JPH05258232A - 磁気ヘッドとその製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドとその製造方法

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JPH05258232A
JPH05258232A JP5490092A JP5490092A JPH05258232A JP H05258232 A JPH05258232 A JP H05258232A JP 5490092 A JP5490092 A JP 5490092A JP 5490092 A JP5490092 A JP 5490092A JP H05258232 A JPH05258232 A JP H05258232A
Authority
JP
Japan
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core
read
magnetic
magnetic head
write
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5490092A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Fukuhara
吉一 福原
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Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
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Publication date
Application filed by Canon Electronics Inc filed Critical Canon Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 隣接トラックの信号を読み出すことがなく、
従来に比べて読出電圧が高い高品質の磁気ヘッドを得
る。 【構成】 読出用コア2からサイドコア3A,3Aまで
の間隔が磁気ギャップ5から遠ざかるに従って大きくな
るようにサイドコア3A,3Aを形成することを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気カードや磁気テ
ープなどの記録媒体に情報の書込と読出を共通の磁気ギ
ャップによって行う磁気ヘッドとその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気カードや磁気テープなどの記
録媒体に情報の書込と読出を兼用で行う磁気ヘッドは、
リード・ライト磁気ヘッドと呼ばれており、図3に示す
ような構造になっている。
【0003】図3において、1は幅広の書込用コア(以
下、ライトコアという。)、2は幅がライトコア1より
狭い読出用コア(以下、リードコアという。)、3はリ
ードコア2の両側に設けられたサイドコア、4は磁気的
遮蔽を目的とした遮断板である。5は磁気ギャップ(以
下、ギャップという。)、6はライトコア1に巻回され
た書込用コイルであり、7はリードコア2に巻回された
読出用コイルである。リードコア2は遮断板4を介して
サイドコア3,3と接着固定され、この接着固定された
リードコア2とサイドコア3,3は、その一端を非磁性
スペーサで形成されたギャップ5を介し、他端は直接何
れもライトコア1と接着固定されて磁気回路を形成して
いる。10は磁気ヘッドである。
【0004】なお、上述の構成の従来例では、信号読出
時にトラックがずれた場合を考慮して、前記ライトコア
1のトラック幅に対し、前記リードコア2のトラック幅
を狭くしてあり、両側のサイドコア3,3を用いて書込
時のトラック幅を確保するように構成されている。
【0005】次に動作について説明する。まず、書込用
コイル6に書込信号による電流が流れると、この電流に
より磁束が発生し、ライトコア1に磁束が流れ、ギャッ
プ5を越えてリードコア2及びサイドコア3,3を通り
元にもどってくる。交流を書込用コイル6に流すことに
より、磁束の向きは交互に変わるがギャップ5を飛び越
える際、この磁束によって磁気カードや磁気テープに信
号として書き込まれる。次に、予め磁気カードや磁気テ
ープに信号が書き込まれている場合、書き込まれている
信号によって生じる磁束をギャップ5で拾い、リードコ
ア2にその磁束が流れ込み、読出用コイル7に電圧が発
生し、この発生電圧を信号として書込信号を読み出すこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例では、リードコア2と両側のサイドコア3,3とが
接近しているため、記録媒体がトラック幅方向にずれた
場合、何れかのサイドコア3が隣接トラックの磁束を拾
い、この磁束がリードコア2に流れ込み、本来の信号と
異なった出力信号になるばかりか、読出側のインダクタ
ンスが高くなり、これによって出力が低下するという問
題があった。
【0007】この発明は、以上のような従来例の問題点
を解消するためになされたもので、記録媒体がトラック
幅方向にずれた場合でも、隣接トラックの磁束を拾った
サイドコアの磁気的な影響をリードコアが受けることの
ない、リードコアとサイドコアの間の磁気抵抗の大きい
磁気ヘッドとその製造方法とを提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、この発明に係
る磁気ヘッドとその製造方法は、書込用磁気ギャップと
読出用磁気ギャップが共通であり、書込用コア幅より幅
の狭い読出用コアと、この読出用コアに遮断板を介して
設けられたサイドコアからなる磁気ヘッドにおいて、前
記読出用コアから前記サイドコアまでの間隔が、磁気ギ
ャップから遠ざかるに従って大きくなるようにサイドコ
アを形成するとともに、書込用磁気ギャップと読出用磁
気ギャップが共通であり、書込用コア幅より幅の狭い読
出用コアと、この読出用コアに遮断板を介して設けられ
たサイドコアからなる磁気ヘッドの製造方法において、
前記読出用コアの両側面に遮断板を接着後、端面を所定
の角度の傾斜面に形成したサイドコアを、前記磁気ギャ
ップから遠ざかるに従って間隔が大きくなる所定の角度
をもたせて前記読出用コアおよび遮断板とともに書込用
コアに接着ないし溶接固定し、接着固定したサイドコア
両外側面を研削して所定の幅に形成することにより、前
記の目的を達成しようとするものである。
【0009】
【作用】以上のような構成としたこの発明に係る磁気ヘ
ッドとその製造方法は、サイドコアの側面と読出用コア
