JPH0645230Y2 - シャシダイナモメータ用ローラ - Google Patents
シャシダイナモメータ用ローラInfo
- Publication number
- JPH0645230Y2 JPH0645230Y2 JP1528889U JP1528889U JPH0645230Y2 JP H0645230 Y2 JPH0645230 Y2 JP H0645230Y2 JP 1528889 U JP1528889 U JP 1528889U JP 1528889 U JP1528889 U JP 1528889U JP H0645230 Y2 JPH0645230 Y2 JP H0645230Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- block
- chassis dynamometer
- mounting groove
- rough
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案はシャシダイナモメータ用ローラに関する。
B.考案の概要 本考案は、従来、ダイナモメータ用ローラの外板表面に
取り付けられていたラフロードブロックを埋め込み式と
することにより、ラフロードブロックのローラに対する
固定を強固にしてその脱落防止を図る一方、ラフロード
ブロックの取付を部分的に行うことでも凹状路面の試験
が可能となるようにしたものである。
取り付けられていたラフロードブロックを埋め込み式と
することにより、ラフロードブロックのローラに対する
固定を強固にしてその脱落防止を図る一方、ラフロード
ブロックの取付を部分的に行うことでも凹状路面の試験
が可能となるようにしたものである。
C.従来の技術 シャシダイナモメータに駆動されて被試験車両のタイヤ
を回転させたり、タイヤに駆動されてシャシダイナモメ
ータを回転させたりするものにシャシダイナモメータ用
ローラがある。このローラの外周面には、実際の走行状
態をシュミレートするために、平坦路やラフロードを模
した路面などが形成されている。路面の形成にあたって
は、ローラの外周面に直接凹凸を加工したり、凹凸が加
工されたセグメントいわゆるラフロードブロックを取り
付けたりといった方法が用いられていた。
を回転させたり、タイヤに駆動されてシャシダイナモメ
ータを回転させたりするものにシャシダイナモメータ用
ローラがある。このローラの外周面には、実際の走行状
態をシュミレートするために、平坦路やラフロードを模
した路面などが形成されている。路面の形成にあたって
は、ローラの外周面に直接凹凸を加工したり、凹凸が加
工されたセグメントいわゆるラフロードブロックを取り
付けたりといった方法が用いられていた。
第4図には、凸型ラフロードブロック(以下、凸型ブロ
ック)1を取り付けたローラ2の斜視を示してある。ロ
ーラ2は円筒状の外板3と円盤状の支持板4とを溶接な
どにより接合したもので、一般に鋼鉄製である。一方、
凸型ブロック1は裏面(取付面)が外板3の外周面3aと
同一の曲率に仕上げられており、鋳鉄やアルミ合金など
の金属製である。この凸型ブロック1を取り付けること
によりローラ2の表面には凸状部が形成される。
ック)1を取り付けたローラ2の斜視を示してある。ロ
ーラ2は円筒状の外板3と円盤状の支持板4とを溶接な
どにより接合したもので、一般に鋼鉄製である。一方、
凸型ブロック1は裏面(取付面)が外板3の外周面3aと
同一の曲率に仕上げられており、鋳鉄やアルミ合金など
の金属製である。この凸型ブロック1を取り付けること
によりローラ2の表面には凸状部が形成される。
第5図(第4図中A部拡大断面)に示すように、凸型ブ
ロック1の取付は取付ボルト5(図示例では六角穴付ボ
ルト)により行われている。そのため、外板3にはねじ
穴6が、また凸型ブロック1にはボルト穴7がそれぞれ
加工されている。
ロック1の取付は取付ボルト5(図示例では六角穴付ボ
ルト)により行われている。そのため、外板3にはねじ
穴6が、また凸型ブロック1にはボルト穴7がそれぞれ
加工されている。
D.考案が解決しようとする課題 動力試験において、被試験車両のタイヤ8は凸型ブロッ
ク1を乗り越えて回転するが、高速試験すなわちローラ
2の回転速度が大きい場合には凸型ブロック1には衝撃
力の他に大きな遠心力が作用する。その結果、取付ボル
ト5には引張力や曲げ力などが作用し、長期に亙る使用
によってこれが破断してローラ2から凸型ブロック1が
脱落することがあった。そして、この事態を防ぐべく取
付ボルト5の本数を増やすと、必然的にボルト取付用の
穴が増加し、試験精度に悪影響を与えていた。
ク1を乗り越えて回転するが、高速試験すなわちローラ
2の回転速度が大きい場合には凸型ブロック1には衝撃
