JPH0644518A - 磁気ヘッドのコア構造 - Google Patents
磁気ヘッドのコア構造Info
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- JPH0644518A JPH0644518A JP17763191A JP17763191A JPH0644518A JP H0644518 A JPH0644518 A JP H0644518A JP 17763191 A JP17763191 A JP 17763191A JP 17763191 A JP17763191 A JP 17763191A JP H0644518 A JPH0644518 A JP H0644518A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】書込み時におけるコアの飽和を起こすことな
く、クロストークの改善が達成できる構造のワイドライ
トナロウリード型の磁気ヘッドを提供することを目的と
する 【構成】金属磁性板をラミネートしてワイドライトナロ
ウリード型の磁気ヘッドを構成する。クロージャコア3
を構成する複数枚の磁性板のうち、リードコア2側に対
向する側の少なくとも一枚の磁性板3aのライトコア1
との突合わせ部以外の部分を一部除去する。これによ
り、磁性板3aの非磁性材5を介して対向するリードコ
ア2に対する対向面積を他のクロージャコア3構成磁性
板のリードコア2に対する対向面積より狭くする。リー
ドコア2のクロージャコア3に対向する磁性板2a、あ
るいはリードコア2とクロージャコア3の双方につい
て、前記構造を採用しても良い。
く、クロストークの改善が達成できる構造のワイドライ
トナロウリード型の磁気ヘッドを提供することを目的と
する 【構成】金属磁性板をラミネートしてワイドライトナロ
ウリード型の磁気ヘッドを構成する。クロージャコア3
を構成する複数枚の磁性板のうち、リードコア2側に対
向する側の少なくとも一枚の磁性板3aのライトコア1
との突合わせ部以外の部分を一部除去する。これによ
り、磁性板3aの非磁性材5を介して対向するリードコ
ア2に対する対向面積を他のクロージャコア3構成磁性
板のリードコア2に対する対向面積より狭くする。リー
ドコア2のクロージャコア3に対向する磁性板2a、あ
るいはリードコア2とクロージャコア3の双方につい
て、前記構造を採用しても良い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気カードやストリー
マ向けのワイドライトナロウリード型の磁気ヘッドのコ
ア構造に係り、特に再生時のクロストークを改善するた
めの構造に関する。
マ向けのワイドライトナロウリード型の磁気ヘッドのコ
ア構造に係り、特に再生時のクロストークを改善するた
めの構造に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】図8
(B)は従来のワイドライトナロウリード型の磁気ヘッ
ドを示す斜視図であり、1はライトコア、2はリードコ
ア、3はクロージャコア、4はギャップ材、5はリード
コア2とクロージャコア3との間に介在させた非磁性
材、6はライトコア1に巻かれた書込み用巻線、7はリ
ードコア2に巻かれた読込み用巻線である。各コア1〜
3はパーマロイ等の板状打抜き磁性材料を接着剤により
ラミメートして構成され、ギャップ材4や非磁性材5も
これらのコア1〜3に注入される接着剤により固着し、
一般的にはさらにケースに入れて樹脂によりモールドす
る。このタイプの磁気ヘッドは、書込み時にはライトコ
ア1の全幅にわたって磁気記録媒体に対する書込みが行
ない、読込み時には、リードコア2の幅の範囲について
の記録情報を読込むことにより、クロストークの無い記
録情報の読出しを図ったものである。
(B)は従来のワイドライトナロウリード型の磁気ヘッ
ドを示す斜視図であり、1はライトコア、2はリードコ
ア、3はクロージャコア、4はギャップ材、5はリード
コア2とクロージャコア3との間に介在させた非磁性
材、6はライトコア1に巻かれた書込み用巻線、7はリ
ードコア2に巻かれた読込み用巻線である。各コア1〜
