JP4982452B2 - ガスケット - Google Patents

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本発明は、配管の接続部のシールに使用されるガスケットに関する。
図5は、トラック等の車両の排気管の接続構造を示している。この接続構造では、一対の配管1の端部にそれぞれ矩形状のフランジ部2が形成されている。フランジ部2の間には、例えばステンレスの薄板からなるガスケット3が配置されている。そして、フランジ部2の四隅をボルト4とナット5により締結することで一対の配管1が接続されている。
特開2003−90436号公報
しかしながら、従来の接続構造では、ステンレス製の配管1にステンレス製のフランジ部2を溶接しているため、溶接時にフランジ部2が比較的大きく変形し、変形が大きい場合には、ガスケット3によるシールが困難になるおそれがある。
本発明は、かかる事情に対処してなされたもので、フランジ部の変形が大きい場合にもシールを確実に行うことができるガスケットを提供することを目的とする。
請求項1のガスケットは、一対の配管の端部にそれぞれ取り付く正方形形状のフランジ部の間に配置され、前記フランジ部の四隅を締結する締結部材用の穴部が形成されるガスケットにおいて、前記締結部材用の穴部が四隅に形成される正方形形状の複数枚の金属板と、前記金属板の間の前記締結部材用の穴部よりも内方で挟持される円環状の弾性部材とからなり、前記弾性部材は外周が前記金属板の辺の中央に接し、当該金属板の辺の中央から突出する位置決め用の突起部を有すると共に、前記穴部に対応して切欠部を有することを特徴とする。
請求項2のガスケットは、請求項1記載のガスケットにおいて、前記金属板を3枚有し、隣接する金属板の間にそれぞれ前記弾性部材を挟持してなることを特徴とする。
請求項1のガスケットによれば、一対のフランジ部の接続時には、複数枚の金属板の四隅に形成された穴部に締結部材が挿通されて、金属板のみが締結部材により押圧状態で強固に固定される。一方、弾性部材は、金属板の間の穴部より内方で単に挟持されているため、締結部材により拘束されることなく比較的自由に変形できる。
この結果、溶接によってフランジ部の変形が大きくても、弾性部材はフランジ部の変形に倣って自由に変形する。従って、フランジ部の変形が大きい場合にもシールを確実に行うことができる。
また、金属板の締結部材用の穴部に対応して弾性部材に切欠部を設けたため、フランジ部を締結部材により締結した時に、弾性部材が拘束されるのを確実に防止することができる。
さらに、円環状の弾性部材は外周が正方形形状の金属板の辺の中央に接し、且つ金属板の辺の中央から突出する位置決め用の突起部を弾性部材に設けた結果、金属板に対する弾性部材の位置ずれを容易,確実に確認することができる。
請求項2のガスケットでは、3枚の金属板の隣接する金属板の間にそれぞれ弾性部材を挟持したので、金属板および弾性部材の数をいたずらに増大することなく、少ない材料でシールを効果的に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
図1および図2は、本発明のガスケットの一実施形態を示している。
このガスケット11は、図3に示すように、一対の配管13の端部に形成されるフランジ部15の間に配置されて使用される。配管13は、例えばトラック等の車両の排気管であり、円筒形状をしている。フランジ部15は正方形形状をしている。配管13およびフランジ部15は、ステンレス鋼により形成されている。フランジ部15は、配管13に溶接されている。フランジ部15の四隅は、ボルト17とナット19により締結され、一対の配管13が接続されている。
ガスケット11は、図4に示すように、金属板21、弾性部材23、金属板21、弾性部材23、金属板21を順次重ねて構成されている。
金属板21は、図1に示すように正方形形状をしており、ステンレスからなる。金属板21は、フランジ部15と略同一の寸法を有している。金属板21の四隅には、ボルト穴21aが形成されている。金属板21には、配管13の内径と略同一の寸法を有する穴部21bが形成されている。
弾性部材23は、カーボンにスチィールを混合して形成されており、高い耐熱性を有している。弾性部材23は、図1に示すように、金属板21のボルト穴21aよりも内方に挟持される。弾性部材23は、円環状の形状を有している。弾性部材23には、配管13の内径と略同一の寸法を有する穴部23aが形成されている。
