JPH0643340B2 - 虚血性心疾患治療薬 - Google Patents
虚血性心疾患治療薬Info
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- JPH0643340B2 JPH0643340B2 JP61205778A JP20577886A JPH0643340B2 JP H0643340 B2 JPH0643340 B2 JP H0643340B2 JP 61205778 A JP61205778 A JP 61205778A JP 20577886 A JP20577886 A JP 20577886A JP H0643340 B2 JPH0643340 B2 JP H0643340B2
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- JP
- Japan
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- gene
- human
- sod
- heart disease
- ischemic heart
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N9/00—Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
- C12N9/0004—Oxidoreductases (1.)
- C12N9/0089—Oxidoreductases (1.) acting on superoxide as acceptor (1.15)
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- Medicinal Chemistry (AREA)
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は虚血性心疾患治療薬に関する。さらに詳しく
は、単細胞微生物特にヒト銅、亜鉛型スーパーオキシド
デイスムターゼ(またはヒト銅・亜鉛スーパーオキシド
ジスムターゼともいう)構造遺伝子を有する組換えDN
Aで形質転換された単細胞微生物中で産生されたヒトス
ーパーオキシドデイスムターゼと実質的に同一のアミノ
酸配列を有するポリペプチドを活性成分とする虚血性心
疾患治療薬に関する。
は、単細胞微生物特にヒト銅、亜鉛型スーパーオキシド
デイスムターゼ(またはヒト銅・亜鉛スーパーオキシド
ジスムターゼともいう)構造遺伝子を有する組換えDN
Aで形質転換された単細胞微生物中で産生されたヒトス
ーパーオキシドデイスムターゼと実質的に同一のアミノ
酸配列を有するポリペプチドを活性成分とする虚血性心
疾患治療薬に関する。
<従来の技術> スーパーオキシドデイスムターゼ(以下SODと略す)
は、次式に示す不均化反応により、スーパーオキシド
(・O2 −)を消失させる酵素である。
は、次式に示す不均化反応により、スーパーオキシド
(・O2 −)を消失させる酵素である。
・O2 −+・O2 −+2H+→O2+H2O2 スーパーオキシドは、生体における酸素毒性の中で最も
毒性の高い分子種で、炎症、未熟児酸素網膜症、放射線
障害、ガンなどの疾病を引き起こすと言われている。
毒性の高い分子種で、炎症、未熟児酸素網膜症、放射線
障害、ガンなどの疾病を引き起こすと言われている。
ところで、虚血性心疾患の代表的なものとして心筋梗塞
があるが、心筋梗塞においては、冠動脈の狭窄あるいは
閉塞により冠動脈の支配下にある心筋は血液の供給を受
けることができなくなって、酸素不足の状態となる。そ
の際電子伝達系から自由電子が放出され活性酸素が作ら
れることになる。
があるが、心筋梗塞においては、冠動脈の狭窄あるいは
閉塞により冠動脈の支配下にある心筋は血液の供給を受
けることができなくなって、酸素不足の状態となる。そ
の際電子伝達系から自由電子が放出され活性酸素が作ら
れることになる。
また、心筋梗塞の治療においては、外科的療法や薬物療
法等によって血流が再開されるが、その際に心臓は急激
に酸素負荷されて、細胞内の酸素分圧(PO2)を上昇
させて活性酸素の産生を高める。このことが血流再開の
障害(Reperfusion injurg)の一要因となっているとい
われている。
法等によって血流が再開されるが、その際に心臓は急激
に酸素負荷されて、細胞内の酸素分圧(PO2)を上昇
させて活性酸素の産生を高める。このことが血流再開の
障害(Reperfusion injurg)の一要因となっているとい
われている。
現在、心筋梗塞の治療法としては、大動脈−冠動脈バイ
パス法、大動脈内バルーンパンピング法の如き外科的療
法あるいは血管拡張薬、抗不整脈剤あるいは抗凝血剤等
を使用する薬物療法が知られているが、いずれも未だ十
分なものではない。
パス法、大動脈内バルーンパンピング法の如き外科的療
法あるいは血管拡張薬、抗不整脈剤あるいは抗凝血剤等
を使用する薬物療法が知られているが、いずれも未だ十
分なものではない。
一方、特開昭57−141,288号公報には、ヒト細
胞スーパーオキシドデイスムターゼの特異抗体結合担体
を用いて、ヒト細胞からスーパーオキシドデイスムター
ゼを該担体に結合させて単離する方法が開示されてい
る。
胞スーパーオキシドデイスムターゼの特異抗体結合担体
を用いて、ヒト細胞からスーパーオキシドデイスムター
ゼを該担体に結合させて単離する方法が開示されてい
る。
特開昭57−155,991号公報には、ヒト・胎盤の
水抽出液から40〜50%飽和硫安沈殿画分を除去した
後の70〜80%飽和硫安上清から、硫安分画、陰イオ
ンクロマトグラフィー、デルろ過等によってスーパーオ
キシドデイスムターゼを取得する方法が開示されてい
る。
水抽出液から40〜50%飽和硫安沈殿画分を除去した
後の70〜80%飽和硫安上清から、硫安分画、陰イオ
ンクロマトグラフィー、デルろ過等によってスーパーオ
キシドデイスムターゼを取得する方法が開示されてい
る。
また、特開昭59−91,881号公報には、不純な銅
亜鉛スーパーオキシドデイスムターゼを含有する溶液
を、非極性ハイポーラスポリマー系樹脂と接触させ、次
いで該樹脂を洗浄し、さらに該樹脂に吸着した銅、亜鉛
スーパーオキシドデイスムターゼを溶出して精製する方
法が開示されている。
亜鉛スーパーオキシドデイスムターゼを含有する溶液
を、非極性ハイポーラスポリマー系樹脂と接触させ、次
いで該樹脂を洗浄し、さらに該樹脂に吸着した銅、亜鉛
スーパーオキシドデイスムターゼを溶出して精製する方
法が開示されている。
<発明が解決しようとする問題点> 本発明の目的は、ヒト・スーパーオキシドデイスムター
ゼと実質的に同一のアミノ酸配列を有するポリペプチド
