JP2016130550A - ガスケット位置決め部材、ガスケット組立体、フランジ継ぎ手構造およびガスケット組立体の製造方法 - Google Patents

ガスケット位置決め部材、ガスケット組立体、フランジ継ぎ手構造およびガスケット組立体の製造方法 Download PDF

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【課題】容易且つ安価にガスケットを予め決められた位置に位置決めする。
【解決手段】ガスケット組立体100は、相対する2つのフランジの間に配置される環状のガスケット12と、ガスケット12をフランジに対して予め決められた位置に位置決めするためのガスケット位置決め部材10とを備える。ガスケット位置決め部材10は、板状片20から成る。板状片20の一端部には、ガスケット位置決め部材10をガスケット12の外縁部に取り付けるための凹部22が形成される。ガスケット位置決め部材10をガスケット12の外縁部に取り付けた状態において、ガスケット12の中心から板状片20の他端部24までの長さは、フランジの中心から外周縁までの長さに相当する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガスケットを位置決めするためのガスケット位置決め部材、該ガスケット位置決め部材とガスケットとを組立てたガスケット組立体、該ガスケット組立体を用いたフランジ継ぎ手構造、およびガスケット組立体の製造方法に関する。
一般に、各種の配管を、ボルト・ナットを用いたフランジ継ぎ手によって接続する場合には、当該配管のフランジ間に、漏洩防止のためのガスケットが介装されている。
しかしながら、フランジ継ぎ手においてガスケットを介装した場合であっても、フランジに対してガスケットが予め決められた位置に配置されていないと漏洩が生じるおそれがある。そこで、フランジに対してガスケットを正確に位置決めするために、ガスケットに位置決め片を設ける技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−360759号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術では、複数の位置決め片を有する特殊な形状のガスケットを製造する必要があり、製造コストが高くなるおそれがある。
本発明は、こうした状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、容易且つ安価にガスケットを予め決められた位置に位置決めできる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のガスケット位置決め部材は、相対する2つのフランジの間に配置される環状のガスケットを、フランジに対して予め決められた位置に位置決めする。このガスケット位置決め部材は、板状片から成る。板状片の一端部には、ガスケット位置決め部材をガスケットの外縁部に取り付けるための凹部が形成されている。ガスケット位置決め部材をガスケットの外縁部に取り付けた状態において、ガスケットの中心から板状片の他端部までの長さは、フランジの中心から外周縁までの長さに相当する。
板状片の他端部は、ガスケットの中心を中心とする円弧状に形成されていてもよい。
本発明の別の態様は、ガスケット組立体である。このガスケット組立体は、相対する2つのフランジの間に配置される環状のガスケットと、ガスケットをフランジに対して予め決められた位置に位置決めするためのガスケット位置決め部材とを備える。ガスケット位置決め部材は、板状片から成り、板状片の一端部に、ガスケット位置決め部材をガスケットの外縁部に取り付けるための凹部が形成されている。ガスケット位置決め部材をガスケットの外縁部に取り付けた状態において、ガスケットの中心から板状片の他端部までの長さは、フランジの中心から外周縁までの長さに相当する。
複数のガスケット位置決め部材が、ガスケットの周方向に間隔をおいて取り付けられてもよい。
板状片の他端部は、ガスケットの中心を中心とする円弧状に形成されてもよい。
本発明のさらに別の態様は、フランジ継ぎ手構造である。このフランジ継ぎ手構造は、相対する2つのフランジと、フランジの間に配置される環状のガスケットと、ガスケットをフランジに対して予め決められた位置に位置決めするためのガスケット位置決め部材とを備えるガスケット組立体とを備える。ガスケット位置決め部材は、板状片から成り、板状片の一端部に、ガスケット位置決め部材をガスケットの外縁部に取り付けるための凹部が形成されている。ガスケット位置決め部材をガスケットの外縁部に取り付けた状態において、ガスケットの中心から板状片の他端部までの長さは、フランジの中心から外周縁までの長さに相当する。
フランジ継ぎ手構造は、積層して配置された第1および第2のガスケット組立体を備えてもよい。第1および第2のガスケット組立体の間に、オリフィスまたは閉止板が配置されてもよい。
