JPH064374A - ファイル登録簡易方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ファイル登録方式において、ファイルの登録を
行う場合に、ファイルの種類やファイルの編成を意識す
ることなく、ファイルの登録を行うジョブ制御言語を自
動的に作成し、容易にファイル登録を行う。 【構成】ファイル登録指示情報レコードを格納している
ファイル登録指示情報ファイル11をファイル登録指示情
報登録手段12によりファイル登録指示情報管理テーブル
13に展開する。ファイル登録画面表示手段14の指示に基
ずきコンソール 3にファイル登録画面を表示し、画面に
ファイルの登録情報を入力する。入力情報とファイル登
録指示情報管理テーブルの情報とを基にファイル登録手
段15によりファイル登録指示用ジョブ制御言語 2を作成
し、これを起動することにより、ファイルの登録を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はファイル登録簡易方式に
関し、特にファイル登録においてファイルの種類やファ
イルの編成に関わらず、ファイル登録情報を一つの画面
から入力することで、自動的にファイルを登録するジョ
ブ制御言語を作成し、この起動を行い、ファイルの登録
を容易に行うことが可能な、ファイル登録簡易方式に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来のファイル登録方式では、ファイル
管理者が、ファイルの種類やファイルの編成を意識しな
がらファイル登録のジョブ制御言語をコンソールから入
力し、このファイル登録のジョブ制御言語の実行を要求
し、ジョブ制御言語が誤っていた場合は、ジョブ制御言
語の修正を行い、再度、前記ジョブ制御言語の実行の要
求を行い、誤りがなくなる迄、上記の処理を繰り返すと
いう方式であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のファイ
ル登録方式では、ファイル管理者が、登録を行おうとす
るファイルの種類やファイルの編成やファイルの内容に
従い、登録の為のジョブ制御言語を選択し、文法に従っ
てジョブ制御言語を作成し、作成したジョブ制御言語の
実行をコンソールから要求していた為、ジョブ制御言語
の文法ミスを犯しやすく、誤った登録指示を要求した場
合、その都度、ジョブ制御言語を修正し、再度、登録処
理を再実行するという欠点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明のファイル登録簡
易方式は、ファイル登録指示レコードを格納しているフ
ァイル登録指示情報ファイルと、前記ファイル登録指示
情報ファイルを読み込み、ファイル登録時必要となるブ
ロック長、レコード長、装置クラス名、装置識別名、フ
ァイル割当単位、およびレコード形式とからなるファイ
ル登録既定値情報やジョブ制御言語情報をファイル登録
指示情報管理テーブルに登録するファイル登録指示情報
登録手段と、コンソールにファイル登録時に必要となる
情報を案内画面で表示し、コンソールより入力されたフ
ァイル登録の指示情報を基に構文検査を行い、必要であ
れば、前記ファイル登録指示情報管理テーブルよりファ
イル登録に必要な既定値情報やジョブ制御言語情報を取
得し、ファイル登録手段にファイルの登録指示を行うフ
ァイル登録画面表示手段と、前記ファイル登録画面表示
手段より指示されたファイルの登録指示情報を基に、フ
ァイルの登録指示用ジョブ制御言語を作成し、これを起
動するファイル登録手段と、を備える。

【０００５】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。

【０００６】図１は本発明のファイル登録簡易方式の一
実施例を示すブロック図である。図２は本実施例のファ
イル登録簡易方式におけるファイル登録指示情報ファイ
ル１１の構成の一例を示す図、図３は本実施例のファイ
ル登録簡易方式におけるファイル登録指示情報管理テー
ブル13の構成の一例を示す図、図４は本実施例のファイ
ル登録簡易方式におけるコンソール画面３の構成の一例
を示す図、図５は本実施例のファイル登録簡易方式にお
けるファイル登録画面表示手段１４への動作の指示を行
うコマンド形式の構成の一例を示す図、図６は本実施例
のファイル登録簡易方式におけるファイル登録指示情報
登録手段１２の動作の一例を示す流れ図、図７は本実施
例のファイル登録簡易方式におけるファイル登録画面表
示手段１４の動作の一例を示す流れ図、図８は本実施例
のファイル登録簡易方式におけるファイル登録手段１５
の動作の一例を示す流れ図である。

【０００７】本実施例のファイル登録簡易方式は、図１
に示すように、ファイル登録指示情報ファイル１１とフ
ァイル登録指示情報登録手段１２とファイル登録指示情
報管理テーブル１３とファイル登録画面表示手段１４と
ファイル登録手段１５とから構成されている。

