JPH0623981Y2 - 電気計測装置の自己診断装置 - Google Patents

電気計測装置の自己診断装置

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JPH0623981Y2
JPH0623981Y2 JP19721887U JP19721887U JPH0623981Y2 JP H0623981 Y2 JPH0623981 Y2 JP H0623981Y2 JP 19721887 U JP19721887 U JP 19721887U JP 19721887 U JP19721887 U JP 19721887U JP H0623981 Y2 JPH0623981 Y2 JP H0623981Y2
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JP
Japan
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range
self
diagnosis
gain amplifier
measuring
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JP19721887U
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英彰 若松
秀明 南
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Hioki EE Corp
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Hioki EE Corp
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、電気計測装置の計測部が正常に動作してい
るかをチェックする自己診断装置に関し、特に詳しく言
うと、複数の入力切換えレンジを備えた電気計測装置に
おける各レンジ毎のチェックを行なう自己診断装置に関
する。
[考案の技術的背景] 電気的な素子の電圧、電流あるいは抵抗等を測定し、そ
の測定値をデジタル表示する計測器が種々提供されてい
る。このような計測器においては、計測が最適な状態で
測定できるよう複数の入力レンジを備えているのが通例
である。また近来、このような計測器には、各レンジが
正常に動作しているかをチェックするための自己診断装
置を内蔵したものが提供されている。
このような自己診断装置を、3段階の入力レンジ切換え
を備えた測定装置を例にとり、基準抵抗により自己診断
する場合を第2図により説明すると、被測定体を接続し
て測定する測定部1に、内蔵した3つの基準抵抗R1,
R2,R3およびそれら基準抵抗の接続を行なう切換ス
イッチS1,S2,S3を接続し、信号源2からこの測
定部1に測定用の信号を加える。得られた応答信号は3
つの入力レンジを備えた検出手段3で検出する。検出手
段3には入力レンジ用の3つの並列接続された検出抵抗
4,5,6と、これら検出抵抗4,5,6の内の任意の
検出抵抗を接続するための切換スイッチ7,8,9を有
している。自己診断を行なう場合は、まず、基準抵抗R
1が接続されるように切換スイッチS1をオンにし、次
いで切換スイッチ7をオンにして、検出抵抗4を接続し
た上で検出し、その出力を測定手段である電圧計10で計
測する。その計測値に基づいて正常に動作しているか否
かを判定する。次に、基準抵抗R2が接続されるように
切換スイッチS2をオンにし、次いで切換スイッチ8を
オンにして、検出抵抗5を接続した上で同様な測定を行
ない、最後に切換スイッチS3をオンにして基準抵抗R
2を接続しかつ切換スイッチ9をオンにして、検出抵抗
6を接続した上で同様な測定を行なうことにより全ての
レンジの自己診断を行なう。測定結果はその入力レンジ
におけるフルスケールの80%、あるいは測定計器である
電圧計のダイナミックレンジや精度等を考慮して決めて
いる。そして、自己診断は各レンジ毎に測定し、全ての
レンジにおいて例えばフルスケールの80%±5%という
ように、固定の許容幅以内であれば、正常とし、それ以
外の場合は異常として使用者に注意を促すようになって
いる。
[考案が解決しようとする問題点] このように従来の自己診断装置は、各レンジに対応して
基準抵抗を設けているので、精度のよい計測が可能にな
るが、レンジを切換える度に基準抵抗も切換える必要が
あり、基準抵抗切換えのための操作が必要になり、また
基準電圧の場合はそのための電源が必要になり、複数の
異なった電圧値の発生能力も必要になる。またこれら切
換えを自動的に行なうためにはその制御手段も必要にな
り、自己診断装置が複雑化しかつコスト的にも高くなっ
てしまう。
そこでこの考案の目的は、構成および操作が簡単でかつ
正確に自己診断できる電気計測装置の自己診断装置を提
供することである。
[問題点を解決するための手段] この考案は、信号源からの測定信号を接続部に接続され
た被測定体に加え、得られた応答信号を複数の入力信号
の変換倍率レンジを備えた検出手段で検出し、その出力
を測定手段で計測する電気計測装置における自己診断装
置において、前記接続部の前記被測定体が接続される箇
所に接続された診断用の1つの基準抵抗と、前記各変換
倍率レンジに対応して予め設定されたゲインで増幅可能
な可変利得増幅器と、前記検出手段の前記変換倍率レン
ジを切換え、かつ、それに対応する利得に前記可変利得
増幅器の利得を設定することにより、前記変換倍率レン
ジが異なっても前記可変利得増幅器の出力を略同じ範囲
内の数値に設定した上で、前記可変利得増幅器の出力か
ら良否を判定する制御手段とを有することを特徴とする
ものである。
[実施例] 以下、この考案を基準信号発生手段を基準抵抗により自
己診断する場合を例にとった図面に示す一実施例につい
て説明する。上述従来例と同じ構成要素は同一参照番号
で示している。被測定体(図示しない)が接続される測
