JPH0645781A - 電磁波遮蔽構造体 - Google Patents
電磁波遮蔽構造体Info
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- JPH0645781A JPH0645781A JP4195375A JP19537592A JPH0645781A JP H0645781 A JPH0645781 A JP H0645781A JP 4195375 A JP4195375 A JP 4195375A JP 19537592 A JP19537592 A JP 19537592A JP H0645781 A JPH0645781 A JP H0645781A
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- communication device
- case
- housing
- insulating material
- antenna
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-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K9/00—Screening of apparatus or components against electric or magnetic fields
- H05K9/0073—Shielding materials
- H05K9/0081—Electromagnetic shielding materials, e.g. EMI, RFI shielding
- H05K9/0088—Electromagnetic shielding materials, e.g. EMI, RFI shielding comprising a plurality of shielding layers; combining different shielding material structure
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B15/00—Suppression or limitation of noise or interference
- H04B15/02—Reducing interference from electric apparatus by means located at or near the interfering apparatus
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車用電話機などの通信機に迷結合して侵
入し、あるいは、通信機から漏洩する不所望の電磁波を
十分に遮蔽するために、 【構成】 磁性材を含む絶縁材よりなり、一面を導電性
被膜により覆った平板によって通信機本体の電子回路基
板および筐体を構成し、その筐体内に通信機本体を格納
するとともに電源接続線を同様の構成で被覆し、 【効果】 自他の通信に及ぼす不所望電磁波による障害
を従来に比して格段に低減させる。
入し、あるいは、通信機から漏洩する不所望の電磁波を
十分に遮蔽するために、 【構成】 磁性材を含む絶縁材よりなり、一面を導電性
被膜により覆った平板によって通信機本体の電子回路基
板および筐体を構成し、その筐体内に通信機本体を格納
するとともに電源接続線を同様の構成で被覆し、 【効果】 自他の通信に及ぼす不所望電磁波による障害
を従来に比して格段に低減させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用電話機などの
ように送信および受信を行ない、あるいは、受信専用と
する超短波帯などの無妨害通信機に関し、特に、所定の
送受信電波以外は混入せず、また、発散しないように自
他の混信妨害を充分に防止するようにしたものである。
ように送信および受信を行ない、あるいは、受信専用と
する超短波帯などの無妨害通信機に関し、特に、所定の
送受信電波以外は混入せず、また、発散しないように自
他の混信妨害を充分に防止するようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、例えば超短波帯などで用いるこ
の種の通信機においては、所望の受信波以外の外来電波
が受信回路に迷結合して受信障害が生じ、あるいは、受
信回路の局部発振出力が漏洩して他の通信機に妨害を与
えるなど、送受信アンテナからの所定の送受信電波以外
の不所望周波数の外来電波が受信回路に混入し、あるい
は、不所望周波数の電波を発散させて自他の通信機に通
信妨害を生ずることが多い。
の種の通信機においては、所望の受信波以外の外来電波
が受信回路に迷結合して受信障害が生じ、あるいは、受
信回路の局部発振出力が漏洩して他の通信機に妨害を与
えるなど、送受信アンテナからの所定の送受信電波以外
の不所望周波数の外来電波が受信回路に混入し、あるい
は、不所望周波数の電波を発散させて自他の通信機に通
信妨害を生ずることが多い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】かかる自他の通信機に
生ずる通信妨害を防止するために、従来、送受信回路の
要所に漏洩あるいは迷結合を遮断するための適切な導電
材による遮蔽を施すとともに、当該通信機を格納するプ
ラスティック製などの絶縁材筐体の外面に導電性を付与
し、さらに、電源接続線を金属網シースで包んでその外
側にゴム質被覆を施すなど、筐体全体を遮蔽するような
妨害防止策が採られていたが、通信機回路を構成する半
導体基板に施した遮蔽用導電材の形状寸法が妨害波の波
長に近似しているためにその導電材が妨害波に対するア
ンテナとして作用するために、特に局部発振出力の漏洩
などは充分に抑圧し得ず、他の通信機に妨害を与える場
合が多く、所定の送受信電波以外に対して充分な遮蔽を
施すことが、この種の通信機に関する従来の課題となっ
ていた。
生ずる通信妨害を防止するために、従来、送受信回路の
