JPH064365Y2 - 現像装置及びこれを用いた画像表示装置 - Google Patents

現像装置及びこれを用いた画像表示装置

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JPH064365Y2
JPH064365Y2 JP12719788U JP12719788U JPH064365Y2 JP H064365 Y2 JPH064365 Y2 JP H064365Y2 JP 12719788 U JP12719788 U JP 12719788U JP 12719788 U JP12719788 U JP 12719788U JP H064365 Y2 JPH064365 Y2 JP H064365Y2
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image
sheet
electrostatic latent
magnetic roll
carrying
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晃二 増田
裕治 末光
和夫 浅野
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は黒板状の平面に所望の画像を表示し、複数の
人に画像情報を同時に伝達するために使用される現像装
置及びこれを用いた画像表示装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種の画像表示装置としての機能を果すものと
しては、オーバーヘッドプロジェクター(OHP)があ
る。これは、透明なシート上にあらかじめ原稿となる画
像を作成しておき、この透明シート上の画像を光源によ
り照明し、反射ミラーを介して暗い室内に設置されたス
クリーンに原稿の画像を拡大投影する。そして、会議や
学校の授業等において、所望の画像を黒板状の平面に表
示することによって、画像情報を同時に複数の人に伝達
するようになっている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記従来技術の場合には、次のような問題点を
有している。すなわち、所望の画像を表示するに際し
て、原稿の画像を透明なシート上にあらかじめ作成する
という準備が必要となり、その場で所望の画像をすぐに
表示することができないという問題点があった。また、
原稿の画像をスクリーンに投影することによって表示す
るものであるため、室内を暗くする必要があり、そのた
め暗幕やブラインドといった設備がある部屋でないと使
用することができず、簡便性に欠けるという問題点もあ
った。さらに、スクリーンに原稿の画像を投影すること
によって画像を表示するものであるため、表示された画
像は、光源の光量によって決まる濃淡差しか有しておら
ず、実際にホワイトボード等に書かれた画像のように、
室内を明るく照明する蛍光燈の光などを反射する画像に
比べ見づらいという問題点があった。
そこで、上記の問題点を解決するため、黒板状の平面に
上下方向に搬送可能に保持された白色のシート上に、プ
リンタ等において使用される画像形成技術を応用して画
像を形成することにより、所望の画像を容易に表示可能
としたものが既に提案されている。
しかし、上記提案された装置の場合には、表示部の面積
を大きくして、大画面の画像を表示しようとすると、次
のような問題点が生じる。すなわち、表示部の面積を大
きくしようとすると、人間の目の特性上縦方向の高さを
あまり高くすると見づらいため、横方向の幅を大きくす
る必要がある。ところが、上記提案装置の場合には、シ
ートを上下方向に搬送するものであるため、表示部の横
方向の幅を大きくしようとすると、シート自体の幅を大
きくする必要がある。そのため、シートの幅を大きくす
ると、それに応じてシート上に画像を形成して表示する
ための部材の幅も大きくする必要があるが、画像形成部
材は、長さが長くなるとその分コストがアップするとい
う問題点がある。
この問題点を解決するには、シートを鉛直方向に保持し
て水平方向に搬送することにより、シートの幅を押えて
表示部におけるシートの横方向の長さを長くして、表示
部の面積を大きく設定することも考えられる。
しかし、こうした場合には、水平方向に搬送されるシー
ト上に画像を形成しなければならず、画像形成手段を鉛
直方向に配置する必要がある。ところで、上記画像形成
