JPH0643192A - 交流電源装置 - Google Patents

交流電源装置

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JPH0643192A
JPH0643192A JP5068191A JP6819193A JPH0643192A JP H0643192 A JPH0643192 A JP H0643192A JP 5068191 A JP5068191 A JP 5068191A JP 6819193 A JP6819193 A JP 6819193A JP H0643192 A JPH0643192 A JP H0643192A
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Masayuki Suetomi
正之 末富
Noriyoshi Kikuchi
徳嘉 菊池
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R23/00Arrangements for measuring frequencies; Arrangements for analysing frequency spectra
    • G01R23/16Spectrum analysis; Fourier analysis

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  • Mathematical Physics (AREA)
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 FFTのために必要とされるサンプルデータ
をA/Dコンバータ12により取得する際に、出力電圧
(電源出力)を形成するためのクロック(14)をサン
プルクロックとして用いているので、常に正確な一周期
のデータをサンプルすることができ、従来のウィンドウ
処理が不要となる。 【効果】 本発明によれば、交流負荷電流のFFT処理
を行う際にウィンドウ処理が不要となるのでコスト面で
有利になるのみならず、ウィンドウ処理に起因して生じ
る誤差をなくすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷に交流電力を供給
すると同時に、負荷電流をフーリエ変換してスペクトル
等のモニタを可能とした交流電源装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年に至り、交流電源装置に接続される
負荷の種類が多様化してきたことから、負荷電流に含ま
れる高調波成分も併せて測定する必要性が増してきた。
【0003】かかる測定を行うために、従来は図1に示
すように、電流検出回路DETで検出した電流値をFF
T(高速フーリエ変換)アナライザFAZに入力してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1に
示したFFTアナライザは交流電源PSと別個に設置さ
れているため、いわゆるウィンドウ処理を施す必要があ
った。
【0005】次に、図2〜図4を参照して、上記ウィン
ドウ処理の必要性を説明する。
【0006】周知のとおり、FFTアナライザでは入力
信号を解析するにあたり、あるフレームタイムを有する
周期信号とみなして、そのフーリエ級数を求めている。
このフレームタイムはアナライザの設計で定まる量であ
って、入力信号に応じて変化するものではない。例え
ば、あるフレームタイム内に図2(A)に示す正弦波の
入力信号が得られた場合、実は図2(B)のような繰り
返し信号のフーリエ級数を求めてしまうという欠点があ
る。
【0007】このため、フレームタイムの始めと終わり
を接続する部分で不連続点が発生し、本来の正弦波のス
ペクトラム以外に多数の高調波を含むスペクトラム(リ
ーケージ)が求まることになる。但し、例外的に図3
(A)のように1フレーム内に正弦波の周期がピッタリ
と納まる(フレームタイムが入力信号の周期の整数倍に
等しい)場合や、図3(B)のように信号の始めと終わ
りが同一値に収束すると考えることのできる過渡現象の
場合は、不連続点が発生しないので本来のスペクトラム
を正しく求めることができる。
【0008】そこで、この対策としてウィンドウと呼ば
れる、リーケージを少なくする関数を入力信号に乗じて
本来の入力信号の形を変形させ、フレームの始めと終わ
りを零に収束させることにより、不連続点の発生をなく
すことが一般に行われている。例えば、本来の入力信号
が図4(A)のような場合、ウィンドウ関数を乗じた後
の信号は図4(B)のようになる。そして、FFTアナ
ライザはこのウィンドウ処理された信号に基づいて、ス
ペクトラムを求めることになる。
【0009】このように従来は、交流負荷電流に含まれ
ている高調波成分をFFTで解析する場合、適切なウィ