本発明のさらに別の態様は、相対する2つのフランジの間に配置される環状のガスケットと、ガスケットをフランジに対して予め決められた位置に位置決めするためのガスケット位置決め部材とを備えるガスケット組立体の製造方法である。この方法は、板状片から成るガスケット位置決め部材であって、板状片の一端部に、自身をガスケットの外縁部に取り付けるための凹部が形成されたガスケット位置決め部材を準備する工程と、ガスケット位置決め部材をガスケットの外縁部に取り付ける工程とを備える。ガスケット位置決め部材をガスケットの外縁部に取り付けた状態において、ガスケットの中心から板状片の他端部までの長さは、フランジの中心から外周縁までの長さに相当する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、容易且つ安価にガスケットを予め決められた位置に位置決めできる。
本発明の実施形態に係るガスケット組立体の斜視図である。 本発明の実施形態に係るガスケット組立体の分解斜視図である。 図3(a)は、本発明の実施形態に係るガスケット組立体の平面図であり、図3(b)は、図3(a)に示すガスケット組立体のA−A断面図である。 本発明の実施形態に係るフランジ継ぎ手構造を示す図である。 図4に示すフランジ継ぎ手構造のB−B断面図である。 図6(a)〜図6(c)は、フランジローテーションを説明するための図である。 ガスケット組立体の変形例を説明するための断面図である。 本発明の別の実施形態に係るフランジ継ぎ手構造を説明するための断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係るガスケット組立体100の斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係るガスケット組立体100の分解斜視図である。図3(a)は、本発明の実施形態に係るガスケット組立体の平面図であり、図3(b)は、図3(a)に示すガスケット組立体100のA−A断面図である。
ガスケット組立体100は、相対する2つのフランジの間に配置される環状のガスケット12と、ガスケット12をフランジに対して予め決められた位置に位置決めするための4個のガスケット位置決め部材10とを備える。
まず、ガスケット12について説明する。本実施形態のガスケット12は、うず巻形ガスケットであり、ステンレス鋼等の金属から成る円環板状の外輪部14と、外輪部14の内側に配置されたフィラ材等から成る環状のシール部16と、シール部16の内側に配置されたステンレス鋼等の金属から成る内輪部18とを備える。これらの外輪部14、シール部16および内輪部18は、接合・一体化されている。なお、ガスケット12は金属製のものに限定されない。
本実施形態では、ガスケット12として外輪部14および内輪部18がシール部16に付加されたものを例示したが、ガスケット12は、シール部16に外輪部14のみ付加されたものであってもよい。また、ガスケット12としてうず巻形ガスケットを例示したが、他の種類のガスケットであってもよい。
次にガスケット位置決め部材10について説明する。ガスケット12にガスケット位置決め部材10を取り付けてガスケット組立体100を構成することにより、ガスケット12を正確な位置に容易に取り付けることができる。
ガスケット位置決め部材10は、ステンレス鋼等の金属により形成された、略矩形状の板状片20から成る。ガスケット12が金属以外の場合には、例えば樹脂製のガスケット位置決め部材10が使用されてもよい。板状片20の短手方向の一端部には、ガスケット位置決め部材10をガスケット12の外縁部に取り付けるための凹部22が形成されている。この凹部22は、ガスケット12の外縁部を内部に受け入れ可能とされている。
ガスケット位置決め部材10は、凹部22内にガスケット12の外縁部を挿入した状態で板状片20の一端部をかしめることにより、ガスケット位置決め部材10に取り付けられる。または、ガスケット位置決め部材10は、スポット溶接や接着剤によりガスケット12に固定されてもよい。ガスケット位置決め部材10は、その長手方向がガスケット12の径方向と一致するようにガスケット12に取り付けられる。
本実施形態に係るガスケット組立体100において、4個のガスケット位置決め部材10は、ガスケット12の周方向に等間隔(すなわち90度間隔)で取り付けられている。ガスケット位置決め部材10の先端部、すなわち凹部22が形成された一端部に対向する他端部24は、ガスケット12の中心C1を中心とする円弧状に形成されてもよい。ガスケット位置決め部材10は、ガスケット12の外縁部に取り付けられた状態において、ガスケット12の中心C1から板状片20の他端部24までの長さD1が、ガスケット12が取り付けられるフランジの中心から外周縁までの長さに相当するように形成および取り付けされる。
図4は、本発明の実施形態に係るフランジ継ぎ手構造400を示す。図4では、フランジ30を実線で図示し、ガスケット組立体100を一点鎖線で図示している。また、図5は、図4に示すフランジ継ぎ手構造400のB−B断面図である。このフランジ継ぎ手構造400では、ガスケット組立体100が、相対する2つのフランジ30間に介装されている。
図4に示すフランジ30は、フランジ面から突出する平面座32が形成されたフランジである。フランジ30には、その周方向に等間隔(すなわち45度間隔)で8個のボルト孔34が形成されている。各ボルト孔34にはボルト35が挿通されており、該ボルト35とナット(図示せず)とによって2つのフランジ30が締結されている。