を含有する虚血性心疾患治療薬を提供することにある。
ゼと実質的に同一のアミノ酸配列を有するポリペプチド
を含有する虚血性心疾患治療薬を提供することにある。
本発明の他の目的は、遺伝子組換え技術によって製造し
た上記構造を持つポリペプチドを含有する虚血性心疾患
治療薬を提供することにある。
た上記構造を持つポリペプチドを含有する虚血性心疾患
治療薬を提供することにある。
本発明のさらに他の目的および利点は以下の説明から明
らかとなろう。
らかとなろう。
<問題点を解決するための手段及び作用> 本発明によれば、本発明の上記目的及び利点はヒトスー
パーオキシドデイスムターゼと実質的に同一のアミノ酸
配列を有するポリペプチドを活性成分とする虚血性心疾
患治療薬によって達成される。
パーオキシドデイスムターゼと実質的に同一のアミノ酸
配列を有するポリペプチドを活性成分とする虚血性心疾
患治療薬によって達成される。
上記ポリペプチドは、例えばポジテイブレギユレーシヨ
ンサイトを有する形質発現調節遺伝子の下流にヒト銅、
亜鉛型スーパーオキシドデイスムターゼ構造遺伝子を有
する組換えDNAで形質転換された微生物を培養し、培
養物中に蓄積されたヒト銅、亜鉛型スーパーオキシドデ
イスムターゼ(以下ヒトCu,Zn−SODという)を採取
することによって製造される。
ンサイトを有する形質発現調節遺伝子の下流にヒト銅、
亜鉛型スーパーオキシドデイスムターゼ構造遺伝子を有
する組換えDNAで形質転換された微生物を培養し、培
養物中に蓄積されたヒト銅、亜鉛型スーパーオキシドデ
イスムターゼ(以下ヒトCu,Zn−SODという)を採取
することによって製造される。
上記ヒトCu,Zn−SODのcDNA合成の鋳型として用いら
れるmRNAは正常なヒト組織(肝臓、胎盤、腎臓など)か
ら分離される。組織からのDNAの分離は、フエノール
−クロロホルム法、グアニジニウム−熱フエノール法、
グアニジニウム−塩化セシウム法などの公知の方法(Ma
niatis,T.ら,Molecular Cloning,187−198,1
982,Cold Spring Harbor Laboratory)が利用でき
る。次いでオリゴ(dT)セレロース、ポリ(U)セフア
ロースなどを用いてポリ(A)テイルをもつmRNAを
分離する。
れるmRNAは正常なヒト組織(肝臓、胎盤、腎臓など)か
ら分離される。組織からのDNAの分離は、フエノール
−クロロホルム法、グアニジニウム−熱フエノール法、
グアニジニウム−塩化セシウム法などの公知の方法(Ma
niatis,T.ら,Molecular Cloning,187−198,1
982,Cold Spring Harbor Laboratory)が利用でき
る。次いでオリゴ(dT)セレロース、ポリ(U)セフア
ロースなどを用いてポリ(A)テイルをもつmRNAを
分離する。
このようにして得られたmRNAは、ヒトCu,Zn−SO
DのmRNAを含んでいるmRNA混合物であるが、こ
れをそのままcDNA合成に用いる。まず、逆転写酵素
を用いmRNAを鋳型として一本鎖cDNAを合成し、
次いで逆転写酵素またはDNAポリメラーゼを用いて二
本鎖cDNAを合成した後、適当なベクターに組込まれ
た形でcDNAを得る。これにはdG−dCまたはdA−dTホ
モポリマー結合法(Nelson,T.S.,Methods in Enzymolog
y,68,41,1979,Academic Press Inc.)やOka
yama-Berg法(Okayama,H.and Berg,P.,Mol.Cell.Bio
l.,2,161,1982)が利用できる。
DのmRNAを含んでいるmRNA混合物であるが、こ
れをそのままcDNA合成に用いる。まず、逆転写酵素
を用いmRNAを鋳型として一本鎖cDNAを合成し、
次いで逆転写酵素またはDNAポリメラーゼを用いて二
本鎖cDNAを合成した後、適当なベクターに組込まれ
た形でcDNAを得る。これにはdG−dCまたはdA−dTホ
モポリマー結合法(Nelson,T.S.,Methods in Enzymolog
y,68,41,1979,Academic Press Inc.)やOka
yama-Berg法(Okayama,H.and Berg,P.,Mol.Cell.Bio
l.,2,161,1982)が利用できる。
この場合のようにmRNA混合物中の目的mRNA含量
が低い場合は、効率の高いOkayama-Berg法が好ましい。
この方法に必要なDNAおよび宿主菌はフアルマシア
P.L.バイオケミカルズ社カタログNo.27−475
0−01として入手できる。
が低い場合は、効率の高いOkayama-Berg法が好ましい。
この方法に必要なDNAおよび宿主菌はフアルマシア
P.L.バイオケミカルズ社カタログNo.27−475
0−01として入手できる。
このようにして得られる組換えDNAをたとえばエシエ
リヒア・コリ(Escherichia coli)×1776株あるい
はDH1株(Low,B.,Proc.Natl.Acad.Sci.,60,16
0,1968;Meselson,M.and Yuan,R.,Nature,21
7,1110,1968;Hanahan,D.,J.Mol,Biol,16
6,557,1983)に導入して形質転換させる。形
質転換法は公知の方法(重定勝或,細胞工学、Vol.2,
No.3,616,1983)またはそれに準ずる方法で
行うことができる。アンピシリン耐性などの薬剤耐性に
よりまず形質転換体を選別したのち、ヒトCu,Zn−SO
D遺伝子に対応すると考えられる塩基配列を有するオリ
ゴヌクレオチドを化学合成しこれを32Pで標識してプ
ローブとして用い、公知のコロニーハイブリダイゼーシ
ヨン法(Hanahan,D.ら、Methods in Enzymology,10
0,333,1983)によりポジテイブなシグナルを
示した形質転換体を選択する。これらの形質転換体より
常法に従ってプラスミドDNAを単離し、cDNA部分
の塩基配列をMaxam−Gilbert法(Maxam,A.M.and Gilber
t,W.,Proc.Natl.Acad.Sci.,74,560,1977)
またはジデオキシ法(Messing,J.ら,Nucleic Acids Re
s.,9,309,1981)によって決定し、ヒトCu,Zn
−SODcDNAの存在を確認する。確認には、ヒト赤
血球より単離されたCu,Zn−SODのアミノ酸配列(Jab
usch,J.R.,Biochemistry,19,2310,1980)
またはダウン症候群患者に由来する樹立細胞株より分離
されたmRNAから得られたcDNAの塩基配列(Sher
man,L.ら,Proc.Natl.Acad.Sci.,80,5465,1
983)を参考にすることができる。
