JPH0643330Y2 - テラス屋根の屋根枠連結コーナキャップ - Google Patents

テラス屋根の屋根枠連結コーナキャップ

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JPH0643330Y2
JPH0643330Y2 JP40717990U JP40717990U JPH0643330Y2 JP H0643330 Y2 JPH0643330 Y2 JP H0643330Y2 JP 40717990 U JP40717990 U JP 40717990U JP 40717990 U JP40717990 U JP 40717990U JP H0643330 Y2 JPH0643330 Y2 JP H0643330Y2
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JP
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roof
rainwater
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frame
terrace
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JP40717990U
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JPH0487943U (ja
Inventor
弘 飯田
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株式会社ライベック
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば、テラス(こ
こでテラスとは、バルコニーやベランダ等のように建造
物から、地面に接地するしないにかかわらず外側に張り
出した構造をいう)などの屋根の外周を構成する屋根枠
のコーナ部分を連結するためのコーナキャップに関し、
より詳しくは、屋根枠を連結する際に、屋根枠の樋溝を
つたう雨水が屋根枠の端部から流出しないようにする構
造を極簡単に得ることのできるような、テラス屋根の屋
根枠連結コーナキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】上述したテラス屋根はその外周を複数本
の屋根枠で囲繞しており、この屋根枠は一般的には傾斜
した屋根における前端の前枠と、左右の側枠との2種類
で構成し、内部には梁部材を架設すると共に屋根板を装
着している。そのため、傾斜方向下側の前枠には、この
テラス屋根をつたう雨水を流す雨樋を装着し、この雨樋
に雨水が流れ落ちるまでの通路となる樋溝を、前枠の内
側にその長さ方向に沿って形成している。
【0003】上述したコーナキャップは、このような前
枠と側枠とを直角に接続する部材であって、従来は、前
枠と側枠との各端部の内側にそれぞれ嵌合する前枠嵌合
部と側枠嵌合部とを両側に形成し、しかも各嵌合部の中
間に枢支していて、各嵌合部のなす角度を適宜変更でき
るように構成していた。
【0004】前枠と側枠との連結作業は、例えば、先に
前枠嵌合部を前枠の端部に嵌合し、次に反対側の側枠嵌
合部に側枠の端部を嵌合して、コーナキャップの各嵌合
部にそれぞれ前枠と側枠とを取付けた状態にして行なっ
ていた。
【0005】そして、この連結作業の後には、テラス屋
根に降り注がれた雨水を雨樋に誘導し、連結部分からの
雨水の流出を阻止するための補足施工が不可欠であっ
た。
【0006】すなわち、アルミニウムのダイキャスト成
形によって形成するために開放された構造になっている
前枠の端部から、前枠の樋溝を流れる雨水を流出させな
いようにする必要があり、そのために、連結した前枠の
端部に該端部を堰止めする雨水止め構造を形成して雨水
の流れを堰止めていた。
【0007】この雨水止め構造は、板状体を適当な大き
さに整えてから樋溝の端部に当て嵌めてこれを支持し、
板状体の周囲にシリコンを練りつけて固めることによっ
て、雨水の行く手を阻む壁状態を形成していた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
に塑像を作るような方法で雨水止め構造を形成して前枠
端部からの雨水の流出を阻止するのでは、その構造を形
成するのに作業性、経済性の面での負担が大きかった。
【0009】そこでこの考案は、上述のような問題点を
考慮して、雨水止め構造を容易に、しかも経済的に形成
することに貢献する、テラス屋根の屋根枠連結コーナキ
ャップの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この考案は、樋溝を有す
る屋根枠を連結するコーナキャップであって、上記コー
ナキャップに、前記樋溝の端部を閉塞する雨水止め片を
切離し可能に形成したテラス屋根の屋根枠連結コーナキ
ャップであることを特徴とする。
【0011】