ンドウ処理を施すことにより、はじめて正確な測定値が
得られた。
【0010】よって本発明の目的は、FFTに伴うウィ
ンドウ処理を不要にすると共に、そのFFTの結果を知
らせる表示部を一体的に構成した交流電源装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明に係る交流電源装置は、クロックパルスを
発生するクロック発生手段と、前記クロックパルスを入
力し、読み出しアドレスを発生する第1のアドレスカウ
ンタと、所定の電圧波形1周期分の振幅データを予め記
憶させてある波形メモリと、前記第1のアドレスカウン
タから出力される読み出しアドレスに応答して、前記波
形メモリから読み出した記憶データをアナログ信号に変
換するD/Aコンバータと、前記D/Aコンバータの出
力を増幅して負荷に交流電力を供給する電力増幅器と、
前記負荷に流れる電流の瞬時値をアナログ電圧に変換す
る電流検出手段と、前記クロック発生手段から出力され
たクロックパルス、または、前記クロック発生手段から
の出力パルスに関連して発生された信号をサンプルクロ
ックとして、前記電流検出手段の出力をサンプルし、電
流データを出力するA/Dコンバータと、前記クロック
発生手段から出力されるクロックパルスを書き込みアド
レスに変換する第2のアドレスカウンタと、前記書き込
みアドレスに応答して、前記電流データを記憶するサン
プルデータメモリと、前記サンプルデータメモリに記憶
されたデータに基づいて、前記負荷に流れる電流のフー
リエ変換を行うFFT処理手段と、前記FFT処理手段
の出力を表示する表示手段とを具備したものである。
【0012】ここで、前記クロック発生手段から出力さ
れるクロックパルスの周波数fCLKは、前記負荷に印加
される交流電圧の周波数fL に対して、常にN倍(f
CLK =N・fL )に設定される。
【0013】また、前記負荷に印加される交流電圧の周
波数に応じて、前記A/Dコンバータは、前記電流検出
手段から出力されるアナログ電圧の1周期を連続的にサ
ンプルしてK個のサンプルデータを得るか、あるいは、
該アナログ電圧の1周期内におけるサンプル点を順次ず
らしてK個のサンプルデータを得るかを、適宜選択する
のが好適である。
【0014】
【作用】本発明の上記構成によれば、FFTのために必
要とされるサンプルデータを取得する際に、出力電圧
(電源出力)を形成するためのクロックをサンプルクロ
ックとして用いているので、常に正確な一周期のデータ
をサンプルすることができ、従来のウィンドウ処理が不
要となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0016】実施例1 図5は、本発明を適用したFFT表示器付き交流電源装
置を示す。本図において2は波形メモリであり、出力電
圧波形(例えば、正弦波,三角波等)の一周期分の振幅
値を予めデジタルデータとして記憶してある。このメモ
リ2への記憶データは、外部からプログラム入力するこ
とも可能である。
【0017】4はカウンタであり、上述した波形メモリ
2の読み出しアドレスを形成する。
【0018】6はD/Aコンバータであり、波形メモリ
2から読み出されたデジタルデータ(すなわち、一周期
分の信号波形データ)をアナログ信号に変換する。
【0019】8は電力増幅器であり、負荷の要求に足り
る交流電力を供給する。
【0020】10は負荷電流の瞬時値を検出するための
電流検出回路である。なお、本図中の抵抗は電流検出の
概念を表したにすぎず、その回路構成は任意である。
【0021】12はA/Dコンバータであり、負荷電流
を所定のサンプル周期毎にサンプルして、デジタルデー
タに変換する。このサンプルに用いるサンプルクロック
は、次に述べるクロック発生回路14から供給される。
【0022】14はクロック発生回路であり、後に詳述
するクロックパルスを出力する。このことにより、上述
したカウンタ4のカウント値を1ずつ増加させると同時
に、A/Dコンバータ12にサンプルクロックを供給す
る。従って、カウンタ4によって形成される読み出しア
ドレスの発生時期と、A/Dコンバータ12によってサ
ンプルされる時点は常に同期することになる。
【0023】15は出力周波数設定回路であり、負荷に
印加される交流電圧の周波数を所望の値に設定するため
に、上述したクロックパルスの周波数を変化させる。
【0024】16はデータメモリであり、計測されたサ
ンプルデータ(すなわち、A/Dコンバータ12の出
力)を記憶する。
【0025】18はカウンタであり、上記クロック発生
回路14から出力されるクロックに同期して、計測サン
プルデータメモリ16の書き込みアドレスを形成する。
【0026】20はFFTを行うCPU、22は制御プ
ログラム等を記憶してあるROM、24はRAM、26
はCPU20によって演算されたRMS値,平均値,ス
ペクトル分布等を可視化する表示器である。また、28
