JP3281163B2 - 電流測定装置及び方法 - Google Patents

電流測定装置及び方法

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JP3281163B2
JP3281163B2 JP02199694A JP2199694A JP3281163B2 JP 3281163 B2 JP3281163 B2 JP 3281163B2 JP 02199694 A JP02199694 A JP 02199694A JP 2199694 A JP2199694 A JP 2199694A JP 3281163 B2 JP3281163 B2 JP 3281163B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定デバイスの端子
電流を測定する場合に、電流プローブを必要とせずに、
電流の測定を行う、電流測定装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体試験装置に於いては、被測定デバ
イス(DUT)の端子電流を測定する必要がある。この端
子電流は、静的電流、すなわち、被測定デバイスが一定
のテストパターンを保持している場合の電流に限られな
い。動的電流、すなわち、被測定デバイスに一定のテス
トパターンを印加して、内部状態が変化している時の電
流をも測定する必要がある。
【0003】図5は、従来の半導体試験装置に於ける、
電源電流の測定例を示すブロック図である。図5に示す
ように、定電圧源1とDUT2とが接続されており、そ
の接続部に、バイパスコンデンサ4が接続されている。
定電圧源1は、一定の電圧値V0 を供給している。容量
Cを持つバイパスコンデンサ4は、通常、定電圧源1系
統の高周波応答スピードを補完する目的で接続されてい
るものであり、定電圧源1と、DUT2との間に配線さ
れた線材のインダクタンス成分等による、高周波特性の
劣化を補っている。従って、通常、当該バイパスコンデ
ンサの配置は、DUT2の端子の直近に置かれる。ま
た、容量値Cは、普通、経験的に定められている。
【0004】DUT2とコンデンサ4との間には、電流
プローブ5を挿入している。当該電流プローブ5の出力
は、オシロスコープ3に入力し、波形モニタを行う。モ
ニタ波形の例を図6に示す。DUT2の消費電流IL
図6(A)のように変化した場合、電流プローブ5で誘
起されるモニタ電圧VL は、図6(B)のように変化す
る。電流ILの変化が、微分値VLとして、モニタでき
る。この微分値のピークの高さは、電流の変化値に比例
するので、その電流値を逆算して求めている。
【0005】このように、電流プローブ5を設ける場合
には、 (1)DUT2と、コンデンサ4との間に電流プローブ
を挿入しなければならず、DUTとパスコンとの距離が
長くなってしまう。このため、インダクタンス成分等が
増加してしまい、特性劣化を招く。 (2)また、電流プローブを設置するためのスペースが
必要となるため、すでにある、DUT周辺回路を搭載し
たパフォーマンスボードの形状を変更せざるを得なくな
る。 (3)そして、多数個のDUTを搭載してある当該パフ
ォーマンスボードの実装密度が低下してしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うな従来の技術が有する問題点に鑑みてなされるもので
あって、被測定デバイスの端子電流を測定する場合に、
電流プローブを必要とせず、DUTの端子電圧を観測す
ることによって電流の測定を行う、電流測定装置及び方
法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の解決手段)被測定デバイス2の電流を測定
する装置に於いて、内部抵抗rを有する定電圧源1と、
被測定デバイス2との間に、r<<Rなる値Rを有する抵
抗12を設ける。そして、当該抵抗12を短絡するスイ
ッチ11を設ける。そして、被測定デバイス2と付加し
たコンデンサ4との接続点の電圧をモニタする、デジタ
イザ13を設ける。そして、当該デジタイザ13のモニ
タ波形から電流値を測定して、電流測定装置を構成す
る。
【0008】(請求項2の解決手段)被測定デバイス2
