JP2003173849A - ジョイントコネクタ - Google Patents

ジョイントコネクタ

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JP2003173849A JP2001373170A JP2001373170A JP2003173849A JP 2003173849 A JP2003173849 A JP 2003173849A JP 2001373170 A JP2001373170 A JP 2001373170A JP 2001373170 A JP2001373170 A JP 2001373170A JP 2003173849 A JP2003173849 A JP 2003173849A
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線の誤結線が発生した場合に、ジョイント
コネクタの一部品のみを廃棄すれば良く、他の部品を再
利用できる。 【解決手段】 コネクタハウジング2と、このコネクタ
ハウジング2内の端子収容室9に固定されるジョイント
端子3とを有するジョイントコネクタ1であって、ジョ
イント端子3を、相手端子に電気的に接触する端子接触
部17を有するジョイント端子本体4と電線の端末を接
続する電線接続部27を有するサブ端子部5との2部材
から構成し、このサブ端子部5をジョイント端子本体4
に装着可能に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコネクタハ
ウジングを多段状に連結できるジョイントコネクタに関
する。
【0002】
【従来の技術】この種のジョイントコネクタとしては、
図14及び図15に示すものがある。図14はジョイン
トコネクタの分解斜視図、図15はジョイント端子と電
線の端末との接続を説明するための斜視図である。
【0003】図14及び図15において、ジョイントコ
ネクタ100は、コネクタハウジング101とこのコネ
クタハウジング101内に装着される多数の端子102
とから構成されている。コネクタハウジング101は、
その上面と下面とが共に連結面として構成され、端子収
容室104を積層する状態で連結可能に設けられてい
る。コネクタハウジング101内には、各キャビティ壁
103によってそれぞれ仕切られた複数の端子収容室1
04が設けられ、この各端子収容室104に端子102
が挿入によってそれぞれ収容されている。
【0004】複数のジョイント端子102はコネクタハ
ウジング101への組み付け前の段階では、図14に示
す端子集合構成体105として構成され、この端子集合
構成体105は、並列状態で配置された複数のジョイン
ト端子102と、複数のジョイント端子102間を連結
するキャリア部106とから構成されている。この端子
集合構成体105は、板状の導電性金属を所定形状で打
ち抜き、これを折曲して複数のジョイント端子102を
形成し、次に、複数のジョイント端子102間を連結す
るキャリア部106を山谷の連続形状に折曲することに
よって形成される。電気的接続が必要ないジョイント端
子102間は、コネクタハウジング101の組み付け過
程で、そのジョイント端子102間に位置するキャリア
部106の箇所がカットされる。
【0005】ジョイント端子102は、端子収容室10
4の下方に突出するタブ部102aと、端子収容室10
4の上方から挿入されるタブ部102aの接触対象であ
り、バネ性を有するタブ接触部102bと、電線Wが接
続される電線接続部102cとを有する。電線接続部1
02cは、電線Wの端末の芯線110を圧接する電線圧
接部102dと、電線Wの端末の絶縁外皮部111を圧
着する電線圧着部102eとから構成されている。
【0006】次に、上記コネクタハウジング101への
端子装着作業、及び、コネクタハウジング101間の連
結作業について説明する。先ず、各電線Wの端末を各ジ
ョイント端子102の電線接続部102cに圧接と圧着
処理で接続する。次に、コネクタハウジング101の複
数の端子収容室104の後面から端子集合構成体05を
装着位置まで挿入する。次に、隣接するジョイント端子
102間の内で、電気的接続が必要ないジョイント端子
102間は、その端子102間に位置するキャリア部1
06の箇所をキャリアカット治具装置(図示せず)を用
いてカットする。このようにして複数のコネクタハウジ
ング101にジョイント端子102を装着する。
【0007】次に、双方のコネクタハウジング101の
連結面同士を突き合わせる。双方のコネクタハウジング
101の突き合わせ過程で上方のコネクタハウジング1
01の各ジョイント端子102のタブ部102aが下方
のコネクタハウジング101のタブ接続部102b内に
挿入されて上下双方のジョイント端子102間が接触さ
れる。尚、上下のジョイント端子102同士を電気的に
接続させたくない場合には、予めタブ部102aをカッ
ト若しくは折曲するしておく。
【0008】つまり、このジョイントコネクタ100
は、必要に応じて隣接する上下のジョイント端子102
間と、隣接する左右のジョイント端子102間を電気的
に接続させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のジョイントコネクタ100では、電線Wの誤結線が
発生した場合には、ジョイント端子102から電線Wの
端末を取り外すが、一旦取り外したジョイント端子10
2の電線接続部102cは形状変化により電線圧着作業
の信頼性・効率性等が悪く、又、仮に再利用したとして
も電線接続部102cの信頼性・耐久性等が劣るものと
なる。又、コネクタハウジング101から端子102を
取り外す作業が面倒であり、更にジョイント端子102
の取り外し作業時にコネクタハウジング101が損傷さ
せるおそれもあり、以上の点を考慮して再利用しない。
つまり、電線Wの誤結線が発生した場合には、ジョイン
ト端子102から電線Wの端末を取り外した後に、従来
ではそのジョイントコネクタ100自体を廃棄してお
り、メンテナンス性が悪いという問題があった。
【0010】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、電線の誤結線が発生した場合
