JPH0642995B2 - アルミニウム製ブレージングシート - Google Patents
アルミニウム製ブレージングシートInfo
- Publication number
- JPH0642995B2 JPH0642995B2 JP62238542A JP23854287A JPH0642995B2 JP H0642995 B2 JPH0642995 B2 JP H0642995B2 JP 62238542 A JP62238542 A JP 62238542A JP 23854287 A JP23854287 A JP 23854287A JP H0642995 B2 JPH0642995 B2 JP H0642995B2
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- JP
- Japan
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- brazing
- alloy
- core material
- sheet
- less
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K35/00—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
- B23K35/22—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
- B23K35/24—Selection of soldering or welding materials proper
- B23K35/28—Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at less than 950 degrees C
- B23K35/286—Al as the principal constituent
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はＡ合金製熱交換器のブレージングに好適な高
強度を有し、ろう付性及び耐孔食性に優れたアルミニウ
ム製ブレージングシートに関するものである。
強度を有し、ろう付性及び耐孔食性に優れたアルミニウ
ム製ブレージングシートに関するものである。
Ａ合金製熱交換器、例えば自動車用熱交換器は芯材の
両面又は片面に芯材より溶融温度の低いＡ合金ろう材
をクラッドしたブレージングシートを使用し、ろう付け
により作られている。通常芯材にはJIS 3003合金（Ｃｕ
0.05〜0.2wt％，Ｍｎ1.0〜1.5wt％，Ａ残部）やJIS 6
951合金（Ｓｉ0.2〜0.5wt％，Ｃｕ0.15〜0.40wt％，Ｍ
ｇ0.4〜0.8wt％，Ａ残部）が用いられ、ろう材にJIS
4343合金（Ｓｉ6.8〜8.2wt％，Ａ残部）やJIS 4004合
金（Ｓｉ9.0〜10.5wt％，Ｍｇ1.0〜2.0wt％，Ａ残
部）が用いられ、ラジエーターのヘッダー材やチューブ
材（電縫管）の水側（内側）にはJIS 1070合金（純度9
9.7wt％以上の純Ａ）やJIS 7072合金（Ｚｎ0.3〜1.3w
t％，残部Ａ）、Ａ−Ｚｎ−Ｍｇ系合金等の犠牲材
をクラッドしたものが用いられる場合もある。
両面又は片面に芯材より溶融温度の低いＡ合金ろう材
をクラッドしたブレージングシートを使用し、ろう付け
により作られている。通常芯材にはJIS 3003合金（Ｃｕ
0.05〜0.2wt％，Ｍｎ1.0〜1.5wt％，Ａ残部）やJIS 6
951合金（Ｓｉ0.2〜0.5wt％，Ｃｕ0.15〜0.40wt％，Ｍ
ｇ0.4〜0.8wt％，Ａ残部）が用いられ、ろう材にJIS
4343合金（Ｓｉ6.8〜8.2wt％，Ａ残部）やJIS 4004合
金（Ｓｉ9.0〜10.5wt％，Ｍｇ1.0〜2.0wt％，Ａ残
部）が用いられ、ラジエーターのヘッダー材やチューブ
材（電縫管）の水側（内側）にはJIS 1070合金（純度9
9.7wt％以上の純Ａ）やJIS 7072合金（Ｚｎ0.3〜1.3w
t％，残部Ａ）、Ａ−Ｚｎ−Ｍｇ系合金等の犠牲材
