JPH07104406B2 - デジタル計測器自動校正システム - Google Patents

デジタル計測器自動校正システム

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JPH07104406B2
JPH07104406B2 JP1340959A JP34095989A JPH07104406B2 JP H07104406 B2 JPH07104406 B2 JP H07104406B2 JP 1340959 A JP1340959 A JP 1340959A JP 34095989 A JP34095989 A JP 34095989A JP H07104406 B2 JPH07104406 B2 JP H07104406B2
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は校正するデジタル計測器に対応したアナログ基
準信号の選択から、校正データの記録までを自動的に行
なうデジタル計測器自動校正システムに関するものであ
る。
<従来の技術> デジタル計測器は、アナログの入力信号を、高精度のデ
ジタル表示をするので、種々の分野で一般的に使用され
るようになった。しかし、このデジタル測定器を高い測
定精度に維持するためには、その測定精度によって半
年,又は1年という一定期間毎の定期的校正が必要であ
る。
<発明が解決しようとする課題> デジタル計測器の定期校正に於ても、先ず基準信号源か
らの基準信号を手動でデジタル計測器の入力端子に接続
し、デジタル計測器が表示したデジタル測定値を、目視
で読みとった値で誤差を算出した上、測定器の測定対象
にしている電流や電圧等の項目(ファンクション),測
定レンジ,又は測定ポイント等で異なる数種の許容差と
比較し合否判定と、測定器の校正書への記入をしてい
た。
以上の校正作業は、デジタル測定器のファンクション毎
と各ファンクションの校正ポイント毎に手動と目視で繰
り返していた。
以上のような手動によるデジタル測定器の校正において
は、その測定器の精度が高くなればなる程長い時間を要
し、又、装置の取扱いや測定の手順などによっても測定
値に差が出ることがあり、校正の担当者は技術に習熟す
る必要があった。
以上のように、手動によるデジタル測定器の校正には長
い時間を要すること、校正を担当した人の視覚や感覚な
どの差によっても測定値が変わることがあり校正の信頼
性に欠けるという問題などがあった。
本発明は、以上のようなデジタル測定器の校正方法がも
つ課題を解消するもので、測定する人の技能に依存しな
いで短時間に信頼性の高い校正ができるデジタル測定器
の校正システムを提供することを目的としている。
<課題を解決するための手段> 上記の課題を解消した本発明デジタル測定器自動校正シ
ステムは、各デジタル測定器ごとに決まっている校正項
目のプログラムに従ってアナログの基準信号を入力さ
せ、対応したデジタル測定器の測定値指示出力(出力信
号)の計測による校正を自動化するため次のような手段
をもつ校正システムにしている。
先ず、校正するデジタル測定器の入力端子を順次選択す
る入力端子選択手段と、選択した入力端子へアナログの
基準入力信号を順次入力する入力信号選択手段と、入力
信号とその入力信号に対するデジタル測定器の出力信号
から演算して出力信号の誤差を算出する手段と、該基準
入力信号値での許容差を種々の個別に決められた許容差
から演算する許容差演算手段と、前記の出力値の誤差と
演算した許容差を比較し、合否を判定する合否比較演算
部と、以上の測定データと誤差比較データを外部に出力
すると共に、校正したデジタル計測器のファイルへ記録
する比較結果出力部などから構成されている。
<作 用> 本発明によるデジタル測定器の自動校正システムは、対
象のデジタル測定器の測定項目に対応したアナログ基準
信号を順次自動的に入力し、入力信号に対応する出力信
号による校正を、システムに設定されたプログラムに従
って演算することで校正の全作業と自動化しており、担
当者により測定値が変化することがなく校正の信頼性を
向上させることができる。
<実施例> 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の校正の処理の流れを示すためのシステ
