JPH064465A - 共通バス制御方法 - Google Patents

共通バス制御方法

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JPH064465A
JPH064465A JP16515092A JP16515092A JPH064465A JP H064465 A JPH064465 A JP H064465A JP 16515092 A JP16515092 A JP 16515092A JP 16515092 A JP16515092 A JP 16515092A JP H064465 A JPH064465 A JP H064465A
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JP16515092A
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Kazuhisa Seki
和久 関
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 共通バス制御方法に関し、コマンドに対する
ビジー応答を少なくして共通バスの使用効率を向上させ
ることを目的とする。 【構成】 各機能モジュール12,13,14が他の機能モジュ
ールに自己のビジー状態信号を送出する状態信号線5 を
設けて、送信側となる機能モジュールが、バス使用権獲
得要求を発行する前に、受信側となる機能モジュールの
ビジー状態を前記状態信号線5 を通して監視し、受信側
となる機能モジュールがビジー状態の時、送信側となる
機能モジュールがバス使用権獲得要求を抑止制御するよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は共通バス制御方法に関す
る。近年、情報処理装置の能力が著しく高まり、それに
伴って情報処理装置内部で使用されている共通バスにも
高スループットが要求されるようになってきた。その要
求を満足させる1つの手段としてFuturebus+
(IEEE 896)等に代表されるスプリット転送方
式が行われるようになってきた。スプリット転送方式で
はコマンドと応答を分離することで、その間に他のコマ
ンドや応答の転送を行い共通バスの使用効率を上げるこ
とを目的としている。コマンドと応答が切り放されるた
め、複数のコマンドを出すことができる。
【0002】本発明は、共通バスの使用効率を高めるた
めにスプリット転送方式を採用している共通バスの制御
方式に関し、特にバス・マスタ(共通バスの使用権を獲
得した送信側機能モジュールを指す)からの処理要求に
対するバス・スレーブ(共通バスの使用権を獲得した送
信側機能モジュールから指定される受信側機能モジュー
ルを指す)からのビジー応答を少なくすることにより、
バスの使用効率を高めるものである。
【0003】
【従来の技術】スプリット転送方式を採用している共通
バスは、従来のインタロック方式の共通バスには無い優
れた高スループットを実現可能にする代わり、以下のよ
うな問題を抱えている。
【0004】スプリット転送方式を採用している共通バ
スは、バス・マスタの機能モジュール(バスに接続され
る各機能単位)が、バス・スレーブの機能モジュールに
対してコマンドを発行する場合に、そのコマンドの処理
が終了する前に、次のコマンドあるいは他のコマンドを
同じバス・スレーブの機能モジュールに発行することが
できる。
【0005】図4は、従来の共通バスの制御機構の構成
図である。図では集中アービットレーションを行う共通
バスを使用する構成図を示している。図において、2は
記憶制御モジュール(以下MACと略する)であって、
共有メモリを制御するものである。3は中央制御部(以
下CPUと略する)であって、演算や制御を行う計算機
本体である。4は入出力制御部(以下IOPと略する)
であって、は計算機に接続される入出力装置の制御を行
うものである。MAC2 、CPU3及びIOP4 は機能
モジュールであって、各々バス制御機構20を有する。
【0006】1はバスハンドラであって、共通バスの使
用権の制御を集中して行うものである。共通バスには、
3つの機能モジュールMAC2 、CPU3及びIOP4
とバスハンドラ1 が接続されている。各機能モジュール
はバスハンドラ1 に対しバス使用権要求の信号線(REQ
2,3,4)を送出し、バスハンドラ1 は各機能モジュール
の共通バス使用要求に対して予め定められている規則に
従って、バスを使用する権利をどの機能モジュールに与
えるかを決定し、各機能モジュールに対しバス使用許可
信号(ACPT2,3,4)を送出する。
