JPH03224112A - 磁気ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、磁気ヘッド、特に磁気カートや磁気テープ
に情報を書き込んだり、読出したりする磁気ヘッドに関
するものである。

（従来の技術） 従来、磁気カードや磁気テープに情報を書き込み、読み
出し兼用の磁気ヘッドは、リード・ライト磁気ヘットと
呼ばれ図面第４図（以下従来例という）ように構成され
ている。図面第４図（ａ）は従来例の磁気テープの平面
図、第４図（ｂ）は側面図、第４図（ｃ）は第４図（ｂ
）のＸ−Ｘ方向側断面図である。図面第４図において、
１はライトコアであり、幅広のコアに書き込み用コイル
６が巻回されている。２はリードコアであり、幅狭のコ
アに読み出し用コイル７が巻回されている。３ａ及び３
ｂは、ライトサイドコアであり、磁気的遮へいを目的と
した遮断板４ａ、４ｂをかいしてリードコア２に接着固
定され。さらに、非磁性スペーサより成るギャップ５を
介して、ライトコア１に接着固定されている。このよう
にして、磁気回路が形成される。次に、この従来例の動
作について、第４図を用いて説明する。

まず、書き込みについて説明する。書き込み用コイル６
に電流（書き込み信号）を流すと磁束が発生し、ライト
コア１に磁束が流れ、ギャップ５を越えてリードコア２
及びライトサイドコア３ａ、３ｂのそれぞれを通り元に
もどる。交流を書き込み用コイル６に流すことで、磁束
の向きは交互に変わるがギャップ５を飛び越える際、磁
気カード（図示せず）や磁気テープ（図示せず）に信号
として書き込まれる。

次に、読み出しについて説明する。予め磁気カードや磁
気テープに信号が書き込まれている場合、その磁束をギ
ャップ５で拾いリードコア２に流わ込み、リート用コイ
ル７に電圧が発生し、信号として誘み出す。

以上の説明において、磁気カードや磁気テープが信号を
書き込んだときの位置に対し、ずれた場合を考慮して、
ライトコア１のトラック幅（第４図（ａ）のＴｗ）に対
し、リードコア２のトラック幅（第４図（ａ）のＴＲ）
を狭く構成し、ライトサイドコア３ａ、３ｂを使用して
ライト時のトラック幅を確保している。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来例では、リートコア２とライト
サイドコア３ａ、３ｂのそれぞれが近接しているため、
信号読込み時に、記録された媒体（図示せず）がトラッ
ク幅方向にずれた場合、ずわた方向によって、ライトサ
イドコア３ａまたは３ｂが隣接トラックの磁束を拾い、
その磁束が、リードコア２に流れ込み本来の記録されて
いる信号と異なフだ信号になる場合があるという問題点
があった。

また、リード側のインダクタンスが高くなり、出力が低
下するという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、ライトサイドコア内側を、記録時に必要な部
分を残して切欠部を設けて、リードコアとライトサイド
コアとの接する面積を減らすことで、ライトコアからラ
イトサイドコアにもれる磁束の量を減らすことを目的と
する。

（課題を解決するための手段） このため、この発明においては、記録トラック幅を再生
トラック幅より広く設定し、磁気媒体に情報を記録およ
び再生する磁気ヘッドにおいて、リードコアに面する側
のライトサイドコア面に切欠部を刻設して成る磁気ヘッ
ドにより、前記目的を達成しようとするものである。

〔作用〕

この発明の磁気ヘッドは、リードコアに面する側にライ
トサイドコア面に切欠部を刻設することにより、ライト
サイドコアのり−ドコアに接する面積を小さくし、再生
時のライトコアとライトサイドコア間の磁束の流れを小
さくする。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

図面第１図はこの発明の一実施例である磁気ヘッドの斜
視図、第２図はこの実施例の切断図であり、第２図（ａ
）はり−ドコア側の側面図、第２図（ｂ）は第２図（ａ
）のＹ−Ｙ切断面である。また、第３図はこの実施例で
の切欠部の別形状を示す図であり、第３図（ａ）はサイ
ドコア部分の上面図、第３図（ｂ）は第３図（ａ）の側
面図、第３図（Ｃ）は第３図（ａ）とは別例示のサイト
コア部分の上面図、第３図（ｄ）は第３図（ｃ）の側面
図である。

図中、前記従来例と同一、または相当構成要素は同一符
号で表わし、一部重複して説明する。

図面第１図において、１は記録用コア（ライトコアとい
う）、２は記録されている信号を再生するコア（リード
コアという）、３ａ、３ｂは、それぞれ記録時に記録ト
ラック幅（第３図のＴｗ相当）を確保するライトサイド
コア、４ａ。