【０００８】また、図２に示すように、ファイル登録指
示情報ファイル１１は標準ファイルか、データベースか
というファイルの種類１１１１とファイルの編成１１１
２と登録ファイルの既定値情報１１１３とファイル登録
の為のジョブ制御言語情報１１１４とから、さらに既定
値情報１１１３はブロック長１１１３１とレコード長１
１１３２と装置クラス名１１１３３と装置識別名１１１
３４とファイル割当単位１１１３５とレコード形式１１
１３６とから構成されている。

【０００９】また、図３に示すように、ファイル登録指
示情報管理テーブル１３はファイルの種類１３１とファ
イルの編成１３２と登録ファイルの既定値情報１３３と
ファイル登録の為のジョブ制御言語情報１３４とから、
さらに既定値情報１３３はブロック長１３３１とレコー
ド長１３３２と装置クラス名１３３３と装置識別名１３
３４とファイル割当単位１３３５とレコード形式１３３
６とから構成されている。

【００１０】また、図４に示すように、ファイル登録画
面３１はファイルの種類３１１とファイルの編成３１２
とファイル名３１３と媒体名３１４とレコード長３１５
とブロック長３１６とファイル割当量３１７とファイル
割当単位３１８と装置クラス名３１９と装置識別名３２
０とレコード形式３２１とファイル割当開始アドレス
（シリンダ／トラック）３２２と登録ファイルの固有情
報を入力するオプション情報３２３との入力項目と動作
指示コマンドを入力するコマンド入力域３３とから構成
されている。

【００１１】また、図５に示すように、ファイル登録画
面表示手段１４への動作指示を行うコマンド形式３３１
はファイル登録指示コマンド３３１１と動作指示コマン
ド３３１２とから、さらに動作指示コマンド３３１２は
ファイル登録処理実行指示３３１２１とファイル登録処
理開始指示３３１２２とファイル登録処理終了指示３３
１２３と画面表示指示３３１２４と画面消去指示３３１
２５とから構成されている。

【００１２】以下に図２と図３と図４と図５とを用いて
図１の各部の機能について説明をする。

【００１３】本実施例のファイル登録簡易方式１のうち
ファイル登録指示情報登録手段１２は、オペレータの指
示により起動されると、ファイル登録指示情報ファイル
１１からファイル登録指示情報レコード１１１を読み込
み、ファイル登録指示情報管理テーブル１３のファイル
の種類１３１にファイルの種類１１１１を格納し、ファ
イルの編成１３２にファイルの編成１１１２を格納し、
既定値情報１３３に既定値情報１１１３を格納し、ジョ
ブ制御言語情報１３４にジョブ制御言語情報１１１４を
格納する。

【００１４】本実施例のファイル登録簡易方式１のうち
ファイル登録画面表示手段１４は、ファイル登録指示コ
マンド３３１１の画面表示指示３３１２４に基ずきコン
ソール３にファイル登録画面３１を表示する。表示され
たファイル登録画面３１に従って、ファイルの種類３１
１にファイルの種類を入力し、ファイルの編成３１２に
ファイルの編成を入力し、ファイル名３１３にファイル
名を入力し、媒体名３１４に媒体名を入力し、レコード
長３１５にレコード長を入力し、ブロック長３１６にブ
ロック長を入力し、ファイル割当量３１７にファイル割
当量を入力し、ファイル割当単位３１８にファイル割当
単位を入力し、装置クラス名３１９に装置クラス名を入
力し、装置識別名３２０に装置識別名を入力し、レコー
ド形式３２１にレコード形式を入力し、ファイル割当開
始アドレス（シリンダ／トラック）３２２にファイル割
当開始アドレス（シリンダ／トラック）を入力し、オプ
ション情報３２３にオプション情報を入力する。この
時、既定値有りと表示されている入力項目については、
入力値が既定値と同一の場合は、入力は必要としない。
本ファイル登録画面３１は、ファイル登録指示コマンド
３３１１の画面消去指示３３１２５に基ずきコンソール
３からファイル登録画面３１を消去する。

【００１５】コマンド入力域３３には、本実施例のファ
イル登録簡易方式１の動作の指示を表すコマンドを入力
する。ファイル登録指示コマンド３３１１の動作指示コ
マンド３３１２が、ファイル登録処理実行指示３３１２
１の時、ファイル登録手段１５へのファイルの登録指示
が実行され、ファイル登録処理開始指示３３１２２の
時、ファイル登録指示情報登録手段１２が起動され、フ
ァイル登録処理終了指示３３１２３の時、本ファイル登
録処理は終了する。