【0007】また、MAC2 には共有メモリ7 が接続さ
れている。5は状態信号線であって、各機能モジュール
が他の機能モジュールに対し、自己の状態を示すため状
態信号を送出するものであり、命令を正常に受け取った
こと、データ転送が正常に終了したこと、現在ビジー状
態であること、命令を受け取ったが処理できないこと等
を通知する。6はデータ転送信号線であって、コマンド
及び応答の信号を送受する信号線である。
【0008】20はバス制御機構であって、共通バスの
使用権獲得、共通バスとの信号の送受等を行うものであ
り、機能モジュールに同じ機能が設けられている。バス
制御機構20はデータ転送制御部23、バス使用権獲得部2
4、コマンド制御部25、状態制御部26、バス制御部27、
バスインタフェース部28等から構成される。
【0009】23はデータ転送制御部であって、共通バ
ス上のデータ転送を行うものである。24はバス使用権
獲得部であって、共通バスの使用権を獲得するためにバ
スハンドラ1 に使用権要求を発行するものである。25
はコマンド制御部であって、他の機能モジュールへコマ
ンドを発行し、及び他の機能モジュールからコマンドを
受け付けるものである。26は状態制御部であって、機
能モジュールの状態監視及び機能モジュールの状態通知
を行うものである。27はバス制御部であって、バスの
プロトコルに従ってバス制御を行うものである。28は
バスインタフェース部であって、共通バスに信号を送出
し、また共通バスから信号を受け取る回路である。CP
U3及びIOP4 がMAC2 に接続されている共有メモ
リをアクセスする場合について説明する。
【0010】CPU3及びIOP4 が共有メモリ7 のデ
ータをリードする場合、機能モジュール3 は、共有メモ
リ7 をリードするためのコマンドを自己のバス制御機構
20内にあるコマンド制御部25(図示していないがMAC
2 のバス制御機構20と同じ構成)に準備して、バスハン
ドラ1 に対してバス使用権獲得要求 REQ3 を発行する。
【0011】バスハンドラ1 はバスが使用可能な状態に
なるとCPU3に対してバスの使用を許可する信号ACPT
3 を送出する。バス使用権を得てバス・マスタとなった
CPU3は、共有メモリ7 をリードするためのコマンド
をデータ転送信号線6 に出力する。
【0012】データ転送信号線6 に出力されたコマンド
に基づき、そのコマンドがMAC2に対するものである
ことを検出し、バス・スレーブとなったMAC2 は、そ
のコマンドを受け取り結果を状態信号線5 に出力する。
CPU3 は状態信号線5 の情報を監視し、発行したコマ
ンドが正常にバス・スレーブのMAC2 に転送されたこ
とを確認してバスを開放する。
【0013】一方、IOP4 も共有メモリ7 をリードす
るためのコマンドを自己のバス制御機構20内にあるコマ
ンド制御部25(図示していないがMAC2 と同じ構成)
に準備して、バスハンドラ1 に対してバス使用権獲得要
求 REQ4 を発行する。
【0014】バスハンドラ1 はバスが使用可能な状態
(CPU3 がバスを開放するのを待つ)になるとIOP
4 に対してバスの使用を許可する信号ACPT4 を送出す
る。バス使用権を得てバス・マスタとなったIOP4
は、共有メモリ7 をリードするためのコマンドをデータ
転送信号線6 に出力する。
【0015】データ転送信号線6 に出力されたコマンド
に基づき、そのコマンドがMAC2に対するものである
ことを検出し、バス・スレーブとなったMAC2 は、そ
のコマンドを受け取る。しかし、現在CPU3 のコマン
ドを処理中のため受け取ったコマンドをコマンドバッフ
ァ22に格納して、結果( 正常受信) を状態信号線5 に出
力する。
【0016】IOP4 は状態信号線5 の情報を監視し、
発行したコマンドが正常にバス・スレーブのMAC2 に
転送されたことを確認してバスを開放する。さらに、C
PU3 が、共有メモリ7 をリードするためのコマンドを
コマンド制御部25に準備して、バスハンドラ1 に対して
バス使用権獲得要求 REQ3 を発行すると、バスハンドラ
1 はバスが使用可能な状態になると、CPU3 に対して
バスの使用を許可する信号ACPT3 を送出する。
【0017】バス使用権を得てバス・マスタとなったC
PU3 は、共有メモリ7 をリードするためのコマンドを
データ転送信号線6 に出力する。データ転送信号線6 に
出力されたコマンドに基づき、そのコマンドがMAC2
に対するものであることを検出したバス・スレーブとな
ったMAC2 は、そのコマンドを受け取る。
【0018】ここで受け取ったコマンドがコマンドバッ
