JPH0644845U - 屋根構造 - Google Patents

屋根構造

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JPH0644845U
JPH0644845U JP8865592U JP8865592U JPH0644845U JP H0644845 U JPH0644845 U JP H0644845U JP 8865592 U JP8865592 U JP 8865592U JP 8865592 U JP8865592 U JP 8865592U JP H0644845 U JPH0644845 U JP H0644845U
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Japan
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roof
panels
panel
attic space
joining
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JP8865592U
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Inventor
信夫 根塚
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、パネル工法による建築物におい
て、屋根裏空間を有効利用できる屋根構造を提供する。 【構成】 本考案は、屋根パネル16を接合して屋根部
12を構築する屋根構造において、前記屋根部12は、
両端が一対の対向する外壁10aの上端に固着してあ
り、この屋根部12は、屋根パネル16の上下方向接合
端面に屋根パネル16を鈍角に接合する結合材18を設
け、この結合材18を介して各屋根パネル16を上下方
向に多角形状に連結して形成されたことを特徴とする。
これにより、屋根裏空間に屋切りパネルや梁が不要とな
って屋根裏空間、さらには、内部空間全体の有効利用を
図ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、屋根構造に関し、特に、パネル工法による建築物において、屋根裏 空間を有効利用できる屋根構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パネル工法による屋根の構築方法として、図4に示すものが知られてい る。
【0003】 同図によれば、一の対向する外壁50、50の上端両側に三角形状の屋切りパ ネル54、54を取り付け、これらの屋切りパネル54、54の中間部にも、別 の屋切りパネル54aを取り付けてある。
【0004】 この中間部の屋切りパネル54aは、両側の屋切りパネル54、54と平行に 位置し、他の対向する外壁50a、54aの上端に架設してある。なお、外壁5 0及び50aは、壁パネルを接合し立設して形成されている。
【0005】 さらに、中間部の屋切りパネル54aと、その両側に位置する屋切りパネル5 4、54との間に、梁56を架設してあり、これらの梁56、屋切りパネル54 、54a及び外壁50aの上端を支持部材として、その上部に長方形板状の屋根 パネル58を固定してある。
【0006】 こうして、屋切りパネル54、54aの三角形状によって、所定の勾配が形成 され、屋根が構築される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記屋根構造の場合、屋根パネル58は、縦断面において上下 方向に一直線状になるように連設するものゆえ、この連設部は重力による加重に 弱い構造になっていた。そのため、屋根裏空間に屋切りパネル54aや梁56を 配置して、屋根パネル58を支持しなければならず、この屋根裏空間が狭くなり 、建築物の内部空間を有効利用できないという問題があった。また、屋根裏空間 の屋切りパネルや梁が不可欠であったことから、建築コストが高くなっていた。
【0008】 そこで、本考案は、屋根裏空間の有効利用を図ることができる屋根構造を提供 することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案に係る屋根構造は、屋根パネルを接合して屋 根部を構築する屋根構造において、前記屋根部は、両端が一対の対向する外壁の 上端に固着されており、かつ、この屋根部は、前記屋根パネルの上下方向接合端 面に屋根パネルを鈍角に接合する結合材を設け、該結合材を介して各屋根パネル を上下方向に多角形状に連結して形成されることを特徴とする。
【0010】
【作用】
上述した屋根構造によれば、各屋根パネルの上下方向接合端面に設けた結合材 が、屋根パネルを鈍角に接合するので、屋根部が上下方向で多角形に構築され、 これにより屋根部は丈夫な構造を有する。
【0011】 また、屋根パネル同士が結合された屋根部は、それ自体が丈夫な構造を有して いるので、屋根裏空間には、支持部材としての屋切りパネルや梁を省略でき、屋 根裏空間の有効利用を図ることができる。
【0012】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を詳細に説明する。
【0013】 図1は、体育館や講堂等の大型建築物に、本考案に係る屋根構造を適用した実 施例を示してあり、この大型建築物は、床部8、外壁10a及び10b、屋根部 12及び屋切りパネル14から構成されている。
【0014】 床部8は、図示しない基礎部の上に、複数の床パネル8aを設置して構成され 、外壁10a及び10bは、床部8の上に複数の壁パネル11を立設して構成さ れている。一方、建物の短手の外壁を形成する外壁10bの上端には、屋切りパ ネル14が取り付けられている。
【0015】 屋根部12は、結合材18を介して屋根パネル16が上下方向に連設され、断 面がほぼ弧に近い多角形になるように形成されている。また、屋根部12の長手 方向には、二枚の屋根パネル16が結合部材20を介して連設されている。この 結合部材20は弧状の形状をしていて、側面に屋根パネル16の短手の端部を挿 入できる溝(図示せず)が形成されており、この溝に屋根パネル16の端部を挿 入し、固定することにより、屋根パネル16を連設することができる。
【0016】 なお、各屋根パネル16は、例えば、長辺の寸法が2700乃至12000m m、短辺の寸法が1800mm程度のトレーラーで運搬可能なものを用いる。
【0017】 図2は、屋根パネル16に結合材18を固着した状態を示している。即ち、結 合材18は、断面が三角形の長尺状の形状をしており、図2に示すように、予め 屋根パネル16の上下に位置する長手方向の端面に、釘や接着剤等を使って固着 してある。
