JPH0643147Y2 - 炉蓋の密閉装置 - Google Patents

炉蓋の密閉装置

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JPH0643147Y2
JPH0643147Y2 JP3475888U JP3475888U JPH0643147Y2 JP H0643147 Y2 JPH0643147 Y2 JP H0643147Y2 JP 3475888 U JP3475888 U JP 3475888U JP 3475888 U JP3475888 U JP 3475888U JP H0643147 Y2 JPH0643147 Y2 JP H0643147Y2
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蔀 佐藤
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、帯状バネ板の短辺方向一端側を炉蓋本体の側
面に押え板で気密状に取付けると共に、遊端側を前記炉
蓋本体の横側方に張出し、かつ、短辺方向中間部を前記
炉蓋本体の内面側に入込ませた彎曲部に形成し、帯状シ
ール部材をその短辺方向一端側が炉枠に圧接される姿勢
で前記バネ板の遊端側に溶接し、前記押え板とそれに対
する固定部材との当りにより前記帯状シール部材の倒れ
を規制する帯状補強部材を前記バネ板の遊端側に溶接
し、前記補強部材を前記炉枠側に付勢する押圧具を設け
た炉蓋の密閉装置、特にコークス炉の炉蓋に好適な密閉
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、第6図に示すように、炉蓋本体(2a)とそれにボ
ルト・ナットで取付けた固定部材(20)とによって、押
え板(10)と帯状バネ板(6)とパッキン(11)を挾持
固定して、帯状バネ板(6)の短辺方向一端側を炉蓋本
体(2a)の側面に気密状に取付け、バネ板(6)の彎曲
部(6b)から炉蓋本体(2a)の横側方に張出した遊端
(6c)に、一体形成した帯状シール部材(27)と帯状補
強部材(28)をバネ板(6)先端の溶接部(23)だけで
取付け、補強部材(28)を押え板(10)と固定部材(2
0)の間にそれらとの当りでシール部材(27)の倒れを
規制できるように入込み配置し、押圧具(8)のスプリ
ング(14)で付勢された押圧部材(15)を補強部材(2
8)に接当させ、シール部材(27)の炉枠(4)への押
付けによって炉蓋本体(2a)と炉枠(4)の間からのガ
ス漏れを防止するように構成していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、炉蓋本体(2a)の熱変形による曲げがバネ板
(6)に作用すると、溶接部(23)が破損しやすく、さ
らに、押圧具(19)による付勢力に起因して溶接部(2
3)に剪断力が作用して、溶接部(23)の破損の原因と
なり、溶接部(23)の破損によりシール性や耐久性が劣
化しやすい。
さらに、シール部材(27)を炉枠(4)のシート面(4
a)のうち適切な位置に接触させるために、炉蓋本体(2
a)と帯状補強部材(28)との間隔が大になって、押え
板(10)の肉厚を大きくしなければならない場合、押え
板(10)の重量増大が例えば15kgというようにかなり大
きくなり、製作時や使用時のハンドリング面で不利にな
る。
その上、押え板(10)と帯状補強部材(28)が互いに少
し傾斜することが多く、その場合、押え板(10)と帯状
補強部材(28)の一方の角部が他方の側面に押付けられ
た状態になって摺動抵抗が増大し、シール部材(27)を
炉枠(4)のシート面(4a)に押付ける力が弱くなって
シール性が劣化しやすい。
本考案の目的は、シール部材及び補強部材とバネ板との
溶接部における破損を長期にわたって確実に防止できる
ように、かつ、押え板の軽量化を図ると共に押え板と帯
状補強部材の間の摺動抵抗を確実に小さくできるように
する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴構成は、一端側が固定部材と押え板で炉蓋
本体に取付けられると共に、遊端側が炉蓋本体の横外側
方に張出し、かつ、短辺方向中間の彎曲部が炉蓋本体の