要所に漏洩あるいは迷結合を遮断するための適切な導電
材による遮蔽を施すとともに、当該通信機を格納するプ
ラスティック製などの絶縁材筐体の外面に導電性を付与
し、さらに、電源接続線を金属網シースで包んでその外
側にゴム質被覆を施すなど、筐体全体を遮蔽するような
妨害防止策が採られていたが、通信機回路を構成する半
導体基板に施した遮蔽用導電材の形状寸法が妨害波の波
長に近似しているためにその導電材が妨害波に対するア
ンテナとして作用するために、特に局部発振出力の漏洩
などは充分に抑圧し得ず、他の通信機に妨害を与える場
合が多く、所定の送受信電波以外に対して充分な遮蔽を
施すことが、この種の通信機に関する従来の課題となっ
ていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、上述し
た従来の課題を解決し、所定の送受信電波以外は、不所
望の外来電波の侵入および不所望の内部発生電波の漏洩
を充分に防止した無妨害通信機を提供することにある。
た従来の課題を解決し、所定の送受信電波以外は、不所
望の外来電波の侵入および不所望の内部発生電波の漏洩
を充分に防止した無妨害通信機を提供することにある。
【０００５】すなわち、本発明無妨害通信機は、磁性材
を含む絶縁材料よりなり、少なくとも一面を導電性被膜
により覆って遮蔽を施した平板により基板および筐体を
構成し、当該基板上に構成した電子回路を当該筐体に格
納したことを特徴とするものである。
を含む絶縁材料よりなり、少なくとも一面を導電性被膜
により覆って遮蔽を施した平板により基板および筐体を
構成し、当該基板上に構成した電子回路を当該筐体に格
納したことを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】したがって、本発明無妨害通信機を使用すれ
ば、従来相互に妨害を与えて通話に障害が多発していた
自動車用電話機などに生ずる自他の通信障害をほぼ充分
に防止することができる。
ば、従来相互に妨害を与えて通話に障害が多発していた
自動車用電話機などに生ずる自他の通信障害をほぼ充分
に防止することができる。
【０００７】
【実施例】以下に図面を参照して実施例につき本発明を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【０００８】まず、本発明無妨害通信機の概略構成の例
を、図１(a) に示す従来構成と対比して、模式的に図１
(b) に示す。
を、図１(a) に示す従来構成と対比して、模式的に図１
(b) に示す。
【０００９】図１(a) に示す従来構成のこの種の通信機
においては、通信機本体１を外周面に導電性被膜５を施
して遮蔽した絶縁材筐体4a内に格納して送受信アンテナ
２を筐体外に突出させるとともに、電源接続線３をワイ
ヤメッシュなどの導電性被覆６で包み、その外側を絶縁
材外被7aで覆ってある。
においては、通信機本体１を外周面に導電性被膜５を施
して遮蔽した絶縁材筐体4a内に格納して送受信アンテナ
２を筐体外に突出させるとともに、電源接続線３をワイ
ヤメッシュなどの導電性被覆６で包み、その外側を絶縁
材外被7aで覆ってある。
【００１０】しかしながら、かかる従来の技術的概念に
よって構成された遮蔽筐体によっては、現実に、不所望
電波の混入もしくは漏洩を充分に阻止し得ず、自他の通
信機に様々の通信障害を生じているのが実情である。
よって構成された遮蔽筐体によっては、現実に、不所望
電波の混入もしくは漏洩を充分に阻止し得ず、自他の通
信機に様々の通信障害を生じているのが実情である。
【００１１】かかる従来の構成に対し、本発明無妨害通
信機においては、図１(b) に模式的に示すように、通信
機本体１を格納してアンテナ２を突出させる筐体を、例
えばフェライトなどのフェリ磁性材の粒子もしくは粉末
を適量均一に混入させたプラスティックなどの絶縁材筐
体4aの内面に導電性被膜５を被着するとともに、電源接
続線３を例えば従来と同様にワイヤメッシュなどの導電
性被覆６で包み、その外側を例えばフェライトなどのフ
ェリ磁性材の粒子もしくは粉末を適量均一に混入させた
ゴム質絶縁材よりなる可撓絶縁材外被7bで覆い、筐体4a
の内面の導電性被膜５および電源接続線３の導電被覆６
を接地する。
信機においては、図１(b) に模式的に示すように、通信
機本体１を格納してアンテナ２を突出させる筐体を、例
えばフェライトなどのフェリ磁性材の粒子もしくは粉末
を適量均一に混入させたプラスティックなどの絶縁材筐
体4aの内面に導電性被膜５を被着するとともに、電源接
続線３を例えば従来と同様にワイヤメッシュなどの導電
性被覆６で包み、その外側を例えばフェライトなどのフ
ェリ磁性材の粒子もしくは粉末を適量均一に混入させた
ゴム質絶縁材よりなる可撓絶縁材外被7bで覆い、筐体4a
の内面の導電性被膜５および電源接続線３の導電被覆６
を接地する。
【００１２】すなわち、前述した通信障害の実情に鑑
み、本発明においては、通信機本体を格納する筐体によ
って包括的に不所望電波の混入および漏洩を遮蔽しよう
とする技術的概念においては、従来どおりであるが、以
下に述べるように新たな遮蔽原理に基づいて通信機本体
内の電子回路基板および通信機本体を格納する筐体を構
成し、不所望電波を従来に比して格段に確実に十分遮蔽
し得るようにしている。
み、本発明においては、通信機本体を格納する筐体によ
って包括的に不所望電波の混入および漏洩を遮蔽しよう
とする技術的概念においては、従来どおりであるが、以
下に述べるように新たな遮蔽原理に基づいて通信機本体
内の電子回路基板および通信機本体を格納する筐体を構
成し、不所望電波を従来に比して格段に確実に十分遮蔽
し得るようにしている。
【００１３】本発明は、無線通信機に使用する筐体や電
子回路基板を磁性材を含有する絶縁材料により形成して
導電性被膜により覆い、電波の遮蔽体として作用させる
ことを遮蔽原理としたものであるから、まず、使用する
磁性材、具体的にはフェライトが呈する磁気的性質を検
討するに、フェライトの複素透磁率