の電流を測定する装置に於いて、内部抵抗rを有する定
電圧源1を設ける。そして、当該定電圧源1と被測定デ
バイス2との間に、r<<Rなる値Rを有する抵抗12を
設ける。そして、当該抵抗12を短絡するスイッチ11
を設ける。そして、被測定デバイス2と付加したコンデ
ンサ4との接続点の電圧をバッファリングするバッファ
101を設ける。そして、当該バッファ値をアナログ・
デジタル変換するADC102を設ける。そして、当該
デジタル値を格納するメモリ部103を設ける。そし
て、当該格納値をもとに電流値を算出する演算部104
を設ける。そして、電流測定装置を構成する。
【0009】(請求項3の解決手段)被測定デバイス2
の電流を測定する方法に於いて、先ず、被測定デバイス
2を取り去って、定電圧源1から抵抗値Rを通して、被
測定デバイス端に付加されたコンデンサCに、電圧印加
を行い、その電圧波形VS から容量Cを演算する。つぎ
に、内部抵抗rを有する定電圧源1から、被測定デバイ
ス2及び付加されたコンデンサCに対して、電圧印加を
行う。そして、その電圧波形VS を基に、演算を行うこ
とにより、被測定デバイス2の消費電流を得て電流測定
方法を構成する。
【0010】
【作用】この発明によれば、先ず、コンデンサ4の値C
を次のように測定する。最初に、DUT2を取り去り、
スイッチ11をオープンにして、定電圧源1から、電圧
0 を供給する。すると、定電圧源1から抵抗Rを通っ
た電流は、コンデンサ4を充電する。一般に、この波形
は指数関数となることが知られており、単位時間t1を
測定し、C=t1/R から、容量値Cを演算できる。
【0011】次に、デバイスの消費電流値IL を次のよ
うに測定する。デバイスの消費電流ILは、定電圧源1
から供給される電流をI0、コンデンサ4から供給され
る電流をICとすると、 IL=I0+IC である。ここで、 I0=(V0−VS)/r であり、 IC=C・ΔVS/Δt である。従って、 IL=V0/r−VS/r+C・ΔVS/Δt となる。ここで、V0、r、Cは既知であり、VS、ΔV
S、Δtは、それぞれ観測できるので、ILを演算するこ
とができる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。
【0013】(実施例1)図1は本発明の1実施例を示
すブロック図である。図1に示すように、内部抵抗rを
持つ、定電圧源1があり、当該定電圧源1とDUT2と
の間に、r<<Rなる値Rを持つ、抵抗12を設ける。そ
して、当該抵抗12に、スイッチ11を設け、抵抗値R
をショートできるように構成する。DUT2の端子に、
コンデンサ4を接続し、同一接続点の電圧波形をモニタ
するデジタイザ13を設ける。そして、当該デジタイザ
13の観測値から、電流値に変換する電流変換部14を
設けて、出力結果を得る。
【0014】電流値への変換は、次のような方法で行
う。先ず、コンデンサ4の値Cを測定する。 (1)最初に、DUT2を取り去り、スイッチ11をオ
ープンにして、定電圧源1から、電圧V0 を供給する。
すると、定電圧源1から抵抗Rを通った電流は、コンデ
ンサ4を充電する。このため、モニタ点VS の電圧は、
図2(A)に示すようにな波形を描く。一般に、この波
形は指数関数となることが知られており、単位時間t1
を測定し、C=t1/R から、容量値Cを演算でき
る。
【0015】次に、デバイスの消費電流値ILを測定す
る。 (2)デバイスの消費電流ILは、定電圧源1から供給
される電流をI0、コンデンサ4から供給される電流を
Cとすると、 IL=I0+IC である。ここで、 I0=(V0−VS)/r であり、 IC=C・ΔVS/Δt である。従って、 IL=V0/r−VS/r+C・ΔVS/Δt となる。ここで、V0、r、Cは既知であり、VS、ΔV
S、Δtは、それぞれ観測できるので、ILを演算するこ
とができる。すなわち、図3(C)の観測波形VS
ら、結局、図3(B)に示す、消費電流ILを得ること
ができる。
【0016】(実施例2)上述の実施例では、定電圧源
1の外に、デジタイザ13と、電流変換部14を付加し
て、電流測定装置を構成したが、他の実施例として、図
4のように構成することもできる。