は各種の入力設定等を行うためのスイッチ群である。
【0027】図6は、図5に示したカウンタ4,波形メ
モリ2,D/Aコンバータ6の詳細な回路構成を示す。
本実施例では、カウンタ4として10ビットのカウンタ
を用いている。従って、そのカウント値は0〜1023
(十進表示)を繰り返す。また、波形メモリ2には既に
述べた通り、出力電圧波形における一周期分の振幅デー
タが記憶されているので、波形メモリ2から読み出され
る1024個の振幅データによって、出力波形の一周期
が形成されることになる。
【0028】このように、出力周波数の大小に拘りな
く、常に、1024個の振幅データによって出力波形の
一周期が形成される。換言すれば、クロック発生回路1
4から出力されるクロックパルスの周波数は、常に、出
力周波数の1024倍となっている。
【0029】波形メモリ2の入力ビット数は、カウンタ
4の出力ビット数と同じであるため、10ビットであ
る。また、波形メモリ2の出力ビット数は、本実施例で
は、12ビットとしてある。従って、波形メモリ2から
は0〜4095(十進)の値を有する一連のデータが一
周期毎に繰り返して読み出される。
【0030】D/Aコンバータ6は、図6に示すよう
に、12ビットのD/Aコンバータチップ6Aと、演算
増幅器6Bおよび抵抗R1 〜R3 とによって構成されて
いる。従って、カウンタ4がアドレス0〜1023を指
定するたびに、演算増幅器6Bからは1サイクル分のア
ドレス信号が得られる。
【0031】図7は、図5に示した電力増幅器8および
電流検出回路10の詳細な回路構成を示す。本図におい
ては、公知のプッシュプル型増幅器および電流検出用抵
抗を示しているので、説明は省略する。
【0032】図8〜図10には、図5に示したA/Dコ
ンバータ12およびその周辺の回路を詳細に示してい
る。また図11は、図8〜図10をつなげた時の位置関
係を示している。
【0033】図8〜図10に示した回路は負荷電流をデ
ジタル化するのみならず、本交流電源装置によって三相
交流を発生させた場合のことを考慮して、線間電圧も測
定できるような入力端子を備えている。また、相電圧を
測定するための入力端子を備えていることから、負荷電
流の測定を行うことによって、負荷における消費電力を
演算することも可能となる。
【0034】さらに、図8〜図10に示した回路では負
荷電流のアナログピーク値を常時検出するために、絶対
値回路40およびピークホールド回路42によってピー
クディテクタを構成している。すなわち、急峻な電流の
変化が生じた場合にも、ピーク値を検出することができ
るように、アナログ式のピークディテクタを備えてい
る。これは、隣接するサンプル点の中間にピーク電流が
生じた場合、A/Dコンバータ12ではその電流ピーク
を検出することができないからである。
【0035】なお、A/Dコンバータ12はこれらの各
種入力に対応してA/D変換を実行するため、入力切替
制御信号を入力切替制御回路54から受信する構成とし
てある。
【0036】図8に示した相電圧入力端子Hi,Lo
は、本実施例による交流電源装置の出力端子に接続され
る。そして、この交流電源装置の出力電圧を測定する時
には、リレー36の作用によりこれらの入力端子側に切
り換わる。
【0037】線間電圧/リモートセンシング用入力端子
Hi,Loは、3相交流の線間電圧、および、負荷端子
間における実際の印加電圧(リモートセンシング電圧)
を測定することができる。すなわち、本交流電源装置を
3台用意し、その出力端を3相スター結線とすることに
より3相電源として使用する場合、上記入力端子を3相
の線間に接続することにより、線間電圧を測定すること
ができる。また、本交流電源装置と交流負荷とを接続す
るラインでの電圧降下が大である場合には、交流負荷に
印加されている実際の電圧が不明である。そこで、その
交流負荷の両入力端子から直接に印加電圧を検出するた
め、電圧検出用ケーブルを線間電圧/リモートセンシン
グ用入力端子に接続する。
【0038】電流測定用入力端子Hi,Loは、本交流
電源装置の出力端側に設けた電流検出抵抗の両端に接続
され、出力電流を測定するために用いる。
【0039】上述した各種の電圧および電流を測定する
際には、コモンモードノイズの影響による誤差の増加を
防ぐため、各入力端の後段に差動増幅器を設けてある。
【0040】また電圧および電流信号の測定範囲を広げ
るために、4段階に変化する電圧アッテネータ30およ
び電流アッテネータ32を用い、これらのアッテネータ
の後段にはA/Dコンバータ12の入力電圧範囲に被測
定電圧のレベルを合わせるため、増幅器(2nd AM
P)を接続してある。
【0041】A/Dコンバータ12は、8チャンネルの
マルチプレクサを内蔵している。そして、その第1の入
力端ch1にはサンプルホールド回路46を介して電圧
測定用信号が入り、第3の入力端ch3にはサンプルホ
ールド回路48を介して電流測定用信号が入る。