力の他に大きな遠心力が作用する。その結果、取付ボル
ト5には引張力や曲げ力などが作用し、長期に亙る使用
によってこれが破断してローラ2から凸型ブロック1が
脱落することがあった。そして、この事態を防ぐべく取
付ボルト5の本数を増やすと、必然的にボルト取付用の
穴が増加し、試験精度に悪影響を与えていた。
一方、実際の路面には凸状部ばかりではなく凹状部も存
在する。したがって、ローラ2にも凹状部を形成する必
要があり、その場合には凹状部9aが形成された凹型ラフ
ロードブロック(以下、凹型ブロック)9で、第6図に
示すように、ローラ2の全周を覆う方法を採っていた。
ところが、このようにすると凹型ブロック9の重量が大
きいため、ローラ2全体の慣性質量が増加し、駆動力に
も大きなものが必要になると共に動力試験時の応答遅れ
や試験精度の低下を招いていた。
在する。したがって、ローラ2にも凹状部を形成する必
要があり、その場合には凹状部9aが形成された凹型ラフ
ロードブロック(以下、凹型ブロック)9で、第6図に
示すように、ローラ2の全周を覆う方法を採っていた。
ところが、このようにすると凹型ブロック9の重量が大
きいため、ローラ2全体の慣性質量が増加し、駆動力に
も大きなものが必要になると共に動力試験時の応答遅れ
や試験精度の低下を招いていた。
E.課題を解決するための手段 そこで、本考案ではこの課題を解決するために、支持板
の外周に円筒状の外板を形成してなるシャシダイナモメ
ータ用ローラにおいて、前記外板にラフロードブロック
を保持するための軸方向の取付溝を形成したことを特徴
とするシャシダイナモメータ用ローラを提案するもので
ある。
の外周に円筒状の外板を形成してなるシャシダイナモメ
ータ用ローラにおいて、前記外板にラフロードブロック
を保持するための軸方向の取付溝を形成したことを特徴
とするシャシダイナモメータ用ローラを提案するもので
ある。
F.作用 ラフロードブロックのローラへの装着に当たっては、ロ
ーラの取付溝にラフロードブロックを嵌合させた後ボル
トなどによってこれを固定する。また、凹状路などの試
験は凹型ラフロードブロックなどを取付溝に埋め込むこ
とにより行う。
ーラの取付溝にラフロードブロックを嵌合させた後ボル
トなどによってこれを固定する。また、凹状路などの試
験は凹型ラフロードブロックなどを取付溝に埋め込むこ
とにより行う。
G.実施例 本考案の一実施例を図面に基づき具体的に説明する。
尚、実施例の説明にあたっては前述した従来の例におけ
る部材と同一の部材に同一の符号を付し、重複する説明
を省略する。
尚、実施例の説明にあたっては前述した従来の例におけ
る部材と同一の部材に同一の符号を付し、重複する説明
を省略する。
第1図には本考案に係るシャシダイナモメータ用ローラ
の一実施例を斜視により示し、第2図には第1図中B部
の拡大断面を示してある。第1図に示すように、本実施
例のローラ2には外板3に複数(図示例では7個)の軸
方向の取付溝10が形成され、その取付溝10内に凸型ブロ
ック1の他、凹型ブロック9や平滑型ラフロードブロッ
ク11(以下、平滑型ブロック)が嵌合・保持されてい
る。取付溝10は鋼板の曲げ加工により形成され、第2図
に示すように外周側の幅(図中、L1)の方が内周側の幅
(図中、L2)より狭くいわゆるテーパ状となっている。
の一実施例を斜視により示し、第2図には第1図中B部
の拡大断面を示してある。第1図に示すように、本実施
例のローラ2には外板3に複数(図示例では7個)の軸
方向の取付溝10が形成され、その取付溝10内に凸型ブロ
ック1の他、凹型ブロック9や平滑型ラフロードブロッ
ク11(以下、平滑型ブロック)が嵌合・保持されてい
る。取付溝10は鋼板の曲げ加工により形成され、第2図
に示すように外周側の幅(図中、L1)の方が内周側の幅
(図中、L2)より狭くいわゆるテーパ状となっている。
一方、外板3に取り付けられる各ラフロードブロック1,
9,11は取付溝10に嵌合するべく下部がテーパ状に形成さ
れており、取付溝10に横方向から挿入された後、固定ボ
ルト12により固定されるようになっている。
9,11は取付溝10に嵌合するべく下部がテーパ状に形成さ
れており、取付溝10に横方向から挿入された後、固定ボ
ルト12により固定されるようになっている。
前述したように、高速試験などの際には各ラフロードブ
ロック1,9,11に衝撃力や大きな遠心力が作用する。とこ
ろが、本実施例では取付溝10とラフロードブロック1,9,
11がテーパ嵌合しているため、それらの力は固定ボルト
12ではなくその嵌合部位で受け、固定ボルト12は左右方
向にずれることを防止する役目だけを担うことになる。
したがって、従来のもののように固定ボルト12の破断に
