JPH11291709A - ゴム製セグメントタイヤ - Google Patents
ゴム製セグメントタイヤInfo
- Publication number
- JPH11291709A JPH11291709A JP10102263A JP10226398A JPH11291709A JP H11291709 A JPH11291709 A JP H11291709A JP 10102263 A JP10102263 A JP 10102263A JP 10226398 A JP10226398 A JP 10226398A JP H11291709 A JPH11291709 A JP H11291709A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metallic plate
- side parts
- ribs
- segment
- wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は土木機械、建設機械更にはオフロ−ド
で用いられる車両の車輪リムに装着されるセグメントタ
イヤに係るものである。 【解決手段】走行面に常時接触するクラウン部と、この
両側に垂下するサイド部とからなり、このサイド部の中
間をまたいで金属プレ−トとが埋設され、クラウン部と
サイド部と金属プレ−トにて中空部を形成したことを特
徴とするゴム製セグメントタイヤ。１‥クラウン部、
２、３‥サイド部、４‥金属プレ−ト、５‥中空部、６
‥サイド部の先端、７、８‥金属プレ−ト両端のフラン
ジ、９‥金属プレ−トの突出部、１０‥リム車輪、１１
‥リブ。
で用いられる車両の車輪リムに装着されるセグメントタ
イヤに係るものである。 【解決手段】走行面に常時接触するクラウン部と、この
両側に垂下するサイド部とからなり、このサイド部の中
間をまたいで金属プレ−トとが埋設され、クラウン部と
サイド部と金属プレ−トにて中空部を形成したことを特
徴とするゴム製セグメントタイヤ。１‥クラウン部、
２、３‥サイド部、４‥金属プレ−ト、５‥中空部、６
‥サイド部の先端、７、８‥金属プレ−ト両端のフラン
ジ、９‥金属プレ−トの突出部、１０‥リム車輪、１１
‥リブ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は土木機械、建設機械
更にはオフロ−ドで用いられる車両の車輪リムに装着さ
れるセグメントタイヤに係るものである。
更にはオフロ−ドで用いられる車両の車輪リムに装着さ
れるセグメントタイヤに係るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より車輪リムの外周面にゴム弾性体
からなる中空のセグメントを順次連続的にボルト、ナッ
ト等にて装着して完成する車輪は公知である。例えば特
表平４−５００４８５号に開示されている車輪が存在す
るが、各セグメントは車輪リムの外周面の周方向より幅
方向に長い形状とされ、この幅方向に開口する中空部を
形成してなるものであって、使用に供される際には機体
にかかる荷重はクラウン部より中空部を構成するセグメ
ントのサイド部が繰り返し変形し、これによって走行・
作業中の振動が緩和される構造となっている。
からなる中空のセグメントを順次連続的にボルト、ナッ
ト等にて装着して完成する車輪は公知である。例えば特
表平４−５００４８５号に開示されている車輪が存在す
るが、各セグメントは車輪リムの外周面の周方向より幅
方向に長い形状とされ、この幅方向に開口する中空部を
形成してなるものであって、使用に供される際には機体
にかかる荷重はクラウン部より中空部を構成するセグメ
ントのサイド部が繰り返し変形し、これによって走行・
作業中の振動が緩和される構造となっている。
【０００３】図３はこのセグメントを車輪リムｒへ装着
した際の外周平面図である。図からも分る通り、この例
のセグメントＳは中央で折り曲がるＶ形状部ｖをなすセ
グメントＳであり、車輪リムｒに装着した際には隣り合
うセグメントＳがＶ形状部ｖにて正確に位置決定がなさ
れることになる。そして、セグメントＳは車輪リムｒの
幅方向に中空部ａが形成され、機体に荷重が掛かった場
合にはクラウン部ａより中空部ｂを構成するサイド部
ｃ、ｃが変形して機体を支え、かつ振動が緩和されるこ
とになる。
した際の外周平面図である。図からも分る通り、この例
のセグメントＳは中央で折り曲がるＶ形状部ｖをなすセ
グメントＳであり、車輪リムｒに装着した際には隣り合
うセグメントＳがＶ形状部ｖにて正確に位置決定がなさ
れることになる。そして、セグメントＳは車輪リムｒの
幅方向に中空部ａが形成され、機体に荷重が掛かった場
合にはクラウン部ａより中空部ｂを構成するサイド部
ｃ、ｃが変形して機体を支え、かつ振動が緩和されるこ
とになる。
【０００４】又、セグメントＳが中央でＶ形状部をなし
ている理由は、走行時に各セグメントＳにかかる機体支
持剛性を均等にし、走行時の振動等を小さくするための
ものであるが、このセグメントＳが走行路面と接触する
場合にはＶ形状部ｖの尖端部分ｖ１ 、ｖ２ にその変形
が集中するため、特にこの部分のサイド部のゴムが発熱
してしまうという欠点があった。勿論、高速で連続走行
する場合には他のサイド部ｃも繰り返し変形をもたらす