【００１６】本実施例のファイル登録簡易方式１のうち
ファイル登録手段１５は、ファイル登録処理実行指示３
３１２１により起動されるとファイル登録画面表示手段
１４から通知されたファイル登録画面３１の入力項目の
ファイルの種類３１１を一次キーとして、ファイルの編
成３１２を二次キーとしてファイル登録指示情報管理テ
ーブル１３のファイルの種類１３１とファイルの編成１
３２の検索を行い、一致した位置の既定値情報１３３の
ブロック長１３３１とレコード長１３３２と装置クラス
名１３３３と装置識別名１３３４とファイル割当単位１
３３５とレコード形式１３３６の既定値情報とファイル
登録画面３１の入力情報とジョブ制御言語情報１３４と
を基にして、ファイル登録指示用ジョブ制御言語２を作
成後、ジョブ制御言語を起動し、ファイルの登録を行
う。

【００１７】以下に、図６を参照してファイル登録簡易
方式１のうちファイル登録指示情報登録手段１２の動作
を説明する。

【００１８】本実施例のファイル簡易登録方式１のうち
ファイル登録指示情報登録手段１２は、オペレータの指
示により起動されると、ファイル登録指示値情報ファイ
ル１１よりレコードを１件読み込む（ステップＳ１
１）。

【００１９】ファイル登録指示情報レコード１１１が終
了した時、本処理は終了する（ステップＳ１２）。

【００２０】ファイル登録指示情報レコード１１１を基
に、ファイル登録指示情報管理テーブル１３に情報を格
納する（ステップＳ１３）。

【００２１】以下に、図７を参照してファイル登録簡易
方式１のうちファイル登録画面表示手段１４の動作を説
明する。

【００２２】ファイル登録画面表示手段１４は、ファイ
ル登録指示コマンド３３１１の動作指示コマンド３３１
２がファイル登録処理開始指示３３１２２の場合に起動
され、ファイル登録指示コマンド３３１１の動作指示コ
マンド３３１２がファイル登録処理終了指示３３１２３
の場合、本処理は終了する（ステップＳ２０）。

【００２３】投入された動作指示コマンド３３１２の指
示により、処理が、画面表示や画面消去やファイル登録
の３処理に分かれる（ステップＳ２１）。

【００２４】投入された動作指示コマンド３３１２が、
画面表示指示３３１２４の場合は、ファイル管理者がフ
ァイルの登録を容易に行えるようにコンソール３上にフ
ァイル登録画面３１の表示を行う（ステップＳ２２）。

【００２５】投入された動作指示コマンド３３１２が、
画面消去指示３３１２５の場合は、コンソール３上に表
示されているファイル登録画面３１の表示を消去する
（ステップＳ２３）。

【００２６】投入された動作指示コマンド３３１２が、
ファイル登録処理実行指示３３１２１の場合は、ファイ
ル登録画面３１に入力されたファイル登録指示情報の構
文検査を行う（ステップＳ２４）。

【００２７】構文検査の結果、エラーの有無を判定する
（ステップＳ２５）。

【００２８】エラーの場合は、ファイル登録画面３１の
該当箇所にエラーを表示する（ステップＳ２６）。

【００２９】エラーが無い場合は、前記ファイル登録画
面３１において、入力されていない既定値有りの項目に
つき、ファイルの種類３１１やファイルの編成３１２を
基に、ファイル登録指示情報管理テーブル１３から、既
定値情報１３３を取得する（ステップＳ２７）。

【００３０】次に、前記ファイル登録画面３１からの入
力情報とファイル登録指示情報管理テーブル１３から取
得した既定値情報１３３とジョブ制御言語指示情報１３
４とを基にファイル登録手段１５にファイルの登録指示
を行う（ステップＳ２８）。

【００３１】以下に、図８を参照してファイル登録簡易
方式１のうちファイル登録手段１５のファイル登録手順
の動作を説明する。

【００３２】ファイル登録手段１５は、ファイル登録画
面表示手段１４よりファイル登録に必要な情報を取得す
る（ステップＳ４１）。

【００３３】前記ファイル登録画面表示手段１４より取
得したファイル登録画面情報と、ファイル登録指示情報
管理テーブル１３の既定値情報１３３とジョブ制御言語
情報１３４とからファイル登録に必要なジョブ制御言語
を作成する（ステップＳ４２）。

