JPH0645016A - フラットケーブル圧接タイプコネクタ - Google Patents

フラットケーブル圧接タイプコネクタ

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JPH0645016A
JPH0645016A JP5048612A JP4861293A JPH0645016A JP H0645016 A JPH0645016 A JP H0645016A JP 5048612 A JP5048612 A JP 5048612A JP 4861293 A JP4861293 A JP 4861293A JP H0645016 A JPH0645016 A JP H0645016A
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JP
Japan
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flat cable
cover
press
pressure contact
contact
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JP5048612A
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English (en)
Inventor
Mutsuo Hatanaka
睦夫 畠中
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Kel Corp
Original Assignee
Kel Corp
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フラットケーブルの圧接を正確に且つ確実に
行えるようにする。 【構成】 複数のコンタクト13を絶縁ハウジング11
により整列保持し、複数の圧接部挿入穴30bに各圧接
部を挿入させて第1のカバー30を絶縁ハウジング11
の上面に取り付け、第1のカバー30の上に、フラット
ケーブル40を挟むようにして第2のカバー50を取り
付ける。このとき、第1のカバー30および第2のカバ
ー40の互いに対向する面に、フラットケーブル40の
絶縁被覆の波状外面が嵌まるように波状のフラットケー
ブル溝30a,51bが形成されており、フラットケー
ブル溝に絶縁被覆の波状外面を入り込ませて、第1およ
び第2のカバー30,50の間にフラットケーブル40
を挟持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各コンタクトの圧接部を
フラットケーブルの絶縁被覆に食い込ませて各コンタク
トとフラットケーブルの電線とを電気接続するようにな
ったフラットケーブル圧接タイプコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板間をフラットケーブルを用
いて接続するために、互いに挿抜可能なツーピースコネ
クタを用いることは従来から知られており、このような
ツーピースコネクタとしては、例えば、特開昭58−1
45074号公報に開示のものがある。このようなツー
ピースコネクタは、レセプタクル(オス側コネクタ)と
ヘッダー(メス側コネクタ)とから構成され、ヘッダー
がプリント基板に固定され、レセプタクルにフラットケ
ーブルが接続されており、ヘッダーにレセプタクルを挿
抜することにより両者の電気接続を行うようになってい
る。
【0003】このようにコネクタ(レセプタクル等)と
フラットケーブルとを接続するときに、コネクタを構成
する複数のコンタクトの端部圧接部を外方に突出させ、
この圧接部にフラットケーブルを押し付けて圧接部を絶
縁被覆に食い込ませ、フラットケーブルを接続する圧接
方法が用いられている。なお、従来行われていた圧接方
法では、カバーの上にフラットケーブルを載せ、その上
からレセプタクル本体(インシュレータ)に整列状態で
固定保持された状態で外方に突出する圧接コンタクトの
圧接部を押し付け、圧接部をフラットケーブルの絶縁被
覆内に食い込ませ、各圧接部を対応する電線に接続させ
るようになっている。このため、圧接部のピッチは絶縁