をクラッドしたものが用いられる場合もある。
ラジエーターやエアコンの積層型エバポレーター等で冷
媒通路を形成するブレージングシートは、外部からの腐
食に対して犠牲フィンを用いて防食が計られている。例
えばフッ化物系非腐食性フラックスを使用した雰囲気ろ
う付で製造されるラジエーターの板厚0.3〜0.4mmの電縫
管は、Ｚｎを含有した板厚0.1mmの犠牲フィンで防食さ
れている。また真空ろう付けで製造される積層型エバポ
レーターでは、板厚0.6mmの積層板（ブレージングシー
ト）は純Ａ又はＡ−Ｚｎ（Ｓｎ，Ｉｎ）系合金から
なる板厚0.1mmの犠牲フィンで防食されている。
媒通路を形成するブレージングシートは、外部からの腐
食に対して犠牲フィンを用いて防食が計られている。例
えばフッ化物系非腐食性フラックスを使用した雰囲気ろ
う付で製造されるラジエーターの板厚0.3〜0.4mmの電縫
管は、Ｚｎを含有した板厚0.1mmの犠牲フィンで防食さ
れている。また真空ろう付けで製造される積層型エバポ
レーターでは、板厚0.6mmの積層板（ブレージングシー
ト）は純Ａ又はＡ−Ｚｎ（Ｓｎ，Ｉｎ）系合金から
なる板厚0.1mmの犠牲フィンで防食されている。
自動車用熱交換器は年々軽量化の要求が高まっており、
アルミニウム製ブレージングシートの板厚低減、即ち強
度改善と耐孔食性改善が検討されている。
アルミニウム製ブレージングシートの板厚低減、即ち強
度改善と耐孔食性改善が検討されている。
従来ブレージングシートの芯材として広範に使用された
JIS 3003合金は、ろう付加熱により、Ｏ材強度(11〜12k
gf/mm2)を示すにすぎず、ラジエーター用チューブやエ
バポレーター積層板の薄肉化についてすでに限界にきて
いる。JIS 6951合金はろう付後の冷却による時効硬化に
より17〜18kgf/mm2の強度を示すが、0.4〜0.8wt％添加
されたＭｇがフッ化物系フラックスと反応してろう付性
を低下させたり、真空ろう付では蒸発し十分な時効硬化
が得られない場合があり、その使用例はきわめて少な
い。特にJIS 6951合金には粒界腐食感受性が高く、耐孔
食性に問題があった。
JIS 3003合金は、ろう付加熱により、Ｏ材強度(11〜12k
gf/mm2)を示すにすぎず、ラジエーター用チューブやエ
バポレーター積層板の薄肉化についてすでに限界にきて
いる。JIS 6951合金はろう付後の冷却による時効硬化に
より17〜18kgf/mm2の強度を示すが、0.4〜0.8wt％添加
されたＭｇがフッ化物系フラックスと反応してろう付性
を低下させたり、真空ろう付では蒸発し十分な時効硬化
が得られない場合があり、その使用例はきわめて少な
い。特にJIS 6951合金には粒界腐食感受性が高く、耐孔
食性に問題があった。
本発明はこれに鑑み種々検討の結果、強度、ろう付性及
び耐孔食性に優れ、自動車用熱交換器の軽量化を可能に
するアルミニウム製ブレージングシートを開発したもの
である。
び耐孔食性に優れ、自動車用熱交換器の軽量化を可能に
するアルミニウム製ブレージングシートを開発したもの
である。
即ち本発明シートの一つは、Ｓｉ0.5〜1.0wt％（以下wt
％を％と略記）、Ｆｅ0.2％以下，Ｃｕ0.5〜1.0％，Ｍ
ｎ0.5〜1.5％，Ｍｇ0.1〜0.5％を含み、残部Ａと不可
避的不純物からなる合金を芯材とし、該芯材の結晶粒度
を40〜400μｍとして、その両面又は片面にＡ合金ろ
う材をクラッドしたことを特徴とするものである。
％を％と略記）、Ｆｅ0.2％以下，Ｃｕ0.5〜1.0％，Ｍ
ｎ0.5〜1.5％，Ｍｇ0.1〜0.5％を含み、残部Ａと不可
避的不純物からなる合金を芯材とし、該芯材の結晶粒度
を40〜400μｍとして、その両面又は片面にＡ合金ろ
う材をクラッドしたことを特徴とするものである。
また本発明シートの他の一つは、Ｓｉ0.5〜1.0％，Ｆｅ
0.2％以下，Ｃｕ0.5〜1.0％，Ｍｎ0.5〜1.5％，Ｍｇ0.1
〜0.5％を含み、更にＣｒ0.3％以下，Ｚｒ0.3％以下，
Ｔｉ0.3％以下の範囲内で何れか１種又は２種以上を含
み、残部Ａと不可避的不純物からなる合金を芯材と
