JPH064356B2 - 熱転写インクシ−ト - Google Patents

熱転写インクシ−ト

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JPH064356B2
JPH064356B2 JP59048901A JP4890184A JPH064356B2 JP H064356 B2 JPH064356 B2 JP H064356B2 JP 59048901 A JP59048901 A JP 59048901A JP 4890184 A JP4890184 A JP 4890184A JP H064356 B2 JPH064356 B2 JP H064356B2
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JP
Japan
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ink
adhesive layer
ink sheet
transfer
layer
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JP59048901A
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克守 武井
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J31/00Ink ribbons; Renovating or testing ink ribbons

Description

【発明の詳細な説明】 <技術分野> 本発明は、熱転写インクシートのインク層表面に接着層
を設け転写性を改善した熱転写インクシートに関する。
<従来技術> 情報の多様化に共ない、フルカラーハードコピーの商品
化が待たれている。コスト安・メンテ容易・高信頼性が
前提条件であることは言うまでもない。
インキジェット方式・熱転写方式等のプリンタが比較的
前記条件を満たすものとして注目されている。
インキジェット方式は、ノズルの目詰まりによる保守
性、画像のにじみによる画品質、色材に染料を使用して
いることによる信頼性等に問題がある。
熱転写方式においては、上述の欠点を補う方式である
が、フルカラーハードコピーに対応し、色相、濃度中間
調をきれいに出す為には、各ドットの転写再現性が優れ
ていなければならない。
従来のインクシートの構造を第1図に示す。101は支
持層であり一般にコンデンサー紙あるいはPETが使わ
れている。102は熱可塑性インク層であり、103で
インクシートを表わす。
熱転写方式は普通紙に印字可能であることがメリットで
あるが、普通紙の表面は凸凹があるため、インク溶融時
でのインクの紙への接触が均一でなくなり、均一転写が
できない。
このため、ハヌケ、転写ムラが生じ、画品質を劣下させ
てしまう。第2図において、204は熱エネルギー供給
体、201がベース層、202がインク層、203でイ
ンクシートを表わす。205は被転写媒体である。第2
図(a)において、エネルギー供給体より、熱伝導により
活性化されたインク部、206が転写されるのが理想で
あるが、被転写媒体表面の凸凹により接触が不均一にな
り、ひきはがし時には第2図(b)に示す如く、転写残り
を生じ、転写インクは207に示すように不均一にな
る。
このような問題に対処するため、被転写紙の表面を平滑
・平坦にする。またインク層を厚くする等の試みがなさ
れているが、前者は特殊紙を使うことでコスト高にな
る。後者は、転写に多くの熱エネルギーを要し、転写効
率が悪くなる。また、解像度がおちる等の問題が残る。
<目的> 本発明は上述の欠点を改良したものであり、その目的
は、表面が平滑でない紙、謂ゆる普通紙にも均質に転写
することが可能な熱転写インクシートを提供することに
ある。
<概要> 以下に、本発明について説明する。
ハヌケ、転写残り、はインク転写時(熱エネルギー供給
時)にインク層と被転写媒体が均一接触していない為に
起こる。
その為、均一にインクを転写するには、両者の均一接
触、あるいはそれに近い状態で転写させることが必要で
ある。
本発明による熱転写インクシートは支持体上にコートさ
れた着色インク層の表面に接着層を設け、インク転写時
に、被転写媒体と均一接触するようにすることで、イン
クの均一転写を実現した。
第3図(a)に本発明によるインクシートの断面図を示
す。301がベースフィルム、302がインク層、30
3が接着層である。304でインクシートを表わす。第
3図(c)は正面図であり、306が接着層の凸部を表わ
す。ここで網点状の接着層の意味するところは、インク
層表面に均一に接着剤の凸部を設けることであって、凸
部の形状及びパターンは限定されない。またここでの接
着剤は、常温で固体の熱可塑性接着剤であり、透明若し
くは、インク層と同色のものであり、望ましくは弾性体
でかつ柔かいものが良い。第3図(b)はインクシートと
被転写媒体との接触の様子を示したものである。304
がインクシート,305が被転写媒体を表わす。303
が弾性体であるため、被転写媒体表面が粗面であって
も、均一に接触することがわかる。第3図(b)に示す
ように、接着層303の凹凸のピッチ幅は被転写媒体3
05の凹凸のピッチ幅よりも微細に形成されている。し
たがって、被転写媒体305の凹凸に接着層303の微
細な凹凸が進入して被転写媒体305と接着層303と
の馴染みを良くしている。
接着剤の成分としては樹脂、ワックスあるいはその混合
物がある。ワックスとしては、カルナウバワックスのよ
うな天然ワックス、パラフィンワックス、マイクロクリ
スタリンワックス、酸化ワックス、変性ワックスのよう
な石油系ワックス、樹脂としては、エチレン及びエチレ
ン共重合体、ポリアミド樹脂、ナイロン樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリプロピレン系樹脂等がベースとなり、そ
れに適宜、各種粘着付与剤を添加してもよい。
<実施例1> 第4図に示すインクシートを試作した。
401はPETで厚さ6μm,402はインク層で厚さ
3μm,403が透明接着層である。404で本発明に
よるインクシートを表わす。
インク層はPETフィルムに、ホットメルトメイヤバー
コーティングで形成した。接着層はホットメルトグラビ