内面側に入込むように形成した帯状バネ板の遊端側平面
部分に対して、炉枠に圧接する帯状シール部材、及び、
前記固定部材と押え板との当りで前記シール部材の倒れ
を規制すると共に押圧具で押される補強部材を、表裏で
各別に端面接当させ、前記シール部材をその表裏両側の
隅肉溶接で、かつ、前記補強部材をその表側の隅肉溶接
で夫々前記バネ板に取付け、前記補強部材を形成する
に、前記バネ板に溶接した細長い平板に、その長手方向
に延びる丸棒を溶接して、その丸棒を前記押え板に接当
させるように配置したことにあり、その作用効果は次の
通りである。
〔作用〕
つまり、シール部材をその表裏の隅肉溶接でバネ板の平
面部分に対して取付けてあるから、シール部材とバネ板
の溶接強度を前述の従来技術に比して大巾に増大でき、
炉蓋本体の熱変形がバネ板に作用しても、シール部材と
バネ板の溶接部の破損を確実に防止できる。
また、シール部材と補強部材をバネ板の平面部分の表裏
に各別に端面接当させてあるから、補強部材及びシール
部材を炉枠側に押す押圧具の付勢力に起因して、両部材
とバネ板の溶接部に剪断力が作用することが無く、その
ことによって両部材とバネ板の溶接部の破損を一層確実
に防止できる。
さらに、炉蓋本体と帯状補強部材の間隔が大きくなって
も、丸棒の直径を適当に選定することによって、押え板
の肉厚を十分に小さくでき、前述の従来技術に比して炉
蓋重量を十分に減小できる。
そして、丸棒をその径方向に押え板に対して摺動するよ
うに接当させるから、摺動抵抗を確実にかつ十分に小さ
くできて、炉枠のシート面にシール部材を強く圧接でき
る。
〔考案の効果〕
その結果、シール部材及び補強部材とバネ板との溶接部
における破損によって、ガス漏洩防止機能や耐久性が劣
化するという不都合な事態を確実に無くせ、シール部材
と炉枠の間からのガス漏洩を確実に防止でき、軽量で取
扱いが容易な、シール性能、耐久性及びハンドリングの
全てにおいて一段と優れた炉蓋の密閉装置を提供できる
ようになった。
〔実施例〕
次に実施例を示す。
第3図に示すように、コークス炉(1)のコークス取出
口を上下に細長い長方形の炉蓋(2)で閉じ、炉蓋
(2)の上下両端寄り夫々に取付けた回動式の閂(3
a),(3b)をコークス取出口周りの鋳鉄製炉枠(4)
に設けた係止金具(5)に引っ掛けて、炉蓋(2)をコ
ークス炉(1)に固定してある。
炉蓋(2)の全周にわたる帯状バネ板(6),(6B)と
帯状シール部材、帯状補強部材、並びに、シール部材を
炉枠(4)に押付ける押圧具(8),(19)等から成る
シール部を炉蓋(2)に設けてあり、第1図ないし第5
図によりシール部の詳細を以下に説明する。
先ず、第1図、第2図及び第4図によって、炉蓋(2)
の長辺に相当する箇所について説明する。
帯状バネ板(6)の短辺方向一端側(6a)を押え板(1
0)とパッキン(11)により炉蓋本体(2a)に気密状に
取付け、かつ、遊端(6c)側を炉蓋本体(2a)の横側方
に張出し、さらに、短辺方向中間部を炉蓋本体(2a)の
内面側に入込ませた彎曲部(6b)に形成してある。押え
板(10)、バネ板(6)、パッキン(11)は炉蓋本体
(2a)とそれにボルト・ナット(13)で取付けた固定部
材(20)とで挾持固定されている。
帯状シール部材(7)を、その巾方向一端側が炉枠
(4)のシート面(4a)に圧接される姿勢で、バネ板
(6)の遊端(6c)側の平面部分のうち炉枠(4)に対
向する面に端面接当させて、シール部材(7)の表裏両
側の隅肉溶接(21a),(21b)でバネ板(6)に取付け
てあり、また、バネ板(6)の平面部分のうちシール部
材(7)とは反対側の面に帯状補強部材(9)を端面接
当させて、補強部材(9)の表側の隅肉溶接(22)で補
強部材(9)をバネ板(6)に取付けてある。
補強部材(9)を形成するに、第1図と第2図に示すよ
うに、バネ板(6)に溶接した細長い平板(9a)に、そ
の長手方向に延びる丸棒(9b)を溶接し、丸棒(9b)を
その径方向に摺動自在に押え板(10)に接当させてあ
る。
第1図に示すように、補強部材(9)を固定部材(20)
と押え板(10)の間に挿入配置して、補強部材(9)の
固定部材(20)及び押え板(10)との当りによってシー
ル部材(7)の倒れを規制するように構成してある。
固定部材(20)どうしの間に押圧具(8)を両側の固定