3はパーマロイ等の板状打抜き磁性材料を接着剤により
ラミメートして構成され、ギャップ材4や非磁性材5も
これらのコア1〜3に注入される接着剤により固着し、
一般的にはさらにケースに入れて樹脂によりモールドす
る。このタイプの磁気ヘッドは、書込み時にはライトコ
ア1の全幅にわたって磁気記録媒体に対する書込みが行
ない、読込み時には、リードコア2の幅の範囲について
の記録情報を読込むことにより、クロストークの無い記
録情報の読出しを図ったものである。
【0003】しかしこの従来のワイドライトナロウリー
ド型の磁気ヘッドにおいては、本来の目的であるクロス
トークの防止という面で不十分であるという問題点があ
った。そこで本発明は、上記問題点に鑑み、書込み時に
おけるコアの飽和を起こすことなく、クロストークの改
善が達成できる構造のワイドライトナロウリード型の磁
気ヘッドを提供することを目的とする。
ド型の磁気ヘッドにおいては、本来の目的であるクロス
トークの防止という面で不十分であるという問題点があ
った。そこで本発明は、上記問題点に鑑み、書込み時に
おけるコアの飽和を起こすことなく、クロストークの改
善が達成できる構造のワイドライトナロウリード型の磁
気ヘッドを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、金属磁性板をラミネートして構成するワイ
ドライトナロウリード型の磁気ヘッドにおいて、クロー
ジャコアを構成する複数枚の磁性板のうち、リードコア
側に対向する側の少なくとも一枚の磁性板のライトコア
との突合わせ部以外の部分を一部除去することにより、
該磁性板の非磁性材を介して対向するリードコアに対す
る対向面積を他のクロージャコア構成磁性板のリードコ
アに対する対向面積より狭くしたことを特徴とする。本
発明は、前記リードコアのクロージャコアに対向するも
の、あるいはリードコアとクロージャコアの双方につい
て、前記構造を採用しても良い。
成するため、金属磁性板をラミネートして構成するワイ
ドライトナロウリード型の磁気ヘッドにおいて、クロー
ジャコアを構成する複数枚の磁性板のうち、リードコア
側に対向する側の少なくとも一枚の磁性板のライトコア
との突合わせ部以外の部分を一部除去することにより、
該磁性板の非磁性材を介して対向するリードコアに対す
る対向面積を他のクロージャコア構成磁性板のリードコ
アに対する対向面積より狭くしたことを特徴とする。本
発明は、前記リードコアのクロージャコアに対向するも
の、あるいはリードコアとクロージャコアの双方につい
て、前記構造を採用しても良い。
【0005】
【作用】本発明の磁気ヘッドは、上記構造を有するの
で、クロージャコア(あるいリードコア)のライトコア
との突合わせ部以外の部分に一部欠除部を設けた磁性板
は、書込み時においてライトコア側部分に磁束通路が確
保され、書込み時におけるコアの飽和の問題が起こら
ず、また、読込み時においては、クロストークの磁束通
路となるコア横断方向の対向面積が欠除しているので、
クロストークに対する磁気抵抗が大となる。
で、クロージャコア(あるいリードコア)のライトコア
との突合わせ部以外の部分に一部欠除部を設けた磁性板
は、書込み時においてライトコア側部分に磁束通路が確
保され、書込み時におけるコアの飽和の問題が起こら
ず、また、読込み時においては、クロストークの磁束通
路となるコア横断方向の対向面積が欠除しているので、
クロストークに対する磁気抵抗が大となる。
【0006】
【実施例】図1(A)は本発明による磁気ヘッドの一実
施例を示す斜視図、(B)はその平面図、図2(A)は
その分解斜視図である。これらの図に示すように、本実
施例においては、クロージャコア3を構成する磁性板の
うち、リードコア2側の一枚の磁性板3aの反ライトコ
ア側部分を欠除(8)することにより、図1(D)に示
すように、該クロージャコア3の非磁性材5を介してリ
ードコア2に対向する磁性板3aの対向面積(斜線部9
で示す部分の面積)を他のクロージャコア側磁性板のリ
ードコア2に対する対向面積(図1(C)の斜線部9で
示す部分の面積であり、これは従来例と同じであり、リ
ードコア2のギャップ材4に突合わされる部分の下側