ファ22に格納できなくなると、MAC2 は、状態信号線
5 にビジー状態を出力する。CPU3 は状態信号線5 の
情報を監視し、発行したコマンドがバス・スレーブのM
AC2 のビジー状態のために受け取られなかったことを
検出すると、バスを開放してその後再度同様の処理を繰
り返す。
【0019】その結果、ビジーがMAC2 から応答され
た場合、CPU3 は、バスをある一定期間占有している
にも関わらず、何ら処理を依頼できないためにバスを無
駄に使用していることになる。この間に、MAC2 が一
番最初に受け付けたCPU3のコマンドを処理し、指示
された共有メモリ7 のデータをリードしてデータを準備
すると、バス・スレーブのMAC2 は、バスハンドラ1
に対してバス使用権獲得要求 REQ2 を発行する。
【0020】バスハンドラ1 はバスが使用可能な状態に
なると、MAC2 に対してバスの使用を許可する信号AC
PT2 を送出する。バス使用権を得たバス・スレーブのM
AC2 は、共有メモリ7 からリードしたデータにバス・
マスタのCPU3 に対する応答コマンドを付加して、リ
ード・データを順次データ転送信号線6 に出力する。
【0021】データ転送信号線6 に出力された応答コマ
ンドに基づき、その応答コマンドがCPU3 に対するも
のであることを検出したバス・マスタのCPU3 は、デ
ータを順次受け取る。最後のデータを受け取ったCPU
3 は、状態信号線5 に結果(正常受信) を出力する。
【0022】MAC2 は状態信号線5 の情報を監視し、
データが正常にCPU3 に受け取られたことを検出する
と、バスを開放する。これが完了するとMAC2 は、コ
マンドバッファ22に格納されているIOP4 からのコマ
ンドの処理を開始し、同様の処理を行う。
【0023】このときMAC2 のコマンドバッファ22
は、別のコマンドを格納できる状態になるため、いまま
でビジーを応答していたCPU3 のコマンドを受付可能
になり、処理が続行される。
【0024】しかし、上記のようにバス・スレーブの機
能モジュールの処理能力には限界があるため、ある能力
を超えた時にバス・スレーブの機能モジュール(以下バ
ス・スレーブと略する)は、バス・マスタの機能モジュ
ール(以下バス・マスタと略する)が発行するコマンド
に対してビジーを応答するようになるという問題があ
る。
【0025】バス・マスタがバスの制御権を獲得してバ
ス・スレーブにコマンドを出してもバス・スレーブがビ
ジーを応答すると、再度共通バスの使用権を獲得してバ
ス・スレーブにコマンドを出さなければならない。この
ような無駄なコマンドの発信があるとそれだけ共通バス
の時間が無駄に使用され、他の機能モジュールのバスの
使用ができなくなる。
【0026】すでに説明したように、スプリット転送方
式ではコマンドと応答を分離することで、その間に他の
コマンドや応答の転送を行い共通バスの使用効率を上げ
ることを目的としている。コマンドと応答が切り放され
るため、各機能モジュールは複数のコマンドを出すこと
ができる。そこで多数のコマンドを受けた機能モジュー
ルははビジー応答を出すことになる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】従って、このようなコ
マンドに対するビジー応答は、共通バスをある一定時間
占有するものの、何ら処理がなされないために、バスの
使用効率を著しく低下させる等の問題がある。
【0028】本発明は、コマンドに対するビジー応答を
少なくして共通バスの使用効率を向上させる手段を提供
することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の如く
に構成された共通バス制御方法によって解決される。図
1は、本発明の原理図である。
【0030】複数の機能モジュール12,13,14がバスに接
続され、スプリット転送を行う共通バスにおいて、前記
各機能モジュール12,13,14が他の機能モジュールに自己
のビジー状態信号を送出する状態信号線5 を設けて、送
信側となる機能モジュールが、バス使用権獲得要求を発
行する前に、受信側となる機能モジュールのビジー状態
を前記状態信号線5 を通して監視し、受信側となる機能
モジュールがビジー状態の時、送信側となる機能モジュ
ールがバス使用権獲得要求を抑止制御するように構成す
る。
【0031】
【作用】送信側となる機能モジュールが、バス使用権獲
得要求を発行する前に、受信側となる機能モジュールの
ビジー状態を該状態信号線5 を通して監視し、受信側と
なる機能モジュールがビジー状態の時、送信側となる前
記機能モジュールがバス使用権獲得要求を抑止するよう