被覆に覆われた電線のピットと等しく設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの場合
には、フラットケーブルの設置段階、圧接コンタクトの
設置段階、圧接作業までの段階においてフラットケーブ
ルの位置ずれ、ピッチずれが発生しやすく、フラットケ
ーブルの各芯線と各圧接コンタクトとの圧接接続が不正
確になったり、接続信頼性が劣るという問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みたもので、フラットケー
ブルの圧接が正確に且つ確実に行うことができるような
構成のフラットケーブル圧接タイプコネクタを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、先端に圧接部を有した複数のコンタクトを絶縁ハウ
ジングにより整列保持し、この整列状態の圧接部に対応
して貫通形成された複数の圧接部挿入穴に各圧接部を挿
入させて第1のカバーを絶縁ハウジングの端面上に取り
付け、さらに、この第1のカバーの上に、各圧接部に対
応して形成された複数のコンタクト受容穴に各圧接部を
挿入させて第2のカバーを取り付け、てフラットケーブ
ル圧接タイプコネクタが構成されている。なお、第1の
カバーおよび第2のカバーの互いに対向する面のうちの
少なくとも一方の面に、電線ピッチに対応して形成され
たフラットケーブルの絶縁被覆の波状外面が嵌まるよう
に波状のフラットケーブル溝が形成されており、第1の
カバーの上に第2のカバーを取り付けるときに、このフ
ラットケーブル溝に絶縁被覆の波状外面を入り込ませ
て、第1および第2のカバーの間にフラットケーブルを
挟持するように構成されている。
【0006】
【作用】このような構成のコネクタの場合には、絶縁ハ
ウジングの上に第1カバーを取り付け、このとき第1カ
バーの圧接部挿入穴を貫通して外方に突出する各コンタ
クトの圧接部の上に、第2カバーにより挟持されてフラ
ットケーブルが押し付けられ、圧接部が絶縁被覆に食い
込んでフラットケーブルが圧接される。このとき、第1
カバーおよび第2カバーに形成されたフラットケーブル
溝にフラットケーブルの絶縁被覆の波状外面が嵌まっ
て、しっかりと位置決めされて挟持されるため、各圧接
部を確実に且つ正確にフラットケーブル内の各電線と電
気接続される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について、図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例である
フラットケーブル圧接タイプのコネクタを用いたツーピ
ースコネクタの分解斜視図である。このツーピースコネ
クタは、レセプタクル10(レセプタクルコネクタとも
称する)と、ヘッダー20(プラグコネクタとも称す
る)とからなる。レセプタクル10は、その上に、フラ
ットケーブル40を挟持する第1のカバー30および第
2のカバー50を有しており、これにより本発明に係る
フラットケーブル圧接タイプコネクタが構成されてい
る。
【0008】レセプタクル10は、インシュレータ11
と、ロックレバー12と、圧接コンタクト13とからな
っている。インシュレータ11は、ほぼ直方体形状をし
ており、左右両側部には、後述するロックレバー12を
支持する支持部を有し、この所定位置にロックレバー1
2の枢支部12bを回動可能に支持するピン挿入穴11
aが形成され、また、インシュレータ11の左右の側壁
にはそれぞれ2個の係合用突起11b(図では1個しか
示されていない)が形成されている。さらに、インシュ
レータ11の上面側に複数の圧接コンタクト13を2列
に配設するための2つの長穴が形成され、この長穴の底
面に前記各圧接コンタクト13を貫通固定するためのコ
ンタクト挿入穴が形成されている。また、インシュレー
タ11の下面側には、後述するヘッダー20の接触接栓
部21cが挿入できるように所定深さで所定の大きさの
直方体状の長穴(図示せず)が形成されている。この長
穴の内壁面には複数の隔壁が等間隔で形成され、この各
隔壁相互の溝には後述する圧接コンタクト13が挿入固
定できるようにコンタクト穴11cがそれぞれ形成され
ている。