【0018】 図3は、結合材18が固着された屋根パネル16を連設して、屋根部22が形 成された状態を示す縦断面図であり、これは図1の実施例の屋根部12を簡略化 して、屋根パネル16の連設状態が良く分かるようにしたものである。ここで、 結合材18の断面は、屋根パネル16を連設して屋根部22が形成されたときに 、屋根パネル16の部屋内部側に位置する角18aが鋭角をしている。しかもこ の角18aは、連設する二枚の屋根パネル16の、それぞれの両端面に結合材1 8が固着されているので、2倍しても鋭角が維持できる角度になっている。具体 的には、屋根部22の多角形状によっておよそ描かれる弧の曲率によって決定さ れる。
【0019】 こうして、結合材18の前記角18aが鋭角となっているので、この角を部屋 内部側に位置させて、屋根パネル16を連設すると、連設する屋根パネル16、 16によって形成される部屋内部側の角16aが鈍角となる。これによって、屋 根部22は、縦断面が多角形になるように形成され、いわゆるアーチ構造を構成 する。
【0020】 また、屋根部22の最頂部は、雨水の侵入を考慮して、屋根パネル16同士が 最頂部で、雨水が溜まらない程度の角度をもって接合するようにしている。
【0021】 次に、屋根部12が、外壁10及び屋切りパネル14に取り付けられている状 態について、図1によって説明する。
【0022】 前述したように、屋根部12は、長手方向には二枚の屋根パネル12、12を 結合部材20を介して連設してあり、屋根部12の長手側の下端部となる最下段 の二枚の屋根パネル12、12の下端部は、長手側の外壁10aの上端に固着し てある。一方、屋根部12の短手側は、屋切りパネル14の上端に固定してある 。
【0023】 こうして、屋根部12は、外壁10a及び屋切りパネル14に取り付けられ、 これらによって支持されているだけなので、屋根裏空間には屋切りパネルや梁が 必要ではない。従って、屋根裏空間の有効利用を図ることができる。
【0024】 本考案は、上述した実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種 々の変形が可能である。例えば、結合材の形状を種々変形することにより、屋根 部の形状を種々に変えることができる。
【0025】 また、天井板のない建築物であれば、屋根部の部屋側に建築部材が存在しない ため、部屋全体の有効利用を図ることができる。
【0026】 さらに、本考案では、屋根部自体が丈夫な構造を有しているので、屋切りパネ ルを取付けない建築物であってもよく、または、屋切りパネルの代りに板ガラス 等を嵌め込んでも良い。
【0027】
【考案の効果】
上述した屋根構造によれば、結合材を介して屋根パネルを鈍角に接合してある ので、縦断面多角形の屋根部が構築でき、多角形に構築することにより、屋根部 は丈夫な構造を有するという効果がある。
【0028】 また、屋根部はそれ自体が丈夫な構造を有するので、屋根裏空間には、支持部 材としての屋切りパネルや梁を省略でき、屋根裏空間の有効利用を図ることがで きるという効果がある。
【0029】 さらに、屋切りパネルや梁を省略できることから、家屋の建築コストを低く抑 えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の屋根構造を適用した大型建造物の斜
視図である。
【図2】本実施例の屋根構造における結合材を固着した
屋根パネルの斜視図である。
【図3】図1の実施例の屋根部を簡略化して分かり易く
した縦断面図である。
【図4】従来の建築物の屋根構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
10a、10b 外壁 12 屋根部 14 屋切りパネル 16 屋根パネル 18 結合材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根パネルを接合して屋根部を構築する
    屋根構造において、 前記屋根部は、両端が一対の対向する外壁の上端に固着
    されており、 かつ、この屋根部は、前記屋根パネルの上下方向接合端
    面に屋根パネルを鈍角に接合する結合材を設け、該結合
    材を介して各屋根パネルを上下方向に多角形状に連結し
    て形成されることを特徴とする屋根構造。
JP8865592U 1992-11-30 1992-11-30 屋根構造 Withdrawn JPH0644845U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8865592U JPH0644845U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 屋根構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8865592U JPH0644845U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 屋根構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0644845U true JPH0644845U (ja) 1994-06-14

Family

ID=13948845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8865592U Withdrawn JPH0644845U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 屋根構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002371663A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Nippon Steel Corp 屋根の構造および構築方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002371663A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Nippon Steel Corp 屋根の構造および構築方法
JP4490600B2 (ja) * 2001-06-14 2010-06-30 新日本製鐵株式会社 屋根の構造

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970306