ムのブロック構成図であり、第2図は本発明の一実施例
の構成を示すブロック図である。
第1図に於ては、データファイル装置10のなかにファイ
ルされている各校正するデジタル計測器毎の校正プログ
ラムによって発生される制御信号に従って、この校正装
置の各部を動作させ所定の測定と、誤差の計測及びその
誤差と許容差の比較による合否判定、及び、その校正デ
ータの出力と、データファイル内の該デジタル計測器の
ファイルの履歴ファイルへの記入を自動的に行なうもの
である。
以上の動作を各ブロックについて説明する。第1図にお
ける校正するデジタル計測器4に、校正項目である電
圧、電流又は抵抗等の基準信号を発生する基準信号源1
(A,B,C,…Z)から使用する基準信号源を選択する信号
源選択切替装置2と、対応したデジタル計測器4の入力
端子へ選択して接続する入力端子選択切替装置3を介し
て、基準信号源1への接続が制御信号により実施され
る。
以上の基準信号の接続を、データファイル装置10からの
制御信号によって切替える信号源選択切替装置2及び入
力端子選択切替装置3には、先に「測定器における入力
切換装置」として昭和63年12月21日出願の特願昭63−32
4356号で提案した切替装置を用いることができる。
上記で提案した切替装置は、真空又は不活性ガスなどに
封入したリレーをマトリックス状に接続し、これを制御
信号をダーリントン接続のトランジスタなどで必要な出
力に増幅した信号で駆動する構成である。
上記の切替装置を用いれば、制御信号に従って一定の接
続状態になるので、手動による切り替えのとき発生した
接続条件の変化による測定値に差異を生じさせることは
なくなる。
入力端子選択切替装置3により基準信号sはデジタル計
測器4に入力され、その出力端子からの測定値指示出力
a及び前記基準信号sは測定誤差演算部6に入力され、
その演算部6で基準信号sに対応する基準信号出力bと
測定値指示出力aの差から、測定器4の測定誤差cが出
力される。
一方、許容差演算部5には、前記の基準出力信号b,デジ
タル計測器4の測定レンジ信号e,及び、データファイル
装置10にあらかじめファイルされていた校正するデジタ
ル計測器4の種々の許容差dについてのデータが入力さ
れる。上記の許容差dには、測定したレンジによるフル
スケール(f.s.)誤差,測定値のそのレンジでの大きさ
によるリーデング(rdg)誤差,指示値の表示桁による
最終桁での誤差のデジット(digit)誤差,及び,前回
の校正からの期間による校正周期誤差などがある。
以上の入力信号b,d及びeから許容差演算部5によりデ
ジタル計測器4の該校正条件における許容差信号fを出
力する。
ここで、許容差演算部5における許容差の計算を、一例
として、デジタル計測器4の直流電圧の測定レンジにつ
いて説明する。
デジタル計測器の校正するレンジを(E)とし、基準信
号源から選択した基準信号出力bを(B)とし、次のよ
うに設定する。
(E)は20Vレンジ(フルスケールが20.000のレン
ジ)。
(B)は20.000V及び15.000Vの2種 dは、rdg誤差:0.01%と、f.s.誤差:0.01%とする。
(例1)20Vレンジに20.000V入力のとき、0.01%のrdg
誤差は、 20.000×0.01÷100=0.002 このrdg誤差は、0.002Vになる。
又、0.01%のf.s.誤差は、 20.000×0.01÷100=0.002 このf.s.誤差も0.002V 従って、rdg誤差とf.s.誤差での許容差は、 0.004Vになる。
この許容差率は、 0.004×100÷20.000=0.02から 0.02%になる。
(例2)20Vレンジに15.000V入力したとき、0.01%のrd
g誤差は、 15.000×0.01÷100=0.0015 このrdg誤差は0.0015Vになる。
又、0.001%のf.s誤差は、 20.000×0.01÷100=0.002 このf.s誤差は0.002Vになる 従って、rdg誤差とf.s誤差での許容差は 0.0035Vになる。
この許容差率は 0.0035×100÷15.000=0.023から 0.023%になる。
続いて、合否比較演算部7で、入力された前記の測定誤
差cと許容差信号fにより校正の合否判定を行ない、そ