手段の一部として通常使用される現像手段は、鉛直方向
に配置すると、現像剤が重力の影響により底部に溜って
しまい、あるいは、たとえ現像ローラの周囲に現像剤を
付着させることができても、現像剤の穂立ちが重力の影
響により下方にだれてしまうため、鉛直方向に配置され
る現像手段の幅方向に亘って均一に画像を現像すること
ができず、結果的に画像を表示することができないとい
う致命的な問題点が生じる。
[課題を解決するための手段] そこで、この考案は、上記従来技術の問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、画像
担持体を鉛直方向に保持して水平方向に搬送し、画像担
持体の表示部における横方向の長さを長くして、表示部
の面積を大きくした場合でも、画像担持体上に着色粒子
により画像を均一に現像することを可能とした現像装置
を提供することにある。
また、この考案の他の目的とするところは、あらかじめ
透明なシート上に原稿の画像を作成することなしに、そ
の場ですぐに所望の原稿の画像を表示することができ、
しかも投影画像ではなく実際に画像を形成して表示する
ことにより、画像を表示する際に室内を暗くしたりする
必要がなく、離れた場所からでも見やすい画像を表示可
能なことは勿論のこと、画像担持体を水平方向に搬送し
て表示部を大型化して大画面の画像表示を可能とした画
像表示装置を提供することにある。
すなわち、この考案に係る現像装置は、外周面に磁極を
軸方向に沿ってスパイラル状に配置した磁気ロールと、
この磁気ロールの外周に嵌挿された現像剤担持用スリー
ブとを鉛直方向に沿って配設し、これら磁気ロール及び
現像剤担持用スリーブを相対的に回転させることによ
り、現像剤を現像剤担持用スリーブの周面に沿って斜め
上方へ搬送し、現像を行なうように構成されている。
また、この考案に係る画像表示装置は、表面側に誘電体
層を、裏面側に導電層を有し、表面が白色若しくは明色
を有する長尺なシート状の画像担持体と、前記画像担持
体を表示部において平面状に保持しつつ、画像担持体を
鉛直方向に保持して水平方向に搬送する搬送手段と、前
記画像担持体上に原稿の画像に応じた静電潜像を形成す
る静電潜像形成手段と、前記画像担持体上に形成された
静電潜像に着色粒子を付着させて顕像化させる現像手段
を具備する画像表示装置であって、前記現像手段が、外
周面に磁極を軸方向に沿ってスパイラル状に配置した磁
気ロールと、この磁気ロールの外周に嵌挿された現像剤
担持用スリーブとを鉛直方向に沿って配設し、これら磁
気ロール及び現像剤担持用スリーブを相対的に回転させ
ることにより、現像剤を現像剤担持用スリーブの周面に
沿って斜め上方へ搬送して現像を行なうように構成され
ている。
上記画像担持体としては、例えば合成樹脂層の裏面に金
属層を積層したものが用いられる。
上記搬送手段としては、例えば駆動軸に画像担持体の端
部を固着し、この駆動軸を回転駆動することによって画
像担持体を巻取りあるいは巻戻しするものが用いられ
る。また、搬送手段の巻取り部には、画像担持体の端部
側が互いに接触することなく巻取られるように案内する
ガイド板や、画像担持体同志の間に隙間を形成するよう
に画像担持体の幅方向の両端部に突設されたスペーサ部
材等を設けるようにしても良い。さらに、搬送手段は、
画像担持体を表示部において平面状に保持する役割をも
有している。そのため、画像担持体の搬送方向を変える
ためのローラが適宜用いられる。
上記静電潜像形成手段としては、例えばマルチスタイラ
ス、イオンフローヘッドや固体型放電ヘッド等が用いら
れる。この静電潜像形成手段は、原稿読取装置等に接続
されており、原稿の画像に対応した静電潜像を形成する
ことができるようになっている。
[作用] この考案に係る現像装置においては、磁気ロールの外周
面に磁極を軸方向に沿ってスパイラル状に配置し、この
磁気ロールとその外周に配置される現像剤担持用スリー
ブとを、鉛直方向に配設して相対的に回転させることに
より、現像剤を現像剤担持用スリーブの周面に沿って斜
め上方に搬送し、現像剤担持用スリーブを鉛直方向に沿
って配置した場合でも、現像剤を現像剤担持用スリーブ
の長手方向に沿って均一に搬送することができ、現像を
鉛直方向において均一に行えるようになっている。
また、この考案に係る画像表示装置においては、シート
状の画像担持体を搬送手段により鉛直方向に保持して水
平方向に搬送することにより、表示部における画像担持
