固定継手20にはL字型の貫通穴が形成され ている。なお、この外周側の貫通穴には口金19が螺合して取り付けられる。こ の固定継手20は、口金19が取り付けられる貫通穴を有した方をブラケット1 1aまたは11bの内側にくるようにして、口金19を取り付けることのできる 最小の寸法を内側に突出させてブラケット11aまたは11bに溶接等により固 着される。
【0013】 以上においてはアクチェータ15に1本の油路を設ける場合について説明した が、アクチェータ15は複数のホースを必要とする場合が多く、この場合の固定 継手の取付方法について図5、図6を参照しながら説明する。 この場合には、ブーム11の先端部を構成するブラケット11a、11bを貫 通して固着される複数の固定継手20は、ブームの内側に配設された複数の第3 ホース同士とブームの外側に配設された複数の第2ホース同士が干渉しないよう 上下左右に交互に設けられている。したがって、第3ホース配設のためにブーム 11の内側に必要な寸法は口金19と第3ホース17cが接続できるLaでよく 、また第2ホース同士が干渉することもない。
【0014】 このように構成されたブーム11と垂直ポスト13の動作を再び図1及び図3 を参照しながら説明する。 垂直ポスト13は前述のレベリング機構によりブーム11が倒伏しても常に垂 直状態を維持することができる。 ブーム11が倒伏すると垂直ポスト13の垂直状態を維持させるためにシリン ダ22が伸縮動作をする。この時、シリンダ22のシリンダチューブ側端はブー ム11の先端付近に保持ピン22aによって揺動自在に保持されているためシリ ンダ22の伸縮動作によって中空のブーム11の内部及びブラケット11a、1 1bの内側を揺動する。しかし、ブーム11の内部に配設されていた油圧給排用 の第3ホース17cは、ブーム11の先端付近に固着された固定継手20のブー ム11の内側に突出した開口部に接続されているためにシリンダ22が揺動して も干渉することがない。
【0015】 そして、固定継手20のブーム11の外側に突出した開口部にはロータリーコ ネクタ21が固定され、このロータリーコネクタ21には第2ホース17bが接 続されている。そして、この第2ホースの他端は垂直ポスト13から突出した回 転継手パイプ14aに接続されている。このため前述のレベリング機構の作動に より保持ピン11cを中心にブーム11と垂直ポスト13が揺動しても、ロータ リーコネクタ21と第2ホース17b自体の動きにより第2ホース17bは無理 なく動くことができる。なお、回転継手パイプ14aは垂直ポスト13に形成し た開口から突出させるだけでもよいが、垂直ポスト13の躯体を貫通させて固着 した固定継手(上記第3ホース17cと第2ホース17bとを接続させる固定継 手20と同様の継手)を用いて配管してもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案の送油機構は、ブームからアクチェータへの給排油路接続 のため垂直ポスト内に設けた回転継手と、ブームの躯体を貫通し一端がブーム内 部に開口し他端がブーム外部に開口した固定継手を備え、車体側油圧源からブー ム内を延びて配設された第3ホースを固定継手の一端に接続し、固定継手の他端 にはブームと垂直ポストの外側に配設されたた第2ホースが接続され、この第2 ホースの他端は回転継手から垂直ポストの外部に突出している配管に接続される ようにしている。 このため、ブームから垂直ポストまでの第2ホース、第3ホースはブームと垂 直ポストの接続部分に設けられたレベリング機構のシリンダ、ブームの内壁及び 他のホースと干渉することの無いように配設することができ、摩擦によりホース が損傷することがない。 さらに、ブーム内部の空間にシリンダとホースを備える場合に、ホースを配設 するためのホーススペースを固定継手に配管を接続するための口金が取り付けら れるだけの寸法とすれば良いため、ブームを小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる作業台への送油機構を備えた高
所作業車のブームと垂直ポストの接続部分の斜視図であ
る。
【図2】上記作業車の全体の側面図である。
【図3】上記作業車の作業台への送油機構の側面図であ
る。
【図4】固定継手の側面図である。
【図5】複数の固定継手を設けたブームの先端の正面図
である。
【図6】上記ブームの先端の側面図である。
【図7】従来の作業車の作業台への送油機構の側面図で
ある。
【符号の説明】
11 ブーム 13 垂直ポスト 14 回転継手 15 アクチェータ 16 作業台 17a 第1ホース 17b 第2ホース 17c 第3ホース 19 口金 20 固定継手 21 ロータリーコネクタ 22 シリンダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体上に起伏等の作動が自在に配設され
    たブームと、このブームの先端にレベリング機構を介し
    て常時垂直になるように保持されて取り付けられた垂直
    ポスト部材と、この垂直ポスト部材に水平方向の旋回が
    自在に取り付けられた作業台と、この作業台に作業を行
    う際に使用するアクチェータとを有してなる高所作業車
    の作業台への送油機構であって、 前記ブームから前記アクチェータへの給排油路接続のた
    め前記垂直ポスト内に設けた回転継手と、 前記回転継手と前記アクチェータを繋ぐ第1配管と、 前記ブームの躯体を貫通し一端が前記ブーム内部に開口
    し他端が前記ブーム外部に開口した固定継手と、 前記ブーム内を延びて配設され、前記固定継手の前記一
    端と車体側油圧源とを繋ぐ第2配管と、 前記固定継手の前記他端に接続され前記ブームおよび前
    記垂直ポストの外側に配設された可撓管と、 一端が前記回転継手に接続され、他端が前記垂直ポスト
    の外部に突出して前記可撓管に接続される第3配管とを
    有してなることを特徴とする高所作業車の作業台への送
    油機構。
JP8770492U 1992-11-27 1992-11-27 高所作業車の作業台への送油機構 Pending JPH0645995U (ja)

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