フランジ継ぎ手構造400を組み立てる際には、まずガスケット12の外縁部に4個のガスケット位置決め部材10を取り付け、ガスケット組立体100を形成する。そして、ガスケット組立体100を、2つのフランジ30間に位置決めする。この位置決めの際には、隣接するボルト孔34の間にガスケット位置決め部材10を位置させるとともに、各ガスケット位置決め部材10の他端部24(すなわちガスケット位置決め部材10の先端部)をフランジ30の外周縁30aと一致させる。すなわち、ガスケット位置決め部材10の他端部24とフランジ30の外周縁30aとを同一面上に合わせる。これにより、フランジ30に対してガスケット12を予め決められた位置、すなわちガスケット12の中心C1とフランジ30の中心C2とが一致する位置に位置決めすることができる。従来のようにフランジ間の狭い隙間からガスケットの位置を目視して調整する必要はなく、単に各ガスケット位置決め部材10の他端部24をフランジ30の外周縁30aと一致させるだけでよいため、位置決め作業を極めて容易に行うことができる。
ガスケット位置決め部材10の他端部24がガスケット12の中心C1を中心とする円弧状に形成されている場合、ガスケット位置決め部材10の他端部24とフランジ30の外周縁30aとを同一面上に合わせやすくなるため、より容易に位置決めを行うことができる。
本実施形態に係るガスケット組立体100は、通常の市販されている環状のガスケット12にガスケット位置決め部材10を取り付けることで構成できる。従って、上記特許文献1に開示されたような複数の位置決め片を有する特殊な形状のガスケットを製造する必要がないため、非常に安価である。このように本実施形態に係るガスケット組立体100は、経済性にも優れている。
図6(a)〜図6(c)は、フランジローテーションを説明するための図である。図6(a)は、ボルトが正常に締め付けられたフランジ継ぎ手構造を示す。しかしながら、通常のフランジ継ぎ手構造においては、フランジの片締め(複数本のボルトが互いに均一な力によって締め付けられていない状態)によってフランジに拝みが生じたり、あるいはボルトの締め過ぎたりすると、図6(b)や図6(c)に示すように、フランジが平面座の外縁を軸に回転するフランジローテーションが生じ、ガスケットが面接触から外縁側の線接触となって、当該箇所から漏洩を生じるおそれがある。フランジローテーションは、地震等によりフランジの軸方向に直交する外力が作用した場合も生じうる。
しかしながら、本実施形態においては、4個のガスケット位置決め部材10がボルト35間に位置しているため、フランジの片締めやボルトの締め過ぎ、またはフランジの軸方向に直交する外力が作用した場合でも、ガスケット位置決め部材10が抵抗してフランジ30の回転が防止され、よって漏洩を未然に阻止することができる。
図7は、ガスケット組立体の変形例を説明するための断面図である。本変形例に係るガスケット組立体500では、ガスケット位置決め部材10が厚さ方向の中央で第1分割部材10aと第2分割部材10bとに分割されている。第1分割部材10aの一端部には第1分割凹部22aが形成されており、第2分割部材10bの一端部には第2分割凹部22bが形成されている。第1分割凹部22aと第2分割凹部22bとの間にガスケット12の外縁部を挟んだ状態で第1分割部材10aと第2分割部材10bを接合することにより、ガスケット位置決め部材10がガスケット12に取り付けられる。第1分割部材10aと第2分割部材10bは、スポット溶接や接着剤を用いて接合されてよい。また、第1分割部材10aおよび第2分割部材10bとガスケット12とがスポット溶接や接着剤により固定されてもよい。
本変形例に係るガスケット組立体500においても、フランジに対するガスケット12の位置決め作業を容易に行うことができる。また、通常の市販されている環状のガスケット12に単純な構造の第1分割部材10aおよび第2分割部材10bを取り付けるだけでよいので、非常に安価である。
図8は、本発明の別の実施形態に係るフランジ継ぎ手構造600を説明するための断面図である。図8に示すフランジ継ぎ手構造600では、フランジの図示が省略されている。
図8に示すように、フランジ継ぎ手構造600は、第1ガスケット組立体100Aと、第2ガスケット組立体100Bとを備える。第1ガスケット組立体100Aおよび第2ガスケット組立体100Bは、図1乃至図3に示すガスケット組立体100と同様の構成を有する。第1ガスケット組立体100Aと第2ガスケット組立体100Bは、同心となるように積層して配置されている。
フランジ継ぎ手構造600はさらに、第1ガスケット組立体100Aと第2ガスケット組立体100Bとの間に配置された環状のオリフィス60を備える。このオリフィス60の中心から外周縁までの長さは、ガスケットの中心C1からガスケット位置決め部材10の内端23までの長さに相当する。2つのフランジによって第1ガスケット12Aと第2ガスケット12Bとが押圧されることで、オリフィス60は第1ガスケット12Aと第2ガスケット12Bとの間に狭持される。
このように、本実施形態に係るフランジ継ぎ手構造600によれば、2つのガスケット組立体を用いることにより、2つのガスケット組立体とオリフィス60とを中心合わせできる。2つのガスケット組立体の有するガスケット位置決め部材10を利用することで、オリフィス60の孔60aとフランジの中心とを位置合わせできる。2つのガスケットの間にオリフィスを設置する場合、2つのガスケットとオリフィスの中心を合わせてフランジに設置するのは作業者が2人では難しい。しかしながら、本実施形態に係るフランジ継ぎ手構造600によれば、作業者2人でも容易に2つのガスケットとオリフィスの中心を合わせてフランジに設置できる。