子回路基板を磁性材を含有する絶縁材料により形成して
導電性被膜により覆い、電波の遮蔽体として作用させる
ことを遮蔽原理としたものであるから、まず、使用する
磁性材、具体的にはフェライトが呈する磁気的性質を検
討するに、フェライトの複素透磁率
【外１】 の実部μ′および虚部μ′′の周波数依存性は図２に示
すようになる。
すようになる。
【００１４】すなわち、フェライトの透磁率
【外２】 の実部μ′は、周波数が高くなると、磁気共鳴周波数 f
r の手前から減少し続けるのに反し、虚部μ′′は、周
波数が高くなると増大し始めて磁気共鳴周波数 f r で最
大となり、その結果、高域周波数では μ′′≫μ′と
なり、したがって、いま、真空中でインダクタンスＬを
呈する導線にフェライトを装荷すると、その導線のイン
ピーダンスは jωμ′L + ω μ′′L となり、虚部ω
μ′′L の抵抗が実部ωμ′L の抵抗に付加され、しか
も、図２に示したように透磁率
r の手前から減少し続けるのに反し、虚部μ′′は、周
波数が高くなると増大し始めて磁気共鳴周波数 f r で最
大となり、その結果、高域周波数では μ′′≫μ′と
なり、したがって、いま、真空中でインダクタンスＬを
呈する導線にフェライトを装荷すると、その導線のイン
ピーダンスは jωμ′L + ω μ′′L となり、虚部ω
μ′′L の抵抗が実部ωμ′L の抵抗に付加され、しか
も、図２に示したように透磁率
【外３】 の実部μ′は周波数の増大とともに減少するのであるか
ら、高域周波数におけるフェライト装荷線のインピーダ
ンスは、図３に示す実験データからも判るように、実質
的に
ら、高域周波数におけるフェライト装荷線のインピーダ
ンスは、図３に示す実験データからも判るように、実質
的に
【外４】 一定となる。
【００１５】さて、図４に示すように、フェライト4bを
装荷した金属板５に対して電波が放射されると、金属板
５には磁界Ｈが生じ、その磁界Ｈに基づく抵抗が金属板
５に生ずる。電波がTEM モードである場合における入射
インピーダンスＺは、装荷フェライト4bの厚さをｄと
し、入射電波の波長をλとすると、
装荷した金属板５に対して電波が放射されると、金属板
５には磁界Ｈが生じ、その磁界Ｈに基づく抵抗が金属板
５に生ずる。電波がTEM モードである場合における入射
インピーダンスＺは、装荷フェライト4bの厚さをｄと
し、入射電波の波長をλとすると、
【数１】 となる。したがって、入射電波に対するインピーダンス
をフェライト装荷によって増大させると、装荷フェライ
トに入射電波を吸収して、金属板５に生ずる電界を減衰
させることができ、例えば、フェライト粒子を混合した
塗料を塗布するなどして金属板を透過する電波を遮蔽す
ることができ、かかる種類の電波吸収材が種々開発され
ている。
をフェライト装荷によって増大させると、装荷フェライ
トに入射電波を吸収して、金属板５に生ずる電界を減衰
させることができ、例えば、フェライト粒子を混合した
塗料を塗布するなどして金属板を透過する電波を遮蔽す
ることができ、かかる種類の電波吸収材が種々開発され
ている。
【００１６】上述のような電波遮蔽構造により無線通信
機の筐体を構成するにしても、移動体通信機などにおい
ては、液晶表示盤を設け、あるいは、操作用押しボタン
を配列するなどの必要上、筐体に窓や穴をあける場合が
多い。かかる場合には、図５に示すように、フェライト
を混入したプラスチック製筐体4bの内面に金属被膜5aを
展張して遮蔽を施しても、筐体の内部に収容してある発
振器７の発振電波がプリント基板６上の金属板を励振
し、輻射器として作用させ、かかる励振電波が窓８や筐
体の隙間から放射されることになる。
機の筐体を構成するにしても、移動体通信機などにおい
ては、液晶表示盤を設け、あるいは、操作用押しボタン
を配列するなどの必要上、筐体に窓や穴をあける場合が
多い。かかる場合には、図５に示すように、フェライト
を混入したプラスチック製筐体4bの内面に金属被膜5aを
展張して遮蔽を施しても、筐体の内部に収容してある発
振器７の発振電波がプリント基板６上の金属板を励振
し、輻射器として作用させ、かかる励振電波が窓８や筐
体の隙間から放射されることになる。
【００１７】かかる漏洩電波の放射を防止するために
は、図５に示すように、筐体内部のプリント基板６の金
属板5bにフェライト混入塗料を塗布して図４に示した電
波遮蔽構造とするのが有効である。なお、図５に示すよ
うに、筐体を構成するプラスチックなどの絶縁材料中に
磁性体損失のあるフェライト粒子などの磁性材を混入さ
せておくこと勿論である。
は、図５に示すように、筐体内部のプリント基板６の金
属板5bにフェライト混入塗料を塗布して図４に示した電
波遮蔽構造とするのが有効である。なお、図５に示すよ
うに、筐体を構成するプラスチックなどの絶縁材料中に
磁性体損失のあるフェライト粒子などの磁性材を混入さ
せておくこと勿論である。
【００１８】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、前述した新たな遮蔽原理により、筐体から突
出したアンテナ２から放射され、もしくは、アンテナ２
に結合して取込まれる所定所望の電磁波以外の自他の通
信に障害を及ぼす不所望の電磁波は従来に比して大幅に
減衰し、また、アンテナ２により出入する不所望の電磁
波も、従来どおり回路的に濾波除去されるので、自他の
通信機の不所望電磁波による通信障害が従来より大幅に
低減する、という格別顕著な効果を挙げることができ
る。
によれば、前述した新たな遮蔽原理により、筐体から突
出したアンテナ２から放射され、もしくは、アンテナ２
に結合して取込まれる所定所望の電磁波以外の自他の通
信に障害を及ぼす不所望の電磁波は従来に比して大幅に
減衰し、また、アンテナ２により出入する不所望の電磁
波も、従来どおり回路的に濾波除去されるので、自他の
通信機の不所望電磁波による通信障害が従来より大幅に
低減する、という格別顕著な効果を挙げることができ
る。
【図１】(a) は従来の通信機の概略構成を示す断面図で