【0017】図4に示すように、内部抵抗rを持つ、定
電圧源1を設ける。当該定電圧源1とDUT2との間
に、r<<Rなる値Rを持つ、抵抗12を設ける。そし
て、当該抵抗12に、スイッチ11を設け、抵抗値Rを
ショートできるように構成する。DUT2の端子に、コ
ンデンサ4を接続するが、その接続点から、バッファ1
01を設けて、モニタ信号を入力する。当該バッファ1
01には、アナログ信号をデジタル信号に変換するAD
C102を設けて接続する。そして、当該ADC102
からのデジタル出力信号は、メモリ部103を設けて格
納する。当該メモリ部103のモニタ・データを演算部
104を設けて電流値に変換する。そして、表示を行
う。ここで、デバイスの消費電流値IL を測定する方法
は、上述の実施例1と同様である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は構成されて
いるので、次に記載する効果を奏する。被測定デバイス
の端子電流を測定する場合に、電圧波形をモニタし、演
算する装置及び方法で構成したので、電流プローブを必
要とせずに、電流測定装置及び方法が提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のの実施例1を示すブロック図である。
【図2】(A)モニタ点VSの電圧を示す。
【図3】(B)消費電流ILを示す。 (C)観測波形VSを示す。
【図4】本発明のの実施例2を示すブロック図である。
【図5】従来の電源電流の測定例を示すブロック図であ
る。
【図6】(A)従来の消費電流ILのモニタ例である。 (B)従来のモニタ電圧VLの例である。
【符号の説明】
1 定電圧源 2 DUT 3 オシロスコープ 4 コンデンサ 5 電流プローブ 11 スイッチ 12 抵抗 13 デジタイザ 14 電流変換部 100 電流測定装置 101 バッファ 102 ADC 103 メモリ部 104 演算部 105 表示部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定デバイス2の電流を測定する装置
    に於いて、 内部抵抗rを有する定電圧源1と、被測定デバイス2と
    の間に、r<<Rなる値Rを有する抵抗12を設け、 当該抵抗12を短絡するスイッチ11を設け、 被測定デバイス2と付加したコンデンサ4との接続点の
    電圧をモニタする、デジタイザ13を設け、 当該デジタイザ13のモニタ波形から電流値を測定する
    ことを特徴とする、電流測定装置。
  2. 【請求項2】 被測定デバイス2の電流を測定する装置
    に於いて、 内部抵抗rを有する定電圧源1を設け、 当該定電圧源1と被測定デバイス2との間に、r<<Rな
    る値Rを有する抵抗12を設け、 当該抵抗12を短絡するスイッチ11を設け、 被測定デバイス2と付加したコンデンサ4との接続点の
    電圧をバッファリングするバッファ101を設け、 当該バッファ値をアナログ・デジタル変換するADC1
    02を設け、 当該デジタル値を格納するメモリ部103を設け、 当該格納値をもとに電流値を算出する演算部104を設
    け、以上を具備したことを特徴とする電流測定装置。
  3. 【請求項3】 被測定デバイス2の電流を測定する方法
    に於いて、 先ず、被測定デバイス2を取り去って、定電圧源1から
    抵抗値Rを通して、被測定デバイス端に付加されたコン
    デンサCに、電圧印加を行い、その電圧波形VSから容
    量Cを演算し、 つぎに、内部抵抗rを有する定電圧源1から、被測定デ
    バイス2及び付加されたコンデンサCに対して、電圧印
    加を行い、 その電圧波形VS を基に、演算を行うことにより、被測
    定デバイス2の消費電流を得ることを特徴とする電流測
    定方法。
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WO2011010349A1 (ja) 2009-07-23 2011-01-27 株式会社アドバンテスト 試験装置
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