リヒア・コリ(Escherichia coli)×1776株あるい
はDH1株(Low,B.,Proc.Natl.Acad.Sci.,60,16
0,1968;Meselson,M.and Yuan,R.,Nature,21
7,1110,1968;Hanahan,D.,J.Mol,Biol,16
6,557,1983)に導入して形質転換させる。形
質転換法は公知の方法(重定勝或,細胞工学、Vol.2,
No.3,616,1983)またはそれに準ずる方法で
行うことができる。アンピシリン耐性などの薬剤耐性に
よりまず形質転換体を選別したのち、ヒトCu,Zn−SO
D遺伝子に対応すると考えられる塩基配列を有するオリ
ゴヌクレオチドを化学合成しこれを32Pで標識してプ
ローブとして用い、公知のコロニーハイブリダイゼーシ
ヨン法(Hanahan,D.ら、Methods in Enzymology,10
0,333,1983)によりポジテイブなシグナルを
示した形質転換体を選択する。これらの形質転換体より
常法に従ってプラスミドDNAを単離し、cDNA部分
の塩基配列をMaxam−Gilbert法(Maxam,A.M.and Gilber
t,W.,Proc.Natl.Acad.Sci.,74,560,1977)
またはジデオキシ法(Messing,J.ら,Nucleic Acids Re
s.,9,309,1981)によって決定し、ヒトCu,Zn
−SODcDNAの存在を確認する。確認には、ヒト赤
血球より単離されたCu,Zn−SODのアミノ酸配列(Jab
usch,J.R.,Biochemistry,19,2310,1980)
またはダウン症候群患者に由来する樹立細胞株より分離
されたmRNAから得られたcDNAの塩基配列(Sher
man,L.ら,Proc.Natl.Acad.Sci.,80,5465,1
983)を参考にすることができる。
次に、得られたヒトCu,Zn−SODのcDNAを適当な
形質発現調節遺伝子の下流に連結する。これにはトリプ
トフアンオペロンプロモーター(trpプロモーター)、
ラクトースオペロンプロモーター(lacプロモータ
ー)、λフアージのPLプロモーター、tacプロモータ
ーなどの公知のプロモーターが利用できる。
形質発現調節遺伝子の下流に連結する。これにはトリプ
トフアンオペロンプロモーター(trpプロモーター)、
ラクトースオペロンプロモーター(lacプロモータ
ー)、λフアージのPLプロモーター、tacプロモータ
ーなどの公知のプロモーターが利用できる。
しかし、ここで注目すべきことは、生体内にはO2 −を
必要とする酵素の存在が知られており(大柳善彦,スー
パーオキサイドと医学,58,1981,共立出版)、
従って、O2 −を消去する作用を持つSODを過剰生産
させることにより宿主菌の生理障害をひき起す可能性が
充分に考えられることである。これを避けるためには、
遺伝子の発現を抑制した状態で細胞を成育させたのち、
適当な条件下にこの抑制を解除させて遺伝子を発現させ
SODを多量に産生させることが好ましい。
必要とする酵素の存在が知られており(大柳善彦,スー
パーオキサイドと医学,58,1981,共立出版)、
従って、O2 −を消去する作用を持つSODを過剰生産
させることにより宿主菌の生理障害をひき起す可能性が
充分に考えられることである。これを避けるためには、
遺伝子の発現を抑制した状態で細胞を成育させたのち、
適当な条件下にこの抑制を解除させて遺伝子を発現させ
SODを多量に産生させることが好ましい。
エシエリヒア・コリから分離されたプラスミドCol E
1 上に存在するコリシンE1遺伝子はコリシンE1タ
ンパクの産生を支配している遺伝子であり、通常の状態
においてはリプレツサータンパクがオペレーターに結合
することにより遺伝子の発現は抑制されているが、DN
Aに損傷を与えるような処理、たとえば紫外線照射、マ
イトマイシンC処理、ナリジキシン酸処理などによりこ
の抑制が解除されて誘発が起り、。コリシンE1タンパ
クが多量につくられる。これはいわゆる負の制御と呼ば
れる調節機構である。これに加えて、コリシンE1遺伝
子には正の制御も存在しており(調恒明ら、生化学、Vo
l.56,No.8,1082,1984)、ユニークな形
質発現調節機構を持つ遺伝子であって、誘発時には正の
制御の効果も加わってきわめて多量のコリシンE1タン
パク質が産生される。さらにコリシンE1タンパク質は
エシエリヒア・コリに対する抗菌性を機能とするタンパ
ク質であって、通常時の細胞の成育には必要ないタンパ
ク質とみなし得るものであり、その性質上、通常時のコ
リシンE1遺伝子の発現が厳密に抑制されていることか
らも、コリシンE1遺伝子の形質発現調節遺伝子の利用
は本発明にとってきわめて有利である。
1 上に存在するコリシンE1遺伝子はコリシンE1タ
ンパクの産生を支配している遺伝子であり、通常の状態
においてはリプレツサータンパクがオペレーターに結合
することにより遺伝子の発現は抑制されているが、DN
Aに損傷を与えるような処理、たとえば紫外線照射、マ
イトマイシンC処理、ナリジキシン酸処理などによりこ
の抑制が解除されて誘発が起り、。コリシンE1タンパ
クが多量につくられる。これはいわゆる負の制御と呼ば
れる調節機構である。これに加えて、コリシンE1遺伝
子には正の制御も存在しており(調恒明ら、生化学、Vo
l.56,No.8,1082,1984)、ユニークな形
質発現調節機構を持つ遺伝子であって、誘発時には正の
制御の効果も加わってきわめて多量のコリシンE1タン
パク質が産生される。さらにコリシンE1タンパク質は
エシエリヒア・コリに対する抗菌性を機能とするタンパ
ク質であって、通常時の細胞の成育には必要ないタンパ
ク質とみなし得るものであり、その性質上、通常時のコ
リシンE1遺伝子の発現が厳密に抑制されていることか
らも、コリシンE1遺伝子の形質発現調節遺伝子の利用
は本発明にとってきわめて有利である。
Col E1 DNAはたとえばフアルマシアP.L.バ
イオケミカルズ社のカタログNo.27−4914−01
として入手することが可能である。また、正の制御に関
与する領域、プロモーター・オペレーター領域、リボソ
ーム結合領域からなるコリシンE1遺伝子の形質発現調
節遺伝子の塩基配列は既に報告されている(Ebina,Y.
ら,Gene,15,119,1981)。なお、本発明に
おけるコリシンE1遺伝子の形質発現調節遺伝子とは、
第1図の−140から78番目までの塩基配列の存在を
必須とするものである。
イオケミカルズ社のカタログNo.27−4914−01
として入手することが可能である。また、正の制御に関
与する領域、プロモーター・オペレーター領域、リボソ
ーム結合領域からなるコリシンE1遺伝子の形質発現調
節遺伝子の塩基配列は既に報告されている(Ebina,Y.