【0009】インシュレータ11の左右の側部に支持さ
れているロックレバー12は、いずれも図2(a),図
2(b)の斜視図に示すように、側面に状態確認用突起
12aを備え、中間部に回動中心となる枢支部12bを
備え、底部にロック爪12cを備え、これと対向する位
置に押上爪12dを備え、上端側部に把持部12eを備
えている。また、ロック爪12cを形成する部分の内側
面は、下方外方に広がるテーパ面(もしくは弧状テーパ
面)12fが形成されている。
【0010】圧接コンタクト13は、いずれも図3
(a)のような構成となっていて、板材のほぼ中央位置
にインシュレータ11のコンタクト挿入穴11cに挿入
したとき圧入係止される係止部13aおよび係合部13
eを有し、上端には圧接部13bを有し、下端には接触
部13dを有している。圧接部13bは、帯材をU状に
折曲した形状となっていて、対向片を例えばつぶし加工
により肉薄に形成され、このほぼ中央位置にプレス機に
よる突出加工により内側に突出する突出部13fが形成
されている。さらに、この圧接部13bの先端にはフラ
ットケーブル40の絶縁被膜40bを切り裂く先鋭部1
3cが形成されるとともに、先鋭部13cには案内テー
パが形成され、且つ先鋭部13cの根元部に第1のカバ
ー30への圧入係止用のR状のラッチ部13gが形成さ
れている。
【0011】このように、圧接コンタクト13は、圧接
部13bを両端が一体に連結された2枚の薄板を重ね合
わせて形成し、この薄板からなる圧接部13bの間にフ
ラットケーブル40の芯線40aを挟持接触させる方式
である。このため、圧接コンタクト13の加工形成が容
易で、芯線40aとの接続時に芯線40aが傷つきにく
くて断線が生じにくく、また圧接コンタクト13とフラ
ットケーブル40とのピッチずれが起こりにくい。
【0012】一方、ヘッダー20はインシュレータ21
と、コンタクト23とからなっている。インシュレータ
21には、レセプタクル10のインシュレータ11の下
部側が挿入できるように、接触接栓部21bおよびこの
周囲に位置する溝21dが形成されている。接触接栓部
21dにおいては、中央壁の壁面にそれぞれ複数の隔壁
21aが等間隔に形成され、この各隔壁21a相互間に
形成される溝21cに沿ってコンタクト23が配置さ
れ、前記溝21dの底面にはコンタクト挿入穴(図示せ
ず)が形成されている。
【0013】この各コンタクト挿入穴には、図3(b)
に示す形状のコンタクト23が挿入される。このコンタ
クト23は、中央にインシュレータ21に係止させるた
めの係止部23aと係合部23dを有し、先端に前記圧
接コンタクト13の接触部13dと接触する(縦方向に
2点接触となる直線ビーム設計)接触部23cを有し、
下端にプリント基板に半田付けするための端子部23b
を有している。
【0014】インシュレータ21の左右の側面上方に
は、それぞれロックレバー係合体22が一体に形成され
ている。ロックレバー係合体22は、それぞれ断面がほ
ぼ台形状であって、外側面上部に上方内方に広がる傾斜
面22aを有し、この傾斜面22aが上方(ロックレバ
ー12のテーパ面12fと対向する側)に向いて形成さ
れている。さらに、第4図に示すように、ロックレバー
係合体22の下面にはロック爪係合溝22bが形成さ
れ、上面には当接面22cが形成されている。
【0015】第1のカバー30は、全体が薄板からな
り、この板面には、前記インシュレータ11から上部に
突出する複数の圧接コンタクト13の圧接部13bをそ
れぞれ挿入させる圧接部挿入穴30bが2列(圧接コン
タクト13の配列に対応)に形成されている。また、両
端には案内溝30cが形成され、上面(インシュレータ
11との当接面とは逆の面)にはフラットケーブル40
の波状となった絶縁被覆40aが嵌まるように波形のフ
ラットケーブル溝30aが形成されている。なお、この
フラットケーブル溝30aのピッチはフラットケーブル
40の絶縁被覆40aの芯線のピッチと同一となるよう
に形成されている。さらに、案内溝30cの近くにそれ
ぞれ後述する第2のカバー50の突部(図示せず)が嵌
まるくぼみ30dが形成されている。
【0016】第2のカバー50は、板状の胴体51の幅
方向左右に2列に並んで、圧接コンタクト13の圧接部
13bを挿入させてこれが広がらないようにするコンタ