【作用】この考案におけるテラス屋根の屋根枠連結コー
ナキャップは、樋溝を有する屋根枠(前枠)の端部に連
結すると、その雨水止め片が屋根枠(前枠)の樋溝の端
部を閉塞する。これに、雨水止め片の周囲を適宜シール
する補助的な作業をなすことで雨水を堰止めるための雨
水止め構造を完成させる。
【0012】なお、雨水止め片が不要な屋根枠、例えば
側枠に対してはこの雨水止め片を切離して使用する。
【0013】
【考案の効果】上述のように、この考案によれば、樋溝
の端部を閉塞するための基礎となる雨水止め片を、屋根
枠の端部に嵌合するコーナキャップに形成しているの
で、従来のように、堰となる別の部材を樋溝端部に取付
け、これを手で支持しながらシリコンを練りつけるよう
な面倒な作業は必要なく、単に、屋根枠の嵌合作業によ
って自動的に必要位置に位置し、しかも自立する雨水止
め片に、雨水の通過を完全に阻止するための補助的な作
業を行うだけでよく、雨水止め構造を形成する作業が容
易に、そして迅速に行える。しかも従来のようにシリコ
ンなどの形成材料を大量に使用することなく、経済的で
ある。
【0014】さらに、雨水止め片は切離し可能に形成し
ているので、不必要とあらば即座に取除くことができ、
屋根枠の連結作業には何等支障をきたすことなく、良好
な連結作業をすることができる。
【0015】
【実施例】この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。
【0016】図面はテラス屋根と、このテラス屋根の外
周部を形成する屋根枠におけるコーナ部分を連結するコ
ーナキャップとを示している。
【0017】図2に示すように、上述のテラス屋根1
は、建造物2から外側に向けて突出した構造で、先端側
が所定本数の支持柱3…によって支持されている。そし
て、このテラス屋根1の外周部4は主として、軒の幅に
応じて連結したりしてして形成する前端部の前枠5と、
この前枠5の両端を支持しこれを建造物2に固定する側
枠6,6、それに、これら前枠5と側枠6,6とを直角
に連結するコーナキャップ7,7とで構成している。ま
た、このような構造の外周部4の内側には、所定本数の
梁部材8…を掛け渡し、この上に屋根板9を載置してさ
らに所定本数の桁部材10…を固定する。そして、前枠
5の両端部に雨樋11,11を装着して、テラス屋根1
の雨水や雪解け水などが秩序正しく流れるようにするこ
とで、テラス屋根1を完成させる。
【0018】まず、上述の前枠5と側枠6,6との構造
を説明し、次にコーナキャップ7の構造を説明すること
とする。
【0019】図1に示すように、前枠5および側枠6
は、アルミニウムのダイキャスト成形によって断面形状
を略L字状に形成した構造で、各枠5,6の上下方向の
外側壁12,13には、その長さ方向に沿って適宜凹凸
を形成し、意匠や屋根板9装着などに便宜を図ってい
る。また各外側壁12,13の上端には、内側方向に向
けて庇状に突出する、コーナキャップ7嵌合用の縁部1
4,15をそれぞれを形成している。
【0020】しかし、外側壁12,13の高さについて
は、側枠6の外側壁13を肉厚の分だけ高く形成し、ま
た、水平方向の下側壁16,17も異なる形状としてい
る。前枠5の下側壁16には、内側部分に溝板18をそ
の長さ方向に沿って立設し、この溝板18と外側壁12
の間に、雨水を導く樋溝19を形成し、前述した雨樋1
1は、この樋溝19に相当する部分の前枠5両端部に装
着している。
【0021】側枠6の下側壁17は前枠5の下側壁16
よりも短く形成すると共に、外側壁13の中間位置に、
下側壁17と平行に内側方向に突出するガイド板20を
設け、屋根板9の装着などに備えている。
【0022】次にコーナキャップ7の構造について説明
する。
【0023】コーナキャップ7は、左右方向の中間部2
1で折曲可能に枢着した正面視エ字状に合成樹脂で形成
し、両端部の上下に形成した4個の嵌合部22,23,
24,25を前枠5端部の上下と側枠6端部の上下に嵌
合し、外側面を面一にした状態で各枠5,6を連結す
る。
【0024】4個の嵌合部22,23,24,25のう
ち、上側に位置し、前枠5および側枠6の縁部14,1
5の下側に嵌合する2個の嵌合部22,23をそれぞれ
第1嵌合部22、第2嵌合部23とし、下側に位置して
前枠5および側枠6の、外側壁12,13下端でかつ下
側壁16,17の基端部に嵌合する嵌合部24,25を
それぞれ第3嵌合部24、第4嵌合部25としている。
【0025】これら第3嵌合部24と第4嵌合部25
は、図3に示すように、後述するコーナキャップ7中間
部21の枢着構造の関係上、直角に折曲した時に内側に
相当するがわの面にそれぞれ、長方形の雨水止め片2
6,27を連接し、樋溝19を有する前枠5を連結した
ときに樋溝19の端部を閉塞するようにしている。
【0026】この雨水止め片26,27の大きさは、図
1にも示したように、前述した前枠5の樋溝19に対す
る第3嵌合部24、および第4嵌合部25の嵌合を妨げ
ず、同時に、ピタリと適合する大きさに設定している。