ら,Gene,15,119,1981)。なお、本発明に
おけるコリシンE1遺伝子の形質発現調節遺伝子とは、
第1図の−140から78番目までの塩基配列の存在を
必須とするものである。
コリシンE1遺伝子の形質発現調節遺伝子の下流にヒト
Cu,Zn−SOD cDNAを連結する際に、いわゆる融
合タンパク質を産生するような形での連結は、適当な制
限酵素の切断部位を利用することにより比較的容易に行
うことができる。しかし、コリシンE1タンパク質に由
来する部分がある程度以上の長さを持っている場合、こ
の融合タンパク質を人体に投与した際に免疫原性(抗原
性)を発揮する危険性が充分に考えられる。従って、コ
リシンE1遺伝子の翻訳開始コドン(ATG)の直後に
ヒトCu,Zn−SODのN末端アミノ酸コドンが連結され
る形が好ましい。しかし、これを満足させてくれるよう
な適当な制限酵素の切断部位はどちらの遺伝子にも存在
しない。そこで、制限酵素を用いて両方のDNA断片を
必要部分が欠失した形で切り出し、欠失した部分は合成
DNA断片により補間することができる。
Cu,Zn−SOD cDNAを連結する際に、いわゆる融
合タンパク質を産生するような形での連結は、適当な制
限酵素の切断部位を利用することにより比較的容易に行
うことができる。しかし、コリシンE1タンパク質に由
来する部分がある程度以上の長さを持っている場合、こ
の融合タンパク質を人体に投与した際に免疫原性(抗原
性)を発揮する危険性が充分に考えられる。従って、コ
リシンE1遺伝子の翻訳開始コドン(ATG)の直後に
ヒトCu,Zn−SODのN末端アミノ酸コドンが連結され
る形が好ましい。しかし、これを満足させてくれるよう
な適当な制限酵素の切断部位はどちらの遺伝子にも存在
しない。そこで、制限酵素を用いて両方のDNA断片を
必要部分が欠失した形で切り出し、欠失した部分は合成
DNA断片により補間することができる。
合成DNA断片は、たとえば固相トリエステル法(Miyo
shi,K.ら、Nucl.Acids Res.,8,5507,198
0)によりオリゴヌクレオチドを化学合成し、これらを
たとえばT4DNAリガーゼでつなぎ合せることにより
得られる。合成DNA断片は、もとの塩基配列を再現す
るものである必要は必ずしもない。アミノ酸コドンには
縮重が存在し、かつ生物の種によってコドンの使用頻度
が異なることは良く知られている。従って、アミノ酸の
配列を変えない限りにおいては、合成DNA断片の作製
時にどのようなコドンを選んでも自由であるが、宿主菌
中で使用頻度の高いコドンを選択すると、遺伝子の発現
量の増大が期待できる。コリシンE1遺伝子の形質発現
調節遺伝子領域に関しては、もとの塩基配列を再現する
方が好ましいが、結果として遺伝子の発現量の増加につ
ながるような塩基配列の変更は採用できる。
shi,K.ら、Nucl.Acids Res.,8,5507,198
0)によりオリゴヌクレオチドを化学合成し、これらを
たとえばT4DNAリガーゼでつなぎ合せることにより
得られる。合成DNA断片は、もとの塩基配列を再現す
るものである必要は必ずしもない。アミノ酸コドンには
縮重が存在し、かつ生物の種によってコドンの使用頻度
が異なることは良く知られている。従って、アミノ酸の
配列を変えない限りにおいては、合成DNA断片の作製
時にどのようなコドンを選んでも自由であるが、宿主菌
中で使用頻度の高いコドンを選択すると、遺伝子の発現
量の増大が期待できる。コリシンE1遺伝子の形質発現
調節遺伝子領域に関しては、もとの塩基配列を再現する
方が好ましいが、結果として遺伝子の発現量の増加につ
ながるような塩基配列の変更は採用できる。
自律複製できるベクターに、コリシンE1遺伝子の形質
発現調節遺伝子を含むDNA断片、合成DNA断片、ヒ
トCu,Zn−SOD構造遺伝子断片を正しく組込むことに
より目的の組換えDNAが得られる。これらのDNA断
片は、たとえばT4DNAリガーゼにより連結すること
ができ、最終的に得られる組換えDNAの構造が目的と
するものである限り、DNA断片の連結順序に制限はな
い。使用するベクターは宿主微生物内で複製可能なもの
であれば特に制限はなく、宿主がエシエリヒア・コリの
場合はpBR322が良く用いられている。
発現調節遺伝子を含むDNA断片、合成DNA断片、ヒ
トCu,Zn−SOD構造遺伝子断片を正しく組込むことに
より目的の組換えDNAが得られる。これらのDNA断
片は、たとえばT4DNAリガーゼにより連結すること
ができ、最終的に得られる組換えDNAの構造が目的と
するものである限り、DNA断片の連結順序に制限はな
い。使用するベクターは宿主微生物内で複製可能なもの
であれば特に制限はなく、宿主がエシエリヒア・コリの
場合はpBR322が良く用いられている。
得られた組換えDNAをベクターの宿主微生物内に導入
し形質転換させる。本発明では宿主微生物としてエシエ
リヒア・コリを使用しているが、形質発現調節遺伝子、
特にコリシンE1遺伝子の形質発現調節遺伝子が機能す
る限りにおいては、バチルス・ズブチリス(Bacillus s
ubtilis)、サツカロミセス・セレビシエ(Saccharomyc
es cerevisiae)等の他の微生物も使用できる。エシエ
リヒア・コリの場合はW3110株、20S0株、C6
00S株などの名前があげられる。特にW3110株が
好ましい。W3110株はエシエリヒア・コリK12株
の野性株(λ+,F+)から誘導されたλ−,F−株で
あり、栄養要求性などその他の点では野性株と同一であ
る(Bachmann,B.J.,Bacteriological Reviews,36,5
25,1972)。
し形質転換させる。本発明では宿主微生物としてエシエ
リヒア・コリを使用しているが、形質発現調節遺伝子、
特にコリシンE1遺伝子の形質発現調節遺伝子が機能す
る限りにおいては、バチルス・ズブチリス(Bacillus s
ubtilis)、サツカロミセス・セレビシエ(Saccharomyc
es cerevisiae)等の他の微生物も使用できる。エシエ
リヒア・コリの場合はW3110株、20S0株、C6
00S株などの名前があげられる。特にW3110株が
好ましい。W3110株はエシエリヒア・コリK12株
の野性株(λ+,F+)から誘導されたλ−,F−株で
あり、栄養要求性などその他の点では野性株と同一であ
る(Bachmann,B.J.,Bacteriological Reviews,36,5
25,1972)。
テトラサイクリン耐性などによりまず形質転換体を選択
したのち、常法に従いプラスミドDNAを分離し、制限
酵素地図の解析により第2次のスクリーニングを行う。
さらに誘発時のヒトCu,Zn−SODの産生能によって目
的の形質転換体を選択する。
したのち、常法に従いプラスミドDNAを分離し、制限
酵素地図の解析により第2次のスクリーニングを行う。
さらに誘発時のヒトCu,Zn−SODの産生能によって目
的の形質転換体を選択する。