クト受容穴51c(図8〜図11参照)を有している。
長手方向左右両端部下面には、コ字状の係合枠部51a
がそれぞれ一体に形成され、また、胴体51の下面(第
1のカバー30と対向する面)には前記フラットケーブ
ル40の波状絶縁被覆40aが嵌まるように波形のフラ
ットケーブル溝51bが形成されている。このフラット
ケーブル溝51bのピッチもフラットケーブル40の絶
縁被覆40aの芯線のピッチと同一となるように形成さ
れている。また、係合枠部51aの近くの胴体51の内
側部分に前記第1のカバー30のくぼみ30dに嵌合す
る突部(図示せず)が形成されている。
【0017】このような構成のツーピースコネクタにフ
ラットケーブル40を圧接する方法について、図6〜図
9を参照して説明する。まず、図6に示すように、レセ
プタクル10のインシュレータ11のコンタクト挿入穴
11bに、それぞれ圧接コンタクト13を圧入させ、係
止部13aおよび係合部13eにより固定した状態のレ
セプタクル10を準備しておく。この状態で、各圧接コ
ンタクト13の圧接部13bはインシュレータ11の上
方に(図6では下方に)突出する。
【0018】次に、図示しない圧接治具のベースに形成
されている溝に、第2のカバー50の係合枠部51aを
上に向けて(図1とは上下逆にして)挿入固定する。そ
して、第2のカバー50のフラットケーブル溝51bの
上にフラットケーブル40を載せるとともに、この上方
に第1のカバー30を図1の状態とは上下逆にして持っ
てきてこのカバー30の案内溝30cを前記係合枠部5
1aにはめる。この後、前述のように準備したレセプタ
クル10を図1とは上下逆にして、その両側部に形成さ
れている係合用突起11bの下側を前記係合枠部51a
の先端に挿入させるとともに、第1のカバー30の圧接
部挿入穴30bに圧接コンタクト13の先鋭部13cを
挿入させる。図6はこの状態を示している。
【0019】この状態では、圧接コンタクト13のラッ
チ部13gおよび先鋭部(2枚の薄板)13cが第1の
カバー30の圧接部挿入穴30bに圧入されているの
で、圧接コンタクト13の先鋭部13cの位置のバラツ
キが補正される。なお、このとき第1のカバー30は第
2のカバー50に対して離れた状態となっている。
【0020】この状態で前述のレセプタクル10を押し
下げて第2のカバー50に対して第1のカバー30を当
接させると、第1のカバー30のくぼみ30dに第2の
カバー50の突部が挿入される。すると、図7のように
なり、第2のカバー50のフラットケーブル溝51bと
第1のカバー30のフラットケーブル溝30aの間にフ
ラットケーブル40がしっかりと位置決めされて挟み込
まれる。ここで、両フラットケーブル溝51b,30a
のピッチは、フラットケーブル40の芯線40aのピッ
チ(すなわち、絶縁被覆40bの表面の波形のピッチ)
と等しく形成されており、第1のカバー30の圧接部挿
入穴30bに圧入された各圧接コンタクト13の先鋭部
13cの中心位置とフラットケーブル40の芯線40a
とが正確に対向する。
【0021】図7の状態から、図示しないプレス機によ
りレセプタクル本体をさらに下方に押し下げる押圧力を
加えると、カバー30と圧接コンタクト13のラッチ部
13gの保持力が限界に達し、圧接コンタクト13が下
動する。これにより、図8のように、第1のカバー30
の圧接部挿入穴30bを貫通して圧接コンタクト13の
2枚の先鋭部(薄板部)13cが下方に突出し、これが
フラットケーブル40の絶縁被覆40bを切り裂いてフ
ラットケーブル40内に食い込む。
【0022】そして、この圧入作業が完了した時点で
は、第1のカバー30は完全に図9に示す所定位置まで
押し下げられ、圧接コンタクト13の先鋭部13cは第
2カバー50のコンタクト受容穴51c内に圧入され
る。このとき、図示のように、圧接コンタクト13の先
鋭部13cの間にフラットケーブル40の芯線40aが
しっかりと挟持され、圧接コンタクト13と芯線40a
とが確実に接触して接続される。
【0023】このように圧接コンタクト13の先鋭部1
3cにラッチ部13gが形成されているので、フラット
ケーブル40を圧接する前の段階まで、ラッチ部13g
の係止により、圧接コンタクト13の先端に第1のカバ