しかも、各雨水止め片26,27の基端部には肉薄部2
8,29を形成して、雨水止め片26,27を切離すこ
とが容易にできるようにしている。
【0027】また、中間部21の枢着部は、図3に示す
ように、第1嵌合部22と第3嵌合部24を有する第1
部材30と、第2嵌合部23と第4嵌合部25を有する
第2部材31とに、それぞれ形成した凸部32と凹部3
3とを嵌め合わせ、これら凸部32と凹部33との共通
部分に、下側からボルト34を螺挿して、第2部材31
の上端面35に形成したナット保持孔36に保持するナ
ット37で、第1部材30と第2部材31との枢着状態
を維持している。なお、第1部材30における凸部32
の上下両側部には、雨水止め片26を設けたのと反対側
に、折曲規制部38を形成している。
【0028】このように構成したコーナキャップ7で前
枠5と側枠6とを連結するにはまず、コーナキャップ7
第1部材30の第1嵌合部22と第3嵌合部24とを前
枠5の外側壁12の内側面に沿って嵌合する。すると、
第3嵌合部24とこれに連接した雨水止め片26とが前
枠5の樋溝19端部を塞ぐ。この後、図4に示すよう
に、第3嵌合部24と雨水止め片26の内側部分に、装
填材39たるシリコンを練りつけて前枠5内側面との間
にある隙間を完全に埋める。
【0029】次に、コーナキャップ7第2部材31の第
2嵌合部23と第4嵌合部25とを側枠6の外側壁13
に沿って嵌合する。この時、コーナキャップ7の第1部
材30と第2部材31とのなす角度を90度にできるよ
うに第2部材31の第4嵌合部25に連結した雨水止め
片27を切離しておく。
【0030】したがって、樋溝19の端部は、コーナキ
ャップ7を嵌合することでほとんど閉塞できるので、隙
間に少量の装填材39を練りつけるだけで堰状の雨水止
め構造を形成することが容易に、しかも迅速にできる。
【0031】また、雨水止め片26,27は切り離し可
能なので、不必要とあらば即座に取除くことができ、上
述したような前枠5と側枠6との連結ができる他に従来
通りのコーナキャップとしての利用方法も可能であり、
良好な連結作業をすることができる。
【0032】例えば、屋根外周部の角部に相当する位置
に障害物があって、角部の形状を凸状ではなく内側に引
っ込んだ凹状に形成する場合の凹状の頂点にコーナキャ
ップを位置させることもできる。
【0033】以上、この考案の一実施例を説明したが、
この考案は上述した以外の構成を採用することができ
る。
【0034】例えば、雨水止め片26,27は肉薄部2
8,29を介して連接したが、これをコーナキャップ7
に溝を形成しておき、この溝にスライド固定することで
雨水止め片26,27を形成するもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例における要部を示す一部切
欠き斜視図。
【図2】テラス屋根を示す斜視図。
【図3】コーナキャップを示す分解斜視図。
【図4】連結状態を示す一部切欠き平面図。
【符号の説明】
1…テラス屋根 5…前枠 6…側枠 7…コーナキャップ 19…樋溝 26,27…雨水止め片 28,29…肉薄部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樋溝を有する屋根枠を連結するコーナキャ
    ップであって、 上記コーナキャップに、前記樋溝の端部を閉塞する雨水
    止め片を切離し可能に形成した テラス屋根の屋根枠連結コーナキャップ。
JP40717990U 1990-12-10 1990-12-10 テラス屋根の屋根枠連結コーナキャップ Expired - Lifetime JPH0643330Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40717990U JPH0643330Y2 (ja) 1990-12-10 1990-12-10 テラス屋根の屋根枠連結コーナキャップ

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JP40717990U JPH0643330Y2 (ja) 1990-12-10 1990-12-10 テラス屋根の屋根枠連結コーナキャップ

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Publication Number Publication Date
JPH0487943U JPH0487943U (ja) 1992-07-30
JPH0643330Y2 true JPH0643330Y2 (ja) 1994-11-09

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JP40717990U Expired - Lifetime JPH0643330Y2 (ja) 1990-12-10 1990-12-10 テラス屋根の屋根枠連結コーナキャップ

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