体の横方向の長さを長くして表示部の面積を大きくする
ことができる。そして、現像手段は、上記のごとく構成
されているので、鉛直方向に保持された画像担持体に対
して均一に静電潜像の現像を行なうことができる。
[実施例] 以下にこの考案を図示の実施例に基いて説明する。
第1図はこの考案に係る画像表示装置の一実施例を示す
ものである。図において、1は画像担持体としての長尺
な画像担持用シートであり、この画像担持用シート1
は、所定の幅を有する帯状に形成されている。また、上
記画像担持用シート1は、第2図に示すように、表面に
誘電体層2を、裏面に導電層3を有する2層構造となっ
ている。上記導電層3としては、例えばニッケルやステ
ンレス等の金属製のベルトや、アルミホイル、アルミコ
ートマイラなど、あるいは誘電体層2の裏面に、金属膜
をメッキ、蒸着、スパッタリング、CVD法等で形成し
たものや、導電性塗料を塗布したものなどが用いられ
る。一方、上記誘電体層2としては、例えばポリエチレ
ンテレフタレート、ポリカーボネート、フッ素樹脂、ウ
レタン樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、ビニル樹脂
等からなるシートや、あるいはこれらの樹脂を積層して
複合化したものなどが用いられる。
さらに、上記画像担持用シート1の表面は、誘電体層2
を構成する樹脂に酸化チタン等の白色顔料を混合するこ
とによって白色に形成されている共に、シート1の表面
には、フェルトペン等によって所望の画像を筆記可能と
なっている。なお、画像担持用シート1表面の色は、白
色に限られるものではなく、淡い青や緑など他の明色で
も良いことは勿論である。
また、上記画像担持用シート1は、搬送手段によって表
示部において平面状に保持されつつ、しかも鉛直方向に
保持されて水平方向に搬送されるようになっている。上
記搬送手段は、画像担持用シート1の水平方向の両端部
に配設された搬送部4、5と、画像担持用シート1の搬
送方向を変えるローラ6、7、8、9とから構成されて
いる。これら搬送部4、5及びローラ6、7、8、9
は、画像担持用シート1を鉛直方向に保持して搬送する
ため、鉛直方向に沿って配設されている。
表示部10は、装置本体(図示せず)の前面に横長の矩
形状に大きく開口されている。すなわち、表示部10
は、横方向の長さが長く設定されており、画像担持用シ
ート1の幅を大きくすることなく、大画面の画像を表示
することができるようになっている。このように、表示
部10の横方向の長さを長くすることにより、表示部1
0の面積を大きくして大画面の画像を表示可能とした場
合には、水平方向の視野が広い人間の目の特性に一致
し、見やすい大画面の表示を行なうことができる。
上記表示部10は、外部から画像担持用シート1上にフ
ェルトペン等により直接画像を筆記できるように、ガラ
ス板等によって覆わずに開放されている。また、表示部
10を透明なプラスチック板等によって覆い、このプラ
スチック板にフェルトペン等によって画像を筆記するよ
うにしても良い。
画像担持用シート1の右端側は、表示部10の右側に配
置された搬送部4によって、巻取りあるいは巻戻し可能
に搬送されるようになっている。この搬送部4は、画像
担持用シート1の一端が固着された駆動軸11を備えて
いる。この駆動軸11は、図示しないモータによって正
逆転可能に回転駆動され、画像担持用シート1を巻取り
あるいは巻戻し可能となっている。画像担持用シート1
を巻戻す際には、駆動軸11を必ずしもモータによって
駆動する必要はなく、巻戻されるシート1に一定のテン
ションが作用するような機構を採用しても良い。また、
上記搬送部4は、第3図に示すように、駆動軸11を中
心にして螺旋状に形成されたガイド板12を備えてお
り、画像担持用シート1を駆動軸11に巻取る際に、画
像担持用シート1は、その裏面側がガイド板12に接触
するように巻取られることにより、画像担持用シート1
上に後述するように形成された画像がシート1と接触し
て乱されることがないようになっている。
上記画像担持用シート1が巻取られた際に、シート1が
互いに接触しないようにする手段としては、第4図及び
第5図に示すように、画像担持用シート1の幅方向両端
縁に凸部1a、1a…を列設し、シート1を巻取る際に
凸部1a、1a…がスペーサの役割を果すものでも良
い。
また、画像担持用シート1の左端側は、表示部10の左
側に前後方向に沿って配置されたローラ6、7、8、9