SOD活性の測定法としては、チトクロームC−キサン
チン−キサンチンオキシダーゼを用いる方法(McCord,
J.M.and Fridovich,I.,J.Biol.Chem.,244,604
9,1969)、ニトロブルーテトラゾリウム(NB
T)−リボフラビンを用いる方法(Beauchamp,C.and Fr
idovich,I.,Anal.Biochem.,44,276,1971)
等が利用できる。NBT−リボフラビン法は簡便であ
り、電気泳動後のタンパクの活性染色にも利用できるた
め便利である。エシエリヒア・コリの場合について言う
と、組換えDNAから産生されるヒトCu,Zn−SODに
加えて、宿主染色体から産生されるMn−SODおよびFe
−SODが混在している。これらのSODの酵素として
の作用は同一であるが、Cu,Zn−SODは1〜2mMのC
N−イオンによって活性が阻害されるのに対し、Mn−S
OD,Fe−SODは同条件下での阻害を受けないことか
ら区別できる。また、これら3種のSODは分子量や等
電点が互いに異なるため、電気泳動、イオン交換または
ゲル過カラムクロマトグラフイーによって分離するこ
とができる。
チン−キサンチンオキシダーゼを用いる方法(McCord,
J.M.and Fridovich,I.,J.Biol.Chem.,244,604
9,1969)、ニトロブルーテトラゾリウム(NB
T)−リボフラビンを用いる方法(Beauchamp,C.and Fr
idovich,I.,Anal.Biochem.,44,276,1971)
等が利用できる。NBT−リボフラビン法は簡便であ
り、電気泳動後のタンパクの活性染色にも利用できるた
め便利である。エシエリヒア・コリの場合について言う
と、組換えDNAから産生されるヒトCu,Zn−SODに
加えて、宿主染色体から産生されるMn−SODおよびFe
−SODが混在している。これらのSODの酵素として
の作用は同一であるが、Cu,Zn−SODは1〜2mMのC
N−イオンによって活性が阻害されるのに対し、Mn−S
OD,Fe−SODは同条件下での阻害を受けないことか
ら区別できる。また、これら3種のSODは分子量や等
電点が互いに異なるため、電気泳動、イオン交換または
ゲル過カラムクロマトグラフイーによって分離するこ
とができる。
このようにして得られた、形質発現調節遺伝子、特には
コリシンE1遺伝子の形質発現調節遺伝子の下流にヒト
Cu,Zn−SOD構造遺伝子を有する組換えDNAで形質
転換された微生物を、その宿主微生物の増殖に適した条
件下で所定の時間培養し、その後に誘発合成を行わせて
ヒトCu,Zn−SODを大量に産生させる。エシエリヒア
・コリの場合、たとえばL培地、グルコースおよびカザ
ミノ酸を含むM9培地などの公知の培地により培養を行
う。培養は通常15〜43℃の温度で2〜24時間行
う。必要により通気、撹拌を加えることができる。対数
増殖期にある培養物にマイトマイシンC、ナリジキシン
酸などの薬剤を添加したり、紫外線を照射することによ
り誘発合成を行わせることができる。
コリシンE1遺伝子の形質発現調節遺伝子の下流にヒト
Cu,Zn−SOD構造遺伝子を有する組換えDNAで形質
転換された微生物を、その宿主微生物の増殖に適した条
件下で所定の時間培養し、その後に誘発合成を行わせて
ヒトCu,Zn−SODを大量に産生させる。エシエリヒア
・コリの場合、たとえばL培地、グルコースおよびカザ
ミノ酸を含むM9培地などの公知の培地により培養を行
う。培養は通常15〜43℃の温度で2〜24時間行
う。必要により通気、撹拌を加えることができる。対数
増殖期にある培養物にマイトマイシンC、ナリジキシン
酸などの薬剤を添加したり、紫外線を照射することによ
り誘発合成を行わせることができる。
培養後、公知の方法で菌体を集め破砕したのち、通常知
られているタンパク質の精製法に従ってヒトCu,Zn−S
OD活性を持つタンパク質を単離することによりヒトC
u,Zn−SODが製造できる。精製は、たとえば熱処理、
塩析、濃縮、透析、イオン交換クロマトグラフイー、ゲ
ル過クロマトグラフイー、クロマトフオーカシング、
電気泳動、高束液体クロマトグラフイー、アフイニテイ
クロマトグラフイーなどの操作を適宜組合せて行うこと
ができる。
られているタンパク質の精製法に従ってヒトCu,Zn−S
OD活性を持つタンパク質を単離することによりヒトC
u,Zn−SODが製造できる。精製は、たとえば熱処理、
塩析、濃縮、透析、イオン交換クロマトグラフイー、ゲ
ル過クロマトグラフイー、クロマトフオーカシング、
電気泳動、高束液体クロマトグラフイー、アフイニテイ
クロマトグラフイーなどの操作を適宜組合せて行うこと
ができる。
かくして製造されたヒトスーパーオキシドデイスムター
ゼと実質的に同一のアミノ酸配列を有するポリペプチド
は、虚血性心疾患の治療薬としての活性を示す。
ゼと実質的に同一のアミノ酸配列を有するポリペプチド
は、虚血性心疾患の治療薬としての活性を示す。
本発明のポリペプチドは、通常の方法に従って注射剤、
錠剤、軟膏剤、カプセル剤、リポソーム製剤などの製剤
とすることができる。
錠剤、軟膏剤、カプセル剤、リポソーム製剤などの製剤
とすることができる。
本発明のポリペプチドは、例えば1〜10mgの量で好適
に用いられ、あるいは1日0.017〜0.17mg/kg
・体重の投与量で1回〜数回に分けて例えば急性心筋梗
塞の治療を目的として、経口的また非経口的に投与し得
る。
に用いられ、あるいは1日0.017〜0.17mg/kg
・体重の投与量で1回〜数回に分けて例えば急性心筋梗
塞の治療を目的として、経口的また非経口的に投与し得
る。
以下に実施例および参考例を示す。
参考例1 ヒトCu,Zn−SODのcDNAを組込んだプ
ラスミドpSOD2の作製: 正常分娩によって得られたヒト胎盤からグアニジウム−
塩化セシウム法によってRNAを分離し、ついでオリゴ
(dT)セルロースを用いてポリ(A)テイルをもったm
RNAを分離した。
ラスミドpSOD2の作製: 正常分娩によって得られたヒト胎盤からグアニジウム−
塩化セシウム法によってRNAを分離し、ついでオリゴ
(dT)セルロースを用いてポリ(A)テイルをもったm
RNAを分離した。
得られたmRNAより、Okayama−Berg法に従って、c
DNAライブラリーを作成した。宿主菌として大腸菌D
H1株を用いた。
DNAライブラリーを作成した。宿主菌として大腸菌D
H1株を用いた。
コロニーハイブリダイゼーシヨン法にて、ヒトCu,Zn−
SODのcDNAが組込まれたプラスミドpSOD2を
保持した大腸菌DH1(pSOD2)株を得た。この菌
株より常法に従ってプラスミドpSOD2を単離した。
SODのcDNAが組込まれたプラスミドpSOD2を
保持した大腸菌DH1(pSOD2)株を得た。この菌
株より常法に従ってプラスミドpSOD2を単離した。
参考例2 ヒトCu,Zn−SOD産生用組換換えDNAの
作製: コリシンE1遺伝子の形質発現調節遺伝子の下流にヒト