あり、(b) は本発明無妨害通信機の概略構成を模式的に
示す断面図である。
あり、(b) は本発明無妨害通信機の概略構成を模式的に
示す断面図である。
【図２】フェライトの透磁率の実部および虚部の周波数
特性の例を示す特性曲線図である。
特性の例を示す特性曲線図である。
【図３】フェライト装荷線のインピーダンスの周波数特
性の例を示す特性曲線図である。
性の例を示す特性曲線図である。
【図４】本発明の原理を説明するための線図である。
【図５】本発明無妨害通信機の概略構成の他の例を模式
的に示す断面図である。
的に示す断面図である。
１ 通信機本体 ２ アンテナ ３ 電源接続線 4a 絶縁材筐体 4b 磁性材を含む絶縁材筐体 ５, 5a, 5b 導電性被膜 ６ 導電性被覆 7a 絶縁材外被 7b 磁性材を含む可撓絶縁材外被 ８ 窓 ９ 発振器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年９月１６日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電磁波遮蔽構造体
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用電話機などの
ように送信および受信を行ない、あるいは、受信専用と
する超短波帯などの無妨害通信機を構成する電磁波遮蔽
構造体に関し、特に、所定の送受信電波以外は混入せ
ず、また、発散しないように自他の混信妨害を充分に防
止するようにしたものである。
ように送信および受信を行ない、あるいは、受信専用と
する超短波帯などの無妨害通信機を構成する電磁波遮蔽
構造体に関し、特に、所定の送受信電波以外は混入せ
ず、また、発散しないように自他の混信妨害を充分に防
止するようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、例えば超短波帯などで用いるこ
の種の通信機においては、所望の受信波以外の外来電波
が受信回路に迷結合して受信障害が生じ、あるいは、受
信回路の局部発振出力が漏洩して他の通信機に妨害を与
えるなど、送受信アンテナからの所定の送受信電波以外
の不所望周波数の外来電波が受信回路に混入し、あるい
は、不所望周波数の電波を発散させて自他の通信機に通
信妨害を生ずることが多い。
の種の通信機においては、所望の受信波以外の外来電波
が受信回路に迷結合して受信障害が生じ、あるいは、受
信回路の局部発振出力が漏洩して他の通信機に妨害を与
えるなど、送受信アンテナからの所定の送受信電波以外
の不所望周波数の外来電波が受信回路に混入し、あるい
は、不所望周波数の電波を発散させて自他の通信機に通
信妨害を生ずることが多い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】かかる自他の通信機に
生ずる通信妨害を防止するために、従来、送受信回路の
要所に漏洩あるいは迷結合を遮断するための適切な導電
材による遮蔽を施すとともに、当該通信機を格納するプ
ラスティック製などの絶縁材筐体の表面に導電性を付与
し、さらに、電源接続線を金属網シースで包んでその外
側にゴム質被覆を施すなど、筐体全体を遮蔽するような
妨害防止策が採られていたが、通信機回路を構成する半
導体基板に施した遮蔽用導電材の形状寸法が妨害波の波
長に近似しているためにその導電材が妨害波に対するア
ンテナとして作用するので、特に局部発振出力の漏洩な
どは充分に抑圧し得ず、他の通信機に妨害を与える場合
が多く、所定の送受信電波以外に対して充分な遮蔽を施
すことが、この種の通信機を構成する電磁波遮蔽構造体
に関する従来の課題となっていた。
生ずる通信妨害を防止するために、従来、送受信回路の
要所に漏洩あるいは迷結合を遮断するための適切な導電
材による遮蔽を施すとともに、当該通信機を格納するプ
ラスティック製などの絶縁材筐体の表面に導電性を付与
し、さらに、電源接続線を金属網シースで包んでその外
側にゴム質被覆を施すなど、筐体全体を遮蔽するような
妨害防止策が採られていたが、通信機回路を構成する半
導体基板に施した遮蔽用導電材の形状寸法が妨害波の波
長に近似しているためにその導電材が妨害波に対するア
ンテナとして作用するので、特に局部発振出力の漏洩な
どは充分に抑圧し得ず、他の通信機に妨害を与える場合
が多く、所定の送受信電波以外に対して充分な遮蔽を施
すことが、この種の通信機を構成する電磁波遮蔽構造体
に関する従来の課題となっていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、上述し
た従来の課題を解決し、所定の送受信電波以外は、不所
望の外来電波の侵入および不所望の内部発生電波の漏洩
を充分に防止した電磁波遮蔽構造体を提供することにあ
る。
た従来の課題を解決し、所定の送受信電波以外は、不所
望の外来電波の侵入および不所望の内部発生電波の漏洩
を充分に防止した電磁波遮蔽構造体を提供することにあ
る。
【０００５】すなわち、本発明電磁波遮蔽構造体は、少
なくとも一方の表面部に磁気損失を呈する磁性材を含む
絶縁材料よりなり、前記磁性材を含む表面部に接して導
電性薄膜を設けた平板により基板および筐体を構成し、
当該基板上に構成した電子回路を当該筐体に格納したこ
とを特徴とするものである。
なくとも一方の表面部に磁気損失を呈する磁性材を含む
絶縁材料よりなり、前記磁性材を含む表面部に接して導
電性薄膜を設けた平板により基板および筐体を構成し、
当該基板上に構成した電子回路を当該筐体に格納したこ
とを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】したがって、本発明電磁波遮蔽構造体を使用す
れば、従来相互に妨害を与えて通話に障害が多発してい
た自動車用電話機などに生ずる自他の通信障害をほぼ充
分に防止することができる。
れば、従来相互に妨害を与えて通話に障害が多発してい
た自動車用電話機などに生ずる自他の通信障害をほぼ充
分に防止することができる。
【０００７】