にはジョイントコネクタの一部品のみを廃棄すれば良
く、他の部品を再利用でき、メンテナンス性の向上にな
るジョイントコネクタを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、コネ
クタハウジングと、このコネクタハウジング内の端子収
容室に固定されるジョイント端子とを有するジョイント
コネクタであって、前記ジョイント端子を、相手端子に
電気的に接触する接触部を有するジョイント端子本体と
電線の端末を接続する電線接続部を有するサブ端子部と
の2部材から構成し、このサブ端子部を前記ジョイント
端子本体に装着可能に設けたことを特徴とする。
【0012】このジョイントコネクタでは、電線の誤結
線が発生した場合には、ジョイント端子本体からサブ端
子部を取り外し、このサブ端子部から電線の端末の接続
を外し、この電線の端末を新規のサブ端子部に接続し直
し、このサブ端子部をジョイント端子本体に固定し直せ
ば良い。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載のジョイ
ントコネクタであって、前記電線接続部は、塑性変形さ
れる圧着部を有し、この圧着部を加締めて前記電線の端
末を圧着して電気的接続を行うことを特徴とする。
【0014】このジョイントコネクタでは、請求項1の
発明の作用に加え、圧縮電線をも含めてあらゆる種類の
電線も使用できる。
【0015】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載のジョイントコネクタであって、前記ジョイント端
子本体と前記サブ端子部とのいずれか一方に第1タブ部
を、他方に弾性変形可能な接触ばね部を設け、前記サブ
端子部が前記ジョイント端子本体に装着された状態で前
記接触ばね部の弾性力により前記第1タブ部と前記接触
ばね部とが接触されることを特徴とする。
【0016】このジョイントコネクタでは、請求項1又
は請求項2の発明の作用に加え、ジョイント端子本体と
サブ端子部とが確実に電気的に接続される。
【0017】請求項4の発明は、請求項1〜請求項3記
載のジョイントコネクタであって、前記コネクタハウジ
ングは、前記端子収容室が積層される方向に連結可能に
設けられたことを特徴とする。
【0018】このジョイントコネクタでは、請求項1〜
請求項3の発明の作用に加え、必要な数のジョイント端
子を有するジョイントコネクタを容易に作成できる。
【0019】請求項5の発明は、請求項4記載のジョイ
ントコネクタであって、前記ジョイント端子本体は、前
記端子収容室より突出する第2タブ部とこの第2タブ部
の突出方向とは反対側から挿入される第2タブ部に接触
されるタブ接触部とを有し、前記コネクタハウジングが
多段に連結されると、連結された前記コネクタハウジン
グの上下で相対向する前記ジョイント端子本体同士の第
2タブ部とタブ接触部とが接触されることを特徴とす
る。
【0020】このジョイントコネクタでは、請求項4の
発明の作用に加え、連結されるコネクタハウジングの上
下で相対向するジョイント端子同士を電気的に接続でき
る。
【0021】請求項6の発明は、請求項4又は請求項5
記載のジョイントコネクタであって、前記コネクタハウ
ジングには、下方の前記コネクタハウジング内の前記サ
ブ端子部に当接し、前記サブ端子部を前記ジョイント端
子本体から取外す方向に変移できないように固定する係
止突起部が設けられたことを特徴とする。
【0022】このジョイントコネクタでは、請求項4又
は請求項5の発明の作用に加え、コネクタハウジングが
連結された場合に、サブ端子部がジョイント端子本体に
確実に固定される。
【0023】請求項7の発明は、請求項1〜請求項6記
載のジョイントコネクタであって、前記サブ端子部は、
前記ジョイント端子本体の被検知部が配置される上方位
置に検知孔を有することを特徴とする。
【0024】このジョイントコネクタでは、請求項1〜
請求項6の発明の作用に加え、検知孔から被検知部まで
の距離を測ることで、サブ端子部がジョイント端子本体
に対し正規の装着位置で装着されたか否かを容易に検知
できる。
【0025】請求項8の発明は、請求項3〜請求項7記
載のジョイントコネクタであって、前記第1タブ部と前
記接触ばね部とが接触して弾性力が作用する方向におけ
る前記第1タブ部の強度を前記接触ばね部の強度より弱
く設定したことを特徴とする。
【0026】このジョイントコネクタでは、請求項1〜
請求項7の発明の作用に加え、第1タブ部が正規の位置
より変移している場合にあって、サブ端子部をジョイン
ト端子本体に装着する装着作業がなされると、その装着
作業中の第1タブ部と接触ばね部との接触によって相互
に作用する押圧力で第1タブ部が位置変移して正規の位
置に戻される。
【0027】請求項9の発明は、請求項1〜請求項8記
載のジョイントコネクタであって、前記ジョイント端子
本体には、前記サブ端子部を所定の装着位置にガイドす
るガイド突起部が設けられたことを特徴とする。
【0028】このジョイントコネクタでは、請求項1〜
請求項8の発明の作用に加え、ジョイント端子本体にサ
ブ端子部を装着する際には、サブ端子部をガイド突起部
にガイドさせつつ装着作業を行うことができる。
【0029】請求項10の発明は、請求項1〜請求項9
記載のジョイントコネクタであって、前記サブ端子部に
は、前記ジョイント端子本体に装着位置でロックするロ
ック部が設けられ、このロック部をロック解除治具でロ
ック解除状態にする過程で、このロック解除治具によっ
て塑性変形される塑性変形部が設けられたことを特徴と
する。
【0030】このジョイントコネクタでは、請求項1〜
請求項9の発明の作用に加え、一度でも使用されたサブ
端子部であることを目視で見分けることができる。
【0031】請求項11の発明は、請求項10記載のジ
ョイントコネクタであって、前記塑性変形部は、間隔を
置いて立設され、互いに近接する方向に折曲された上端
部同士が一部オーバラップして配置された一対の立設壁
であることを特徴とする。
【0032】このジョイントコネクタでは、請求項10