アコーティングで20〜70μの大きさのピッチ幅を有
する凹凸部を形成した。接着層の塗布量は1g/m2であ
る。
下記に、インク層及び接着層の成分及び融点を示す。
インクの成分 カルメウバワックス 30wt% 酸化ワックス 40wt% EVA(エチレン酢 共重合体)15wt% 顔料 15wt% インクの融点 75℃ 接着層の成分 ロジン 30wt% ポリエチレングリコール 20wt% 酸化ワックス 50wt% 接着層の融点 70℃ 以上のようなインクシートと、普通紙を重ねサーマルヘ
ッドによる印字試験を行なったところ、接着層を持たな
い熱転シートを使ったときと比較して、紙の表面の凸凹
に依らず、転写残りのない均一な印字が行なわれた。
<実施例2> 第5図(a)に示すインクシートを作成した。
501は、表面抵抗値が10KΩ/□である導電カーボン
ブラックを含有する樹脂層であり、502がPETフィ
ルム、503は熱可塑性の着色インク層、504が接着
層、505でインクシートを表わす。PETフィルムに
導電樹脂層をソルベントワイヤーバー法で形成し、後に
インク層及び接着層をホットメルト法で形成した。接着
層の凹凸部のピッチ幅を20〜70μの大きさに形成し
た。
インク層の厚みを3.5μm,接着層の塗布量は2g/m2
とした。以下に接着層の成分を示す。
接着層の成分 EVA 30wt% ロジン 20wt% パラフィンワックス 50wt% このインクシートを使い第5図(b)に示す如く、印字試
験を行なった。図中、507はピン電極、508は帰路
電極、505がインクシート、506は普通紙である。
普通紙のベック平滑度は50であった。インクシートの
接着層を普通紙と接触するように配置してある。このよ
うにして、ピン電極と帰路電極の間にパルス電圧を印加
すると、507の真下が発熱して、そのジュール熱の熱
伝導により、インクを活性化させる。印加したパルスは
40V,2mSecであった。接着層を設けたインクシー
トを使用した場合、接着層なしの場合に比較して、転写
残りのないきれいな印字が得られた。
<効果> 以上説明したように本願発明によれば、着色インク層上
に形成した接着層は常温で弾力性を有するとともに、接
着層の凹凸のピッチ幅が記録紙表面の凹凸のピッチ幅よ
りも微細に形成したので、記録紙の凹凸に接着層の微細
な凹凸が進入して記録紙と接着層との馴染みを良好にす
るので、記録紙へのインクの転写ムラ、インク残りのな
い均一なインク転写が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の熱転インクシートの断面図である。 第2図(a)及び(b)は、表面が粗である被転写媒体に一般
の熱転インクシートを使い印字したときのインクの転写
の様子を示す。 第3図(a),(b),(c)は本発明によるインクシートの断
面、表面が凸凹した被転写媒体との接触、インクシート
の上面図を示す。 第4図は、本発明によるインクシートの一実施例であ
り、書き込みにサーマルヘッドを使うものである。 第5図(a),(b)は、本発明による、インクシートの一実
施例であり、通電によりインクシートの一部が発熱する
ものの断面図及び書き込み方式を表わす。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱手段が支持体上に形成された着色イン
    ク層を加熱して記録紙にインクを転写するための熱転写
    インクシートにおいて、前記着色インク層上に凹凸状の
    接着層を形成し、該接着層は常温で弾力性を有するとと
    もに、前記接着層に形成された複数の凸部が前記記録紙
    表面の凹部に均一に接するよう形成したことを特徴とす
    る熱転写インクシート。
  2. 【請求項2】前記支持体に形成した前記着色インク層の
    反対側に抵抗層を形成したことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の熱転写インクシート。
JP59048901A 1984-03-14 1984-03-14 熱転写インクシ−ト Expired - Lifetime JPH064356B2 (ja)

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JP59048901A JPH064356B2 (ja) 1984-03-14 1984-03-14 熱転写インクシ−ト

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JP59048901A JPH064356B2 (ja) 1984-03-14 1984-03-14 熱転写インクシ−ト

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JPS60192669A JPS60192669A (ja) 1985-10-01
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JP59048901A Expired - Lifetime JPH064356B2 (ja) 1984-03-14 1984-03-14 熱転写インクシ−ト

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60239285A (ja) * 1984-05-15 1985-11-28 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 感熱転写記録媒体
JPS6179693A (ja) * 1984-09-28 1986-04-23 Dainippon Printing Co Ltd 感熱記録シ−ト
US4836105A (en) * 1987-12-10 1989-06-06 International Business Machines Corporation Direct negative and offset master production using thermal liftoff

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JPS60192669A (ja) 1985-10-01

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