(図面上)の傾斜角θは例えば45度に形成される)よ
り狭くしたものである。
施例を示す斜視図、(B)はその平面図、図2(A)は
その分解斜視図である。これらの図に示すように、本実
施例においては、クロージャコア3を構成する磁性板の
うち、リードコア2側の一枚の磁性板3aの反ライトコ
ア側部分を欠除(8)することにより、図1(D)に示
すように、該クロージャコア3の非磁性材5を介してリ
ードコア2に対向する磁性板3aの対向面積(斜線部9
で示す部分の面積)を他のクロージャコア側磁性板のリ
ードコア2に対する対向面積(図1(C)の斜線部9で
示す部分の面積であり、これは従来例と同じであり、リ
ードコア2のギャップ材4に突合わされる部分の下側
(図面上)の傾斜角θは例えば45度に形成される)よ
り狭くしたものである。
【0007】このように構成すれば、図2(B)に示す
ように、クロストークが生じる磁束FX1、FX2は、クロ
ージャコア3を横断する方向に発生するから、クロスト
ークに対する磁気抵抗が大となり、クロストークの低減
効果が大となる。また、リードコア2はギャップ材4に
突合わされる部分が細くなるようにテーパー状に形成さ
れるので、クロージャコア3の反ライトコア1側を欠除
することは、対向面積低減効果が大となる。また、クロ
ージャコア3の前記磁性板3aの欠除部8はライトコア
1の反対側に設けられているため、磁性板3aの書込み
時の磁束抵抗はそれほど低減されず、コアの飽和の問題
も生じない。
ように、クロストークが生じる磁束FX1、FX2は、クロ
ージャコア3を横断する方向に発生するから、クロスト
ークに対する磁気抵抗が大となり、クロストークの低減
効果が大となる。また、リードコア2はギャップ材4に
突合わされる部分が細くなるようにテーパー状に形成さ
れるので、クロージャコア3の反ライトコア1側を欠除
することは、対向面積低減効果が大となる。また、クロ
ージャコア3の前記磁性板3aの欠除部8はライトコア
1の反対側に設けられているため、磁性板3aの書込み
時の磁束抵抗はそれほど低減されず、コアの飽和の問題
も生じない。
【0008】具体的な寸法例をあげてクロストークの低
減効果について説明する。図1(B)〜(D)におい
て、ライトコア1の横幅aを2.1mm、リードコア2の
横幅bを1mm、磁性板3aおよび非磁性材5の厚みcを
50μm 、リードコア3の縦幅dを2mm、欠除部8の幅
eを1mm、ギャップ部の上下幅Wを0.1mmとし、図1
(c)の従来例および同(D)の本発明の場合における
ギャップ部材4側突合わせ部の磁性板3aとリードコア
2との間の磁気抵抗をそれぞれFr1、Fr2 とすれば、
磁気抵抗Frは、Fr=c/(4π×10-6×S)(ただ
しSは対向面積)の式で算出され、Fr1=19.8×1
06[A/Wb]、 Fr2 =31.7×106[A/Wb] となり、Fr1/Fr2 ≒0.62であるから、従来より
クロストークが約38%改善できる。
減効果について説明する。図1(B)〜(D)におい
て、ライトコア1の横幅aを2.1mm、リードコア2の
横幅bを1mm、磁性板3aおよび非磁性材5の厚みcを
50μm 、リードコア3の縦幅dを2mm、欠除部8の幅
eを1mm、ギャップ部の上下幅Wを0.1mmとし、図1
(c)の従来例および同(D)の本発明の場合における
ギャップ部材4側突合わせ部の磁性板3aとリードコア
2との間の磁気抵抗をそれぞれFr1、Fr2 とすれば、
磁気抵抗Frは、Fr=c/(4π×10-6×S)(ただ
しSは対向面積)の式で算出され、Fr1=19.8×1
06[A/Wb]、 Fr2 =31.7×106[A/Wb] となり、Fr1/Fr2 ≒0.62であるから、従来より
クロストークが約38%改善できる。
【0009】ここで、図2(B)において、FTは読込
み時のトータル磁束、FR はリードコア2を通る磁束、
Fr はリードコア2のクロストーク分を除いた磁束、F
X1、FX2はクロストーク磁束、FC1、FC2は左右のクロ
ージャコア3を通る磁束とすると、クロストーク量は、 {(FX1+FX2)/FR }×100(%) で表現される。このようにクロストーク量を表現した場
合、従来のクロストーク量は18%であったが、前記実