の発明の作用に加え、一対の立設壁の上端部に下方への
押圧力を作用すると、各立設部が互いに近接する方向に
塑性変形される。
【0033】請求項12の発明は、請求項11記載のジ
ョイントコネクタであって、前記ロック部は、一対の前
記立設壁の外面に突設されたことを特徴とする。
【0034】このジョイントコネクタでは、請求項11
の発明の作用に加え、一対の前記立設壁の塑性変形によ
り前記ロック部がロックとして機能しない状態に位置変
移される。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0036】図1〜図11は本発明の第1実施形態を示
し、図1はジョイントコネクタ1の分解斜視図、図2は
コネクタハウジング2にジョイント端子本体4を挿入す
る状態を示す斜視図、図3はコネクタハウジング2にジ
ョイント端子本体4が挿入された状態を示す一部切り欠
き斜視図、図4はジョイント端子本体4の一部切り欠き
斜視図、図5(a)はジョイント端子本体4にサブ端子
部5を装着する前の側面図、図5(b)は図5(a)の
A−A線断面図、図6(a)〜(d)はサブ端子5のジ
ョイント端子本体4への各装着過程を示す側面図、図7
(a)〜(d)はサブ端子部5のジョイント端子本体4
への各装着過程を示す断面図、図8は双方のコネクタハ
ウジング2の連結前を示す断面図、図9は双方のコネク
タハウジング2が連結された状態を示す断面図、図10
は連結されたコネクタハウジング2にカバーを装着した
状態を示す断面図、図11(a)は高さ検知プローブ3
5をサブ端子部5の検知孔33に挿入する前の状態を示
す断面図、図11(b)は高さ検知プローブ35をサブ
端子部5の検知孔33に挿入した状態を示す断面図であ
る。
【0037】図1〜図5に示すように、ジョイントコネ
クタ1は、1又は2以上のコネクタハウジング2と、こ
のコネクタハウジング2の各端子収容室9に装着される
複数のジョイント端子3とから主に構成されている。各
ジョイント端子3は、ジョイント端子本体4とこのジョ
イント端子本体4に装着されるサブ端子部5との2部材
から構成されている。
【0038】コネクタハウジング2は、その上面及び下
面が連結面として構成され、上面にはハウジングロック
突起部6が立設され、下面にはハウジングロック溝7
(図8〜図10に示す)が開口されている。そして、双
方のコネクタハウジング2の上下面が突き合わされる
と、下方のコネクタハウジング2のハウジングロック突
起部6が上方のコネクタハウジング2のハウジングロッ
ク溝7に係止されることによって双方のコネクタハウジ
ング2が連結される(図8〜図10参照)。
【0039】コネクタハウジング2には、各キャビティ
壁8によってそれぞれ仕切られた複数の端子収容室9が
並設され、これら端子収容室9の上方は一部を除いて開
口されている。この各端子収容室9にジョイント端子3
が装着される。又、コネクタハウジング2の前壁部には
相手側コネクタ(図示せず)の相手端子が挿入される複
数の端子挿入孔10(図8〜図10に示す)が並設さ
れ、各端子挿入孔10は各端子収容室9に開口されてい
る。又、コネクタハウジング2の下面にはタブ挿入孔1
1(図8及び図9に示す)が開口されており、このタブ
挿入孔11より下方のコネクタハウジング2側の第2タ
ブ部16が挿入される。又、コネクタハウジング2の下
面には複数の係止突起部12(図8〜図10に示す)が
下方に突設されており、この各係止突起部12は下方の
コネクタハウジング2内の各サブ端子部5に当接する。
そして、サブ端子部5がジョイント端子本体4から取り
外す方向に変移できないように位置決めする。
【0040】ジョイント端子本体4は、所定形状の板金
プレートを折曲することにより形成され、底面プレート
部13と、この底面プレート部13の両側端から立設さ
れた一対の側面プレート部14と、底面プレート部13
の先端部分を一対の側面プレート部14内に入り込むよ
うに折曲された湾曲部15と、この湾曲部15の先端に
一体的に接続された第2タブ部16とから構成されてい
る。一対の側面プレート部14で、且つ、湾曲部15よ
りも先端側に配置された部分は、相手端子(図示せず)
に接触される端子接触部17として構成されている。底
面プレート部13には被検知部でもある第1タブ部18
が立設されていると共に一対のタブ接触部22が設けら
れている。第1タブ部18は一対の側面プレート部14
の中央に配置されている。一対のタブ接触部22は弾性
変形可能に形成され、コネクタハウジング2が多段に連
結されると、連結された下方のコネクタハウジング2側
の第2タブ部16と接触される。
【0041】又、一対の側面プレート部14の対向位置
には、ハウジング用係止溝19、ガイド突起部20、サ
ブ端子用ロック孔21及び後部位置決め突起23がそれ
ぞれ設けられている。ハウジング用係止溝19は、ジョ
イント端子本体4がコネクタハウジング2の端子収容室
9の挿入完了位置まで挿入されると、コネクタハウジン
グ2の係止突起(図示せず)に係止される。ガイド突起
部20は、一対の側面プレート部14の内面側に突出さ
れ、一対の側面プレート部14内にサブ端子部5が装着
される際に、サブ端子部5の挿入先端面5aに当接して
サブ端子部5の装着をガイドして正規の装着位置に装着
させるものである。サブ端子用ロック孔21は、一対の
側面プレート部14内に挿入されたサブ端子部5が装着
位置まで挿入されると、サブ端子部5のロック部30が
係止される。後部位置決め突起23は、一対の側面プレ
ート部14内に挿入されたサブ端子部5が装着位置まで
挿入されると、サブ端子部5の後部位置決め溝34に係
止される。第2タブ部16は、図1にて実線で示す傾倒
状態と、図1にて仮想線で示す立設状態とに可変され
る。
【0042】サブ端子部5は、所定形状の板金プレート
を折曲することにより形成され、底面プレート部25
と、この底面プレート部25の前端部の両側端から立設
された一対の立設壁26と、底面プレート部25の後端
部に設けられた電線接続部27とから構成されている。
底面プレート部25には第1タブ部18が進入するため
のタブ部進入穴28が開口されている。一対の立設壁2