に制御する従って、送信側となる機能モジュールは応答
がビジーとなるようなコマンドを出すことがなくなり、
共通バスが効率よく使用できる。
【0032】また、各機能モジュールがコマンドバッフ
ァ22を持って複数のコマンドを受け付けることができる
ときは、受信側となる機能モジュールがいずれかの送信
側となる機能モジュールから受け付けたコマンドの数
が、該コマンドが格納されるコマンドバッファ22のしき
い値に達したことを検出するビジー制御部21を設けて、
そのビジー制御部21がコマンドがコマンドバッファ22の
しきい値に達したことを検出して前記状態制御部26を経
由してその情報を状態信号線5 に出力する。
【0033】一方、送信側となる機能モジュールは、バ
ス使用権獲得要求を発行する前に、受信側となる機能モ
ジュールのビジー状態を状態信号線5 を通して監視し、
受信側となる機能モジュールがビジー状態の時、その送
信側となる機能モジュールがバス使用権獲得要求を抑止
あるいはある決められた時間だけ抑止する。
【0034】
【実施例】図2は、本発明の一実施例の構成図である。
図において、51、52、53はビジー信号線であっ
て、MAC2 、CPU3及びIOP4 からそれぞれ他の
機能モジュールへ自己のビジー状態を通知するものであ
る。その他、図4と同一符号の物は同一物である。
【0035】次に、本発明についてCPU3 、IOP4
が同じように共有メモリ7 をリードする場合について説
明する。CPU3 は、共有メモリ7 をリードするための
コマンドをコマンド制御部25に準備する。さらにMAC
2 がビジー信号線53にビジー状態を応答していないこと
を確認した後で、バスハンドラ1 に対してバス使用権獲
得要求 REQ3 を発行する。
【0036】バスハンドラ1 はバスが使用可能な状態に
なるとCPU3 に対してバスの使用を許可する信号ACPT
3 を送出する。バス使用権を得てバス・マスタとなった
CPU3 は、共有メモリ7 をリードするためのコマンド
をデータ転送信号線6 に出力する。
【0037】データ転送信号線6 に出力されたコマンド
に基づき,そのコマンドがMAC2に対するものである
ことを検出し、バス・スレーブとなったMAC2 は、そ
のコマンドを受け取り結果( 正常受信) を状態信号線5
に出力し、またビジー状態となったことをビジー信号線
53で他の機能モジュールに通知する。
【0038】CPU3 は状態信号線5 の情報を監視し、
発行したコマンドが正常にバス・スレーブのMAC2 に
転送されたことを確認してバスを開放する。一方、IO
P4も共有メモリ7 をリードするためのコマンドをコマ
ンド制御部25に準備して、さらにMAC2 がビジー信号
線53にビジー状態を応答していないことを確認する。こ
の時はMAC2 がビジー信号線53にビジー状態を送出し
ているのでバスハンドラ1 に対してバス使用権獲得要求
REQ3 を送出することを抑止する。
【0039】IOP4 はビジー信号線53を監視してビジ
ー状態でなくなるとバス使用権獲得要求 REQ3 を送出す
る。バスハンドラ1 はバスが使用可能な状態(CPU3
がバスを開放するのを待つ)になるとIOP4 に対して
バスの使用を許可する信号ACPT3 を送出する。バス使用
権を得てバス・マスタとなったIOP4 は、共有メモリ
7 をリードするためのコマンドをデータ転送信号線6 に
出力する。
【0040】データ転送信号線6 に出力されたコマンド
に基づき、そのコマンドがMAC2に対するものである
ことを検出し、バス・スレーブとなったMAC2 は、そ
のコマンドを受け取り、結果( 正常受信) を状態信号線
5 に出力する。
【0041】IOP4 は状態信号線5 の情報を監視し、
発行したコマンドが正常にバス・スレーブのMAC2 に
転送されたことを確認してバスを開放する。このように
バス・スレーブの状態をみてバス使用権獲得要求 REQ3
を送出するとバス・スレーブがビジーのためバス使用権
獲得が無駄になることがない。
【0042】図3は本発明の別の実施例の構成図であ
る。図において、22はコマンドバッファであって、他
の機能モジュールから受け取ったコマンドを共通バスか
ら逐次格納するものである。21はビジー制御部であっ
て、コマンドバッファ22に格納されたコマンドの数が予
め定めたしきい値を越えたことを検出してコマンド制御
部25及び状態制御部26に通知するものである。その他、
図2と同一符号の物は同一物である。
【0043】図によって、各機能モジュールに複数のコ
マンドを受け付けるためのコマンドバッファを設けた場
合の動作を説明する。CPU3 が、共有メモリ7 をリー
ドするためのコマンドをコマンド制御部25に準備して、