【実施例】以下に図面を参照して実施例につき本発明を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【０００８】まず、本発明電磁波遮蔽構造体の概略構成
の例を、図１(a) に示す従来構成と対比して、模式的に
図１(b) に示す。
の例を、図１(a) に示す従来構成と対比して、模式的に
図１(b) に示す。
【０００９】図１(a) に示す従来構成のこの種の通信機
においては、通信機本体１を外周面に導電性被膜５を施
して遮蔽した絶縁材筐体4a内に格納して送受信アンテナ
２を筐体外に突出させるとともに、電源接続線３をワイ
ヤメッシュなどの導電性被覆６で包み、その外側を絶縁
材外被7aで覆ってある。
においては、通信機本体１を外周面に導電性被膜５を施
して遮蔽した絶縁材筐体4a内に格納して送受信アンテナ
２を筐体外に突出させるとともに、電源接続線３をワイ
ヤメッシュなどの導電性被覆６で包み、その外側を絶縁
材外被7aで覆ってある。
【００１０】しかしながら、かかる従来の技術的概念に
よって構成された遮蔽筐体によっては、現実に、不所望
電波の混入もしくは漏洩を充分に阻止し得ず、自他の通
信機に様々の通信障害を生じているのが実情である。
よって構成された遮蔽筐体によっては、現実に、不所望
電波の混入もしくは漏洩を充分に阻止し得ず、自他の通
信機に様々の通信障害を生じているのが実情である。
【００１１】かかる従来の構成に対し、本発明無妨害通
信機においては、図１(b) に模式的に示すように、通信
機本体１を格納してアンテナ２を突出させる筐体に対
し、例えばフェライトなどのフェリ磁性材の粒子もしく
は粉末を適量均一に混入させたペイントなどを絶縁材筐
体4bの内面もしくは外面に導電性被膜５として被着する
とともに、電源接続線３を例えば従来と同様にワイヤメ
ッシュなどの導電性被覆６で包み、その外側を例えばフ
ェライトなどのフェリ磁性材の粒子もしくは粉末を適量
均一に混入させたゴム質絶縁材よりなる可撓絶縁材外被
7bで覆い、筐体4bの内面の導電性被膜５および電源接続
線３の導電性被覆６を接地する。なお、かかる筐体の外
部もしくは内部にプラスチック製などのケースを補強用
に設けることもできる。
信機においては、図１(b) に模式的に示すように、通信
機本体１を格納してアンテナ２を突出させる筐体に対
し、例えばフェライトなどのフェリ磁性材の粒子もしく
は粉末を適量均一に混入させたペイントなどを絶縁材筐
体4bの内面もしくは外面に導電性被膜５として被着する
とともに、電源接続線３を例えば従来と同様にワイヤメ
ッシュなどの導電性被覆６で包み、その外側を例えばフ
ェライトなどのフェリ磁性材の粒子もしくは粉末を適量
均一に混入させたゴム質絶縁材よりなる可撓絶縁材外被
7bで覆い、筐体4bの内面の導電性被膜５および電源接続
線３の導電性被覆６を接地する。なお、かかる筐体の外
部もしくは内部にプラスチック製などのケースを補強用
に設けることもできる。
【００１２】また、前述した通信障害の実情に鑑み、本
発明においては、通信機本体を格納する筐体によって包
括的に不所望電波の混入および漏洩を遮蔽しようとする
技術的概念においては、従来どおりであるが、以下に述
べるように新たな遮蔽原理に基づいて通信機本体内の電
子回路基板および通信機本体を格納する筐体を構成し、
不所望電波を従来に比して格段に確実に十分遮蔽し得る
ようにしている。
発明においては、通信機本体を格納する筐体によって包
括的に不所望電波の混入および漏洩を遮蔽しようとする
技術的概念においては、従来どおりであるが、以下に述
べるように新たな遮蔽原理に基づいて通信機本体内の電
子回路基板および通信機本体を格納する筐体を構成し、
不所望電波を従来に比して格段に確実に十分遮蔽し得る
ようにしている。
【００１３】本発明は、無線通信機に使用する筐体や電
子回路基板の導電性皮膜上に磁性材を含有する絶縁材料
層を形成して電磁波電流の通路に磁気的損失を与え、発
振器からの電磁波が筐体の電磁波入出口、例えばアンテ
ナや開口に到る径路に磁気的損失を与えるものである。
したがって、使用する磁性材、具体的にはフェライトが
呈する磁気的性質を検討するに、フェライトの複素透磁
率
子回路基板の導電性皮膜上に磁性材を含有する絶縁材料
層を形成して電磁波電流の通路に磁気的損失を与え、発
振器からの電磁波が筐体の電磁波入出口、例えばアンテ
ナや開口に到る径路に磁気的損失を与えるものである。
したがって、使用する磁性材、具体的にはフェライトが
呈する磁気的性質を検討するに、フェライトの複素透磁
率
【外１】 の実部μ′および虚部μ′′の周波数依存性は図２に示
すようになる。
すようになる。
【００１４】すなわち、フェライトの透磁率
【外２】 の実部μ′は、周波数が高くなると、磁気共鳴周波数 f
r の手前から減少し続けるのに反し、虚部μ′′は、周
波数が高くなると増大し始めて磁気共鳴周波数 f r で最
大となり、その結果、高域周波数では μ′′≫μ′と
なり、したがって、いま、真空中でインダクタンスＬを
呈する導線にフェライトを装荷すると、その導線のイン
ピーダンスは jωμ′L + ω μ′′L となり、虚部ω
μ′′L の抵抗が実部ωμ′L の抵抗に付加され、しか
も、図２に示したように透磁率
r の手前から減少し続けるのに反し、虚部μ′′は、周
波数が高くなると増大し始めて磁気共鳴周波数 f r で最
大となり、その結果、高域周波数では μ′′≫μ′と
なり、したがって、いま、真空中でインダクタンスＬを
呈する導線にフェライトを装荷すると、その導線のイン
ピーダンスは jωμ′L + ω μ′′L となり、虚部ω
μ′′L の抵抗が実部ωμ′L の抵抗に付加され、しか
も、図２に示したように透磁率
【外３】 の実部μ′は周波数の増大とともに減少するのであるか
ら、高域周波数におけるフェライト装荷線のインピーダ
ンスは、図３に示す実験データからも判るように、実質
的に
ら、高域周波数におけるフェライト装荷線のインピーダ
ンスは、図３に示す実験データからも判るように、実質