6には切り欠いた箇所を内側に折曲することによって一
対の接触ばね部29が一体的に形成されている。そし
て、サブ端子部5のジョイント端子本体4への装着過程
では、一対の接触ばね部29と第1タブ部18とが接触
により弾性力が作用し、この弾性力の作用する方向a
(図7(c)に示す)における強度が第1タブ部18よ
りも接触ばね部29の方が弱く設定されている。具体的
には、第1タブ部18と接触ばね29の材質が同じで、
且つ、肉厚を同じであれば、第1タブ部18の幅より接
触ばね部29の幅を広く設定したり、第1タブ部18の
上下方向の長さより接触ばね部29の上下方向の長さを
短く設定したりすることにより可能である。
【0043】又、一対の立設壁26には、外側に突出す
るロック部30と、逆に内側に窪む後部位置決め溝34
とがそれぞれ設けられている。又、一対の立設壁26の
各上端部31a,31bは、スリット32を介して接触
ばね部29側とロック部30側とに分離され、接触ばね
部29側の上端部31aは互いに近接する方向に折曲さ
れ、一部オーバーラップされた部分を除いて互いの端面
同士が略当接されている。ロック部30側の上端部31
bは互いに近接する方向に折曲され、互いの全ての端面
同士が略当接されている。一対の接触ばね部29側の上
端部には検知孔33が形成されている。この検知孔33
は、ジョイント端子本体4の被検知部でもある第1タブ
部18が配置される上方位置に設定されている。又、一
対の立設部26は、ロック部がロック解除治具(図示せ
ず)でロック解除状態にする過程で、このロック解除治
具によって塑性変形される塑性変形部として構成されて
いる。
【0044】電線接続部27は、底面プレート部25の
両側端から斜め外方に立設され、電線(図示せず)の端
末の絶縁外皮(図示せず)を圧着する一対の外皮圧着部
27aと、同様に底面プレート部25の両側端から斜め
外方に立設され、電線の端末の芯線(図示せず)を圧着
する一対の芯線圧着部(圧着部)27bとから構成され
ている。外皮圧着部27a及び芯線圧着部27bは加締
め加工によって塑性変形されることによって電線の端末
を圧着する。
【0045】次に、上記コネクタハウジング2への端子
装着作業、及び、コネクタハウジング2間の連結作業の
一具体例について説明する。先ず、コネクタハウジング
2への端子装着作業を説明する。各電線(図示せず)の
端末を各サブ端子部5の電線接続部27の各圧着部27
a,27bを加締めて共に圧着によって接続する。
【0046】次に、このようにして電線を接続した各サ
ブ端子部5を各ジョイント端子本体4に装着する。この
端子間装着作業は、図6(a)、図7(a)に示すよう
に、ジョイント端子本体4の一対の側面プレート14間
の上方にサブ端子部5を配置し、サブ端子部5の挿入先
端面5aがガイド突起部20に当接するまで斜め挿入す
る。次に、図6(b)、図7(b)に示すように、ガイ
ド突起部20にサブ端子部5の挿入先端面5aを当接さ
せた状態を保持しつつサブ端子部5を一対の側面プレー
ト部14間に挿入する。すると、図6(c)、図7
(c)に示すように、サブ端子部5の一対の接触ばね部
29にジョイント端子本体4の第1タブ部18が当接
し、この状態より更にサブ端子部5を挿入する。する
と、一対の接触ばね部29が第1タブ部18からの押圧
力で双方の間隔を広げる方向に弾性変形して一対の接触
ばね部29間に第1タブ部18が徐々に挿入される。図
6(d)、図7(d)に示すように、サブ端子部5の底
面プレート部25がジョイント端子本体4の底面プレー
ト部13にほぼ面接触で接触する装着位置まで挿入され
ると、サブ端子部5のロック部30がジョイント端子本
体4のサブ端子用ロック孔21に係止され、サブ端子部
5がジョイント端子本体4にロックされる。又、サブ端
子部5の一対の接触ばね部29とジョイント端子本体4
の第1タブ部18とが一対の接触ばね部29の弾性復帰
力によって電気的に接触される。このようにしてサブ端
子部5とジョイント端子本体4とから成る各ジョイント
端子3が作成される。
【0047】次に、各ジョイント端子3をコネクタハウ
ジング2の各端子収容室9にそれぞれ挿入する。ジョイ
ント端子3が端子収容室9の挿入完了位置まで挿入され
ると、ジョイント端子本体4のハウジング用係止溝19
がコネクタハウジング2の係止突起(図示せず)にロッ
クされる。このようにしてジョイント端子3を組み付け
たコネクタハウジング2が作成される。
【0048】尚、上記したコネクタハウジング2への端
子装着作業では、電線の端末とサブ端子部5との接続す
る作業、サブ端子部5をジョイント端子本体4に装着す
る作業、ジョイント端子3をコネクタハウジング2に装
着する作業の順で行ったが、この作業順序は順不動であ
る。
【0049】次に、コネクタハウジング2間の連結作業
を説明する。図8に示すように、複数のコネクタハウジ
ング2の互いの連結面を上下方向に位置合わせし、互い
の連結面同士を突き合わせる。図9に示すように、双方
のコネクタハウジング2の互いの連結面同士が完全に当
接されると、下方のコネクタハウジング2のハウジング
ロック突起部6が上方のコネクタハウジング2のハウジ
ングロック溝7に係止されることによって双方のコネク
タハウジング2がロックされる。又、上方のコネクタハ
ウジング2の各係止突起部12は、下方のコネクタハウ
ジング2の各サブ端子部5に当接され、これによりサブ
端子部5がジョイント端子本体4に位置決めされる。
【0050】又、上下のコネクタハウジング2の相対向
するジョイント端子3間同士を電気的に接続させたい場
合には、下方のコネクタハウジング2の第2タブ部16
を直立状態に折曲しておく。すると、双方のコネクタハ
ウジング2の突き合わせ過程で下方のコネクタハウジン
グ2の各第2タブ部16が上方のコネクタハウジング2
の一対のタブ接触部22内に挿入されて上下双方のジョ
イント端子3間が接触される。尚、上下のジョイント端
子3同士を電気的に接続させたくない場合には、第2タ
ブ部16を傾倒状態に若しくはカットしておく。
【0051】最後に、図10に示すように、所望の段数
だけ積層したコネクタハウジング2の最上段に、ジョイ
ント端子3を装着しないコネクタハウジング2をカバー