よりラフロードブロック1,9,11が脱落するなどのトラブ
ルが発生しなくなった。また、固定ボルト12には引張力
や曲げ力などが作用しないため、その本数を削減したり
ねじ径の細いものを使用したりすることが可能となっ
た。
ロック1,9,11に衝撃力や大きな遠心力が作用する。とこ
ろが、本実施例では取付溝10とラフロードブロック1,9,
11がテーパ嵌合しているため、それらの力は固定ボルト
12ではなくその嵌合部位で受け、固定ボルト12は左右方
向にずれることを防止する役目だけを担うことになる。
したがって、従来のもののように固定ボルト12の破断に
よりラフロードブロック1,9,11が脱落するなどのトラブ
ルが発生しなくなった。また、固定ボルト12には引張力
や曲げ力などが作用しないため、その本数を削減したり
ねじ径の細いものを使用したりすることが可能となっ
た。
一方、凹状ブロック9を取付溝10に部分的に取り付ける
だけで凹状路面をローラ2上に形成できるため、従来の
もののように重量がいたずらに増大することがなくなっ
た。尚、平滑ブロック11は取付溝10の部分を平坦にする
ものである。
だけで凹状路面をローラ2上に形成できるため、従来の
もののように重量がいたずらに増大することがなくなっ
た。尚、平滑ブロック11は取付溝10の部分を平坦にする
ものである。
以上で実施例の説明を終えるが、本考案はこの実施例に
限るものではなく、取付溝の形状をテーパ状とせず、例
えば第3図に示すような矩形として製作の容易化を計っ
ても良いし、取付溝の形成を曲げ加工ではなく板金の溶
接によるいわゆるビルトアップ法で行うようにしてもよ
い。
限るものではなく、取付溝の形状をテーパ状とせず、例
えば第3図に示すような矩形として製作の容易化を計っ
ても良いし、取付溝の形成を曲げ加工ではなく板金の溶
接によるいわゆるビルトアップ法で行うようにしてもよ
い。
H.考案の効果 本考案に係るシャシダイナモメータ用ローラによれば、
外板に取付溝を形成してラフロードブロックを保持させ
るようにしたため、ローラとラフロードブロック間の結
合が強固になって脱落などが防止される一方、部分的な
ラフロードブロックを用いても凹状路の試験が行えるよ
うになる。
外板に取付溝を形成してラフロードブロックを保持させ
るようにしたため、ローラとラフロードブロック間の結
合が強固になって脱落などが防止される一方、部分的な
ラフロードブロックを用いても凹状路の試験が行えるよ
うになる。
第1図は本考案に係るシャシダイナモメータ用ローラの
一実施例を示す斜視図であり、第2図は第1図中B部の
拡大断面図である。そして、第3図は本考案に係るシャ
シダイナモメータ用ローラの他の実施例を示す拡大断面
図である。また、第4図と第6図は共に従来のシャシダ
イナモメータ用ローラを示す斜視図であり、第5図は第
4図中A部の拡大断面図である。 図中、 1は凸型ラフロードブロック、 2はローラ、 3は外板、 5は取付ボルト、 9は凹型ラフロードブロック、 10は取付溝、 11は平滑型ラフロードブロック、 12は固定ボルトである。
一実施例を示す斜視図であり、第2図は第1図中B部の
拡大断面図である。そして、第3図は本考案に係るシャ
シダイナモメータ用ローラの他の実施例を示す拡大断面
図である。また、第4図と第6図は共に従来のシャシダ
イナモメータ用ローラを示す斜視図であり、第5図は第
4図中A部の拡大断面図である。 図中、 1は凸型ラフロードブロック、 2はローラ、 3は外板、 5は取付ボルト、 9は凹型ラフロードブロック、 10は取付溝、 11は平滑型ラフロードブロック、 12は固定ボルトである。
Claims (1)
- 【請求項1】支持板の外周に円筒状の外板を形成してな
るシャシダイナモメータ用ローラにおいて、前記外板に
ラフロードブロックを保持するための軸方向の取付溝を
形成したことを特徴とするシャシダイナモメータ用ロー
ラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1528889U JPH0645230Y2 (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | シャシダイナモメータ用ローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1528889U JPH0645230Y2 (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | シャシダイナモメータ用ローラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02107056U JPH02107056U (ja) | 1990-08-24 |