的に
【外４】 となる。
【００１５】さて、図４に示すように、フェライト4bを
装荷した導電性被膜５に発振源からの電磁波電流が流れ
ると、導電性被膜５には磁界Ｈが生じ、その磁界Ｈに基
づく抵抗Ｒが導電性被膜５に生ずる。いま、装荷フェラ
イト4bの厚さをｄとすると、電磁波電流Ｉの径路に沿っ
て直列抵抗Ｒが挿入されることになり、その抵抗値Ｒ
は、
装荷した導電性被膜５に発振源からの電磁波電流が流れ
ると、導電性被膜５には磁界Ｈが生じ、その磁界Ｈに基
づく抵抗Ｒが導電性被膜５に生ずる。いま、装荷フェラ
イト4bの厚さをｄとすると、電磁波電流Ｉの径路に沿っ
て直列抵抗Ｒが挿入されることになり、その抵抗値Ｒ
は、
【数１】 となる。したがって、電磁波電流径路の抵抗Ｒをフェラ
イト装荷によって増大させると、装荷フェライトに電磁
波電流が吸収され、導電性被膜５に流れる電流を減衰さ
せることができる。その結果、筐体内の発振源からアン
テナや開口などに到達する電磁波の強さを大幅に減少さ
せることができる。
イト装荷によって増大させると、装荷フェライトに電磁
波電流が吸収され、導電性被膜５に流れる電流を減衰さ
せることができる。その結果、筐体内の発振源からアン
テナや開口などに到達する電磁波の強さを大幅に減少さ
せることができる。
【００１６】上述のような電波遮蔽構造により無線通信
機の筐体を構成するにしても、移動体通信機などにおい
ては、液晶表示盤を設け、あるいは、操作用押しボタン
を配列するなどの必要上、筐体に窓や穴をあける場合が
多い。かかる場合には、図５に示すように、フェライト
を混入したプラスチック製筐体4bの内面やプリント基板
10の裏面に導電性被膜5aや5bを展張して遮蔽を施して
も、筐体の内部に収容してある発振器９からの発振電波
がプリント基板10上の導電性被膜5bを励振し、輻射器と
して作用させ、かかる励振電波が窓８や筐体の隙間から
放射されることになる。
機の筐体を構成するにしても、移動体通信機などにおい
ては、液晶表示盤を設け、あるいは、操作用押しボタン
を配列するなどの必要上、筐体に窓や穴をあける場合が
多い。かかる場合には、図５に示すように、フェライト
を混入したプラスチック製筐体4bの内面やプリント基板
10の裏面に導電性被膜5aや5bを展張して遮蔽を施して
も、筐体の内部に収容してある発振器９からの発振電波
がプリント基板10上の導電性被膜5bを励振し、輻射器と
して作用させ、かかる励振電波が窓８や筐体の隙間から
放射されることになる。
【００１７】かかる漏洩電波の放射を防止するために
は、図５に示すように、筐体内面に導電性被膜5aおよび
内部のプリント基板10の導電性被膜5bにフェライト混入
塗料12を塗布して図４に示した電波遮蔽構造とするのが
有効である。なお、図５に示すように、筐体を構成する
プラスチックなどの絶縁材料中に磁性体損失のあるフェ
ライト粒子などの磁性材を混入させておくこともでき
る。
は、図５に示すように、筐体内面に導電性被膜5aおよび
内部のプリント基板10の導電性被膜5bにフェライト混入
塗料12を塗布して図４に示した電波遮蔽構造とするのが
有効である。なお、図５に示すように、筐体を構成する
プラスチックなどの絶縁材料中に磁性体損失のあるフェ
ライト粒子などの磁性材を混入させておくこともでき
る。
【００１８】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、前述した新たな遮蔽原理により、筐体から突
出したアンテナ２から放射され、もしくは、アンテナ２
に結合して取込まれる所定所望の電磁波以外の自他の通
信に障害を及ぼす不所望の電磁波は従来に比して大幅に
減衰し、また、アンテナ２により出入する不所望の電磁
波も、従来どおり回路的に濾波除去されるので、自他の
通信機の不所望電磁波による通信障害が従来より大幅に
低減する、という格別顕著な効果を挙げることができ
る。
によれば、前述した新たな遮蔽原理により、筐体から突
出したアンテナ２から放射され、もしくは、アンテナ２
に結合して取込まれる所定所望の電磁波以外の自他の通
信に障害を及ぼす不所望の電磁波は従来に比して大幅に
減衰し、また、アンテナ２により出入する不所望の電磁
波も、従来どおり回路的に濾波除去されるので、自他の
通信機の不所望電磁波による通信障害が従来より大幅に
低減する、という格別顕著な効果を挙げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】(a) は従来の通信機の概略構成を示す断面図で
あり、(b) は本発明無妨害通信機の概略構成を模式的に
示す断面図である。
あり、(b) は本発明無妨害通信機の概略構成を模式的に
示す断面図である。
【図２】フェライトの透磁率の実部および虚部の周波数
特性の例を示す特性曲線図である。
特性の例を示す特性曲線図である。
【図３】フェライト装荷線のインピーダンスの周波数特
性の例を示す特性曲線図である。
性の例を示す特性曲線図である。
【図４】本発明の原理を説明するための線図である。
【図５】本発明無妨害通信機の概略構成の他の例を模式
的に示す断面図である。
的に示す断面図である。
【符号の説明】 １ 通信機本体 ２ アンテナ ３ 電源接続線 4a 絶縁材筐体 4b 磁性材を含む絶縁材筐体 ５, 5a, 5b, 5c 導電性被膜 ６ 導電性被覆 7a 絶縁材外被 7b 磁性材を含む可撓絶縁材外被 ８ 窓 ９ 発振器 10 磁性材を含む絶縁材基板 11 磁性材を含む絶縁材被膜 12 フェライト混入塗料
【手続補正２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図５
【補正方法】変更
【補正内容】
【図５】
Claims (3)
- 【請求項１】 磁性材を含む絶縁材料よりなり、少なく
とも一面を導電性被膜により覆って遮蔽を施した平板に
より基板および筐体を構成し、当該基板上に構成した電
子回路を当該筐体に格納したことを特徴とする無妨害通
信機。 - 【請求項２】 フェリ磁性材粉末をほぼ均一に混入させ