として連結し、これで完了する。
【0052】上記したコネクタハウジング2への端子装
着作業において、電線の誤結線が発生した場合には、ジ
ョイント端子本体4からサブ端子部5を取り外し、この
サブ端子部5から電線の端末の接続を外し、この電線の
端末を新規のサブ端子部5に接続し直し、電線を接続し
直したサブ端子部5をジョイント端子本体4に装着し直
せば良い。従って、従来例のようにジョイントコネクタ
1の全体を廃棄する必要がなくサブ端子部5のみを廃棄
すれば良く、他の部品を再利用できるため、メンテナン
ス性の向上になる。
【0053】又、前記第1実施形態では、ジョイント端
子本体4からサブ端子部5を取り外す際には、ロック解
除治具(図示せず)によりサブ端子部5の一対の立設壁
26を内側に塑性変形させ、ロック部30をロックとし
て機能しない状態に位置変移させることによりサブ端子
部5を取り外す。このように一度使用された一対の立設
部26は、内側に塑性変形されるので、一度でも使用さ
れたサブ端子部5であることを目視で見分けることがで
きるため、再利用を防止できる。
【0054】尚、前記第1実施形態では、一対の立設壁
26の上端部31a,31bには、接触ばね部29側と
ロック部30側との間にスリット32が形成されている
ので、ロック解除治具(図示せず)の押圧力で立設部2
6のロック部30側のみを塑性変形できるため、ロック
解除治具により小さな押圧力を作用させるだけでロック
部30をロックとして機能しない状態に塑性変形でき
る。つまり、スリット32を設けない場合には、一対の
立設壁26のほぼ全体を塑性変形させる必要があるた
め、ロック解除治具により大きな押圧力を作用させる必
要があるが、スリット32を形成することで塑性変形す
べき箇所を限定できる。
【0055】又、前記第1実施形態では、電線接続部2
7は、塑性変形される芯線圧着部27bを有し、この芯
線圧着部27bを加締めて電線の芯線の端末を圧着して
電気的接続を行うので、圧縮電線をも含めてあらゆる種
類の電線を使用できる。つまり、使用する電線の種類の
自由度が広がる。尚、サブ端子部5の電線接続部27の
芯線接続部分は、半田接続、ピアッシング接続、ボンデ
ング接続、圧接接続、超音波接続によって電線の芯線を
接続するものでも良い。そして、第1実施形態に示す圧
着接続用のサブ端子部5と、圧着接続以外の例えば圧接
接続用のサブ端子部とを選択的に使用できるため、互い
に互換性を持たせることができる。
【0056】又、前記第1実施形態では、ジョイント端
子本体4に第1タブ部18を、サブ端子部5に弾性変形
可能な接触ばね部29を設け、サブ端子部5がジョイン
ト端子本体4に装着された状態で接触ばね部29の弾性
力により第1タブ部18と接触ばね部29とが接触され
るので、ジョイント端子本体4とサブ端子部5とが確実
に電気的に接続される。尚、ジョイント端子本体4に弾
性変形可能な接触ばね部29を、サブ端子部5に第1タ
ブ部18を設けても良い。
【0057】又、前記第1実施形態では、第1タブ部1
8と接触ばね部29とが接触して弾性力が作用する方向
aにおける第1タブ部18の強度を接触ばね部29の強
度より弱く設定したので、図7(c)に示すように、第
1タブ部18が正規の位置より変移している場合(図7
(c)では第1タブ部18が垂直方向に対し左側に傾斜
している)にあって、サブ端子部5をジョイント端子本
体4に装着する装着作業がなされると、第1タブ部18
と接触ばね部29との接触による押圧力によって第1タ
ブ部18の方が位置変移して正規の位置に戻されるた
め、第1タブ部18が正規の位置より変移している場合
にあっても第1タブ部18と接触ばね部29とが確実に
接触される。
【0058】又、前記第1実施形態では、コネクタハウ
ジング2は、端子収容室9が積層される方向に連結可能
であるので、必要な数のジョイント端子3を有するジョ
イントコネクタ1を容易に作成できる。
【0059】又、前記第1実施形態では、ジョイント端
子本体4は、端子収容室9より突出する第2タブ部16
とこの第2タブ部16の突出方向とは反対側から挿入さ
れる第2タブ部16に接触されるタブ接触部22とを有
し、コネクタハウジング2が多段に連結されると、連結
されたコネクタハウジング2の上下で相対向するジョイ
ント端子本体4同士の第2タブ部16とタブ接触部22
とが接触されるので、連結されるコネクタハウジング2
の上下で相対向するジョイント端子3同士を電気的に接
続できる。
【0060】又、前記第1実施形態では、ジョイント端
子本体4には、サブ端子部5を所定の装着位置にガイド
するガイド突起部20が設けられているので、ジョイン
ト端子本体4にサブ端子部5を装着する際には、サブ端
子部5をガイド突起部20にガイドさせつつ装着作業を
行うことができるため、サブ端子部5を容易に正規の装
着位置に装着できる。又、サブ端子部5の装着位置で
は、ジョイント端子本体4のガイト突起部20にサブ端
子部5の挿入先端面5aが当接され、且つ、ジョイント
端子本体4の後部位置決め突起23にサブ端子部5の後
部位置決め溝34が係止されるため、サブ端子部5が所
定の装着位置に確実に位置決めされる。
【0061】又、前記第1実施形態では、コネクタハウ
ジング2には下方のコネクタハウジング2内のサブ端子
部5に当接し、サブ端子部5をジョイント端子本体4か
ら取外す方向に変移できないように固定する係止突起部
12が設けられているので、コネクタハウジング2が連
結された場合に、サブ端子部5がジョイント端子本体4
に確実に固定される。
【0062】又、前記第1実施形態では、サブ端子部5
には、ジョイント端子本体4の第1タブ部18が配置さ
れる上方位置に検知孔33が設けられている。図11
(a)、(b)に示すように、サブ端子部5の上方から
検知孔33に高さ検知プローブ35を挿入し、高さ検知
プローブ35の挿入ストロークSを測定する。挿入スト
ロークSが所定長さより短ければサブ端子部5が正規の
装着位置まで完全に装着されていない状態であり、挿入
ストロークSが所定長さであればサブ端子部5が正規の
装着位置まで装着されている状態である。従って、サブ
端子部5がジョイント端子本体4に対し正規の装着位置