【0042】また電流のピーク値を測定するために、電
流測定用信号は絶対値回路40を介してピークホールド
回路42に入力され、そこでピーク検出された信号がサ
ンプルホールド回路44を通って、A/Dコンバータ1
2の第5の入力端ch5に入る。
【0043】このように本実施例では、FFTのために
必要とされるサンプルデータを取得する際に、出力電圧
(電源出力)を形成するためのクロックをサンプルクロ
ックとして共用しているので、常に正確な一周期のデー
タをサンプルすることができ、従来のウィンドウ処理が
不要となる。
【0044】実施例2 図12は、本発明の第2の実施例を示す。本図と、第1
の実施例を示した図5との相違点は、出力周波数fout
の大小に応答して、検出された負荷電流のサンプリング
方法を変更していることである。
【0045】かかるサンプリングを実行するために、図
12に示した第2の実施例では出力周波数判定回路60
を設け、この回路60により、出力周波数fout が (i) 1Hz≦fout <16Hz (ii) 16Hz≦fout <256Hz (iii) 256Hz≦fout <4096Hz のいずれのレンジに属するかを判別している。
【0046】そして、出力周波数fout が属するレンジ
の情報をサンプルタイミング制御回路62に与えてい
る。サンプルタイミング制御回路62の作用について
は、後に、図13〜図15を参照して説明する。
【0047】なお、本実施例においては、D/Aコンバ
ータ12に入力された波形をサンプルするに際して、2
56個のデータにより一周期のアナログ波形を計測する
こととしている。ただし、波形メモリ2から読み出され
た1024個の振幅データによって出力波形の一周期が
形成される点については、第1の実施例と同じである。
そこで、本実施例では分周器64を設け、これにより、
クロックパルスの周波数を1/4に分周している。
【0048】図13〜図15は、本交流電源装置の出力
周波数fout に応じて、3種類のデータサンプリングが
行われることを示している。
【0049】(i) 1Hz≦fout <16Hzの場合 図13に示すように、一周期内の振幅を連続的にサンプ
ルし、256個のサンプルデータをデータメモリ16に
供給する。
【0050】(ii)16Hz≦fout <256Hzの場合 図14に示すように、まず一周期内につき16点をサン
プルし、かつ、このサンプル点を少しずつずらしながら
16回繰り返してサンプルを行い、結果として、一周期
内で256個のサンプルデータを得る。
【0051】(iii) 256Hz≦fout <4096Hz
の場合 図15に示すように、まず一周期内につき1点をサンプ
ルし、かつ、このサンプル点を少しずつずらしながら2
56回繰り返してサンプルを行い、結果として、一周期
内で256個のサンプルデータを得る。
【0052】このように第2の実施例においても、波形
メモリ2の読み出しクロックと、A/Dコンバータ12
のサンプルクロックとは、必ず同期することになるの
で、常に正確な一周期のデータをサンプルすることがで
き、従来のウィンドウ処理が不要となる。
【0053】図16は、上述した第1および第2の実施
例の特色をより明確に表したフローチャートである。本
図から明らかなように、第1および第2の実施例ではF
FT処理(ステップS6)に先立って、ウィンドウ処理
(ステップS4)を実行する必要がない。
【0054】すなわち第1および第2の実施例では、図
17に示すように、常に正確な一周期がサンプルされる
ことになるので、従来のウィンドウ処理が不要となる。
【0055】実施例3 上述した2つの実施例では、交流電力を発生する部分と
FFT処理を行う部分の両者が同一のケース内に納めら
れていることを前提として説明してきたが、FFT処理
を行う部分を別のケースに内蔵し、物理的に離れた位置
でモニタすることも可能である。
【0056】すなわち図5に示したブロック図におい
て、カウンタ18,データメモリ16,A/Dコンバー
タ12,CPU20,ROM22,RAM24,表示器
26,入力スイッチ28を別のケースに内蔵すると共
に、クロック発生回路14から供給される書込みクロッ
クをケーブル線(図示せず)を介してカウンタ18に入
力する。
【0057】また、電流検出回路10から得られた電流
検出信号についても、別のケーブル線を介してA/Dコ
ンバータ12に入力する。この時には、周囲のノイズに
よる影響を避けるため、光ケーブルを介して電流検出信
号を伝送することも可能である。
【0058】さらに、クロック発生回路14として別個
のシンセサイザを使用し、このシンセサイザをマニュア
ル/リモート操作することにより、出力周波数を設定す
ることも可能である。
【0059】実施例4 先に説明した実施例1においては、クロック発生回路1
4から出力されたパルスをそのままA/Dコンバータ1
2のサンプルパルスとして用いているが、アドレスカウ