た絶縁材料により前記平板を形成したことを特徴とする
請求項１記載の無妨害通信機。 - 【請求項３】 磁性材を含む可撓性絶縁材料よりなる外
被により電源接続線を包み、当該外被の内面を導電性被
膜により覆ったことを特徴とする請求項１または２記載
の無妨害通信機。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4195375A JPH0645781A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 電磁波遮蔽構造体 |
| US08/088,055 US5374779A (en) | 1992-07-22 | 1993-07-08 | Electro-magnetic wave shielding structure |
| GB9314456A GB2269703A (en) | 1992-07-22 | 1993-07-13 | Electro-magnetic wave shielding structure e.g.for car telephone |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4195375A JPH0645781A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 電磁波遮蔽構造体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0645781A true JPH0645781A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16340125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4195375A Withdrawn JPH0645781A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 電磁波遮蔽構造体 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5374779A (ja) |
| JP (1) | JPH0645781A (ja) |
| GB (1) | GB2269703A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997016058A1 (en) * | 1995-10-26 | 1997-05-01 | Linkage Co., Ltd. | Radio communication device and its cover |
| US6545212B1 (en) | 1998-10-27 | 2003-04-08 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Radiation noise suppressing component attachment structure |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU675642B2 (en) * | 1993-02-11 | 1997-02-13 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | A flexible device for encapsulating electronic components |
| US5548084A (en) * | 1993-10-04 | 1996-08-20 | Motorola, Inc. | Integrated light pipe for a shielded housing |
| TW390112B (en) * | 1994-08-31 | 2000-05-11 | Ibm | Conductive insert for providing electromagnetic discharge and radio frequency interference protection |
| JP2001291989A (ja) * | 2000-04-04 | 2001-10-19 | Tokin Corp | 金属筐体を備えた電子部品 |
| JP4206612B2 (ja) * | 2000-06-07 | 2009-01-14 | ソニー株式会社 | 携帯電話機 |
| US6534707B1 (en) * | 2000-10-11 | 2003-03-18 | Visteon Global Technologies, Inc. | Method for absorbing active, external and dynamic magnetic fields using a ferrite encapsulated coating |
| JP3456473B2 (ja) * | 2000-11-16 | 2003-10-14 | 日本電気株式会社 | 携帯電話機筐体 |
| ES2271135T3 (es) * | 2001-03-22 | 2007-04-16 | Florian Meinhard Konig | Aparato telefonico inalambrico con blindaje emi. |
| US7928326B2 (en) * | 2009-02-27 | 2011-04-19 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Thermoformed EMI shield |
| DE102017220105A1 (de) * | 2017-11-10 | 2019-05-16 | Mahle International Gmbh | Elektromagnetisches Steuerungssystem |