JPH0645230Y2 true JPH0645230Y2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=31227208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1528889U Expired - Lifetime JPH0645230Y2 (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | シャシダイナモメータ用ローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645230Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5600777B1 (ja) * | 2013-06-25 | 2014-10-01 | 株式会社ブリヂストン | タイヤの性能試験装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6050280B2 (ja) * | 2014-05-29 | 2016-12-21 | 株式会社鷺宮製作所 | 試験装置および試験方法 |
JP6422427B2 (ja) * | 2015-11-30 | 2018-11-14 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | シャーシダイナモメータ用ローラ |
-
1989
- 1989-02-14 JP JP1528889U patent/JPH0645230Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5600777B1 (ja) * | 2013-06-25 | 2014-10-01 | 株式会社ブリヂストン | タイヤの性能試験装置 |
WO2014208211A1 (ja) * | 2013-06-25 | 2014-12-31 | 株式会社ブリヂストン | タイヤの性能試験装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02107056U (ja) | 1990-08-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0185899B1 (en) | Steering knuckle assembly | |
US6357557B1 (en) | Vehicle wheel hub and brake rotor and method for producing same | |
US6293629B1 (en) | Bicycle wheel rim | |
GB2323823A (en) | Hub unit for supporting a vehicle wheel | |
US6138357A (en) | Method of making knuckle assembly | |
JPH0645230Y2 (ja) | シャシダイナモメータ用ローラ | |
JP2001509106A (ja) | 特に車両のための車輪構造 | |
JP2019525143A (ja) | タイヤ試験スタンド用の走行ドラム装置及び走行ドラム装置を備えるタイヤ試験スタンド | |
JPH0617062Y2 (ja) | ラフロードブロック | |
JPH0423727Y2 (ja) | ||
JPS6342164Y2 (ja) | ||
JPH0429391Y2 (ja) | ||
JPH09317847A (ja) | 車両用ドライブプレート | |
CN219903908U (zh) | 一种焊接式钢铝组合轮毂 | |
US20030013399A1 (en) | Grinding unit for grinding machines and mounting method for the same | |
JPH043740Y2 (ja) | ||
JPH0217992Y2 (ja) | ||
JPS5842164Y2 (ja) | ホイ−ルアライメント調整装置 | |
JPH11513629A (ja) | 走行車輪ブロック | |
JPS5815407Y2 (ja) | ケ−ブルドラムの架台 | |
JPS5832253Y2 (ja) | インボリユ−ト鉄心 | |
JP2969046B2 (ja) | 防舷材 | |
JPS592018Y2 (ja) | 回転体取付機構 | |
JPH11291709A (ja) | ゴム製セグメントタイヤ | |
JPS5816471Y2 (ja) | リフレツクス・リフレクタ |