施例によれば、このクロストーク量が、18%×(1−
0.38)=11%となり、クロストークが大幅に改善
できる。
み時のトータル磁束、FR はリードコア2を通る磁束、
Fr はリードコア2のクロストーク分を除いた磁束、F
X1、FX2はクロストーク磁束、FC1、FC2は左右のクロ
ージャコア3を通る磁束とすると、クロストーク量は、 {(FX1+FX2)/FR }×100(%) で表現される。このようにクロストーク量を表現した場
合、従来のクロストーク量は18%であったが、前記実
施例によれば、このクロストーク量が、18%×(1−
0.38)=11%となり、クロストークが大幅に改善
できる。
【0010】図3は前記クロージャコア3の欠除部8形
成の他の例であり、リードコア2に非磁性材5を介して
対向する磁性板3aを他の磁性板3b〜3dに対して傾
斜させて組合をせ、ギャップ材4側の面10を削ること
により、欠除部8を形成するものである。
成の他の例であり、リードコア2に非磁性材5を介して
対向する磁性板3aを他の磁性板3b〜3dに対して傾
斜させて組合をせ、ギャップ材4側の面10を削ること
により、欠除部8を形成するものである。
【0011】図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ本
発明の他の実施例を示す斜視図、平面図およびギャップ
材側突合わせ部の対向面説明図であり、本実施例は、ク
ロージャコア3ではなく、リードコア2のクロージャコ
ア3に隣接する磁性板2aのギャップ材4に突合わせる
部分の反ライトコア1側部分に欠除部8を設けたもので
あり、本実施例によっても、前記クロストーク量が低減
できる。
発明の他の実施例を示す斜視図、平面図およびギャップ
材側突合わせ部の対向面説明図であり、本実施例は、ク
ロージャコア3ではなく、リードコア2のクロージャコ
ア3に隣接する磁性板2aのギャップ材4に突合わせる
部分の反ライトコア1側部分に欠除部8を設けたもので
あり、本実施例によっても、前記クロストーク量が低減
できる。
【0012】図5(A)、(B)はそれぞれ本発明の他
の実施例を示す斜視図および尾端側突合わせ部の対向面
説明図であり、本実施例は、クロージャコア3のギャッ
プ材4側突合わせ部ではなく、尾端側突合わせ部におい
て、クロージャコア3のリードコア2に非磁性材5を介
して対向する磁性板3aの反ライトコア1側部分に欠除
部8を設けたものであり、本実施例によっても、前記ク
ロストーク量が低減できる。
の実施例を示す斜視図および尾端側突合わせ部の対向面
説明図であり、本実施例は、クロージャコア3のギャッ
プ材4側突合わせ部ではなく、尾端側突合わせ部におい
て、クロージャコア3のリードコア2に非磁性材5を介
して対向する磁性板3aの反ライトコア1側部分に欠除
部8を設けたものであり、本実施例によっても、前記ク
ロストーク量が低減できる。
【0013】図6(A)、(B)はそれぞれ本発明の他
の実施例を示す斜視図および尾端側突合わせ部の対向面
説明図であり、本実施例は、リードコア2のギャップ材
4側突合わせ部ではなく、尾端側突合わせ部において、
リードコア2のクロージャコア3に非磁性材5を介して
対向する磁性板2aのライトコア1との突合わせ部分以
外の前記対向部分に欠除部8を設けたものであり、本実
施例によっても、前記クロストーク量が低減できる。
の実施例を示す斜視図および尾端側突合わせ部の対向面
説明図であり、本実施例は、リードコア2のギャップ材
4側突合わせ部ではなく、尾端側突合わせ部において、
リードコア2のクロージャコア3に非磁性材5を介して
対向する磁性板2aのライトコア1との突合わせ部分以
外の前記対向部分に欠除部8を設けたものであり、本実
施例によっても、前記クロストーク量が低減できる。
【0014】図7(A)、(B)はそれぞれ本発明の他
の実施例を示す斜視図であり、図7(A)の例は、クロ
ージャコア3のギャップ材4側突合わせ部および尾端側
突合わせ部の双方において、クロージャコア3のリード
コア2に隣接する磁性板3aの反ライトコア1側部分に
欠除部8を設けたものであり、本実施例によれば、前記
クロストーク量がさらに低減できる。また、図7(B)