を介して、表示部10の背面側に配置された搬送部5に
よって、巻取りあるいは巻戻し可能に搬送されるように
なっている。この搬送部5は、上記搬送部4と同様に構
成されている。
そして、画像担持用シート1は、表示部10において搬
送部4とローラ9により鉛直方向において平面状に保持
されている。また、表示部10の背面には、画像担持用
シート1を水平方向に搬送する際に、シート1の搬送ガ
イドと、表示部8において画像担持用シート1上にフェ
ルトペン等によって画像を筆記する際の下敷きとを兼ね
た裏当て板13が鉛直方向に配設されている。
さらに、上記ローラ6の側方には、画像担持用シート1
の表面に原稿の画像に応じた静電潜像を形成する静電潜
像形成手段14が配設されている。この静電潜像形成手
段14としては、いわゆる静電記録に用いられるマルチ
スタイラス、イオンフローヘッド、固体型放電ヘッド等
を用いることができる。この静電潜像形成手段14は、
原稿読取装置15に接続されており、原稿読取装置15
によって読取られた原稿の画像を、表示部10の形状に
対応した所定の大きさに拡大して、画像担持用シート1
上に静電潜像を形成する。その際、画像担持用シート1
は、搬送手段によって矢印(実線)方向に所定の速度で
移動される。上記原稿読取装置15による原稿の画像の
読取り、原稿読取装置15によって読取られた画像信号
の静電潜像形成手段14への出力、及び搬送手段による
原稿担持用シート1の移動は、図示しない制御手段によ
って同期をとって行なわれる。
なお、上記静電潜像形成手段14に出力される画像情報
としては、原稿読取装置15からのものに限らず、パー
ソナルコンピュータやワードプロセッサ等で作成した画
像、あるいはビデオカメラで撮影した静止画像等を用い
ても良い。
また、ローラ7の側方には、画像担持用シート1上に形
成された静電潜像に着色粒子を付着させて顕像化させる
この考案に係る現像装置の一実施例としての現像手段1
6が鉛直方向に配設されている。この現像手段16は、
縦長の箱体状に形成されたハウジング17を有してお
り、このハウジング17の内部には、着色粒子として黒
色のトナーTが収容されている。また、ハウジング17
の画像担持用シート1側には、開口部18が設けられて
おり、この開口部18には、外周面にトナーTの穂立ち
を保持した現像ローラ19が設けられている。さらに、
ハウジング17の開口部18の一側縁には、現像ロール
19の表面に形成されるトナーTの穂立ちの高さを規制
する穂切りブレード20が設けられている。
上記現像ロール19は、第6図に示すように、円筒状の
非磁性体からなる現像剤担持用スリーブ21と、この現
像剤担持用スリーブ21の内部に回転可能に配設される
磁気ロール22とから構成されており、これら現像剤担
持用スリーブ21及び磁気ロール22は、鉛直方向に配
設されている。
上記磁気ロール22は、第6図に示すように、その外周
面に軸方向に沿って帯状のN極とS極が交互にスパイラ
ル状に着磁されている。そして、この磁気ロール22を
矢印方向に回転させることにより、その磁極が作る磁界
によって現像剤担持用スリーブ21の表面に磁性トナー
Tを保持した状態で、トナーTを現像剤担持用スリーブ
21の外周面上を、矢印23で示すように斜め上方に搬
送するようになっている。したがって、現像剤担持用ス
リーブ21を鉛直方向に配置した場合でも、トナーTを
重力に抗して現像剤担持用スリーブ21の表面に斜め上
方に搬送することができるため、現像剤担持用スリーブ
21の表面に一様な濃度の現像剤の穂立ちを形成するこ
とができる。
上記の例では、現像剤として一成分の磁性トナーTを用
いた場合について説明したが、これに限定されるわけで
はなく、二成分の現像剤を用いても良く、トナーTは、
磁性トナーでも非磁性トナーでも良い。また、現像方式
は、着色粒子を画像担持用シート1に接触させるもので
も、あるいはジャンピング現像等のように非接触のもの
でも良い。上記画像担持用シート1上に現像された画像
は、他の部材に転写されることはないので、消去しやす
く且つ飛散しにくい導電性の磁性一成分現像が好まし
い。
上記静電潜像形成手段14及び現像手段16は、必要に
応じて画像担持用シート1に近接した位置と離間した位
置とに移動可能になっている。そのため、静電潜像形成
手段14及び現像手段16には、それぞれリトラクト機
構25、26が設けられており、必要に応じて静電潜像
形成手段14及び現像手段16をシート1に接触あるい