Cu,Zn−SOD構造遺伝子を連結して、ヒトCu,Zn−SO
Dを産生させるためのプラスミドは、第3図に示すスト
ラテジーに従って作製した。
作製: コリシンE1遺伝子の形質発現調節遺伝子の下流にヒト
Cu,Zn−SOD構造遺伝子を連結して、ヒトCu,Zn−SO
Dを産生させるためのプラスミドは、第3図に示すスト
ラテジーに従って作製した。
(1)コリシンE1遺伝子の形質発現調節遺伝子断片を
組込んだプラスミドpAOK1の作製: コリシンE1DNAをDraIで切断し、ついで、StuIで切
断した後、5%ポリアクリルアミドゲル電気泳動法で3
40bpのStuI−DraI断片を得た。この断片をプラスミド
pBR322のDraIサイトに挿入し、プラスミドpAO
K1を作製した。
組込んだプラスミドpAOK1の作製: コリシンE1DNAをDraIで切断し、ついで、StuIで切
断した後、5%ポリアクリルアミドゲル電気泳動法で3
40bpのStuI−DraI断片を得た。この断片をプラスミド
pBR322のDraIサイトに挿入し、プラスミドpAO
K1を作製した。
(2)ヒトCu,Zn−SOD構造遺伝子断片の作製: プラスミドpSOD2をAluIで切断し、ついでTaqIで切
断した後、5%ポリアクリルアミドゲル電気泳動法で4
40bp断片を得た。
断した後、5%ポリアクリルアミドゲル電気泳動法で4
40bp断片を得た。
(3)合成DNAの作製: コリシンE1遺伝子の形質発現調節遺伝子の下流にヒト
Cu,Zn−SOD構造遺伝子を連結するために、コリシン
E1 340bp断片およびSOD構造遺伝子の440bp
断片で欠失している部分84bpを第4図に示すように1
2個のオリゴペプチドに分割して合成した。
Cu,Zn−SOD構造遺伝子を連結するために、コリシン
E1 340bp断片およびSOD構造遺伝子の440bp
断片で欠失している部分84bpを第4図に示すように1
2個のオリゴペプチドに分割して合成した。
(4)ヒトCu,Zn−SOD産生用組換えDNAの作製: プラスミドpAOK1のDraIサイトに、84bpの合成D
NAと、440bpのSOD構造遺伝子断片を挿入し、コ
リシンE1遺伝子の形質発現調節遺伝子の下流に、ヒト
Cu,Zn−SOD構造遺伝子が連結したヒトCu,Zn−SOD
産生用組換えDNApUBE2を得た。
NAと、440bpのSOD構造遺伝子断片を挿入し、コ
リシンE1遺伝子の形質発現調節遺伝子の下流に、ヒト
Cu,Zn−SOD構造遺伝子が連結したヒトCu,Zn−SOD
産生用組換えDNApUBE2を得た。
参考例3 ヒトCu,Zn−SODを産生する組換え大腸菌
545πHR(pUBE2)株の作製: SOB培地でOD550=0.55まで培養した大腸菌
545πHR株をTfbI、ついでTfbIIで処理したのち、
処理液にプラスミドpUBE2を加え、0℃で30分
間、ついで42℃で90秒間熱処理して、プラスミドp
UBE2を保持する大腸菌545πHR(pUBE2)
株を得た。
545πHR(pUBE2)株の作製: SOB培地でOD550=0.55まで培養した大腸菌
545πHR株をTfbI、ついでTfbIIで処理したのち、
処理液にプラスミドpUBE2を加え、0℃で30分
間、ついで42℃で90秒間熱処理して、プラスミドp
UBE2を保持する大腸菌545πHR(pUBE2)
株を得た。
参考例4 ヒトCu,Zn−SODと実質上同一のアミノ酸
配列を有するポリペプチドの製造: カザミノ酸300g、グルコース400g、テトラサイ
クリン1g、Na2HPO4600g、KH2PO4300
g、NaCl50g、NH4Cl100g、CuCl2・2
H2O0.5g、ZnSO4・7H2O0.9gを含む
培地100に大腸菌545πHR(pUBE2)を接
種し、クレツト116まで37℃で撹拌(2000rp
m)培養後、培養液にNa2HPO4600g、KH2
PO4300g、NaCl50g、NH4Cl100g
を含む水2、グルコース450gを含む水1とマイ
トマイシンC200mgを含む水500mlを加えて誘発合
成を37℃、2時間行わせた。シヤープレス型遠心分離
機での遠心(2000rpm、3時間)により344gの
湿菌体を得た。
配列を有するポリペプチドの製造: カザミノ酸300g、グルコース400g、テトラサイ
クリン1g、Na2HPO4600g、KH2PO4300
g、NaCl50g、NH4Cl100g、CuCl2・2
H2O0.5g、ZnSO4・7H2O0.9gを含む
培地100に大腸菌545πHR(pUBE2)を接
種し、クレツト116まで37℃で撹拌(2000rp
m)培養後、培養液にNa2HPO4600g、KH2
PO4300g、NaCl50g、NH4Cl100g
を含む水2、グルコース450gを含む水1とマイ
トマイシンC200mgを含む水500mlを加えて誘発合
成を37℃、2時間行わせた。シヤープレス型遠心分離
機での遠心(2000rpm、3時間)により344gの
湿菌体を得た。
集菌した菌体を3の10mMトリエタノールアミン緩
衝液(pH7.0)に懸濁して、ダイノミルで破砕した。
破砕液を遠心(9000rpm,60分間)し、得られた
粗抽出液の全量を3.5とした。粗抽出液に1MCu
Cl2水溶液0.35mlを加え、一晩撹拌したのち60
℃で5分間加熱処理した。生じた沈殿を9000rpm、
20分間の遠心により除去した。上清から硫安沈殿によ
って70〜95%飽和画分を回収し、透析後イオン交換
セルロースDE52カラムクロマトグラフイーにかけ
て、20mM NaCl濃度(10mMトリエタノール
アミン緩衝液)で溶出しSOD活性画分を得た。この画
分から100%飽和硫安で分離した硫安沈殿を遠心(1
5000rpm、10分)で得、透析後、凍結乾燥してヒ
トCu,Zn−SODと実質上同一のアミノ酸配列を有する
ポリペプチドを得た(990mg)。
衝液(pH7.0)に懸濁して、ダイノミルで破砕した。
破砕液を遠心(9000rpm,60分間)し、得られた
粗抽出液の全量を3.5とした。粗抽出液に1MCu
Cl2水溶液0.35mlを加え、一晩撹拌したのち60
℃で5分間加熱処理した。生じた沈殿を9000rpm、
20分間の遠心により除去した。上清から硫安沈殿によ
って70〜95%飽和画分を回収し、透析後イオン交換
セルロースDE52カラムクロマトグラフイーにかけ
て、20mM NaCl濃度(10mMトリエタノール
アミン緩衝液)で溶出しSOD活性画分を得た。この画
分から100%飽和硫安で分離した硫安沈殿を遠心(1
5000rpm、10分)で得、透析後、凍結乾燥してヒ
トCu,Zn−SODと実質上同一のアミノ酸配列を有する
ポリペプチドを得た(990mg)。
実施例1(マウスにおける急性毒性試験) ddY系雄マウス(体重32±2g)1群8匹を用いて、
本物質を生理食塩液に溶解し、静脈内(i.v.)投与
した。投与量は30mg/kg、100mg/kg、300mg/
kgの3群である。投与後2週間中毒症状について観察し
たが、各群ともに異常なく生存した。屠殺後の解剖所見