で装着されたか否かを容易に検知できる。
【0063】図12及び図13は本発明の第2実施形態
を示し、図12はサブ端子部5とロック解除治具36と
を示す斜視図、図13(a)〜(c)は図12のB−B
線に対応し、ロック解除治具36でサブ端子部5のロッ
ク部30を解除する各過程を示す断面図である。この第
2実施形態では、サブ端子部5の一部構成が第1実施形
態と異なるのみである。
【0064】つまり、図12に示すように、一対の立設
壁26のロック部30の上方側に位置する上端部31b
は、互いに近接する方向に折曲され、上下方向にオーバ
ーラップして配置されている。上端部31bがこのよう
に形成された一対の立設部26は、ロック部30をロッ
ク解除治具36でロック解除状態にする過程で塑性変形
される塑性変形部として構成されている。他の構成は同
一であるため、省略する。又、図面の同一箇所には前記
第1実施形態のものと同一符号を付して明確化を図る。
【0065】上記構成において、電線(図示せず)の誤
結線が発生し、サブ端子部5をジョイント端子本体4よ
り取り外す作業を説明する。図13(a)に示すよう
に、一対の立設壁26のロック部30の上方にロック解
除治具36を配置し、図13(b)に示すように、ロッ
ク解除治具36で一対の立設壁26の上端部31bを押
圧する。すると、図13(c)に示すように、一対の立
設壁26の上端部31bの端面同士が上下にシフトした
位置に配置され、互いに近接する方向に自由に変移でき
るため、各上端部31bから押圧力を受けた各立設壁2
6が互いに近接する方向に塑性変形され、各ロック部3
0がロックとして機能しない状態に位置変移される。こ
のようにして一対の立設壁26の塑性変形を完了する
と、ロック解除治具36をサブ端子部5の上方より外
し、サブ端子部5をジョイント端子本体4の上方に持ち
上げることによって離脱させる。サブ端子部5とジョイ
ント端子本体4とはロックが解除されているため、容易
に離脱させることができる。
【0066】又、前記第2実施形態では、サブ端子部5
には、ジョイント端子本体4への装着完了位置でロック
するロック部30が設けられ、このロック部30をロッ
ク解除治具36でロック解除状態にする過程で、このロ
ック解除治具36によって塑性変形される塑性変形部で
ある一対の立設壁26が設けられているので、一度でも
使用されたサブ端子部5であることを目視で見分けるこ
とができるため、再利用を防止できる。
【0067】又、前記第2実施形態では、塑性変形部
は、間隔を置いて立設され、互いに近接する方向に折曲
された上端部31b同士が一部オーバラップして配置さ
れた一対の立設壁26であるので、一対の立設壁26の
上端部31bに下方への押圧力を作用すると、各立設部
26が互いに近接する方向に塑性変形されるため、ロッ
ク解除治具36により一対の立設壁26の上端部31b
を単に押圧するだけで塑性変形が可能であり、一対の立
設壁26の塑性変形作業が容易である。
【0068】又、前記第2実施形態では、ロック部30
は、一対の立設壁26の外面に突設されているので、一
対の立設壁26の塑性変形によりロック部30がロック
として機能しない状態に位置変移されるため、サブ端子
部5が誤って再利用されてもジョイント端子本体4にロ
ックされず、確実に再利用を防止できる。
【0069】尚、前記第2実施形態では、一対の立設壁
26の上端部1a,1bには、接触ばね部29側とロッ
ク部30側との間にスリット32が形成されているの
で、ロック解除治具36の押圧力で立設部26のロック
部30側のみを塑性変形できるため、ロック解除治具3
6により小さな押圧力を作用させるだけでロック部30
をロックとして機能しない状態に塑性変形できる。つま
り、スリット32を設けない場合には、一対の立設壁2
6のほぼ全体を塑性変形させる必要があるため、ロック
解除治具36により大きな押圧力を作用させる必要があ
るが、スリット32を形成することで塑性変形すべき箇
所を限定できる。
【0070】尚、前記実施形態では、ジョイント端子3
のジョイント端子本体4は隣り合うもの同士がキャリア
部を介して連結されていないものとして説明したが、複
数のジョイント端子本体4は、コネクタハウジング2へ
の組み付け前の段階では、端子本体集合構成体して構成
されるものであっても良い。つまり、この端子本体集合
構成体は、並列状態で配置された複数のジョイント端子
本体と、複数のジョイント端子本体間を連結するキャリ
ア部とから構成されている。この端子本体集合構成体
は、板状の導電性金属を所定形状で打ち抜き、これを折
曲して複数のジョイント端子本体4を形成し、次に、複
数のジョイント端子本体4間を連結するキャリア部を山
谷の連続形状に折曲することによって形成される。電気
的接続が必要ないジョイント端子本体間は、コネクタハ
ウジング2の組み付け過程で、そのジョイント端子本体
4間に位置するキャリア部の箇所がカットされる。端子
本体集合構成体を使用したジョイントコネクタは、必要
に応じて隣接する上下のジョイント端子3間と、隣接す
る左右のジョイント端子3間を電気的に接続させること
ができる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ジョイント端子をジョイント端子本体とサブ端
子部との2部材から構成したので、電線の誤結線が発生
した場合には、ジョイント端子本体からサブ端子部を取
り外し、このサブ端子部から電線の端末の接続を外し、
この電線の端末を新規のサブ端子部に接続し直し、この
サブ端子部をジョイント端子本体に固定し直せば良い。
従って、電線の誤結線が発生した場合にはジョイントコ
ネクタのサブ端子部のみを廃棄すれば良く、他の部品を
再利用でき、メンテナンス性の向上になる。
【0072】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
ジョイントコネクタであって、電線接続部は電線の端末
を圧着で接続するので、請求項1の発明の効果に加え、
圧着によって電線の端末を接続することから圧縮電線を
も含めてあらゆる種類の電線も使用できる。