ため、サイド部ｃの発熱は大きく、これらの発熱により
セグメントＳが溶けたり発煙したりして、結果としてセ
グメントＳの寿命だけでなく車輪としての寿命を短くし
ていた。
ている理由は、走行時に各セグメントＳにかかる機体支
持剛性を均等にし、走行時の振動等を小さくするための
ものであるが、このセグメントＳが走行路面と接触する
場合にはＶ形状部ｖの尖端部分ｖ１ 、ｖ２ にその変形
が集中するため、特にこの部分のサイド部のゴムが発熱
してしまうという欠点があった。勿論、高速で連続走行
する場合には他のサイド部ｃも繰り返し変形をもたらす
ため、サイド部ｃの発熱は大きく、これらの発熱により
セグメントＳが溶けたり発煙したりして、結果としてセ
グメントＳの寿命だけでなく車輪としての寿命を短くし
ていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の課題を
解決しようとするにあり、セグメントタイヤの内で発生
する熱の放散を容易ならしめるセグメントタイヤの構造
を提供するものである。
解決しようとするにあり、セグメントタイヤの内で発生
する熱の放散を容易ならしめるセグメントタイヤの構造
を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、走行面に常時
接触するクラウン部と、この両側に垂下するサイド部と
からなり、このサイド部の中間をまたいで金属プレ−ト
とが埋設され、クラウン部とサイド部と金属プレ−トに
て中空部を形成したことを特徴とするゴム製セグメント
タイヤにかかるものであり、具体的には、リム車輪に形
成したリブが前記金属プレ−トに接触するように装着さ
れる。
接触するクラウン部と、この両側に垂下するサイド部と
からなり、このサイド部の中間をまたいで金属プレ−ト
とが埋設され、クラウン部とサイド部と金属プレ−トに
て中空部を形成したことを特徴とするゴム製セグメント
タイヤにかかるものであり、具体的には、リム車輪に形
成したリブが前記金属プレ−トに接触するように装着さ
れる。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明のセグメントタイヤは以上
の通りの構造からなるものであって、走行時におけるサ
イド部の繰り返し変形によって発生する熱を熱伝導の高
い金属プレ−トに集め、これを放散する構造であって、
リム車輪への装着の際、この金属プレ−トをリム車輪の
リブ部に当接して装着するものであり、これにより発熱
した熱は金属プレ−トからリム車輪へ効率よく移行し、
ここに熱の放散がもたらされるものである。
の通りの構造からなるものであって、走行時におけるサ
イド部の繰り返し変形によって発生する熱を熱伝導の高
い金属プレ−トに集め、これを放散する構造であって、
リム車輪への装着の際、この金属プレ−トをリム車輪の
リブ部に当接して装着するものであり、これにより発熱
した熱は金属プレ−トからリム車輪へ効率よく移行し、
ここに熱の放散がもたらされるものである。
【０００８】
【実施例】以下、本発明のゴム製セグメントタイヤを図
面をもって更に説明する。図１は本発明のゴム製セグメ
ントタイヤのリム車輪への装着例を示す斜視図であっ
て、１は走行路面に接するクラウン部、２、３は両端よ
り垂下するサイド部である。そしてこのサイド部２、３
の中間よりこれらにまたがって金属プレ−ト４が埋設さ
れており、これらによって中空部５が形成されている。
面をもって更に説明する。図１は本発明のゴム製セグメ
ントタイヤのリム車輪への装着例を示す斜視図であっ
て、１は走行路面に接するクラウン部、２、３は両端よ
り垂下するサイド部である。そしてこのサイド部２、３
の中間よりこれらにまたがって金属プレ−ト４が埋設さ
れており、これらによって中空部５が形成されている。
【０００９】さて、符号１０はリム車輪であり、このリ
ム車輪１０の外表面には一定ピッチをもってリブ１１が
備えられ、このリブ１１が前記金属プレ−ト４に接触し
つつ装着されるものである。そしてこのリブ１１をはさ
んでサイド部２、３の先端６、７が配置されることにな
る。尚、両者の装着に際しては、図示はしないが金属プ
レ−ト４に立設したボルト１２をもって、リム車輪１０
のリブ１１を貫通してナットにて固定されるのがよい。
ム車輪１０の外表面には一定ピッチをもってリブ１１が
備えられ、このリブ１１が前記金属プレ−ト４に接触し
つつ装着されるものである。そしてこのリブ１１をはさ
んでサイド部２、３の先端６、７が配置されることにな
る。尚、両者の装着に際しては、図示はしないが金属プ
レ−ト４に立設したボルト１２をもって、リム車輪１０
のリブ１１を貫通してナットにて固定されるのがよい。
【００１０】本発明のセグメントタイヤは上記した構造
を有しており、サイド部２、３の繰り返し変形に基づく
内部発熱は金属プレ−ト４を介してリム車輪１０のリブ
１１に伝わり、ここに放熱効果を奏することとなったも
のである。尚、図示はしないがサイド部２、３と金属プ
レ−ト４との結合はゴム加硫成形時に金属プレ−ト４を
モ−ルド内にセットして行うが、両者の接合をより確実
にするために金属プレ−ト４の両端にサイド部２、３に
平行するようにフランジ８を形成しておくのがよい。
を有しており、サイド部２、３の繰り返し変形に基づく