部材(20)により固定された状態で設け、その押圧具
(8)を形成するに、第2図に示すように、筒状ケース
(12)に、補強部材(9)に作用してシール部材(7)
を炉枠(4)に押付けるスプリング(14)と押圧部材
(15)を設け、スプリング(14)の反力部材(16)をケ
ース(12)にネジ止めして、反力部材(16)の取付位置
変更によりスプリング(14)の押圧力を調節できるよう
に構成し、押圧部材(15)から延出したロッド(17)を
反力部材(16)に対して貫通させ、ロッド(17)の端部
にストップボルト(18)をネジ止めして、ストップボル
ト(18)と反力部材(16)の当りで押圧部材(15)の抜
き止めを図ってある。
次に、第5図により、炉蓋(2)の短辺に相当する箇所
について説明する。炉蓋本体(2a)の内面側に溶接した
帯状の座金(24)に、バネ板(6B)の短辺方向一端側を
ボルト(25)で気密状に取付け、バネ板(6B)の遊端側
にシール部材(7B)を取付け、ボルト・ナット(26)で
ケース(12)が炉蓋本体(2a)に取付けられた、前述の
押圧具(8)と類似の押圧具(19)でシール部材(7B)
を炉枠(4)のシート面(4a)に押付けるように構成し
てある。
〔別実施例〕
次に別実施例を説明する。
第1図及び第2図に示した構造の帯状バネ板(6)と帯
状シール部材(7)と帯状補強部材(9)を、炉蓋
(2)の全周にわたって設けたり、あるいは、適当な一
部で省略してもよい。
丸棒(9a)はパイプ状でもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の実施例を示し、第1図は
第3図のI−I線断面図、第2図は第3図のII−II線断
面図、第3図は炉蓋全体の正面図、第4図は固定部材と
押圧具の正面図、第5図は第3図のV−V線断面図であ
る。第6図従来例の要部断面図である。 (2a)……炉蓋本体、(4)……炉枠、(6)……バネ
板、(6b)……彎曲部、(7)……シール部材、(8)
……押圧具、(9)……補強部材、(9a)……平板、
(9b)……丸棒、(10)……押え板、(20)……固定部
材、(21a),(21b)及び(22)……隅肉溶接。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状バネ板(6)の短辺方向一端側を炉蓋
    本体(2a)の側面に押え板(10)で気密状に取付けると
    共に、遊端側を前記炉蓋本体(2a)の横側方に張出し、
    かつ、短辺方向中間部を前記炉蓋本体(2a)の内面側に
    入込ませた彎曲部(6b)に形成し、帯状シール部材
    (7)をその短辺方向一端側が炉枠(4)に圧接される
    姿勢で前記バネ板(6)の遊端側に溶接し、前記押え板
    (10)とそれに対する固定部材(20)との当りにより前
    記帯状シール部材(7)の倒れを規制する帯状補強部材
    (9)を前記バネ板(6)の遊端側に溶接し、前記補強
    部材(9)を前記炉枠(4)側に付勢する押圧具(8)
    を設けた炉蓋の密閉装置であって、前記シール部材
    (7)と補強部材(9)を、互いに別体に形成して、前
    記バネ板(6)の平面部分の表裏に各別に端面接当さ
    せ、前記シール部材(7)をその表裏両側の隅肉溶接
    (21a),(21b)で、かつ、前記補強部材(9)をその
    表側の隅肉溶接(22)で夫々前記バネ板(6)に取付
    け、前記補強部材(9)を形成するに、前記バネ板
    (6)に溶接した細長い平板(9a)に、その長手方向に
    延びる丸棒(9b)を溶接して、その丸棒(9b)を前記押
    え板(10)に接当させるように配置してある炉蓋の密閉
    装置。
JP3475888U 1988-03-15 1988-03-15 炉蓋の密閉装置 Expired - Lifetime JPH0643147Y2 (ja)

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JPH01141749U JPH01141749U (ja) 1989-09-28
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