弾性部材23は、金属板21のボルト穴21aに沿ってその内方に切欠部23bを有している。切欠部23bは、ボルト17の頭部が位置しないように円弧状に形成されている。従って、ボルト17の頭部により弾性部材23が押圧されることがなくなる。
弾性部材23は、金属板21から突出する位置決め用の突起部23cを有している。突起部23cは、弾性部材23に一体形成されている。突起部23cは、90度の角度を置いて2箇所に形成されている。突起部23cは、円弧状をしており、金属板21の辺の中央から突出されている。この実施形態では、金属板21は正方形形状に形成されているため、弾性部材23の外周が金属板21の辺の中央に接している。従って、突起部23cの位置および突出状態を見ることで弾性部材23の位置を確認することができる。
3枚の金属板21は、図1および図2に示すように、四隅をスポット溶接25され相互に連結されている。これにより、ガスケット11が分離するのを防止することができる。弾性部材23は、金属板21の間のボルト穴21aよりも内方に拘束されることなく挟持されている。
上述したガスケット11では、一対のフランジ部15の接続時には、3枚の金属板21の四隅に形成されるボルト穴21aにボルト17が挿通され金属板21のみがボルト17により押圧状態で強固に固定される。一方、弾性部材23は、金属板21の間のボルト穴21aよりも内方に単に挟持されているため、ボルト17により拘束されることなく比較的自由に変形可能である。このため、フランジ部15の変形が大きくても、弾性部材はフランジ部15の変形に倣って自由に変形する。従って、フランジ部15の変形が大きい場合にもシールを確実に行うことができる。
また、上述したガスケット11では、3枚の金属板21の隣接する金属板21の間にそれぞれ弾性部材23を挟持したので、金属板21および弾性部材23の数をいたずらに増大することなく、少ない材料でシールを効果的に行うことができる。
さらに、上述したガスケット11では、弾性部材23における金属板21のボルト穴21aに沿ってその内方に切欠部23bを形成したので、フランジ部15をボルト17により締結した時に、弾性部材23が拘束されるのをより確実に防止することができる。
また、上述したガスケット11では、円環状の弾性部材23は外周が正方形形状の金属板21の辺の中央に接し、且つ金属板21の辺の中央から突出する位置決め用の突起部23cを弾性部材23に設けたので、金属板21に対する弾性部材23の位置ずれを容易,確実に確認することができる。
(実施形態の補足事項)
以上、本発明を上述した実施形態によって説明してきたが、本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のような形態でも良い。
(1)上述した実施形態では、金属板21をステンレスの薄板により形成した例について説明したが、他の金属により形成しても良い。
(2)上述した実施形態では、弾性部材23をカーボンにスチィールを混合して形成した例について説明したが、他の素材により形成しても良い。
(3)上述した実施形態では、トラックの排気管の接続に本発明のガスケット11を使用した例について説明したが、種々の接続部に広く適用することができる。
本発明のガスケットの一実施形態を示す上面図である。 図1のガスケットのA−A断面を示す断面図である。 図1のガスケットが使用される排気管を示す説明図である。 ガスケットの構成部材を示す説明図である。 従来のガスケットを示す説明図である。
符号の説明
13 配管
15 フランジ部
17 ボルト
19 ナット
21 金属板
21a ボルト穴
23 弾性部材
23b 切欠部
23c 突起部

Claims (2)

  1. 一対の配管の端部にそれぞれ取り付く正方形形状のフランジ部の間に配置され、前記フランジ部の四隅を締結する締結部材用の穴部が形成されるガスケットにおいて、
    前記締結部材用の穴部が四隅に形成される正方形形状の複数枚の金属板と、
    前記金属板の間の前記締結部材用の穴部よりも内方で挟持される円環状の弾性部材とからなり、
    前記弾性部材は外周が前記金属板の辺の中央に接し、当該金属板の辺の中央から突出する位置決め用の突起部を有すると共に、前記穴部に対応して切欠部を有することを特徴とするガスケット。
  2. 請求項1記載のガスケットにおいて、
    前記金属板を3枚有し、隣接する金属板の間にそれぞれ前記弾性部材を挟持してなることを特徴とするガスケット。
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