内部発熱は金属プレ−ト４を介してリム車輪１０のリブ
１１に伝わり、ここに放熱効果を奏することとなったも
のである。尚、図示はしないがサイド部２、３と金属プ
レ−ト４との結合はゴム加硫成形時に金属プレ−ト４を
モ−ルド内にセットして行うが、両者の接合をより確実
にするために金属プレ−ト４の両端にサイド部２、３に
平行するようにフランジ８を形成しておくのがよい。
【００１１】サイド部２、３の先端６、７は通常はリム
車輪１０の外表面に当接された状態で装着されるもの
で、セグメントタイヤの過度の変形に対してストッパ−
機能をもたらすものである。
車輪１０の外表面に当接された状態で装着されるもの
で、セグメントタイヤの過度の変形に対してストッパ−
機能をもたらすものである。
【００１２】図２は本発明のセグメントタイヤの第２例
であって、金属プレ−ト４の中央部５に向けて突出部９
を形成し、過度の変形時にクラウン部１がこれに当接し
てストッパ−機能をもたらしたものである。
であって、金属プレ−ト４の中央部５に向けて突出部９
を形成し、過度の変形時にクラウン部１がこれに当接し
てストッパ−機能をもたらしたものである。
【００１３】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、特にサイド
部に蓄積される熱の放散が行われるため、より長時間の
連続走行が可能となり、セグメントヤイタとしての品質
の更には寿命の向上をもたらすものとなったものであ
る。
部に蓄積される熱の放散が行われるため、より長時間の
連続走行が可能となり、セグメントヤイタとしての品質
の更には寿命の向上をもたらすものとなったものであ
る。
【図１】図１は本発明の第１のセグメントタイヤの例を
示す断面斜視図である。
示す断面斜視図である。
【図２】図２は本発明の第２にセグメントタイヤの例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図３】図３は従来のセグメントタイヤの例である。
１‥‥クラウン部、 ２、３‥‥サイド部、 ４‥‥金属プレ−ト、 ５‥‥中空部、 ６、７‥‥サイド部の先端、 ８‥‥金属プレ−ト両端のフランジ、 ９‥‥金属プレ−トの突出部、 １０‥‥リム車輪、 １１‥‥リブ。
Claims (2)
- 【請求項１】 走行面に常時接触するクラウン部と、こ
の両側に垂下するサイド部とからなり、このサイド部の
中間をまたいで金属プレ−トとが埋設され、クラウン部
とサイド部と金属プレ−トにて中空部を形成したことを
特徴とするゴム製セグメントタイヤ。 - 【請求項２】 リム車輪に形成したリブが前記金属プレ
−トに接触するように装着される請求項第１項記載のゴ
ム製セグメントタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10102263A JPH11291709A (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | ゴム製セグメントタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10102263A JPH11291709A (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | ゴム製セグメントタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11291709A true JPH11291709A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14322718
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10102263A Pending JPH11291709A (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | ゴム製セグメントタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11291709A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2442811A (en) * | 2006-10-14 | 2008-04-16 | Airboss Ltd | Segmental tyre |
| CN102462587A (zh) * | 2010-11-16 | 2012-05-23 | 上海市枫泾中学 | 太阳能锂电智能轮椅 |
-
1998
- 1998-04-14 JP JP10102263A patent/JPH11291709A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2442811A (en) * | 2006-10-14 | 2008-04-16 | Airboss Ltd | Segmental tyre |
| CN102462587A (zh) * | 2010-11-16 | 2012-05-23 | 上海市枫泾中学 | 太阳能锂电智能轮椅 |
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