ンタ4またはアドレスカウンタ18の出力に基づいて当
該サンプルクロックを形成することも可能である。
【0060】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明によれば、交
流負荷電流のFFT処理を行う際にウィンドウ処理が不
要となるのでコスト面で有利になるのみならず、ウィン
ドウ処理に起因して生じる誤差をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の説明図である。
【図2】FFTのウィンドウ処理についての説明図であ
る。
【図3】FFTのウィンドウ処理についての説明図であ
る。
【図4】FFTのウィンドウ処理についての説明図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図6】図5に示したカウンタ4,波形メモリ2,D/
Aコンバータ6の詳細なブロック図である。
【図7】図5に示した電力増幅器8および電流検出回路
10の詳細な回路図である。
【図8】図5に示したA/Dコンバータ12およびその
周辺の回路を示すブロック図である。
【図9】図5に示したA/Dコンバータ12およびその
周辺の回路を示すブロック図である。
【図10】図5に示したA/Dコンバータ12およびそ
の周辺の回路を示すブロック図である。
【図11】図8〜図10を接続した時の位置関係を示し
た図である。
【図12】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図13】第2の実施例におけるサンプリング法を説明
した図である。
【図14】第2の実施例におけるサンプリング法を説明
した図である。
【図15】第2の実施例におけるサンプリング法を説明
した図である。
【図16】第1および第2の実施例の動作手順を示すフ
ローチャートである。
【図17】第1および第2の実施例の動作を示す波形図
である。
【符号の説明】
2 出力電圧波形メモリ 4 カウンタ 6 D/Aコンバータ 8 電力増幅器 10 電流検出回路 12 A/Dコンバータ 14 クロック発生回路 16 計測サンプルデータメモリ 18 カウンタ 20 CPU 22 ROM 24 RAM 26 表示器 28 スイッチ群(キーマトリックス)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロックパルスを発生するクロック発生
    手段と、 前記クロックパルスを入力し、読み出しアドレスを発生
    する第1のアドレスカウンタと、 所定の電圧波形1周期分の振幅データを予め記憶させて
    ある波形メモリと、 前記第1のアドレスカウンタから出力される読み出しア
    ドレスに応答して、前記波形メモリから読み出した記憶
    データをアナログ信号に変換するD/Aコンバータと、 前記D/Aコンバータの出力を増幅して負荷に交流電力
    を供給する電力増幅器と、 前記負荷に流れる電流の瞬時値をアナログ電圧に変換す
    る電流検出手段と、 前記クロック発生手段から出力されたクロックパルス、
    または、前記クロック発生手段からの出力パルスに関連
    して発生された信号をサンプルクロックとして、前記電
    流検出手段の出力をサンプルし、電流データを出力する
    A/Dコンバータと、 前記クロック発生手段から出力されるクロックパルスを
    書き込みアドレスに変換する第2のアドレスカウンタ
    と、 前記書き込みアドレスに応答して、前記電流データを記
    憶するサンプルデータメモリと、 前記サンプルデータメモリに記憶されたデータに基づい
    て、前記負荷に流れる電流のフーリエ変換を行うFFT
    処理手段と、 前記FFT処理手段の出力を表示する表示手段とを具備
    したことを特徴とする交流電源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記クロック発生手
    段から出力されるクロックパルスの周波数fCLK は、前
    記負荷に印加される交流電圧の周波数fL に対して、常
    にN倍(fCLK =N・fL )に設定されることを特徴と
    する交流電源装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記負荷に印加され
    る交流電圧の周波数に応じて、前記A/Dコンバータ
    は、 前記電流検出手段から出力されるアナログ電圧の1周期
    を連続的にサンプルしてK個のサンプルデータを得る
    か、あるいは、該アナログ電圧の1周期内におけるサン
    プル点を順次ずらしてK個のサンプルデータを得るか
    を、 適宜選択することを特徴とする交流電源装置。
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