JP2847895B2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JP2847895B2 JP12504490A JP12504490A JP2847895B2 JP 2847895 B2 JP2847895 B2 JP 2847895B2 JP 12504490 A JP12504490 A JP 12504490A JP 12504490 A JP12504490 A JP 12504490A JP 2847895 B2 JP2847895 B2 JP 2847895B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気カード等の磁気記録媒体からデータを
読みだしたり、磁気記録媒体にデータを書きこんだりす
る磁気ヘッドに関するものである。
従来の技術 近年磁気カードリード/ライタは多トラックの磁気ヘ
ッドが用いられる様になってきた。以下従来の磁気ヘッ
ドについて2トラックの磁気ヘッドを用いて説明する。
第4図は従来の磁気ヘッドを示す斜視図である。第4
図において1はセンダスト等の磁性材料で構成されたコ
字型の記録コアで、記録コア1には巻線溝1aが形成され
ており、この巻線溝1aに記録専用のコイルが巻かれたボ
ビン2が取り付けられている。3はセンダスト等の磁性
材料で構成されたコ字型の再生コアで、再生コア3には
再生専用のコイルが巻かれたボビン4が設けられてい
る。5,6はセンダスト等の磁性材料によって構成された
コ字型のサイドコアで、サイドコア5,6は再生コア3を
はさむように、再生コア3の両側面に銅板7,8を介して
接合されている。なおサイドコア5,6にはボビン4は設
けられていない。この様に両側面にサイドコア5,6を取
り付けた再生コア3と記録コア1の間に非磁性物を介し
て互いに突き合わせ、その後に互いに接合させて磁気ギ
ャップ9を形成する。この様にヘッドブロック10は形成
されている。又上記と同じようにヘッドブロック11も構
成されている。この様に構成されたヘッドブロック10と
ヘッドブロック11は磁気的な遮断をするためのシールド
板12を介して接合されている。このときヘッドブロック
10の記録コア1とヘッドブロック11の記録コア1が隣り
合うように接合する。又シールド板12は磁性材料である
パーマロイ等でできた磁性板12aを非磁性材料である銅
板12b,12cではさんだ構成となっている。
以上の様に構成された従来の磁気ヘッドにおいて以下
その記録及び再生方法について説明する。記録する場合
にはボビン2に巻回されているコイルに電流を流し、記
録磁束を発生させる。すると記録磁束Lは第5図に示す
様に磁気ギャップ9から記録コア1の幅Mで飛び出し、
幅Mと同じ幅で媒体に情報が記録される。すなわち記録
の際のトラック幅は幅Mと等しくなる。又再生時は媒体
からの磁束がヘッドブロック10,11に流れこむが再生コ
ア2にしか再生のためのコイルが巻回されていないの
で、再生コア3に流れ込んだ磁束しか再生出力に変換さ
れない。すなわち再生の時のトラック幅は再生コア3の
幅Nと同じである。この様にこの種類の磁気ヘッドは幅
の広いトラック幅で媒体に情報を書きこんで、幅の狭い
トラック幅で再生する事によって、再生の時にオフトラ
ックが発生しないようにしている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記従来の構成ではヘッドブロック1
0,11間に磁性板12aが設けられているために、ヘッドブ
ロック10,11の中に流れている磁束が磁性板12aの中に流
れこみやすくなるために、磁気効率が悪くなるという問
題点があった。また磁性板12aに磁束が流れ込むと、第
6図に示すように記録の際に磁性板12aの磁気ギャップ
9の部分に磁束が飛び出すのでその部分で媒体に記録が
行われ、他のトラックのデータを破壊する事があった。
本発明は前記従来の問題点を解決しようとするもの
で、磁気効率を向上させ、しかも他のトラックのデータ
の破壊のない磁気ヘッドを提供する事を目的としてい
る。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために、記録用コアと再生用コア
を磁気ギャップを介して接合して構成されたヘッドブロ
ックを非磁性材料のみで構成された分離板を介して、記
録用コアと再生用コアが隣り合うように重ね合わせたと
いう構成を有している。
作用 この構成により、ヘッドブロックで発生した磁束が分
離板に流れ込むことは極めて少ない。
実 施 例 第1図は本発明の一実施例における磁気ヘッドを示す
斜視図である。第1図において1は記録コア、1aは巻線
溝、2はボビン、3は再生コア、4はボビン、5,6はサ
イドコア、7,8は銅板、9は磁気ギャップ、10,11はそれ
ぞれヘッドブロック、でこれらは従来の構成と同じであ
る。13はJIS規格によるSUS−32と呼ばれるステンレス材
(非磁性材料)で構成された分離板である。ヘッドブロ
ック10とヘッドブロック11はこの分離板13を介して接合
されている。この時ヘッドブロック10の記録コア1とヘ
ッドブロック11の再生コア3が分離板13を介して隣合せ
になっている。この構成によりヘッドブロック10とヘッ
ドブロック11の間にシールド材となる磁性板を設けなく
ても、ヘッドブロック10とヘッドブロック11の間のクロ
ストークによる再生出力の歪や記録磁界の歪を抑える事
ができる。このようにヘッドブロック10,11の間に分離
板13のみを用いた場合、ヘッドブロック10,11の間には