は近接させたり、シート1から離間させたりすることが
できるようになっている。
さらに、ローラ8の側方には、クリーニング手段27が
設けられている。このクリーニング手段27は、画像担
持用シート1の表面を摺擦するブレード28を備えてお
り、このブレード28によって画像担持用シート1の表
面を摺擦することにより、シート1表面に画像を表示す
るため付着されたトナーTやフェルトペン等によって追
記されてインクを除去するようになっている。
上記ブレード28は、複数設けても良く、シリコンゴム
等の弾性体からなるブレードによってトナーTを除去
し、その後必要に応じて洗浄液を含浸させたフェルト等
からなるブレードによってフェルトペンのインクを除去
するようにしても良い。なお、画像担持用シート1上に
フェルトペン等によって画像を追記しない装置において
は、現像手段16がクリーニング手段を兼ねるようにし
ても良い。すなわち、現像手段16によって画像担持用
シート1上に付着したトナーTをすべて回収することに
よって、画像担持用シート1の表面を清掃するようにし
ても良い。図中、29はクリーニング手段27によって
回収されたトナーT等を収容する容器を示している。
また、ローラ9の側方には、画像担持用シート1上に形
成された画像を読取るための画像読取手段30が配設さ
れている。この画像読取手段30は、画像担持用シート
1の表面を照明する光源と、シート1からの反射光像を
次に述べるセンサ系に導くセルフォックレンズ(商品
名)等からなるの光学系と、CCD、アモルファスシリ
コン、セレン等のセンサ系とによって構成される。上記
画像読取手段30は、画像担持用シート1の表面に拡大
表示された原稿の画像、及び画像担持用シート1上にフ
ェルトペン等によって追記された画像、さらには画像担
持用シート1上に貼付けられた模造紙等の上に書かれた
画像を読取るようになっている。
上記画像読取手段30は、画像記録手段31に接続され
ており、この画像記録手段31は、画像読取手段30に
よって読取られた画像を所定の大きさに縮小してプリン
トする。上記画像記録手段31としては、感熱記録、感
熱転写、電子写真、インクジェット等の方法により、感
熱紙あるいは普通紙上に画像を記録するものが用いられ
る。
さらに、上記クリーニング手段27は、リトラクト機構
32によって画像担持用シート1に対して接離可能に配
設されている。
以上の構成において、この実施例に係る現像装置及びこ
れを用いた画像表示装置では、次のようにして画像の現
像及び表示が行なわれる。すなわち、所望の画像を表示
するには、まずリトラクト機構25、26によって静電
潜像形成手段14及び現像手段16を、画像担持用シー
ト1から離れた位置に移動させ、クリーニング手段27
のみを画像担持用シート1に当接させる。この状態で、
画像担持用シート1を搬送部5側に巻取り、画像担持用
シート1の表面をクリーニング手段27によってクリー
ニングする。
次に、リトラクト機構25、26、32によって、静電
潜像形成手段14及び現像手段16を画像担持用シート
1に接触させるとともに、クリーニング手段27を離間
させる。
そして、表示すべき原稿の画像を原稿読取装置15によ
って読取って電気信号に変換し、この電気信号に変換さ
れた画像情報を、静電潜像形成手段14に出力する。そ
の際、原稿読取装置15によって読取られた原稿の画像
は、所定の大きさに拡大されて、静電潜像形成手段14
に送られる。静電潜像形成手段14は、鉛直方向に保持
されて搬送部4によって水平方向に搬送され、一定の速
度で巻取られる画像担持用シート1上に原稿に対応した
静電潜像を拡大形成する。この画像担持用シート1上に
形成された静電潜像は、現像手段16によって現像さ
れ、トナーTにより顕像化される。
ところで、上記現像手段16は、磁気ロール22の外周
面にN極とS極を軸方向に沿って交互にスパイラル状に
着磁するとともに、この磁気ロール22の外周に現像剤
担持用スリーブ21を配置し、磁気ロール22を回転さ
せるようになっている。そのため、トナーTは、第6図
に示すように磁気ロール22の磁極に吸着されつつ、磁
気ロール22の回転に伴って現像剤担持用ロール21の
外周面上を、矢印23で示すように斜め上方に搬送され
る。そのため、現像剤担持用ロール21を鉛直方向に配
設した場合でも、トナーTを重力に抗して現像剤担持用
ロール21の長手方向に沿って均一に搬送することがで
