JPH064520Y2 - 温度ヒユ−ズ - Google Patents

温度ヒユ−ズ

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JPH064520Y2
JPH064520Y2 JP3169787U JP3169787U JPH064520Y2 JP H064520 Y2 JPH064520 Y2 JP H064520Y2 JP 3169787 U JP3169787 U JP 3169787U JP 3169787 U JP3169787 U JP 3169787U JP H064520 Y2 JPH064520 Y2 JP H064520Y2
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JP
Japan
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resin
lead conductor
thermal fuse
sealing resin
lead
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JP3169787U
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光春 村瀬
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Uchihashi Estec Co Ltd
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Uchihashi Estec Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は温度ヒューズの改良に関するものである。
<従来の技術> 低融点金属をヒューズエレメントとせる温度ヒューズに
おいては、一対のリード導体の先端間に低融点金属体を
橋設し、この低融点金属体を硬化性樹脂(エポキシ樹
脂)でモールドせる構成、または、上記リード導体間に
橋設せる低融点金属体を絶縁ケースで覆い、ケース開口
部とリード導体との間を硬化性樹脂で封止せる構成等が
用いられている。
これらの温度ヒューズにおいては、使用条件の如何によ
っては、リード導体に作用する引張り力又は捩じり力に
よりリード導体と樹脂との界面が剥離し、封止性が低下
し、低融点合金の酸化が顕著に進行して温度ヒューズの
満足な差動を保障し難いことがある。
かかる不具合を排除するために、リード導体にノック加
工を施して、引張り力または捩じり力に対するリード導
体の固定強度が増大することが公知である。
<解決しようとする問題点> しかしながら、温度ヒューズにおいては、温度ヒューズ
作動以前において、ある温度範囲内でヒートサイクルに
曝され、上記封止樹脂体とリード導体との熱膨脹係数の
差のために、当該樹脂体とリード導体との接触界面に熱
応力が繰り返えして作用する。而るに、リード導体にノ
ックが存在する場合、ノックのエッヂのために、ノック
箇所での応力集中が避けられず、この応力集中のために
封止樹脂体にクラックが発生し易い。
本考案の目的は、上記リード導体のノック箇所での応力
集中を緩和し、封止樹脂体でのクラック発生を防止する
ことにある。
<問題点を解決するための技術的手段> 本考案に係る温度ヒューズは、リード導体の樹脂封止箇
所に圧潰加工を施した温度ヒューズにおいて、圧潰加工
部上に上記封止樹脂よりも軟質の樹脂を被覆し、この軟
質樹脂被覆圧潰加工部を同封止樹脂中に埋入したことを
特徴とする構成である。
<実施例> 以下、図面により本考案を説明する。
第1図において、1,1は一対のリード導体であり、絶縁
被覆10,10を施してある。2はリード導体間に橋設せる
低融点金属体、例えば、Sn-Pb系合金である。3は低融
点金属体に被せた耐熱性絶縁ケース、例えばセラミツク
スケースである。4は封口樹脂であり、常温硬化性エポ
キシ樹脂を用いることができる。この封口樹脂箇所にお
けるリード導体部分には圧潰加工、いわゆるノック5を
施してある。
このリード導体1の上記絶縁被覆10には封口樹脂(エポ
キシ樹脂)よりも軟い耐熱性樹脂、例えば耐熱性塩化ビ
ニール、弗素樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂等
を用いてある。
上記温度ヒューズにおいては、被保護電気機器の使用状
態に応じてヒートサイクルに曝される。従ってリード導
体と封口樹脂との界面に熱応力が発生する。この場合、
リード導体にノックが存在し、エッヂの付帯が避けられ
ないが、ノック上には封口樹脂よりも軟い(ヤング率の
小さい)樹脂を被覆してあるから、この軟い樹脂の応力
緩和作用のためにノック箇所での応力集中を充分に防止
できる。
第2図は本考案の別実施例を示し、上記ケースを省略
し、低融点金属体2上に樹脂4を直接モールドしてあ
る。1,1はモールド樹脂よりも軟質の絶縁被覆10,10を施
したリード導体、5,5はリード導体のノックである。
この別実施例においても、上記実施例と同様、ノック箇
所での応力集中を良好に防止できる。本考案の温度ヒュ
ーズにおいては、第3図(第1図におけるIII−III断面
図)に示すように、リード導体に作用する捩じり力Mに
対し、ノック加工部5の側面と硬質樹脂の封口樹脂4と
の界面に垂直反力fで作用し、捩じり力Mの多くをこの
垂直反力fで支承できるから、リード導体と封口樹脂と
の界面に作用する剪断応力を充分に軽減でき、その界面
のすべり(剥離)を防止できる。また、リード導体に作
用する引張り力に対しても、ノック加工部の後端面と封
口樹脂との界面に垂直反力が作用するから、リード導体
と封口樹脂との界面の剥離を防止できる。
<考案の効果> 本考案に係る温度ヒューズは、上述した通りの構成であ
り、ヒートサイクル下でのリード導体のノック箇所の応
力集中をよく防止でき、封止樹脂のクラック発生を確実
に排除できる。また、リード導体に作用する捩じり力ま
たは引張り力に対し、ノック加工部を封止樹脂に食い込
ませてリード導体と封止樹脂との界面のすべりを防止で
きるから、その界面の剥離を充分に防止できる。
従って、安定な封止性を保障でき、封止性低下に起因す
る温度ヒューズの作動不良を回避できる。
なお本考案は、絶縁基板に一対の電極を設け、電極間に
低融点金属体を橋設し、各電線にリード線を接続し、絶
縁基板上に樹脂をモールドし、このモールド樹脂でリー
ド線を封止せる基板型温度ヒューズにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図並びに第2図はそれぞれ本考案の実施例を示す縦
断面説明図、第3図は第1図におけるIII−III断面図で
ある。 図において、1,1はリード導体、10,10は樹脂被覆層、4
は封止樹脂、5,5はノックである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リード導体の樹脂封止箇所に圧潰加工を施
    した温度ヒューズにおいて、圧潰加工部に上記封止樹脂
    よりも軟質の樹脂を被覆し、この軟質樹脂被覆圧潰加工
    部を同封止樹脂中に埋入したことを特徴とする温度ヒュ
    ーズ。
JP3169787U 1987-03-04 1987-03-04 温度ヒユ−ズ Expired - Lifetime JPH064520Y2 (ja)

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JPS63139740U JPS63139740U (ja) 1988-09-14
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JP2004253218A (ja) * 2003-02-19 2004-09-09 Nippon Seisen Kk 小型ヒューズ
JP5549427B2 (ja) * 2010-06-30 2014-07-16 ミツミ電機株式会社 温度ヒューズ、温度ヒューズ取付方法および保護装置

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