JP2762163B2 - 合金型温度ヒューズ - Google Patents

合金型温度ヒューズ

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は合金型温度ヒューズに関するものである。
〔従来の技術〕
合金型温度ヒューズとして、第3図に示すように、一
対のリード線2′,2′間に低融点可溶合金片1′を橋設
し、該低融点可溶合金片1′上にフラックスを塗布し、
該フラックスを塗布した低融点可溶合金片上に保護筒
4′、例えばセラミックス筒を挿通し、該保護筒の各端
部と各リード線2′,2′との間を接着剤5′,5′例えば
エポキシ樹脂で封止した、所謂直線型が公知である。
この合金型温度ヒューズにおいては多様な条件で使用
され、リード線に引張力が作用する条件で使用されるこ
ともあるので、所定の引張強度が要求される。このた
め、リード線2′の接着剤埋設部分に突起20′を設け、
この突起20′の接着剤封止部に対する係止効果によって
引張強度を保証することが公知である。
〔解決しようとする課題〕
上記の合金型温度ヒューズにおいては、上記した使用
条件の多様性から、リード線に捩じりモーメントが作用
することがあり得る。而るに、リード線と接着剤との係
止構造を、大きな捩じりモーメントにも耐え得るように
改変することは、保護筒の外径、長さ等の制約上、上記
突部20′の高さ、個数等が制限されるので容易ではな
い。
通常、上記合金型温度ヒューズのリード線には銅線が
使用される。而るに、銅は延性に富み、降伏点歪と破断
点歪との間にかなりの差があり、降伏点に達しても銅線
は未だ破線せず、電流通路として充分有効に機能する。
本発明の目的は、銅線のかかる特性に着目し、上記合
金型温度ヒューズにおいて、リード線に作用する大きな
捩じりモーメントをリード線の捩じり塑性変形によって
吸収させ、上記リード線と封止接着剤との係止構造を簡
易な構成のままにして、捩じりモーメントの作用にもか
かわらず、充分な引張強度を保証することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る合金型温度ヒューズは、保護筒内に低融
点可溶合金片を収納し、該低融点可溶合金片の両端に接
続した各リード線と保護筒の各端との間を接着剤で封止
した温度ヒューズにおいて、各リード線と接着剤との界
面が耐え得る捩じりモーメントよりもリード線が耐え得
る捩じりモーメントが小となるように設定したことを特
徴とする構成であり、各リード線の接着剤埋設部分に突
子を加工することができる。
〔実施例の説明〕
以下、図面により本発明の実施例について説明する。
第1図は本発明の実施例を示す縦断面図、第2図は第
1図におけるII−II断面図である。
第1図及び第2図において、1は低融点可溶合金片、
2,2は該低融点可溶合金片1の両端に溶接したリード銅
線であり、後述するように線径を細くしてある。3は低
融点可溶合金片11に塗布したフラックス層である。4は
保護筒、例えばセラミックス筒であり、低融点可溶合金
片1上に挿通してある。5,5は接着剤、例えばエポキシ
樹脂であり、保護筒4の各端部と各リード銅線2との間
を封止している。20は各リード線2の接着剤埋設部分に
設けた抜止用突子であり、リード銅線をプレスによって
圧縮した、所謂”ツブシ”を使用できる。
上記において、保護筒4と接着剤5との接着面積は、
リード銅線2と接着剤5との接着面積に較べて極めて大
であり、従って、保護筒4と接着剤5との界面の接着強
度は、リード銅線2と接着剤5との界面の接着強度に較
べて一段と大であって、保護筒4の封止性はリード銅線
2と接着剤5との界面の接着強度によって決定される。
上記において、リード線2,2の線径(直径)dは、リ
ード銅線2と接着剤5との界面が耐え得る捩じりモーメ
ントよりもリード線2が耐え得る捩じりモーメントを小
とするように設定してある。
この場合、接着剤のリード線に対する接着強度(リー
ド線2と接着剤5との界面の周方向剥離に要する単位面
積当たりの平均剪断強度)をτ1、リード線の線径(直
径)をd、リード線の接着剤埋設長さをLとすれば、リ
ード線2と接着剤5との界面が耐え得る捩じりモーメン
トMt1は、 Mt1=τ1πd・L・d/2 であり、他方リード線の材質である銅の降伏点応力をτ
2とすれば、リード線が耐え得る捩じりモーメントMt
2は、 Mt2=τ2πd316 であり、Mt1>Mt2より、 d<8L・τ1/τ2 が成立し、式を充分に充たすようにdを設定してあ
る。通常、d=(0.98〜0.4)8L・τ1/τ2を充たすよ
うにリード銅線2の線径が設定される。
本発明に係る合金型温度ヒューズにおいては、上記し
た通り、リード線2,2の線径を上記式を充たすように
充分に細く設定してあるから、上記式に示す捩じりモ
ーメントMt2を充分に小さくし得、そのMt2以上の捩じり
モーメントがリード線に作用しようとすると、リード線
が捩じれ塑性変性して、その捩じりモーメントがリード
線と接着剤との界面に作用するのを防止できる。
従って、リード線の接着剤埋設部分に係止用突子を設
けて上記式の条件を充足させる場合、係止用突子を一
ヵ所に設けるだけの簡易な構成で済まし得る。
上記において、リード線の捩じれ塑性塑性変性によっ
て生じるリード線の最大捩じれ応力τ2は、銅線の降伏
点応力であり、リード線の捩じれ塑性変形にもかかわら
ず、リード線の電流通路としての機能を充分に維持させ
得る。
〔発明の効果〕
上述した通り、本発明に係る合金型温度ヒューズにお
いては、リード線の捩じれ塑性変形によってリード線と
接着剤との界面に、リード線が耐え得る捩じりモーメン
ト以上の捩じりモーメントが作用するのを排除でき、リ
ード線の線径を式を満たすように充分に小さく設定す
れば、リード線と接着剤との界面に作用する捩じりモー
メントが著しく小さくし得、当該界面が捩じれ応力によ
って破壊するのを充分に防止できるから、その界面にお
けるリード線の耐引抜強度をよく維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る合金型温度ヒューズの実施例を示
す縦断面図、第2図は第1図におけるII−II断面図、第
3図は従来の合金型温度ヒューズを示す縦断面図であ
る。 1……低融点可溶合金片、2……リード線、4……保護
筒、5……接着剤、20……突子。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保護筒内に低融点可溶合金片を収納し、該
    低融点可溶合金片の両端に接続した各リード線と保護筒
    の各端との間を接着剤で封止した温度ヒューズにおい
    て、各リード線と接着剤との界面が耐え得る捩じりモー
    メントよりもリード線が耐え得る捩じりモーメントが小
    となるように設定したことを特徴とする合金型温度ヒュ
    ーズ。
  2. 【請求項2】各リード線の接着剤埋設部分に突子を加工
    した請求項1記載の合金型温度ヒューズ。
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