４ｂは、それぞれ再生時に読込むトラック幅（第３図の
ＴＲ相当）を確保する磁気遮断板、５は非磁性スペーサ
ーで形成された磁気ギャップ、６は、記録時に信号電流
を流しコア１に磁束を発生させる記録用コイル、７は再
生時、リードコア２に流れる磁束を信号電流に変える再
生用コイル、Ａはリードコア２に面する側のライトサイ
ドコア３ａ、３ｂのそれぞれの面に段差状に刻設された
切欠部であり、この切欠部Ａは図面第２図において点線
で示すように、摺動面Ｂに平行になるように刻設されて
いる。

次に、この実施例の動作を第１図を用いて説明する。

先ず、記録する場合は、記録時に記録用コイル６に信号
電流を流すと、ライトコア１とリ−ドコア２及びライト
サイドコア３ａ、３ｂそれぞれとの間に、磁気ギャップ
５をはさんで磁束を発生させ、記録媒体（図示せず）に
記録トラック幅Ｔｗ　（第４図参照）の幅で記録する。

そして、読取る場合には、記録された媒体（図示せず）
を、摺動面Ｂと接触させて、動かし、記録されている信
号をライトコア１とリードコア２の間の磁気ギャップ５
で読みとる。このとき、磁気遮断板４ａ、４ｂそれぞれ
の厚さを無限大にしたとすれば、サイドコア３ａ、３ｂ
それぞれとライトコアｌとの間の磁気ギャップ５では、
信号の再生は生じないが、前記の記録時における記録ト
ラック幅Ｔｗが得られなくなる。

従って、上記の問題を解決するために、この実施例では
り−ドコア２とライトサイドコア３ａ。

３ｂとの接する面積を、ライトサイドコア３ａ。

３ｂそれぞれの内側を記録時に必要なだけ残して切欠き
、切欠部Ａを形成して、減らすことにより、再生時のラ
イトサイトコア３ａ、３ｂそれぞれとライトコア１とで
ひろう信号は減少できる。

次にこの実施例の切欠部Ａの別形状について第３図を用
いて説明する。図面第３図はこの別形状の切欠部Ａの２
つの形状を示している。前記実施例の切欠部Ａはその上
部が摺動面Ｂに平行に刻設されていたが、この別形状で
は切欠部Ａは、その上部が再生用コイル７軸（２−２）
に直角に刻設されている。

第３図（ｂ）の場合は、摺動面前面を残しく第３図（ａ
）Ｌその下部に切欠部Ａを刻設し、第３図（ｄ）の場合
は、切欠部Ａは摺動面の部に露出している（第３図（Ｃ
））。このように切欠部Ａを刻設した場合も前記摺動面
に平行に刻設した切欠部Ａの場合と同様な作用と効果を
奏することかでき、また、切欠部の加工が容易である。

尚、レーザ照射等により、前記切欠部相当部分の磁気特
性を劣化させることにより、切欠部を設けたと同様な効
果が期待できる。

（発明の効果） 以上、説明したように、この発明によれは、サイドコア
内側に、記録時に必要な部分を残して切欠部を設け、リ
ードコアとライトサイドコアとの接する面積を減らし、
ライトコアからライトサイドコアにもれる磁束の量を減
らすことができる磁気ヘッドが得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例である磁気ヘットの斜視図
、第２図はこの実施例の切断図であり、第２図はリード
コア側の側面図、第２図（ｂ）は第２図（ａ）のＹ−Ｙ
断面図である。また、第３図はこの実施例での切欠部の
別形状を示す図であり、第３図（ａ）はサイドコア部分
の上面図、第３図（ｂ）は第３図（ａ）の側面図、第３
図（Ｃ）は第３図（ａ）とは別例示のサイドコア部分の
上面図、第３図（ｄ）は第３図（Ｃ）の側面図である。 また、第４図は従来例の磁気ヘットを示す概要図である
。 Ａ・・・・・・切欠部 １・・・・・・ライトコア ２・・・・・・リードコア ３　ａ　、　　３　ｂ−＝ライトサイドコア４ａ、４ｂ
・・・・・・磁気遮断板 ５・・・・・・磁気ギャップ ６・・・・・・記録用コイル ７・・・・・・再生用コイル 図中、同一符号は同一、 又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録トラック幅を再生トラック幅より広く設定し、磁気
   媒体に情報を記録および再生する磁気ヘッドにおいて、
   リードコアに面する側のライトサイドコア面に切欠部を
   刻設して成ることを特徴とする磁気ヘッド。