ー30を保持させることができる。また、両カバー3
0,50にフラットケーブル溝30a,51bが形成さ
れているので、フラットケーブル40を圧接する際にフ
ラットケーブル40はピッチずれを起こさず、図9に示
すように、圧接コンタクト13の先鋭部13cによりフ
ラットケーブル40の芯線40aを確実に挟持させ、両
者をしっかりと圧接させることができる。
【0024】さらに、第2のカバー50の係合枠部の近
くに第1のカバー30のくぼみ30dに嵌まる突部が形
成されているので、両カバー30,50の相対位置ずれ
がなく、フラットケーブル40を第2のカバー50には
めた段階で両カバー30,50により挟持されるフラッ
トケーブル40の横位置ずれを防止できる。また、第2
のカバー50の胴体51の内側に、圧接コンタクト13
の圧接部13bおよび先鋭部13cがそれぞれ挿入され
るコンタクト受容穴51cが形成されているので、圧接
部13bおよび先鋭部13cの広がりが防止され、これ
により芯線40aをしっかりと挟持させ、圧接接続に対
する信頼性が向上する。
【0025】次に、以上のように構成された本発明に係
るレセプタクル10とヘッダー20との挿抜操作につい
て、図4および図5を参照して説明する。図4はレセプ
タクル10がヘッダー20に完全に挿入された状態(挿
入完了位置にある状態)を示す。このときロックレバー
12はロック爪12cが内方に位置するように回動した
位置、すなわち、クローズ位置にあり、その押上爪12
dがロックレバー係合体22の上面に当接している。こ
の状態でレセプタクル10をヘッダー20から抜去する
には、片手の親指と人差指で、左右のロックレバー12
の把持部12eを強く挟み、把持部12eを内側に回動
させる。
【0026】これにより、ロックレバー12がオープン
位置まで回動され、ロック爪12cが外方に移動されて
ロックレバー係合体22のロック爪挿入溝22bから離
脱する。同時に、押上爪12dがロックレバー係合体2
2の当接面22cに強く当接しながらロックレバー12
が回動され、レセプタクル10をヘッダー20から押し
離す。これは、枢支部12bがてこの支点、押上爪12
dがてこの作用点、把持部12eがてこの力点として機
能するからである。これによりレセプタクル10は挿入
完了位置から挿入中間位置まで引き出され、このように
してヘッダー20からレセプタクル10が挿入中間位置
まで離れた状態で、ロックレバー12を親指と人差指で
挟んだまま垂直方向にレセプタクル10を引き抜けば、
レセプタクル10を挿入開始位置を経由して簡単に抜去
することができる。
【0027】逆に、抜去したレセプタクル10をヘッダ
ー20に挿入するには、前述の抜去の操作を逆に行えば
良く、図5はこれを説明するものである。この抜去操作
は、図において、ロックレバー12がオープン位置にあ
る状態(破線の状態)つまり左右のロックレバー12の
ロック爪12cを外側に回動させた状態であっても、ロ
ックレバー12がクローズ位置にある状態(実線の状
態)つまり左右のロックレバー12のロック爪12cを
内側に回動させた状態であっても可能であり、レセプタ
クル10をそのままヘッダー20に押し込んで挿入でき
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のコンタクトを整列保持した絶縁ハウジングの上に
第1のカバーを取り付け、この第1のカバーの上に、フ
ラットケーブルを挟んで第2のカバーを取り付け、フラ
ットケーブルの圧接を行うようになっており、第1のカ
バーおよび第2のカバーの互いに対向する面のうちの少
なくとも一方の面に、電線ピッチに対応して形成された
フラットケーブルの絶縁被覆の波状外面が嵌まるように
波状のフラットケーブル溝を形成している。このため、
フラットケーブルを圧接するときに、フラットケーブル
溝に絶縁被覆の波状外面を入り込ませて第1および第2
のカバーの間にフラットケーブルをしっかりと位置決め
し挟持するため、各圧接部を確実に且つ正確にフラット
ケーブル内の各電線と電気接続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るツーピースコネクタ
の分解斜視図である。
【図2】それぞれ第1図のロックレバーを正面方向およ