の側面との間隔が、磁気ギャップから遠ざかるに従って
大きくなるように形成したので、情報の読出時に、読出
用コアとサイドコア間の磁気抵抗が大きくなり、記録媒
体がトラック幅方向にずれた場合でも、隣接トラックの
磁束を拾ったサイドコアの磁気的な影響を読出用コアが
受けることがなくなる。その上、読出側のインダクタン
スが従来に比べて下がるので、これによって読出信号電
圧が従来より高くなる。
【0010】また、サイドコアの端面を所定の角度の傾
斜面に形成した後、このサイドコアを読出用コアに対し
て所要の角度をもさせて互に書込用コアと接着固定し、
この接着固定されたサイドコアの両外側面を研削加工し
て所定の幅に形成するようにしたので、読出用コアに対
するサイドコアの間隔がきわめて高い精度で形成される
とともに、サイドコアの外側幅寸法も高精度に加工する
ことが可能となり、高品位の磁気ヘッドがきわめて容易
に製造される。
【0011】
【実施例】以下に、この発明の一実施例を図面に基づい
て説明する。 (構成)図1はこの発明の一実施例を示す磁気ヘッドの
斜視図である。なお、従来例と同一または相当部分は同
一符号で表わす。
【0012】図1において、3Aはサイドコアであり、
図で明らかなように磁気ギャップ(以下ギャップとい
う。)5から遠ざかるにつれて、読出用コア(以下リー
ドコアという。)2の側面Aと直接対向するサイドコア
3Aとの間隔を順次広くし、リードコア2との磁気抵抗
を大きくする構造になっている。10Aは磁気ヘッドで
ある。
【0013】また、遮断板4の長さは、リードコア2と
同じ長さにしてある。
【0014】(動作)以上の構成に基づいて動作を説明
する。磁気カードや磁気テープなどの記録媒体に情報の
書込及び読出を行う動作は従来例と同様であるので、詳
細の説明は省略する。
【0015】前述したように、ギャップ5から遠くなる
に従って、サイドコア3Aとリードコア2の側面Aとの
間隔が順次大きくなるように形成しているので、リード
コア2とサイドコア3A間の磁気抵抗が大きくなり、こ
れによって情報の読出時、記録媒体のずれによる隣接ト
ラックの信号をリードコア2が読み出したりすることが
なくなる。その上、従来例に比べて読出側のインダクタ
ンスが下がるので、情報の読出電圧が従来より高くな
り、これによって磁気ヘッド10Aの性能と品質を向上
することができる。
【0016】なお、この実施例では遮断板4の長さをサ
イドコア2の幅と同一にしたが、これに限定されず、サ
イドコアの幅より長くしても短くしてもよく、磁気特性
に影響を与えることはない。
【0017】次に、この発明の磁気ヘッドの製造方法の
一実施例を図に基づいて説明する。図2は磁気ヘッドの
部分平面構成説明図である。図2において、3aはサイ
ドコア3Aの端面であり、この端面3aはサイドコア3
Aがリードコア2及び遮断面4と磁気ギャップ5から遠
ざかるに従って間隔が大きくなる所定の角度θに合わせ
て予め研削されている。このサイドコア3Aを遮断板
4,4の両側にそれぞれゲージなどで位置合せして高い
精度を保持させて、リードコア2,遮断板4,4ととも
にライトコア1に接着または溶接により、接着固定す
る。
【0018】続いて、接着されたサイドコア3A,3A
の両外側面Bを所定の幅に研削加工することによって、
リードコア2とサイドコア3Aの間隔を高い精度で保持
しながら、かつサイドコア3A,3Aの外側幅をきわめ
て高い精度で加工することができる。これによって、高
品質の磁気ヘッドをきわめて能率よく製造することがで
きる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、磁気ギャップから遠ざかるに従って読出用コアとサ
イドコアの間隔が大きくなるように形成したので、読出
用コアとサイドコア間の磁気抵抗が大きくなり、記録媒
体のズレによる隣接トラックの信号を読み出したりする
ことがなくなるとともに、従来に比べて読出側のインダ
クタンスを下げ、これによって読出電圧が従来より高く
なるので、磁気ヘッドの性能と品質を著しく向上するこ
とができる。
【0020】また、予め端面を所定の角度の傾斜面に形
成したサイドコアを遮断板を介して読出用コアとともに
書込用コアに接着ないし溶接固定し、接着固定されたサ
イドコアの両外側面を研削加工するようにしたので、読
出用コアとサイドコアの間隔がきわめて高い精度で保持
されるとともに、サイドコアの外側幅も合わせて精密に
加工することができ、これによって高性能,高品質の磁
気ヘッドをきわめて容易に能率よく製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示す磁気ヘッドの斜視
図である。
【図2】 この発明の磁気ヘッドの部分平面構成説明図
である。
【図3】 従来例の磁気ヘッドの斜視図である。
【符号の説明】
1 ライトコア(書込用コア) 2 リードコア(読出用コア) 3A サイドコア 3a サイドコアの端面 4 遮断板 5 磁気ギャップ 10A 磁気ヘッド A リードコアの側面 B サイドコアの外側面 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書込用磁気ギャップと読出用磁気ギャッ
    プが共通であり、書込用コア幅より幅の狭い読出用コア
    と、この読出用コアに遮断板を介して設けられたサイド
    コアからなる磁気ヘッドにおいて、前記読出用コアから
    前記サイドコアまでの間隔が磁気ギャップから遠ざかる
    に従って大きくなるようにサイドコアを形成したことを
    特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 書込用磁気ギャップと読出用磁気ギャッ
    プが共通であり、書込用コア幅より幅の狭い読出用コア
    と、この読出用コアに遮断板を介して設けられたサイド
    コアからなる磁気ヘッドの製造方法において、前記読出
    用コアの両側面に遮断板を接着後、端面を所定の角度の
    傾斜面に形成したサイドコアを、前記磁気ギャップから
    遠ざかるに従って間隔が大きくなる所定の角度をもたせ
    て前記読出用コアおよび遮断板とともに書込用コアに接
    着ないし溶接固定し、接着固定したサイドコア両外側面
    を研削して所定の幅に形成することを特徴とする磁気ヘ
    ッドの製造方法。
JP5490092A 1992-03-13 1992-03-13 磁気ヘッドとその製造方法 Withdrawn JPH05258232A (ja)

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Effective date: 19990518