フランジ継ぎ手構造600では、第1ガスケット組立体100Aと第2ガスケット組立体100Bとの間に環状のオリフィス60を配置したが、オリフィス60に代えて、閉止板(孔の形成されていない円板)が配置されてもよい。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、上述の実施形態では、1つのガスケット12に取り付けるガスケット位置決め部材10の数を4個としたが、ガスケット位置決め部材10の数は複数であれば特に限定されない。ガスケット位置決め部材10の数は、フランジのサイズおよびレーティングに応じて、4+2N(Nは任意の整数でフランジのボルト本数に応じて増減)に調整される。
10 ガスケット位置決め部材、 12 ガスケット、 14 外輪部、 16 シール部、 18 内輪部、 20 板状片、 22 凹部、 24 他端部、 30 フランジ、 32 平面座、 34 ボルト孔、 35 ボルト、 60 オリフィス、 100、500 ガスケット組立体、 400、600 フランジ継ぎ手構造。

Claims (8)

  1. 相対する2つのフランジの間に配置される環状のガスケットを、前記フランジに対して予め決められた位置に位置決めするためのガスケット位置決め部材であって、
    当該ガスケット位置決め部材は、板状片から成り、
    前記板状片の一端部に、当該ガスケット位置決め部材を前記ガスケットの外縁部に取り付けるための凹部が形成され、
    当該ガスケット位置決め部材を前記ガスケットの外縁部に取り付けた状態において、前記ガスケットの中心から前記板状片の他端部までの長さは、前記フランジの中心から外周縁までの長さに相当することを特徴とするガスケット位置決め部材。
  2. 前記板状片の前記他端部は、前記ガスケットの中心を中心とする円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のガスケット位置決め部材。
  3. 相対する2つのフランジの間に配置される環状のガスケットと、
    前記ガスケットを前記フランジに対して予め決められた位置に位置決めするためのガスケット位置決め部材と、
    を備えるガスケット組立体であって、
    前記ガスケット位置決め部材は、板状片から成り、
    前記板状片の一端部に、前記ガスケット位置決め部材を前記ガスケットの外縁部に取り付けるための凹部が形成され、
    前記ガスケット位置決め部材を前記ガスケットの外縁部に取り付けた状態において、前記ガスケットの中心から前記板状片の他端部までの長さは、前記フランジの中心から外周縁までの長さに相当することを特徴とするガスケット組立体。
  4. 複数の前記ガスケット位置決め部材が、前記ガスケットの周方向に間隔をおいて取り付けられることを特徴とする請求項3に記載のガスケット組立体。
  5. 前記板状片の前記他端部は、前記ガスケットの中心を中心とする円弧状に形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載のガスケット組立体。
  6. 相対する2つのフランジと、
    前記フランジの間に配置される環状のガスケットと、前記ガスケットを前記フランジに対して予め決められた位置に位置決めするためのガスケット位置決め部材と、を備えるガスケット組立体と、
    を備えるフランジ継ぎ手構造であって、
    前記ガスケット位置決め部材は、板状片から成り、
    前記板状片の一端部に、前記ガスケット位置決め部材を前記ガスケットの外縁部に取り付けるための凹部が形成され、
    前記ガスケット位置決め部材を前記ガスケットの外縁部に取り付けた状態において、前記ガスケットの中心から前記板状片の他端部までの長さは、前記フランジの中心から外周縁までの長さに相当することを特徴とするフランジ継ぎ手構造。
  7. 積層して配置された第1および第2の前記ガスケット組立体を備え、
    第1および第2の前記ガスケット組立体の間に、オリフィスまたは閉止板が配置されることを特徴とする請求項6に記載のフランジ継ぎ手構造。
  8. 相対する2つのフランジの間に配置される環状のガスケットと、前記ガスケットを前記フランジに対して予め決められた位置に位置決めするためのガスケット位置決め部材とを備えるガスケット組立体の製造方法であって、
    板状片から成るガスケット位置決め部材であって、前記板状片の一端部に、前記ガスケットの外縁部に取り付けるための凹部が形成された前記ガスケット位置決め部材を準備する工程と、
    前記ガスケット位置決め部材を前記ガスケットの外縁部に取り付ける工程と、
    を備え、
    前記ガスケット位置決め部材を前記ガスケットの外縁部に取り付けた状態において、前記ガスケットの中心から前記板状片の他端部までの長さは、前記フランジの中心から外周縁までの長さに相当することを特徴とするガスケット組立体の製造方法。
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