JPH064418U - ナット - Google Patents

ナット

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Publication number
JPH064418U
JPH064418U JP4416392U JP4416392U JPH064418U JP H064418 U JPH064418 U JP H064418U JP 4416392 U JP4416392 U JP 4416392U JP 4416392 U JP4416392 U JP 4416392U JP H064418 U JPH064418 U JP H064418U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
fastened
adhesive
chassis
capsule
Prior art date
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Pending
Application number
JP4416392U
Other languages
English (en)
Inventor
宏明 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4416392U priority Critical patent/JPH064418U/ja
Publication of JPH064418U publication Critical patent/JPH064418U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、特殊な治具等を必要とすることな
く、かつ種々の被締結体に対して固設し得るナットを提
供することを目的とする。 【構成】 ナット1の座面1aに、接着剤を収容した微
小なカプセルを塗布することによって上記目的を達成し
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はナットに関し、詳しくは被締結体に固定して使用されるナットに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電子機器のシャーシに別部材を取り付けるような場合、上記シャーシ を構成する薄板(被締結体)にナットを固設しておき、このナットに螺合させた ボルトによって、上記シャーシに別部材を取り付ける構成が一般に広く採用され ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで上記ナットは、プレス止めあるいはカシメ止め等の手段によって、シ ャーシ等の被締結体に固定されている。 このため、上記ナットを被締結体に固定する際には、プレス作業あるいはカシメ 作業を実施するための特殊な治具を必要とするばかりでなく、例えば肉厚の極め て厚い金属板や、肉厚が極めて薄いプラスチック板等から成る被締結体に対して は、上記ナットを固定することが極めて困難であった。 本考案は上記実状に鑑みて、特殊な治具等を必要とすることなく、かつ様々な形 状および材質の被締結体にも固設することの可能なナットを提供することを目的 とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案では、接着剤を収容した微小なカプセルを、ナットの座面に塗布 することによって上記目的を達成している。
【0005】
【作用】
上記構成によれば、被締結体にナットを圧接することにより、微小なカプセル が圧潰されて接着剤が流出し、この接着剤によって上記被締結体にナットが固定 される。
【0006】
【実施例】
以下、実施例を示す図面に基づいて、本考案を詳細に説明する。 図1ないし図2は、本考案に関わるナットを、電子機器のシャーシを被締結体と して該シャーシに固定されるナットに適用した例を示している。
【0007】 図1に明示する如く、上記ナット1は、極く一般的な六角ナットから構成され ており、その中央部にはネジ孔1Aが形成されているとともに、該ネジ孔1Aの 開口縁部には環状のフランジ1Bが設けられている。
【0008】 さらに、上記ナット1における座面1aには、その全面に亘って接着層2が設 けられている。 この接着層2は、接着剤を収容した多数個の微小なカプセルを、接着剤を介し て上記ナット1の座面1aに取り付けることによって構成されており、言い換え れば、上記ナット1における座面1aには、接着剤の収容された微小なカプセル が塗布されている。
【0009】 なお、一般にマイクロカプセルと称される上記カプセルは、ポリマーや製膜性 の物質を壁膜とした微小な容器であり、直径が5μmから300μmのものが使 われている。 また、上記カプセルには、被締結体の材質等に応じて、適宜な種類の接着剤が 収容されることは勿論である。
【0010】 上記ナット1を、被締結体としてのシャーシに固設するには、図2に示すよう に、シャーシ(壁板)10に設けられた下孔10Aにボルト20を挿通し、該ボ ルト20に上記ナット1を螺合させ、該ナット1を上記シャーシ10に締付けれ ばよい。
【0011】 シャーシ10に対するナット1の締付けが進み、上記接着層2に加わる圧力が 増大すると、上記接着層2におけるカプセルの壁膜が圧潰されて、該カプセルに 収容されていた接着剤がナット1の座面1aとシャーシ10の表面10aとの間 に流れ出し、この接着剤が固化することによって上記ナット1がシャーシ10に 固定されることとなる。
【0012】 上述のように、ボルト20に螺合させたナット1を、シャーシ10に締付ける 作業によって、該シャーシ10にナット1を固定することができるので、従来の カシメ作業において用いていた特殊な治具が不要となり、併せて被締結体の材質 や肉厚等に関わらず、上記被締結体に対して容易にナットを固定することが可能 となる。
【0013】 また、上述したナット1は、該ナット1をシャーシ10に固定させるための接 着剤がカプセル内に収容され、しかも上記カプセルに所定値以上の圧力が作用し なければ接着剤が流れ出ることはないので、上記ナット1の保管や搬送も極めて 容易に行なうことができる。
【0014】 図3に示したナット100は、その中央部にネジ孔100Aが形成されている とともに、該ネジ孔100Aの開口縁部には矩形状のフランジ100Bが設けら れており、さらにナット100における座面100aには、その全面に亘って接 着層200が設けられている。 この接着層200は、接着剤を収容した多数個の微小なカプセルを、接着剤を 介してナット100の座面100aに取り付けることにより構成されている。 このような構成とすることにより、被締結物の穴の形状を非円形穴(矩形状) としておくことにより、この穴に矩形状のフランジ100bが係合して、ナット 100の空回りをカプセルから流れ出る接着剤と相俟って、より安全に防ぐこと ができる。
【0015】 なお、各実施例のナットにおいて、接着層を構成するカプセルの直径や壁膜の 材質等は、各ナットの大きさや締付け時に加えられる圧力、およびカプセルに収 容される接着剤の種類等、種々の条件に基づいて適宜に設定し得るものであるこ とは勿論である。 また、本考案は、実施例に示した電子機器のシャーシを被締結体とする場合の みならず、様々な被締結体に固定されるナットに対しても有効に適用されるもの であることは言うまでもない。
【0016】
【考案の効果】
以上、詳述した如く、本考案に関わるナットでは、接着剤を収容した微小なカ プセルを座面に塗布しているので、上記ナットを被締結体に圧接することによっ てカプセルが圧潰され、該カプセルから流出する接着剤によって上記被締結体に ナットが固定される。 すなわち、上記ナットを被締結体に対して押圧する作業によって、上記被締結体 にナットを固定させることができるので、従来のプレス作業やカシメ作業におい て用いられていた特殊な治具が不要となり、併せて被締結体の材質や肉厚等に左 右されることなく、様々な被締結体に対してナットを固設することが可能となっ た。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は、本考案に関わるナット
を座面側から観た全体斜視図および断面側面図。
【図2】本考案に関わるナットの取り付け態様を示す要
部断面側面図。
【図3】本考案に関わるナットの他の実施例を示す全体
斜視図。
【符号の説明】
1、100…ナット、 1a、100a…座面、 2、200…接着層、 10…シャーシ(被締結体)、 20…ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接着剤を収容した微小なカプセル
    が、座面に塗布されて成ることを特徴とするナット。
JP4416392U 1992-06-25 1992-06-25 ナット Pending JPH064418U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4416392U JPH064418U (ja) 1992-06-25 1992-06-25 ナット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4416392U JPH064418U (ja) 1992-06-25 1992-06-25 ナット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH064418U true JPH064418U (ja) 1994-01-21

Family

ID=12683933

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JP4416392U Pending JPH064418U (ja) 1992-06-25 1992-06-25 ナット

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