【0073】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2記載のジョイントコネクタであって、ジョイント
端子本体とサブ端子部とのいずれか一方に第1タブ部
を、他方に弾性変形可能な接触ばね部を設けたので、請
求項1又は請求項2の発明の効果に加え、ジョイント端
子本体とサブ端子部とが確実に電気的に接続される。
【0074】請求項4の発明によれば、請求項1〜請求
項3記載のジョイントコネクタであって、コネクタハウ
ジングは連結可能であるので、請求項1〜請求項3の発
明の効果に加え、必要な数のジョイント端子を有するジ
ョイントコネクタを容易に作成できる。
【0075】請求項5の発明によれば、請求項4記載の
ジョイントコネクタであって、連結されるコネクタハウ
ジングの上下で相対向するジョイント端子本体同士の第
2タブ部とタブ接触部とが接触されるので、請求項4の
発明の効果に加え、連結されるコネクタハウジングの上
下で相対向するジョイント端子同士を電気的に接続でき
る。
【0076】請求項6の発明によれば、請求項4又は請
求項5記載のジョイントコネクタであって、コネクタハ
ウジングには下方のサブ端子部を固定する係止突起部を
設けたので、請求項4又は請求項5の発明の効果に加
え、コネクタハウジングが連結された場合に、サブ端子
部がジョイント端子本体に確実に固定される。
【0077】請求項7の発明によれば、請求項1〜請求
項6記載のジョイントコネクタであって、サブ端子部に
は検知孔を設けたので、請求項1〜請求項6の発明の効
果に加え、検知孔から被検知部までの距離を測ること
で、サブ端子部がジョイント端子本体に対し正規の装着
位置で装着されたか否かを容易に検知できる。
【0078】請求項8の発明によれば、請求項3〜請求
項7記載のジョイントコネクタであって、第1タブ部の
強度を接触ばね部の強度より弱く設定したので、請求項
1〜請求項7の発明の効果に加え、第1タブ部が正規の
位置より変移している場合にあって、サブ端子部をジョ
イント端子本体に装着する装着作業がなされると、その
装着作業中の第1タブ部と接触ばね部との接触によって
相互に作用する押圧力で第1タブ部が位置変移して正規
の位置に戻されるため、第1タブ部が正規の位置より変
移している場合にあっても第1タブ部と接触ばね部とが
確実に接触される。
【0079】請求項9の発明によれば、請求項1〜請求
項8記載のジョイントコネクタであって、ジョイント端
子本体にはガイド突起部を設けたので、請求項1〜請求
項8の発明の効果に加え、ジョイント端子本体にサブ端
子部を装着する際には、サブ端子部をガイド突起部にガ
イドさせつつ装着作業を行うことができるため、サブ端
子部を容易に正規の装着位置に装着できる。
【0080】請求項10の発明によれば、請求項1〜請
求項9記載のジョイントコネクタであって、サブ端子部
にはロック解除治具によって塑性変形される塑性変形部
を設けたので、請求項1〜請求項9の発明の効果に加
え、一度でも使用されたサブ端子部であることを目視で
見分けることができるため、再利用を防止できる。
【0081】請求項11の発明によれば、請求項10記
載のジョイントコネクタであって、塑性変形部は、上端
部同士が一部オーバラップして配置された一対の立設壁
であるので、請求項10の発明の効果に加え、一対の立
設壁の上端部に下方への押圧力を作用すると、各立設部
が互いに近接する方向に塑性変形されるため、ロック解
除治具により一対の立設部の上端部を単に押圧するだけ
で塑性変形が可能であり、一対の立設部の塑性変形作業
が容易である。
【0082】請求項12の発明によれば、請求項11記
載のジョイントコネクタであって、ロック部は一対の前
記立設壁の外面に突設しているので、請求項11の発明
の効果に加え、一対の前記立設壁の塑性変形によりロッ
ク部がロックとして機能しない状態に位置変移されるた
め、サブ端子部が誤って再利用されてもジョイント端子
本体にロックされず、確実に再利用を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、ジョイントコネ
クタの分解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示し、コネクタハウジ
ングにジョイント端子本体を挿入する状態を示す斜視図
である。
【図3】本発明の第1実施形態を示し、コネクタハウジ
ングにジョイント端子本体が挿入された状態を示す一部
切り欠き斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示し、ジョイント端子
本体の一部切り欠き斜視図である。
【図5】本発明の第1実施形態を示し、(a)はジョイ
ント端子本体にサブ端子部を装着する前の側面図、
(b)は図5(a)のA−A線断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態を示し、(a)〜(d)
はサブ端子部のジョイント端子本体への各装着過程を示
す側面図である。
【図7】本発明の第1実施形態を示し、(a)〜(d)
はサブ端子部のジョイント端子本体への各装着過程を示
す断面図である。
【図8】本発明の第1実施形態を示し、双方のコネクタ
ハウジングの連結前を示す断面図である。
【図9】本発明の第1実施形態を示し、双方のコネクタ
ハウジングが連結された状態を示す断面図である。
【図10】本発明の第1実施形態を示し、連結されたコ
ネクタハウジングにカバーを装着した状態を示す断面図
である。
【図11】本発明の第1実施形態を示し、(a)は高さ
検知プローブをサブ端子部の検知孔に挿入する前の状態
を示す断面図、(b)は高さ検知プローブをサブ端子部
の検知孔に挿入した状態を示す断面図である。
【図12】本発明の第2実施形態を示し、サブ端子部と
ロック解除治具とを示す斜視図である。
【図13】本発明の第2実施形態を示し、(a)〜
(c)は図12のB−B線に対応し、ロック解除治具で
サブ端子部のロックを解除する各過程を示す断面図であ
る。
【図14】従来例を示し、ジョイントコネクタの分解斜
視図である。
【図15】従来例を示し、ジョイント端子と電線の端末
の斜視図である。
【符号の説明】