の合否判定結果と関連測定データ及び演算値を比較結果
出力部8で表示すると共に、データファイル装置の履歴
ファイル9に登録される。以上で登録された履歴ファイ
ル9の内容は必要に応じて出力部での表示、又は、プリ
ントアウトを行なえる構成にしてある。
次の第2図に示したのは、本発明のデジタル計測器33の
校正における演算処理とデータファイル処理をコンピュ
ータ55で処理し、処理するデータはGP−IBを用いて伝送
する自動校正システムのブロック図である。
この第2図において、標準器11(A,B,C)により基準信
号を発生し、標準器切替装置22とデジタル計測器4の入
力切替装置33は駆動用電源25によって動作させている。
この標準器切替装置22及び入力切替装置33は第1図で説
明した切替装置を用いた。
前記第1図で説明した測定誤差演算部6,許容差演算部5
及び合否比較演算部7などによる演算処理はコンピュー
タ55によって行なわれる。コンピュータ55のプログラム
に従って校正されたデジタル計測器4の校正データは一
時その内部メモリに収納された後出力機器88による出力
と、ファイル装置99への登録が行なわれる。
以上の第2図は、コンピュータ55によって表示したため
簡単なブロック図になったが、具体的な校正のデータ処
理は第1図で説明した方法と同じ内容になるプログラム
を作製した。しかし、プログラムは目的により任意に変
更することも可能である。
本発明は、以上で説明したように、基準信号源からの基
準信号の選択と、デジタル計測器への入力、及び、該測
定器の出力信号からの誤差の計算、及びその校正データ
の記録を自動化することで、信号入力による誤差、読み
取り誤差、データ演算ミス、記録ミスを排除でき、短い
時間で容易にデジタル計測器の完全な校正を行なうシス
テムを構成することができる。
<発明の効果> 本発明により、校正する各デジタル計測器に対応させて
基準信号源からの基準信号の選択し、選択した基準信号
のデジタル計測器の入力端子への入力、測定値指示出力
からの測定誤差の演算をはじめ、データ処理及び校正デ
ータ記録を比較的簡単な構造と構成により自動的化が可
能になる。従って、短い時間で精度のよい校正を容易に
行なえるデジタル測定器の自動校正システムにすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のデジタル計測器自動校正システムを機
能ブロックで示した系統図、第2図は本発明の1実施例
をブロックで示した系統図である。 1……基準信号源、2……信号源選択切替装置、3……
入力端子選択切替装置、4……デジタル計測器、5……
許容差演算部、6……測定誤差演算部、7……合否比較
演算部、8……比較結果出力部、9……測定項目と履歴
ファイル、10……データファイル装置、11……標準器、
22……標準器切替装置、25……駆動用電源、33……入力
切替装置、55……コンピュータ、88……出力機器、99…
…ファイル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】校正するデジタル計測器へ入力するアナロ
    グ基準信号の選択信号と許容差データをファイル装置か
    ら順次出力する手段と、前記選択信号により基準信号源
    を選択してアナログ基準信号を選択する手段と、前記選
    択したアナログ基準信号を前記デジタル計測器の所定の
    入力端子に入力する手段と、前記アナログ基準信号入力
    による前記デジタル計測器の測定値指示出力(出力信
    号)と前記アナログ基準信号の比較から演算した出力信
    号の誤差を、前記デジタル計測器の複数種の許容差から
    前記選択したアナログ基準信号に対応させて演算した対
    応許容差と比較して合否の判定を行う演算部と、前記演
    算結果を外部へ出力し、かつ、前記デジタル計測器の校
    正データファイルに記録する手段とを備えたことを特徴
    とするデジタル計測器自動校正システム。
JP1340959A 1989-12-28 1989-12-28 デジタル計測器自動校正システム Expired - Fee Related JPH07104406B2 (ja)

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