MAC2 にそのコマンドを出すまでは同じであるので省
略する。
【0044】データ転送信号線6 に出力されたコマンド
に基づき,そのコマンドがMAC2に対するものである
ことを検出し、バス・スレーブとなったMAC2 は、そ
のコマンドを受け取り結果(正常受信)を状態信号線5
に出力する。
【0045】CPU3 は状態信号線5 の情報を監視し、
発行したコマンドが正常にバス・スレーブのMAC2 に
転送されたことを確認してバスを開放する。一方、IO
P4も共有メモリ7 をリードするためのコマンドをコマ
ンド制御部25に準備して、さらにMAC2 がビジー信号
線53にビジー状態を応答していないことを確認した後
で、バスハンドラ1 に対してバス使用権獲得要求 REQ3
を発行する。
【0046】バスハンドラ1 はバスが使用可能な状態
(CPU3 がバスを開放するのを待つ)になるとIOP
4 に対してバスの使用を許可する信号ACPT3 を送出す
る。バス使用権を得てバス・マスタとなったIOP4
は、共有メモリ7 をリードするためのコマンドをデータ
転送信号線6 に出力する。
【0047】データ転送信号線6 に出力されたコマンド
に基づき、そのコマンドがMAC2に対するものである
ことを検出し、バス・スレーブとなったMAC2 は、そ
のコマンドを受け取る。しかし、現在CPU3 のコマン
ドを処理中のため受け取ったコマンドをコマンドバッフ
ァ22に格納して、結果( 正常受信) を状態信号線5 に出
力する。
【0048】IOP4 は状態信号線5 の情報を監視し、
発行したコマンドが正常にバス・スレーブのMAC2 に
転送されたことを確認してバスを開放する。このとき、
MAC2 のコマンドバッファ22のしきい値が1に設定さ
れていると、IOP4 から受け取ったコマンドがコマン
ドバッファ22に格納された時点で、ビジー制御部21がコ
マンドバッファ22のビジー状態を検出する。
【0049】これを検出したビジー制御部21は、状態制
御部26に対してコマンドバッファ22がビジー状態である
ことを通知する。この情報を受け取った状態制御部26は
共通バス上のビジー信号線53にビジー情報を出力する。
さらに、CPU3 が、共有メモリ7 をリードする場合、
CPU3 はコマンドをコマンド制御部25に準備して、さ
らにMAC2 がビジー信号線53にビジー状態を応答して
いないことを確認する。
【0050】このときビジー信号線53の状態はビジーを
示しているために、CPU3 は共有メモリ7 のアクセス
を抑止する。このアクセスの抑止は、一定時間あるいは
ビジー信号線53の状態がビジー状態で無くなるまで継続
する。その結果、ビジーがMAC2 から応答された場
合、CPU3 は、バスをある一定期間占有することなし
に共有メモリ7 に対するアクセスを抑止することができ
る。
【0051】この間に、MAC2 が一番最初に受け付け
たCPU3 のコマンドを処理し、指示された共有メモリ
7 のデータをリードしてデータを準備すると、バス・ス
レーブのMAC2 は、バスハンドラ1 に対してバス使用
権獲得要求を発行する。バスハンドラ1 はバスが使用可
能な状態になると、MAC2 に対してバスの使用を許可
する。
【0052】バス使用権を得たバス・スレーブのMAC
2 は、共有メモリ7 からリードしたデータにバス・マス
タのCPU3 に対する応答コマンドを付加して、リード
・データを順次データ転送信号線6 に出力する。データ
転送信号線6 に出力された応答コマンドに基づき、その
応答コマンドがCPU3 に対するものであることを検出
したバス・マスタのCPU3 は、データを順次受け取
る。
【0053】最後のデータを受け取ったCPU3 は、状
態信号線に結果を出力する。MAC2 は状態信号線の情
報を監視し、データが正常にCPU3 に受け取られたこ
とを検出すると、バスを開放する。これが完了するとM
AC2 は、コマンドバッファ22に格納されているIOP
4 からのコマンドの処理を開始し、同様の処理を行う。
【0054】このときMAC2 のコマンドバッファ22
は、別のコマンドを格納できる状態になるため、ビジー
制御部21はコマンドバッファ22のビジー状態が解除され
たことを検出して、この情報を状態制御部26に通知す
る。この情報を受け取った状態制御部26は共通バス上の
ビジー信号線53のビジー情報を解除する。
【0055】その結果、CPU3 はビジー信号線53のビ
ジー情報が解除されたことを検出して共有メモリ7 のア
クセスを再開する。勿論、CPU3 が、ビジー信号線53
のビジー情報が解除される前に共有メモリ7 をアクセス
した場合は、最初に説明した場合と同様にコマンドに対