磁性材料が配置されていないので従来の様にヘッドブロ
ック10,11の中に流れる磁束が流れ出やすくなる事がな
い。従って磁気効率が従来よりも良くなる。また従来の
様にデータを破壊する事もない。
以上の様に本実施例ではヘッドブロック10の記録コア
1とヘッドブロック11の再生コア3が分離板13を介して
隣り合うようにヘッドブロック10とヘッドブロック11を
接合した事により、コアブロック10,11間を分離板のみ
にすることができるのでヘッドブロック10,11内の磁束
が他に流れ出やすくならないので磁気効率を良くする事
ができ、同じ記録電流を流しても従来のものよりも磁気
ギャップから飛び出す磁束を強くする事ができる。以下
この事を証明する。第2図及び第3図はそれぞれ従来及
び本実施例のオーバーライト特性とボビン4に巻かれた
コイルに流す記録電流との関係を示したグラフである。
第2図及び第3図において横軸は記録電流の強さを示し
ており、縦軸はオーバーライト特性を示している。以下
このグラフの数値を出す実験方法を説明する。まず磁気
テープに従来の磁気ヘッドによって周波数785KHzの第1
の信号を相対速度19cm/secによって記録する。次に磁気
テープを巻き戻して第1の信号を記録した磁気テープ上
に周波数1570KHzの第2の信号を同じ相対速度によって
上書きする。そして再び磁気テープを巻き戻して、磁気
テープを再生し、スペクトラムアナライザー等を用いて
第1の信号の再生出力の強さと第2の信号の再生出力の
強さの比を求める。この実験を記録電流を異ならせて複
数回行なった。又本実施例も同様の実験を行なった。オ
ーバーライト特性は第1の信号の再生出力の強さを第2
の信号の再生出力の強さで割ったものである。このオー
バーライト特性をデシベル表示したものを第2図及び第
3図の縦軸にとっている。第2図及び第3図から判るよ
うに第3図のグラフの方が第2図のグラフよりもすべて
の部分において小さくなっている事がわかる。これはそ
れぞれの記録電流において上書きした第2の信号の再生
出力の大きさが従来の磁気ヘッドよりも本実施例の磁気
ヘッドの方が大きいことを示している。すなわち従来の
磁気ヘッドよりも本実施例の磁気ヘッドの方が記録電流
が一定の場合磁気ギャップ9で飛び出す磁束の強さは強
い事を示している。すなわちこれは磁気効率が従来の磁
気ヘッドに比べて充分よい事を示している。またヘッド
ブロック10,11間にシールド板を設けていないので、従
来の様に他のトラックのデータを破壊する事もない。又
SUS−32でできた分離板とセンダストでできた記録及び
再生コアを用いた場合偏磨耗が発生しないので、長時間
媒体とこの磁気ヘッドがこすれあっても偏磨耗により磁
気ヘッドの媒体対向面にとがった部分ができないので媒
体に傷が入る事はない。
なお分離板にSUS−32というステンレス材を用いた
が、セラミックやエポキシ樹脂ガラス等の非磁性材料を
用いても同様の効果を得る事ができた。また記録再生コ
アにセンダストを用いたがフェライトやパーマロイ等の
磁性材料を用いても同様の効果を得る事ができた。又本
実施例の場合2トラックの磁気ヘッドを例に上げて説明
したが、2トラック以上の磁気ヘッドでも同様の効果を
得る事ができる。
発明の効果 本発明は記録用コアと再生用コアを磁気ギャップを介
して接合して構成されたヘッドブロックを非磁性材料の
みで構成された分離板を介して、記録用コアと再生用コ
アが隣り合うように重ね合わせた事により、ヘッドブロ
ックで発生した磁束が分離板に流れ込まないので、磁気
効率を向上させることができて記録電流を低減させるこ
とができ、しかも分離板に流れ込んだ磁束にてデータを
破壊することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における磁気ヘッドを示す斜
視図、第4図は従来の磁気ヘッドを示す斜視図、第2図
は従来の磁気ヘッドによる記録電流とオーバーライト特
性性の関係を示すグラフ、第3図は本実施例の磁気ヘッ
ドによる記録電流とオーバーライト特性性の関係を示す
グラフ、第5図は従来の磁気ヘッドの拡大平面図、第6
図は同部分拡大平面図である。 1……記録コア、1a……巻線溝、2……ボビン、3……
再生コア、4……ボビン、5,6……サイドコア、7,8……
銅板、9……磁気ギャップ、10,11……ヘッドブロッ
ク、13……分離板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録用コイルを装着した第1のコアと再生
    用コイルを装着した第2のコアを磁気ギャップを介して
    接合した第1及び第2のヘッドブロックと、前記第1の
    ヘッドブロックと第2のヘッドブロックの間に設けられ
    た分離板とを備え、前記第1のヘッドブロックの第1の
    コアと前記第2のヘッドブロックの第2のコアが前記分
    離板を挟むように隣接され、前記第1のヘッドブロック
    の第2のコアと前記第2のヘッドブロックの第1のコア
    が前記分離板を挟むように隣接された磁気ヘッドであっ
    て、前記分離板を非磁性材料のみで構成した事を特徴と
    する磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】非磁性板をステンレス材で構成した事を特
    徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
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