き、現像を鉛直方向において均一に行えるようになって
いる。
上記のごとく原稿の画像が拡大形成された画像担持用シ
ート1は、搬送部4によって鉛直方向に保持されて水平
方向に表示部10まで搬送され、この表示部10におい
て原稿の画像が表示される。上記画像担持用シート1
は、鉛直方向に沿って水平方向に搬送されるので、表示
部10の横方向の長さを長く設定することにより、シー
ト1の幅を大きくすることなく表示部10の面積を大き
くして、大画面の画像を表示することが可能となる。
そして、上記表示部10において画像担持用シート1上
に拡大表示された原稿の画像を目視することによって、
大勢の人に同時に所望の画像情報を伝達することができ
る。
また、画像担持用シート1上に表示された画像の余白等
には、必要に応じてフェルトペン等により画像を筆記す
ることにより、その場で新たな画像を追記することもで
きる。なお、表示された画像は、未定着トナー像である
ので、通常の黒板用のトレーサや布等によって部分的に
あるいは全面的に消去することもできる。
次に、新たな原稿の画像を表示するには、既に画像が記
録された画像担持用シート1の領域を搬送部4によって
巻取りながら、上記と同様新たな原稿の画像を原稿読取
装置15によって読取り、静電潜像形成手段14によっ
て画像担持用シート1上に静電潜像を形成し、現像手段
16によって現像して表示部10において表示する。
その際、搬送部4においては、画像担持用シート1が互
いに接触しないように巻取るので、巻取る際にシート1
上に形成された画像が乱されることがない。
また、前回表示した原稿の画像を再度表示する場合に
は、画像担持用シート1を搬送部5側に巻取り、搬送部
4に巻取られた前回表示された画像を表示部10まで移
動させることによって、再度表示することができる。そ
の際、静電潜像形成手段14及び現像手段16は、リト
ラクト機構25、26によって画像担持用シート1から
離間した位置に移動される。なお、搬送部5に巻取られ
た画像担持用シート1上の画像も、搬送部4と同様乱さ
れることはない。
さらに、画像担持用シート1上に表示された画像や追記
された画像のコピー像を得るには、リトラクト機構2
5、26によって静電潜像形成手段14及び現像手段1
6を、画像担持用シート1から離間させる。そして、画
像担持用シート1を搬送部5に巻取りながら、画像担持
用シート1上に表示された画像を画像読取手段30によ
って読取り、画像記録手段31によって表示画像のコピ
ーを得る。
なお、画像担持用シート1上に表示された画像を保存し
たりする必要がない場合には、リトラクト機構32によ
ってクリーニング手段27のみをシート1に当接させ、
画像の消去を行なう。
このように、画像担持用シート1上に静電潜像形成手段
14によって原稿の画像に対応した静電潜像を形成し、
この静電潜像を現像手段16によって現像し、顕像化さ
せて原稿の画像を表示するものであるため、従来のよう
に透明なシート上にあらかじめ原稿の画像を形成する必
要がないため、その場ですぐに所望の原稿の画像を表示
することができる。また、表示される画像は、投影画像
ではなく、表面が白色の画像担持用シート1の表面に黒
色のトナーTによって形成された画像であるため、通常
の明るい室内でそのまま目視することができ、室内を暗
くしたりする必要がない。さらに、表示される画像は投
影画像ではなく、画像担持用シート1上に実際に形成さ
れた画像であるため、室内を照明する蛍光燈の光等を反
射して、その濃淡差によって離れた位置からでも十分見
やすい画像を表示することができる。
なお、現像手段16としては、第1図に示すように、現
像ロール19に直接トナーTを供給するものに限るわけ
ではなく、第7図に示すように、中間に搬送ロール33
を設け、この搬送ロール33を介して現像ロール19に
トナーTを供給するようにしても良い。この場合、現像
ロール19または搬送ロール33に、第6図に示すよう
にスパイラル状に着磁されたものを用いれば良い。
第8図はこの考案に係る画像表示装置の他の実施例を示
すもので、前記実施例と同一の部分には同一の符号を付
して説明すると、この実施例では、画像担持用シート1
の搬送路の形状及びクリーニング手段と画像読取手段の
配置とが異なっている。すなわち、画像担持用シート1
は、平面形状が縦に細長い矩形状の搬送路に沿って搬送
されるようになっており、矩形状の搬送路の角部には、
それぞれローラ40、41、42、43が配設されてい