してビジーが応答される。
【0056】以上説明したようにコマンドバッファ22の
ビジー状態を通知することによっても無駄に共通バスの
使用権を獲得することがなくなる。本実施例ではMAC
2 、CPU3 、IOP4 での動作について説明したが、
これは一例であって、本願発明はこの組合せに限るもの
ではない。
【0057】本実施例では、集中アービットレーション
方式の共通バスに関して説明しているが、分散アービッ
トレーション方式の共通バスでも同じように実施でき
る。本発明では、受信側の機能モジュールがビジー状態
であるか否かを送信側となる装置が直接判定しているた
め、バス使用権獲得のための動作を行うことがなく、シ
ステム全体としても無駄な動作を省き効率が上がる。
【0058】
【発明の効果】スプリット転送方式ではコマンドと応答
を分離することで、その間に他のコマンドや応答の転送
を行い共通バスの使用効率を上げることを目的としてい
る。コマンドと応答が切り放されるため、各機能モジュ
ールは複数のコマンドを出すことができる。そこでスプ
リット転送方式では従来方式より多数のコマンドが発行
され、従ってコマンドの衝突が発生し易くなる。
【0059】本発明によればバス・スレーブの機能モジ
ュールがコマンドを受付られるかどうかの判定をバス・
マスタの機能モジュールが共通バスを占有してコマンド
を発行すること無しに確認できるため、無駄な共通バス
の占有が無くなり、バスの使用効率を高める効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明の一実施例の構成図
【図3】 本発明の別の実施例の構成図
【図4】 従来の共通バス制御機構の構成図
【符号の説明】
1 バスハンドラ 2 MAC 3 CPU 4 IOP 5 状態信号線 6 データ転送信号線 20 バス制御機構 21 ビジー制御部 22 コマンドバッファ 23 データ転送制
御部 24 バス使用権獲得部 25 コマンド制御
部 26 状態制御部 27 バス制御部 28 バスインタフェース部 51,52,53 ビジー信号線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機能モジュール(12,13,14)がバス
    に接続され、スプリット転送を行う共通バスにおいて、 前記各機能モジュール(12,13,14)が他の機能モジュール
    に自己のビジー状態信号を送出する状態信号線(5) を設
    けて、 送信側となる機能モジュールが、バス使用権獲得要求を
    発行する前に、受信側となる機能モジュールのビジー状
    態を前記状態信号線(5) を通して監視し、 受信側となる機能モジュールがビジー状態の時、送信側
    となる機能モジュールがバス使用権獲得要求を抑止する
    ように制御することを特徴とする共通バス制御方法。
  2. 【請求項2】 各機能モジュールに、機能モジュールが
    受け付けたコマンドを格納するコマンドバッファと、他
    の機能モジュールから受け付けたコマンドの数が前記コ
    マンドバッファのしきい値に達したことを検出するビジ
    ー制御部と、を備え、 受信側となる機能モジュールが受け付けたコマンドの数
    がしきい値に達したことをを前記状態信号線に出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の共通バス制御方法。
JP16515092A 1992-06-24 1992-06-24 共通バス制御方法 Withdrawn JPH064465A (ja)

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JP16515092A JPH064465A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 共通バス制御方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003296267A (ja) * 2002-04-02 2003-10-17 Nec Electronics Corp バスシステム及びバスシステムを含む情報処理システム
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JP2006163711A (ja) * 2004-12-06 2006-06-22 Renesas Technology Corp 情報処理システム

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