| US10905038B1 (en) * | 2019-11-19 | 2021-01-26 | Google Llc | Electromagnetic interference (“EMI”) sheet attenuators |
Family Cites Families (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4371742A (en) * | 1977-12-20 | 1983-02-01 | Graham Magnetics, Inc. | EMI-Suppression from transmission lines |
| US4243460A (en) * | 1978-08-15 | 1981-01-06 | Lundy Electronics & Systems, Inc. | Conductive laminate and method of producing the same |
| US4408255A (en) * | 1981-01-12 | 1983-10-04 | Harold Adkins | Absorptive electromagnetic shielding for high speed computer applications |
| JPS5871700A (ja) * | 1981-10-26 | 1983-04-28 | ティーディーケイ株式会社 | 電気機器筐体 |
| US4539433A (en) * | 1982-11-24 | 1985-09-03 | Tdk Corporation | Electromagnetic shield |
| JPS60249392A (ja) * | 1984-05-24 | 1985-12-10 | ティーディーケイ株式会社 | 電磁シ−ルド材料 |
| US4749625A (en) * | 1986-03-31 | 1988-06-07 | Hiraoka & Co., Ltd. | Amorphous metal laminate sheet |
| DE3626460A1 (de) * | 1986-08-05 | 1988-02-11 | Lehmann & Voss & Co | Kunststoffmischung mit elektromagnetischen abschirmeigenschaften |
| US5047260A (en) * | 1987-02-06 | 1991-09-10 | Key-Tech, Inc. | Method for producing a shielded plastic enclosure to house electronic equipment |
| US4948922A (en) * | 1988-09-15 | 1990-08-14 | The Pennsylvania State University | Electromagnetic shielding and absorptive materials |
| JPH0712119B2 (ja) * | 1988-11-04 | 1995-02-08 | 北川工業株式会社 | 電子部品の収納筐体用材料 |
| US4965408A (en) * | 1989-02-01 | 1990-10-23 | Borden, Inc. | Composite sheet material for electromagnetic radiation shielding |
| JPH03138808A (ja) * | 1989-10-23 | 1991-06-13 | Toshiba Chem Corp | 導電性樹脂組成物及びその成形品 |
| US5260128A (en) * | 1989-12-11 | 1993-11-09 | Kabushiki Kaisha Riken | Electromagnetic shielding sheet |
| US5286318A (en) * | 1990-04-04 | 1994-02-15 | The Curran Company | Method of forming EMI shielded enclosures, EMI shielded enclosures and EMI shields |
-
1992
- 1992-07-22 JP JP4195375A patent/JPH0645781A/ja not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-07-08 US US08/088,055 patent/US5374779A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-07-13 GB GB9314456A patent/GB2269703A/en not_active Withdrawn
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| WO1997016058A1 (en) * | 1995-10-26 | 1997-05-01 | Linkage Co., Ltd. | Radio communication device and its cover |
| US6545212B1 (en) | 1998-10-27 | 2003-04-08 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Radiation noise suppressing component attachment structure |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB9314456D0 (en) | 1993-08-25 |
| GB2269703A (en) | 1994-02-16 |
| US5374779A (en) | 1994-12-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |