JPH0645177B2 - 異形中空体の製造方法およびその金型装置 - Google Patents

異形中空体の製造方法およびその金型装置

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JPH0645177B2
JPH0645177B2 JP61141757A JP14175786A JPH0645177B2 JP H0645177 B2 JPH0645177 B2 JP H0645177B2 JP 61141757 A JP61141757 A JP 61141757A JP 14175786 A JP14175786 A JP 14175786A JP H0645177 B2 JPH0645177 B2 JP H0645177B2
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JP
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split mold
split
parison
cavity
mold
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登 佐野
勝二 深沢
長治郎 佐野
峰雄 赤松
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Nihon Plast Co Ltd
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Nihon Plast Co Ltd
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、曲管等の異形中空体の製造方法およびその金
型装置に関する。
(従来の技術) 従来、曲管等の異形中空体の製造方法としては、たとえ
ば、特公昭58−47337号公報に示されるように、
3分割形の一対の割型を用い、割型主部のキャビティの
上端開口からパリソンを降下挿入するとともに、キャビ
ティの下端開口から吸引装置により吸引してパリソンを
挿通させ、ついで割型上部および割型下部を型閉し、パ
リソン内に加圧流体を圧入して成形するものが知られて
いる。
しかし、この方法では、製品の曲率半径の小さい屈曲
部、すなわち、中心軸が大きく屈曲する急激な屈曲部を
成形することは不可能もしくはきわめて困難である。ま
た、この方法では、割型主部の下端開口から突出したパ
リソンを割型下部で喰い切って閉鎖するのみであるた
め、割型主部によって成形される製品部分と割型下部に
よって成形される製品部分との接続個所において屈曲部
を形成することができない。
また、たとえば、特開昭60−96433号公報に記載
された金型装置が知られている。そして、この金型装置
は、相対向して進退駆動される可動盤を有し、これらの
可動盤に、それれ割型上部および割型下部を固定したと
ともに、これらの割型上部および割型下部よりも突出す
る状態で、屈曲したキャビティを形成する割型主部が弾
性的に支持されている。
そして、各可動盤を互いに接近する方向に前進させ、割
型主部が互いに合着してキャビティが形成された状態
で、このキャビティ内にパリソンを挿通させる。つい
で、さらに各可動盤を前進させ、各割型上部および各割
型下部を互いに合着させて、パリソンの上下を喰い切る
とともに、パリソン内に加圧流体を圧入して、中空体を
成形するようになっている。
しかし、この金型装置においても、製品の屈曲部は割型
主部のキャビティで形成されるため、製品の曲率半径の
小さい屈曲部、すなわち、中心軸が大きく屈曲する急激
な屈曲部を成形することは不可能もしくはきわめて困難
である。また、割型下部は、割型主部の下端開口から突
出したパリソンを喰い切って閉鎖するのみであるため、
割型主部によって成形される製品部分と割型下部によっ
て成形される製品部分との接続個所において屈曲部が形
成されることはない。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のように、従来の構成では、製品の曲率半径の小さ
い屈曲部、すなわち、中心軸が大きく屈曲する急激な屈
曲部を成形することは不可能もしくはきわめて困難であ
り、割型下部は、割型主部の下端開口から突出したパリ
ソンを喰い切って閉鎖するのみであるため、割型主部に
よって成形される製品部分と割型下部によって成形され
る製品部分との接続個所において屈曲部を形成すること
ができないとの問題を有している。
本発明は、上述のような問題点に着目してなされたもの
で、異形中空体のばりなし成形に際して、屈曲の曲率半
径の小さい屈曲部をも容易に成形でき、また、割型主部
と割型下部との接続個所において、製品の屈曲部を成形
できるようにすることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 第1の発明は、割型主部5とこの割型主部5の上下部の
割型上部8および割型下部10からなり、これらの割型主
部5、割型上部8および割型下部10を上下に連通する屈
曲したキャビティ4を有しているとともに、このキャビ
ティ4の屈曲部の曲率半径が、上記割型主部5の下端部
近傍から上記割型下部10の上端部近傍にかけて最小とな
る一対の割型1を用い、この一対の割型1の割型主部5
のキャビティ4内にパリソン13を挿通した後、上記割型
上部8を型閉するとともに、上記割型下部10の型閉によ
って上記割型主部5の下端から突出したパリソン13を強
制的に屈曲させ、上記パリソン13内に加圧流体を圧入す
るものである。
さらに、第2の発明は、それぞれ対をなす割型主部5と
この割型主部5の上下部の割型上部8および割型下部10
とからなり、これらの割型主部5、割型上部8および割
型下部10を上下に連通する屈曲したキャビティ4を有し
ているとともに、このキャビティ4の屈曲部の曲率半径
が、上記割型主部5の下端部近傍から上記割型下部10の
上端部近傍にかけて最小となるものである。
(作用) 本発明では、割型主部5のキャビティ4内にパリソン13
を挿通した後、割型主部5の下端開口から突出したパリ
ソン13を割型下部10の型閉によって強制的に屈曲させ、
パリソン13内に加圧流体を圧入してブロー成形すること
により、割型主部5と割型下部10との接続部に、製品の
曲率半径が最小となる屈曲部が形成される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
1は金型を構成する一対の割型で、この一対の割型1
は、両側の型取付板2の対向面に複数個のガイドピン3
が突設され、このガイドピン3に、対向面にキャビティ
4を形成した割型主部5が移動自在に支持され、この割
型主部5は上記ガイドピン3に介装されたコイル状のス
プリング6で互いに接近する方向に付勢されている。ま
た、上記両側の型取付板2に上記割型主部5の上下部に
おいて対向面にキャビティ7を形成した割型上部8およ
び対向面にキャビティ9を形成した割型下部10が固着さ
れている。そして、上記割型主部5のキャビティ4と割
型上部8のキャビティ7との接続個所には屈曲部は形成
されていないが、割型主部5のキャビティ4と割型下部
10のキャビティ9との接続個所には急激な屈曲部が形成
されている。11は上記一対の割型1間の上部に配設され
たパリソン押出ヘッドで、このパリソン押出ヘッド11の
下端中央部に吹込ノズル12が設けられている。
そうして、成形にあたっては、まず、第1図に示すよう
に、一対の割型1を互いに接近させ、割型主部5をその
対向面間に所定の間隙、たとえばパリソン径の1倍から
1/3倍程の寸法を残した位置まで互いに近接させて停止
させる。この状態では、割型主部5はスプリング6で押
圧されて前進位置にあり、割型上部8および割型下部10
は型閉位置から遥かに後退した位置にある。したがっ
て、割型主部5のキャビティ4の上端開口は割型上部8
によって覆われていない状態にある。
次に、パリソン押出ヘッド11から熱可塑性合成樹脂から
なるパリソン13を吐出して、割型主部5のキャビティ4
の上端開口からキャビティ4の内面に沿って降下挿入さ
せ、端末が割型下部10で挾着可能な位置まで垂下させ
る。この際、割型主部5は間隙を残した近接位置にあ
り、パリソン13の通路にゆとりがあるので、屈曲の曲率
半径が比較的小さい製品の場合でも迅速に挿通すること
ができる。
また、場合によっては、割型主部5を完全に型閉した状
態で、そのキャビティ4の上端開口からパリソン13をキ
ャビティ4内に降下挿入させてもよく、この際、キャビ
ティ4内に対し下端開口から吸引作用を加えてもよい。
ついで、第2図に示すように、一対の割型1を型閉する
と、割型主部5の対向面がスプリング6の弾発力に抗し
て合着するとともに、割型上部8と割型下部10の対向面
が合着し、パリソン13は上下の喰切部を残してその全体
がキャビティ4,7,9内に収容された状態となる。こ
の際、割型主部5のキャビティ4と割型上部8のキャビ
ティ7との接続個所においては、パリソン13は屈曲せず
に直線的に接続するが、割型主部5のキャビティ4と割
型下部10のキャビティ9との接続個所においてはパリソ
ン13は強制的に屈曲されて、屈曲の曲率半径の小さい、
すなわち、急激な屈曲部が形成される。
ついで、吹込ノズル12からパリソン13内に加圧流体とし
てのエアを吹込んでブロー成形し、冷却後、型開きして
製品を取出すことにより、割型主部5と割型下部10との
接続個所において屈曲の曲率半径の小さい屈曲部を形成
し、かつ、上下の喰切部以外にはばりの全くない異形中
空体を容易に得ることができる。
(発明の効果) 本発明によれば、割型主部のキャビティ内にパリソンを
挿通した後、割型主部の下端開口から突出したパリソン
を割型下部の型閉によって強制的に屈曲させ、パリソン
内に加圧流体を圧入してブロー成形することにより、割
型主部と割型下部との接続部に、製品の曲率半径が最小
となる屈曲部を容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は金型のパ
リソン垂下時の側面図、第2図は同上型閉時の側面図で
ある。 1……割型、4……キャビティ、5……割型主部、8…
…割型上部、10……割型下部、13……パリソン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 長治郎 静岡県富士市伝法1275番地の1 岳南有機 株式会社内 (72)発明者 赤松 峰雄 静岡県富士市青島町218番地 日本プラス ト株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】割型主部とこの割型主部の上下部の割型上
    部および割型下部とからなり、これらの割型主部、割型
    上部および割型下部を上下に連通する屈曲したキャビテ
    ィを有しているとともに、このキャビティの屈曲部の曲
    率半径が、上記割型主部の下端部近傍から上記割型下部
    の上端部近傍にかけて最小となる一対の割型を用い、 この一対の割型の割型主部のキャビティ内にパリソンを
    挿通した後、上記割型上部を型閉するとともに、上記割
    型下部の型閉によって上記割型主部の下端から突出した
    パリソンを強制的に屈曲させ、上記パリソン内に加圧流
    体を圧入する ことを特徴とする異形中空体の製造方法。
  2. 【請求項2】それぞれ対をなす割型主部とこの割型主部
    の上下部の割型上部および割型下部とからなり、これら
    の割型主部、割型上部および割型下部を上下に連通する
    屈曲したキャビティを有しているとともに、このキャビ
    ティの屈曲部の曲率半径が、上記割型主部の下端部近傍
    から上記割型下部の上端部近傍にかけて最小となる ことを特徴とする異形中空体の金型装置。
JP61141757A 1986-06-18 1986-06-18 異形中空体の製造方法およびその金型装置 Expired - Lifetime JPH0645177B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6096433A (ja) * 1983-11-01 1985-05-30 Ushigoro Sumitomo 屈曲製品の吹成成形装置

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JPS6096433A (ja) * 1983-11-01 1985-05-30 Ushigoro Sumitomo 屈曲製品の吹成成形装置

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