【００３４】前述のジョブ制御言語を実行し、ファイル
の登録を行う（ステップＳ４３）。

【００３５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のファイル
登録簡易方式は、ファイル登録方式において、ファイル
管理者がファイルの登録を行う場合に、ファイルの種類
やファイルの編成毎に異なるジョブ制御言語を意識する
ことなく、ただひとつのファイルの登録画面からファイ
ルの登録に必要な項目を入力することによって、ファイ
ルの登録を行うことが可能となり、ファイル登録のジョ
ブ制御言語作成時における構文誤りの修正をファイル登
録処理の実行前に行うことが可能となる為、ファイル登
録のジョブ制御言語の作成が容易となり、かつ、構文の
誤りをなくすことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のファイル登録簡易方式の一実施例を示
すブロック図である。

【図２】本実施例のファイル登録簡易方式におけるファ
イル登録指示情報ファイルの構成の一例を示す図であ
る。

【図３】本実施例のファイル登録簡易方式におけるファ
イル登録指示情報管理テーブルの構成の一例を示す図で
ある。

【図４】本実施例のファイル登録簡易方式におけるコン
ソール画面の構成の一例を示す図である。

【図５】本実施例のファイル登録簡易方式におけるファ
イル登録画面表示手段への動作の指示を行うコマンド形
式の構成の一例を示す図である。

【図６】本実施例のファイル登録簡易方式におけるファ
イル登録指示情報登録手段の動作の一例を示す流れ図で
ある。

【図７】本実施例のファイル登録簡易方式におけるファ
イル登録画面表示手段の動作の一例を示す流れ図であ
る。

【図８】本実施例のファイル登録簡易方式におけるファ
イル登録手段の動作の一例を示す流れ図である。

【符号の説明】

１ ファイル登録簡易方式 １１ ファイル登録指示情報ファイル １１１ ファイル登録指示情報レコード １１１１ ファイルの種類 １１１２ ファイルの編成 １１１３ 既定値情報 １１１３１ ブロック長 １１１３２ レコード長 １１１３３ 装置クラス名 １１１３４ 装置識別名 １１１３５ ファイル割当単位 １１１３６ レコード形式 １１１４ ジョブ制御言語情報 １２ ファイル登録指示情報登録手段 １３ ファイル登録指示情報管理テーブル １３１ ファイルの種類 １３２ ファイルの編成 １３３ 既定値情報 １３３１ ブロック長 １３３２ レコード長 １３３３ 装置クラス名 １３３４ 装置識別名 １３３５ ファイル割当単位 １３３６ レコード形式 １３４ ジョブ制御言語情報 １４ ファイル登録画面表示手段 １５ ファイル登録手段 ２ ファイル登録指示用ジョブ制御言語 ３ コンソール ３１ ファイル登録画面 ３１１ ファイルの種類 ３１２ ファイルの編成 ３１３ ファイル名 ３１４ 媒体名 ３１５ レコード長 ３１６ ブロック長 ３１７ ファイル割当量 ３１８ ファイル割当単位 ３１９ 装置クラス名 ３２０ 装置識別名 ３２１ レコード形式 ３２２ ファイル割当開始アドレス（シリンダ／トラ
ック） ３２３ オプション情報 ３３ コマンド入力域 ３３１ コマンド形式 ３３１１ ファイル登録指示コマンド ３３１２ 動作指示コマンド ３３１２１ ファイル登録処理実行指示 ３３１２２ ファイル登録処理開始指示 ３３１２３ ファイル登録処理終了指示 ３３１２４ 画面表示指示 ３３１２５ 画面消去指示

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ファイル登録指示レコードを格納してい
   るファイル登録指示情報ファイルと、前記ファイル登録
   指示情報ファイルを読み込み、ファイル登録時必要とな
   るブロック長、レコード長、装置クラス名、装置識別
   名、ファイル割当単位、およびレコード形式とからなる
   ファイル登録既定値情報やジョブ制御言語情報をファイ
   ル登録指示情報管理テーブルに登録するファイル登録指
   示情報登録手段と、コンソールにファイル登録時に必要
   となる情報を案内画面で表示し、コンソールより入力さ
   れたファイル登録の指示情報を基に構文検査を行い、必
   要であれば、前記ファイル登録指示情報管理テーブルよ
   りファイル登録に必要な既定値情報やジョブ制御言語情
   報を取得し、ファイル登録手段にファイルの登録指示を
   行うファイル登録画面表示手段と、前記ファイル登録画
   面表示手段より指示されたファイルの登録指示情報を基
   に、ファイルの登録指示用ジョブ制御言語を作成し、こ
   れを起動するファイル登録手段と、を備えることを特徴
   とするファイル登録簡易方式。