においても、生理食塩液のみを投与したコントロール群
と何ら変わるところがなかった。従って、マウスにおけ
る本物質の静脈内投与におけるLD50値は300mg/
kg以上である(第1表参照)。
本物質を生理食塩液に溶解し、静脈内(i.v.)投与
した。投与量は30mg/kg、100mg/kg、300mg/
kgの3群である。投与後2週間中毒症状について観察し
たが、各群ともに異常なく生存した。屠殺後の解剖所見
においても、生理食塩液のみを投与したコントロール群
と何ら変わるところがなかった。従って、マウスにおけ
る本物質の静脈内投与におけるLD50値は300mg/
kg以上である(第1表参照)。
実施例2(急性心筋梗塞に対する効果) 体重10〜12kgの雑種成犬をControl6例、ヒトCu,Zn
−SOD投与群6例、計12例を用いた。
−SOD投与群6例、計12例を用いた。
実験犬をGOF麻酔下で胸骨縦切開により開胸した。左
冠動脈回旋枝(LCCA)根部をクレンメにより完全に
閉塞させることにより急性心筋梗塞モデルを作製した。
ヒトCu,Zn−SOD(Control群では生理食塩水)は、L
CCA閉塞10分前から血流再開後30分まで10分毎
に左心房へ留置したカテーテルより、第5図に示したス
ケジユールに従って、総量60mgを投与した。
冠動脈回旋枝(LCCA)根部をクレンメにより完全に
閉塞させることにより急性心筋梗塞モデルを作製した。
ヒトCu,Zn−SOD(Control群では生理食塩水)は、L
CCA閉塞10分前から血流再開後30分まで10分毎
に左心房へ留置したカテーテルより、第5図に示したス
ケジユールに従って、総量60mgを投与した。
LCCA遮断時間は90分とし、その後血流を再開さ
せ、6時間後に屠殺し心臓を摘出し、TTC(Tripheny
l Tetrazorium Chloride)により染色し、梗塞率を測定
した。
せ、6時間後に屠殺し心臓を摘出し、TTC(Tripheny
l Tetrazorium Chloride)により染色し、梗塞率を測定
した。
梗塞率は次のようにして求められる。
摘出心標本のLCCA根部をクランプする。その状態
で、左冠動脈からTTC溶液を灌流させ、また右冠動脈
及び左冠動脈前下降枝からEvans Blue溶液を灌流させ
る。この方法によれば、冠動脈遮断により影響を受けな
い部分はEvans Blueによって青く染まり、該遮断により
影響を受ける部分はTTCによって赤く染まるか(生き
ている部分)あるいは染まらず白のままである(梗塞部
分)。
で、左冠動脈からTTC溶液を灌流させ、また右冠動脈
及び左冠動脈前下降枝からEvans Blue溶液を灌流させ
る。この方法によれば、冠動脈遮断により影響を受けな
い部分はEvans Blueによって青く染まり、該遮断により
影響を受ける部分はTTCによって赤く染まるか(生き
ている部分)あるいは染まらず白のままである(梗塞部
分)。
染料溶液の灌流が終了したのち、この摘出心から左心
房、右心房を除去して左心室および右心室のみとし、こ
の部分を横方向に6〜7切片にスライスした。それぞれ
のスライスの重量並びに切断して青色部分、赤色部分お
よび白色部分の重量を測定した。
房、右心房を除去して左心室および右心室のみとし、こ
の部分を横方向に6〜7切片にスライスした。それぞれ
のスライスの重量並びに切断して青色部分、赤色部分お
よび白色部分の重量を測定した。
第6図には、摘出心を染料溶液で灌流したのちのスライ
スの模式図が示されている。第6図の(a)および(b)はそ
れぞれコントロール、およびヒトCu,Zn−SOD投与群
についてのものである。図中斜線部分はEvans Blue染色
部分、多数の黒点部分は赤く染色された部分であり、白
い部分は染まらなかった部分である。
スの模式図が示されている。第6図の(a)および(b)はそ
れぞれコントロール、およびヒトCu,Zn−SOD投与群
についてのものである。図中斜線部分はEvans Blue染色
部分、多数の黒点部分は赤く染色された部分であり、白
い部分は染まらなかった部分である。
スライスの全重量をLRV(g)とし、赤く染まった部分
と白のままの部分の合せた重量をRisk(g)とし、そして
白のままの部分の重量をInf(g)とすると、梗塞率はInf
/LRV、Risk/LRVおよびInf/Riskの値によって
総合的に判断される。
と白のままの部分の合せた重量をRisk(g)とし、そして
白のままの部分の重量をInf(g)とすると、梗塞率はInf
/LRV、Risk/LRVおよびInf/Riskの値によって
総合的に判断される。
結果を、第2表および第7図に示した。
なお、第7図において、斜線を施した柱は、ヒトCu,Zn
−SOD群についてのものであり、他の柱はcontrol群
についてのものである。
−SOD群についてのものであり、他の柱はcontrol群
についてのものである。
第2表および第7図の結果から、Control群に比較ヒトC
u,Zn−SOD投与群では有意に梗塞範囲の縮小効果が認
められた。
u,Zn−SOD投与群では有意に梗塞範囲の縮小効果が認
められた。
また、実験中、心電図、血圧、心拍数を経時的に測定し
た。心電図を第8図(ヒトCu,Zn−SOD投与群)およ
び第9図(Control群)に示した。
た。心電図を第8図(ヒトCu,Zn−SOD投与群)およ
び第9図(Control群)に示した。
第8図及び第9図中、(a)はcontrol、(b)はLCCA根
部閉塞30分後、(c)は閉塞解除直後および(d)は閉塞解
除直3時間後の心電図を各々示している。
部閉塞30分後、(c)は閉塞解除直後および(d)は閉塞解
除直3時間後の心電図を各々示している。
第8図と第9図の比較から、Control群に比較し、ヒトC
u、Zn−SOD投与群ではT波の増高、心室性期外収縮の
出現が少ないことがわかる。
u、Zn−SOD投与群ではT波の増高、心室性期外収縮の
出現が少ないことがわかる。
また血圧、心拍数については両群の間に有意な差は認め
られなかった。
られなかった。
第1図はコリシンE1遺伝子の形質発現調節遺伝子領域
の塩基配列を示したものである。PBはRNAポリメラ
ーゼの結合部位、RSはRNAポリメラーゼの認識部位
である。太い矢印は転写の開始点と転写方向を示してい
る。破線による下線部はリボソーム結合部位を示し、Me
tが翻訳開始コドンの位置を示している。2カ所存在す
る実線下線部は正の制御に関与する領域である。また制
限酵素DraIの切断位置を示した。 第2図は胎盤のmRNAから得られたヒトCu,Zn−SO
D cDNAの構造遺伝子領域の塩基配列と、塩基配列
から決定されるアミノ酸配列を示した。2カ所の下線部
はコロニーハイブリダイゼーシヨンに用いた2種類の合
成DNAがハイブリダイズする領域である。 第3図は組換えDNA pUBE2が作製されるまでの
経過の概略を図示したものである。 第4図は合成DNA断片の塩基配列と、化学合成したオ