は、リードコア2のギャップ材4側突合わせ部および尾
端側突合わせ部の双方において、リードコア2のクロー
ジャコア3に隣接する磁性板2aのライトコア1との突
合わせ部分以外の部分のクロージャコア3との対向部に
欠除部8を設けたものであり、本実施例によっても、前
記クロストーク量がさらに低減できる。
の実施例を示す斜視図であり、図7(A)の例は、クロ
ージャコア3のギャップ材4側突合わせ部および尾端側
突合わせ部の双方において、クロージャコア3のリード
コア2に隣接する磁性板3aの反ライトコア1側部分に
欠除部8を設けたものであり、本実施例によれば、前記
クロストーク量がさらに低減できる。また、図7(B)
は、リードコア2のギャップ材4側突合わせ部および尾
端側突合わせ部の双方において、リードコア2のクロー
ジャコア3に隣接する磁性板2aのライトコア1との突
合わせ部分以外の部分のクロージャコア3との対向部に
欠除部8を設けたものであり、本実施例によっても、前
記クロストーク量がさらに低減できる。
【0015】本発明においては、さらに、図8(A)に
示すように、前記クロージャコア3とリードコア2の対
向磁性板3a、2aの双方に欠除部8を形成しても良
く、さらにクロージャコア3を構成する磁性板(あるい
はリードコア2を構成する磁性板)のうち、リードコア
2(あるいはクロージャコア3)に対向する磁性板のう
ちの、リードコア2側(あるいはクロージャコア3側)
に近いものから複数枚のものについて欠除部8を設けて
も良い。
示すように、前記クロージャコア3とリードコア2の対
向磁性板3a、2aの双方に欠除部8を形成しても良
く、さらにクロージャコア3を構成する磁性板(あるい
はリードコア2を構成する磁性板)のうち、リードコア
2(あるいはクロージャコア3)に対向する磁性板のう
ちの、リードコア2側(あるいはクロージャコア3側)
に近いものから複数枚のものについて欠除部8を設けて
も良い。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、リードコアとクロージ
ャコア間を横断する方向の磁気抵抗が増大するため、ク
ロストークが低減される。また、クロージャコアまたは
リードコアの欠除部はライトコア側の反対側等、ライト
コアとの突合わせ部分以外の部分に設けられているた
め、欠除部を設けた磁性板の書込み時の磁束抵抗はそれ
ほど低減されず、コアの飽和の問題も生じない。
ャコア間を横断する方向の磁気抵抗が増大するため、ク
ロストークが低減される。また、クロージャコアまたは
リードコアの欠除部はライトコア側の反対側等、ライト
コアとの突合わせ部分以外の部分に設けられているた
め、欠除部を設けた磁性板の書込み時の磁束抵抗はそれ
ほど低減されず、コアの飽和の問題も生じない。
【図1】(A)は本発明による磁気ヘッドの一実施例を
示す斜視図、(B)はその平面図、(C)、(D)はそ
れぞれ従来例と本実施例のギャップ材側突合わせ部の対
向面の説明図である。
示す斜視図、(B)はその平面図、(C)、(D)はそ
れぞれ従来例と本実施例のギャップ材側突合わせ部の対
向面の説明図である。
【図2】(A)は本実施例の分解斜視図、(B)は磁束
の流れの説明図である。
の流れの説明図である。
【図3】本発明において、クロージャコアに形成する欠
除部の他の例を示す斜視図である。
除部の他の例を示す斜視図である。
【図4】(A)は本発明による磁気ヘッドの他の実施例
を示す斜視図、(B)はその平面図、(C)本実施例の
ギャップ材側突合わせ部の対向面の説明図である。
を示す斜視図、(B)はその平面図、(C)本実施例の
ギャップ材側突合わせ部の対向面の説明図である。
【図5】(A)は本発明による磁気ヘッドの他の実施例
を示す斜視図、(B)はその尾端側突合わせ部の対向面
の説明図である。
を示す斜視図、(B)はその尾端側突合わせ部の対向面
の説明図である。
【図6】(A)は本発明による磁気ヘッドの他の実施例
を示す斜視図、(B)はその尾端側突合わせ部の対向面
の説明図である。
を示す斜視図、(B)はその尾端側突合わせ部の対向面
の説明図である。
【図7】(A)、(B)はそれぞれ本発明による磁気ヘ
ッドの他の実施例を示す斜視図である。