1 ジョイントコネクタ 2 コネクタハウジング 3 ジョイント端子 4 ジョイント端子本体 5 サブ端子部 9 端子収容室 12 係止突起部 16 第2タブ部 17 端子接触部 18 第1タブ部(被検知部) 20 ガイド突起部 22 タブ接触部 26 立設壁(塑性変形部) 27 電線接続部 27b 芯線圧着部(圧着部) 29 接触ばね部 30 ロック部 33 検知孔 35 高さ検知プローブ 36 ロック解除治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 優 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 Fターム(参考) 5E023 AA04 BB02 BB03 BB13 EE27 FF11 GG13 HH17 5E085 BB01 BB22 CC03 DD13 FF01 HH06 JJ38 5E087 EE11 FF06 FF13 GG14 JJ08 QQ04 RR25

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングと、このコネクタハ
    ウジング内の端子収容室に固定されるジョイント端子と
    を有するジョイントコネクタであって、 前記ジョイント端子を、相手端子に電気的に接触する端
    子接触部を有するジョイント端子本体と電線の端末を接
    続する電線接続部を有するサブ端子部との2部材から構
    成し、このサブ端子部を前記ジョイント端子本体に装着
    可能に設けたことを特徴とするジョイントコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のジョイントコネクタであ
    って、 前記電線接続部は、塑性変形される圧着部を有し、この
    圧着部を加締めて前記電線の端末を圧着して電気的接続
    を行うことを特徴とするジョイントコネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のジョイント
    コネクタであって、 前記ジョイント端子本体と前記サブ端子部とのいずれか
    一方に第1タブ部を、他方に弾性変形可能な接触ばね部
    を設け、前記サブ端子部が前記ジョイント端子本体に装
    着された状態で前記接触ばね部の弾性力により前記第1
    タブ部と前記接触ばね部とが接触されることを特徴とす
    るジョイントコネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3記載のジョイントコ
    ネクタであって、 前記コネクタハウジングは、前記端子収容室が積層され
    る方向に連結可能に設けられたことを特徴とするジョイ
    ントコネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のジョイントコネクタであ
    って、 前記ジョイント端子本体は、前記端子収容室より突出す
    る第2タブ部とこの第2タブ部の突出方向とは反対側か
    ら挿入される第2タブ部に接触されるタブ接触部とを有
    し、前記コネクタハウジングが多段に連結されると、連
    結された前記コネクタハウジングの上下で相対向する前
    記ジョイント端子本体同士の第2タブ部とタブ接触部と
    が接触されることを特徴とするジョイントコネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5記載のジョイント
    コネクタであって、 前記コネクタハウジングには、下方の前記コネクタハウ
    ジング内の前記サブ端子部に当接し、前記サブ端子部を
    前記ジョイント端子本体から取外す方向に変移できない
    ように固定する係止突起部が設けられたことを特徴とす
    るジョイントコネクタ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6記載のジョイントコ
    ネクタであって、 前記サブ端子部は、前記ジョイント端子本体の被検知部
    が配置される上方位置に検知孔を有することを特徴とす
    るジョイントコネクタ。
  8. 【請求項8】 請求項3〜請求項7記載のジョイントコ
    ネクタであって、 前記第1タブ部と前記接触ばね部とが接触して弾性力が
    作用する方向における前記第1タブ部の強度を前記接触
    ばね部の強度より弱く設定したことを特徴とするジョイ
    ントコネクタ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8記載のジョイントコ
    ネクタであって、 前記ジョイント端子本体には、前記サブ端子部を所定の
    装着位置にガイドするガイド突起部が設けられたことを
    特徴とするジョイントコネクタ。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項9記載のジョイント
    コネクタであって、 前記サブ端子部には、前記ジョイント端子本体に装着位
    置でロックするロック部が設けられ、このロック部をロ
    ック解除治具でロック解除状態にする過程で、このロッ
    ク解除治具によって塑性変形される塑性変形部が設けら
    れたことを特徴とするジョイントコネクタ。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のジョイントコネクタ
    であって、 前記塑性変形部は、間隔を置いて立設され、互いに近接
    する方向に折曲された上端部同士が一部オーバラップし
    て配置された一対の立設壁であることを特徴とするジョ
    イントコネクタ。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のジョイントコネクタ
    であって、 前記ロック部は、一対の前記立設壁の外面に突設された
    ことを特徴とするジョイントコネクタ。
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