リゴヌクレオチドの塩基配列を示したものであり、オリ
ゴヌクレオチドを結合して得られる合成DNA断片は、
5′端はDraI断端、3′端はTaqI切断端となっている。
*印は第2図の塩基配列を変更した個所で2カ所存在し
ている。但しアミノ酸配列は変わっていない。 第5図は、ヒトCu,Zn−SOD投与のスケジユールであ
る。 第6図は、摘出心を染料溶液(TTC溶液とEvans Blue
溶液)で灌流したのちのスライスの模式図ある。 第7図は、Control群とヒトCu,Zn−SOD投与群とにつ
いての心臓の梗塞率の比較を示している。 第8図および第9図は、それぞれヒトCu,Zn−SOD投
与群およびcontrol群についての心電図である。
の塩基配列を示したものである。PBはRNAポリメラ
ーゼの結合部位、RSはRNAポリメラーゼの認識部位
である。太い矢印は転写の開始点と転写方向を示してい
る。破線による下線部はリボソーム結合部位を示し、Me
tが翻訳開始コドンの位置を示している。2カ所存在す
る実線下線部は正の制御に関与する領域である。また制
限酵素DraIの切断位置を示した。 第2図は胎盤のmRNAから得られたヒトCu,Zn−SO
D cDNAの構造遺伝子領域の塩基配列と、塩基配列
から決定されるアミノ酸配列を示した。2カ所の下線部
はコロニーハイブリダイゼーシヨンに用いた2種類の合
成DNAがハイブリダイズする領域である。 第3図は組換えDNA pUBE2が作製されるまでの
経過の概略を図示したものである。 第4図は合成DNA断片の塩基配列と、化学合成したオ
リゴヌクレオチドの塩基配列を示したものであり、オリ
ゴヌクレオチドを結合して得られる合成DNA断片は、
5′端はDraI断端、3′端はTaqI切断端となっている。
*印は第2図の塩基配列を変更した個所で2カ所存在し
ている。但しアミノ酸配列は変わっていない。 第5図は、ヒトCu,Zn−SOD投与のスケジユールであ
る。 第6図は、摘出心を染料溶液(TTC溶液とEvans Blue
溶液)で灌流したのちのスライスの模式図ある。 第7図は、Control群とヒトCu,Zn−SOD投与群とにつ
いての心臓の梗塞率の比較を示している。 第8図および第9図は、それぞれヒトCu,Zn−SOD投
与群およびcontrol群についての心電図である。
フロントページの続き (72)発明者 杉本 久 東京都港区白金台4−6−1 東京大学医 科学研究所宿舎 (72)発明者 藤原 寛 山口県宇部市大字小串1978の5 宇部興産 株式会社宇部研究所内 (72)発明者 中越 一郎 山口県宇部市大字小串1978の5 宇部興産 株式会社宇部研究所内 (56)参考文献 特開 昭56−32422(JP,A) 特開 昭62−289187(JP,A) 特開 昭62−226958(JP,A) 特開 昭59−91881(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】ヒト銅・亜鉛スーパーオキシドジスムター
ゼと実質的に同一のアミノ酸配列を有するポリペプチド
を活性成分として含んでなる虚血性心疾患治療薬。 - 【請求項2】上記ポリペプチドが単細胞微生物中で産生
されたものである特許請求の範囲第1項に記載の虚血性
心疾患治療薬。 - 【請求項3】上記単細胞微生物がポジテイブレギユレー
シヨンサイトを有する形質発現調節遺伝子の下流にヒト
銅、亜鉛型スーパーオキシドジスムターゼ構造遺伝子を
有する組換えDNAで形質転換されたものである特許請
求の範囲第2項に記載の虚血性心疾患治療薬。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61205778A JPH0643340B2 (ja) | 1986-09-03 | 1986-09-03 | 虚血性心疾患治療薬 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61205778A JPH0643340B2 (ja) | 1986-09-03 | 1986-09-03 | 虚血性心疾患治療薬 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6393726A JPS6393726A (ja) | 1988-04-25 |
JPH0643340B2 true JPH0643340B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=16512513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61205778A Expired - Lifetime JPH0643340B2 (ja) | 1986-09-03 | 1986-09-03 | 虚血性心疾患治療薬 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643340B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH01233228A (ja) * | 1988-03-11 | 1989-09-19 | Toyo Jozo Co Ltd | 悪性腫瘍細胞転移防止剤 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5632422A (en) * | 1979-08-27 | 1981-04-01 | Mochida Pharmaceut Co Ltd | Preventive and remedy for disorder caused by active oxygen in living body |
IE59498B1 (en) * | 1985-11-22 | 1994-03-09 | Bio Technology General Corp | Human manganese superoxide dismutase analog, plasmid for its expression and method of recovering it in enzymatically active form |
DE3609152A1 (de) * | 1986-03-19 | 1987-09-24 | Bayer Ag | Verfahren zur herstellung des (-)-antipoden des (e)-1-cyclohexyl-4,4-dimethyl- 3-hydroxy-2-(1,2,4-triazol-1-yl)-pent-1-ens |
-
1986
- 1986-09-03 JP JP61205778A patent/JPH0643340B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6393726A (ja) | 1988-04-25 |
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