ッドの他の実施例を示す斜視図である。
【図8】(A)は本発明による磁気ヘッドの他の実施例
を示す斜視図、(B)は従来の磁気ヘッドを示す斜視図
である。
を示す斜視図、(B)は従来の磁気ヘッドを示す斜視図
である。
【符号の説明】 1 ライトコア 2 リードコア 3 クロージャコア 4 ギャップ材 5 非磁性材 6、7 巻線 8 欠除部 9 対向面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月9日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
Claims (3)
- 【請求項1】金属磁性板をラミネートして構成するワイ
ドライトナロウリード型の磁気ヘッドにおいて、クロー
ジャコアを構成する複数枚の磁性板のうち、リードコア
側に対向する側の少なくとも一枚の磁性板のライトコア
との突合わせ部以外の部分を一部除去することにより、
該磁性板の非磁性材を介して対向するリードコアに対す
る対向面積を他のクロージャコア構成磁性板のリードコ
アに対する対向面積より狭くしたことを特徴とする磁気
ヘッドのコア構造。 - 【請求項2】金属磁性板をラミネートして構成するワイ
ドライトナロウリード型の磁気ヘッドにおいて、リード
コアを構成する複数枚の磁性板のうち、クロージャコア
側に対向する側の少なくとも一枚の磁性板のライトコア
との突合わせ部以外の部分を一部除去することにより、
該磁性板の非磁性材を介して対向するクロージャコアに
対する対向面積を他のリードコア構成磁性板のクロージ
ャコアに対する対向面積より狭くしたことを特徴とする
磁気ヘッドのコア構造。 - 【請求項3】請求項1と請求項2の構造を組合わせたこ
とを特徴とする磁気ヘッドのコア構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17763191A JPH0644518A (ja) | 1991-06-22 | 1991-06-22 | 磁気ヘッドのコア構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17763191A JPH0644518A (ja) | 1991-06-22 | 1991-06-22 | 磁気ヘッドのコア構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0644518A true JPH0644518A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16034381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17763191A Withdrawn JPH0644518A (ja) | 1991-06-22 | 1991-06-22 | 磁気ヘッドのコア構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0644518A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011070745A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Nidec Sankyo Corp | カードリーダの磁気ヘッド装置及びカードリーダの再読取方法 |
-
1991
- 1991-06-22 JP JP17763191A patent/JPH0644518A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011070745A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Nidec Sankyo Corp | カードリーダの磁気ヘッド装置及びカードリーダの再読取方法 |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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