定部1には、1つの診断用の基準抵抗11が接続され、こ
の基準抵抗11には信号源である発生器2からの電圧が加
えられ、基準抵抗11にはそれに応じた電流が発生する。
この電流は次段の電流計で構成された検出器3で測定さ
れる。この検出器3は通常の測定時にも使用されるもの
である。検出器3には、抵抗値が大、中、小の3つの検
出抵抗4,5,6が並列に接続され、各検出抵抗4,
5,6には切換スイッチ7,8,9が接続され、これら
切換スイッチ7,8,9の内のいずれか1つをオンにし
てその検出抵抗を接続することにより電流−電圧変換倍
率が例えば、×1、×10そして×100と言うように変わ
るレンジ切換回路を有している。したがって、基準抵抗
11に流れる電流は、このレンジ切換回路の指定倍率で電
圧に変換され、可変利得増幅器であるプログラマブル利
得増幅器12により予め設定されたゲインで増幅される。
プログラマブル利得増幅器12は、例えばスイッチにて抵
抗を変えることによりその利得をあらかじめ設定した値
に変えるもので、この実施例ではレンジの数に合わせて
3段階に変えるように設定されている。プログラマブル
利得増幅器12には、マイクロコンピュータ等で構成され
た制御手段である中央処理手段(以下、CPUと称す
る)13が接続され、このCPU13により切換スイッチ
7,8,9の切換え制御とそれに対応するプログラマブ
ル利得増幅器12のゲインに設定するように制御するとと
もに、その判定を行ない、その結果を次段の表示手段14
に表示させる。
例えば基準抵抗11が1KΩで、各レンジの検出抵抗4,
5,6がそれぞれ10Ω,1KΩそして100KΩの場合
は、発生器2の出力に対し検出器3の出力はそれぞれ10
0,1,1/100倍となる。そこで、プログラマブル利得増
幅器12は、それぞれ1/100,1,100に増幅して出力し、
レンジが異なっても略同じ範囲内の数値にした上で、そ
れらの数値をCPU13で計測する。この場合、各レンジ
の内検出抵抗5の場合は基準抵抗11の測定には最適であ
るが、検出抵抗4,6の場合は最適なレンジとは言い難
く、検出器3の感度が悪くなるとともに、プログラマブ
ル利得増幅器12の設定ゲインをかなり大きくあるいは小
さくしなければならない。そのため、各レンジ毎に正常
の判定を決める許容差に変化を持たせている。すなわ
ち、検出抵抗5の場合はその許容差を±2%、検出抵抗
4,6の場合はその許容差を±5%というように検出器
3の確度とプログラマブル利得増幅器12のゲイン特性を
考慮して予め設定しておく。そしてこれら許容差をCP
U13に記憶させておき、良否の判定時に参照する。これ
によりCPU13は、レンジ切換えとともにプログラマブ
ル利得増幅器12のレンジをそれに対応したゲインに自動
的に調整するので、自己診断を自動的に行ないその判定
結果を表示手段14に自動的に表示する。
上述実施例においては、基準信号発生手段を抵抗で構成
したが、一定の基準電圧を発生する信号源で構成しても
よいことは勿論である。
[考案の効果] 以上のようにこの考案の電気計測装置の自己診断装置
は、複数の入力切換えレンジを備えた測定機器において
も、1つの診断用の基準抵抗で各レンジの自己診断を行
なうことができ、レンジ毎に異なる出力は予め各レンジ
毎に設定したゲインで増幅可能な可変利得増幅器で補正
するので、的確に自己診断を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すブロック線図、第2
図は従来の自己診断装置の一例を示すブロック線図であ
る。 図面において、1は測定部、2は信号発生器、3は検出
器、4,5,6は抵抗、7,8,9は切換スイッチ、11
は基準抵抗、12はプログラマブル利得増幅器、13はCP
U、14は表示手段である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号源からの測定信号を接続部に接続され
    た被測定体に加え、得られた応答信号を複数の入力信号
    の変換倍率レンジを備えた検出手段で検出し、その出力
    を測定手段で計測する電気計測装置における自己診断装
    置において、前記接続部の前記被測定体が接続される箇
    所に接続された診断用の1つの基準抵抗と、前記各変換
    倍率レンジに対応して予め設定されたゲインで増幅可能
    な可変利得増幅器と、前記検出手段の前記変換倍率レン
    ジを切換え、かつ、それに対応する利得に前記可変利得
    増幅器の利得を設定することにより、前記変換倍率レン
    ジが異なっても前記可変利得増幅器の出力を略同じ範囲
    内の数値に設定した上で、前記可変利得増幅器の出力か
    ら良否を判定する制御手段とを有することを特徴とする
    電気計測装置の自己診断装置。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項において、
    前記制御手段は前記診断用の基準抵抗の測定に最適な前
    記検出手段の前記変換倍率レンジに切換えた時には、前
    記判定の良否となる許容差を小さくし、それ以外の前記
    変換倍率レンジの時は前記許容差を大きくして判定する
    ことを特徴とする電気計測装置の自己診断装置。
JP19721887U 1987-12-25 1987-12-25 電気計測装置の自己診断装置 Expired - Lifetime JPH0623981Y2 (ja)

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JP6412679B2 (ja) * 2013-02-04 2018-10-24 株式会社 堀場アドバンスドテクノ 導電率測定計及びその校正方法
CN114137323B (zh) * 2021-10-15 2024-02-20 国网山东省电力公司昌邑市供电公司 计量倍率档案准确性判断方法及系统

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