るとともに、その背面側に搬送部4及び5が左右に対向
するように配置されている。また、上方のローラ40、
41の上側に、クリーニング手段27と画像読取手段3
0とがそれぞれ配設されている。
こうすることによって、画像担持用シート1を画像形成
時と同方向に搬送することによって、画像の読取り及び
コピー動作を行なうことができる。また、このとき、必
要に応じて表示画像のクリーニングを行なうこともで
き、画像担持用シート1の搬送を効率良く行なうことが
できる。その他の構成及び作用は前記実施例と同一であ
るので、その説明を省略する。
[考案の効果] この考案は以上の構成及び作用よりなるもので、この考
案に係る現像装置では、画像担持体を鉛直方向に保持し
て水平方向に搬送し、画像担持体の表示部における横方
向の長さを長くして、表示部の面積を大きくした場合で
も、画像担持体上に着色粒子により画像を均一に現像す
ることができる。
また、この考案に係る画像表示装置では、あらかじめ透
明なシート上に原稿の画像を作成することなしに、その
場ですぐに所望の原稿の画像を表示することができ、し
かも投影画像ではなく実際に画像を形成して表示するこ
とにより、画像を表示する際に室内を暗くしたりする必
要がなく、離れた場所からでも見やすい画像を表示可能
なことは勿論のこと、画像担持体を水平方向に搬送して
表示部を大型化して大画面の画像を表示することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る画像表示装置の一実施例を示す
概略構成図、第2図は画像担持用シートを示す断面図、
第3図は搬送部を示す斜視図、第4図は画像担持用シー
トの他の例を示す斜視図、第5図は第4図のシートを巻
取った状態を示す側面図、第6図は現像手段の要部を示
す一部破断の斜視図、第7図は現像手段の他の実施例を
示す概略構成図、第8図はこの考案に係る画像表示装置
の他の実施例を示す概略構成図である。 [符号の説明] 1…画像担持用シート 4、5…搬送部 10…表示部 14…静電潜像形成手段 16…現像手段 21…現像剤担持用ロール 22…磁気ロール T…トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−250377(JP,A) 特開 昭57−62078(JP,A) 特開 昭57−93374(JP,A) 実開 昭51−49915(JP,U) 実開 昭58−100359(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面に磁極を軸方向に沿ってスパイラル
    状に配置した磁気ロールと、この磁気ロールの外周に嵌
    挿された現像剤担持用スリーブとを鉛直方向に沿って配
    設し、これら磁気ロール及び現像剤担持用スリーブを相
    対的に回転させることにより、現像剤を現像剤担持用ス
    リーブの周面に沿って斜め上方へ搬送し、現像を行なう
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】表面側に誘電体層を、裏面側に導電層を有
    し、表面が白色若しくは明色を有する長尺なシート状の
    画像担持体と、前記画像担持体を表示部において平面状
    に保持しつつ、画像担持体を鉛直方向に保持して水平方
    向に搬送する搬送手段と、前記画像担持体上に原稿の画
    像に応じた静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前
    記画像担持体上に形成された静電潜像に着色粒子を付着
    させて顕像化させる現像手段を具備する画像表示装置で
    あって、前記現像手段が、外周面に磁極を軸方向に沿っ
    てスパイラル状に配置した磁気ロールと、この磁気ロー
    ルの外周に嵌挿された現像剤担持用スリーブとを鉛直方
    向に沿って配設し、これら磁気ロール及び現像剤担持用
    スリーブを相対的に回転させることにより、現像剤を現
    像剤担持用スリーブの周面に沿って斜め上方へ搬送して
    現像を行なうことを特徴とする画像表示装置。
JP12719788U 1988-09-30 1988-09-30 現像装置及びこれを用いた画像表示装置 Expired - Lifetime JPH064365Y2 (ja)

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