び背面方向から見た斜視図である。
【図3】上記ツーピースコネクタを構成するコンタクト
の斜視図である。
【図4】上記ツーピースコネクタの挿入動作を説明する
正面図である。
【図5】上記ツーピースコネクタの挿入動作を説明する
正面図である。
【図6】上記ツーピースコネクタにおけるフラットケー
ブルの圧接方法を順に説明する正面図および部分拡大断
面図である。
【図7】上記ツーピースコネクタにおけるフラットケー
ブルの圧接方法を順に説明する正面図および部分拡大断
面図である。
【図8】上記ツーピースコネクタにおけるフラットケー
ブルの圧接方法を順に説明する正面図および部分拡大断
面図である。
【図9】上記ツーピースコネクタにおけるフラットケー
ブルの圧接方法を順に説明する正面図および部分拡大断
面図である。
【符号の説明】
10 レセプタクル 11 インシュレータ 12 ロックレバー 13,23 コンタクト 20 ヘッダー 21 インシュレータ 30 第1のカバー 40 フラットケーブル 50 第2のカバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に圧接部を有してなる複数のコンタ
    クトを絶縁ハウジングにより整列保持して構成され、整
    列保持された状態で前記絶縁ハウジングの端面から外方
    に突出する前記コンタクトの前記圧接部の上に、複数の
    電線を絶縁被覆により保持してなるフラットケーブルを
    押し付け、前記圧接部を前記絶縁被覆に食い込ませて前
    記電線と電気接続させるように構成されたフラットケー
    ブル圧接タイプコネクタにおいて、 前記絶縁ハウジングにより整列保持された状態で外方に
    突出する前記圧接部に対応して貫通形成された複数の圧
    接部挿入穴を有し、前記絶縁ハウジングの前記端面上に
    前記圧接部挿入穴に前記圧接部を貫通挿入させて取り付
    けられた第1のカバーと、 前記絶縁ハウジングにより整列保持された状態で外方に
    突出する前記圧接部に対応して形成された複数のコンタ
    クト受容穴を有し、前記第1のカバーの上に前記コンタ
    クト受容穴に、前記圧接部挿入穴を貫通するとともに前
    記第1のカバーの上面から外方に突出した前記圧接部を
    挿入させて取り付けられた第2のカバーとを有し、 前記第1のカバーおよび前記第2のカバーの互いに対向
    する面のうちの少なくとも一方の面に、前記電線のピッ
    チに対応して形成された前記フラットケーブルの前記絶
    縁被覆の波状外面が嵌まるように波状のフラットケーブ
    ル溝が形成されており、 このフラットケーブル溝に前記絶縁被覆の波状外面を入
    り込ませて、前記第1および第2のカバーの間に前記フ
    ラットケーブルを挟持するように構成されていることを
    特徴とするフラットケーブル圧接タイプコネクタ。
JP5048612A 1989-03-18 1993-02-15 フラットケーブル圧接タイプコネクタ Pending JPH0645016A (ja)

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KR20010053736A (ko) * 1999-12-01 2001-07-02 최연학 플랫케이블용 커넥터
JP2006332030A (ja) * 2005-04-25 2006-12-07 Semiconductor Energy Lab Co Ltd コネクタ及び、当該コネクタに接続されたプリント基板

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JPS5572373A (en) * 1978-11-22 1980-05-31 Amp Inc Electric connector for terminating flexible flat multiiconductor cable
JPS62145669A (ja) * 1985-12-16 1987-06-29 アンプ・インコ−ポレ−テツド 電気コネクタアセンブリ

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