し、該芯材の結晶粒度を40〜400μｍとして、その両面
又は片面にＡ合金ろう材をクラッドしたことを特徴と
するものである。
0.2％以下，Ｃｕ0.5〜1.0％，Ｍｎ0.5〜1.5％，Ｍｇ0.1
〜0.5％を含み、更にＣｒ0.3％以下，Ｚｒ0.3％以下，
Ｔｉ0.3％以下の範囲内で何れか１種又は２種以上を含
み、残部Ａと不可避的不純物からなる合金を芯材と
し、該芯材の結晶粒度を40〜400μｍとして、その両面
又は片面にＡ合金ろう材をクラッドしたことを特徴と
するものである。
〔作用〕 本発明シートは上記組成のＡ合金を芯材とし、その結
晶粒度を40〜400μｍとして、その両面又は片面にＡ
合金ろう材をクラッドすることにより、Ａ合金製熱交
換器のブレージングに好適な高強度を示し、ろう付性及
び耐孔食性を向上し、自動車用熱交換器の軽量化を可能
にしたものである。しかして芯材となるＡ合金の組成
を上記の如く限定したのは下記の理由によるものであ
る。
晶粒度を40〜400μｍとして、その両面又は片面にＡ
合金ろう材をクラッドすることにより、Ａ合金製熱交
換器のブレージングに好適な高強度を示し、ろう付性及
び耐孔食性を向上し、自動車用熱交換器の軽量化を可能
にしたものである。しかして芯材となるＡ合金の組成
を上記の如く限定したのは下記の理由によるものであ
る。
ＳｉはＭｇと化合物を形成し、時効硬化により強度を向
上するもので、その含有量を0.5〜1.0％と限定したの
は、0.5％未満では強度向上が不十分であり、1.0％を越
えるとＳｉ化合物がカドードとして働き、耐食性を低下
させるためである。Ｆｅはグレンサイズをコントロール
するもので、その含有量を0.2％以下に制限したのは、
0.2％を越えるとＳｉ同様カソードとして働き、耐食性
を低下させるばかりか、グレンサイズも小さくなり、ろ
う材の拡散が大きくなってろう付性を阻害するためであ
る。Ｃｕは芯材の電位を貴にして、ろう材や皮材の犠牲
効果を高めると共に強度を向上するもので、その含有量
を0.5〜1.0％と限定したのは、0.5％未満では犠牲効果
と強度向上効果が小さく、１％を越えると耐食性を低下
するばかりか、伸び及び成形性を低下するためである。
ＭｇはＳｉ化合物を形成して時効硬化性を向上するもの
で、その含有量を0.1〜0.5％と限定したのは、0.1％未
満では硬化程度が不十分となり、0.5％を越えるとろう
付性を低下し、特にフッ化物系フラックスによるろう付
ではＭｇを0.3％以下とすることが好ましい。
上するもので、その含有量を0.5〜1.0％と限定したの
は、0.5％未満では強度向上が不十分であり、1.0％を越
えるとＳｉ化合物がカドードとして働き、耐食性を低下
させるためである。Ｆｅはグレンサイズをコントロール
するもので、その含有量を0.2％以下に制限したのは、
0.2％を越えるとＳｉ同様カソードとして働き、耐食性
を低下させるばかりか、グレンサイズも小さくなり、ろ
う材の拡散が大きくなってろう付性を阻害するためであ
る。Ｃｕは芯材の電位を貴にして、ろう材や皮材の犠牲
効果を高めると共に強度を向上するもので、その含有量
を0.5〜1.0％と限定したのは、0.5％未満では犠牲効果
と強度向上効果が小さく、１％を越えると耐食性を低下
するばかりか、伸び及び成形性を低下するためである。
ＭｇはＳｉ化合物を形成して時効硬化性を向上するもの
で、その含有量を0.1〜0.5％と限定したのは、0.1％未
満では硬化程度が不十分となり、0.5％を越えるとろう
付性を低下し、特にフッ化物系フラックスによるろう付
ではＭｇを0.3％以下とすることが好ましい。
Ｃｒ，Ｚｒ又は／及びＴｉは更に強度を向上すると共に
Ｏ材のグレンを圧延方向の断面からみて、圧延方向に層
状に伸びた形態とし、ろう付時のろう材の芯材への拡散
を防止し、ろう付性及び耐孔食性を向上するもので、そ
の含有量を0.3％以下と限定したのは、含有量が0.3％を
越えると加工性を低下し、製造上問題となるためであ
る。
Ｏ材のグレンを圧延方向の断面からみて、圧延方向に層
状に伸びた形態とし、ろう付時のろう材の芯材への拡散
を防止し、ろう付性及び耐孔食性を向上するもので、そ
の含有量を0.3％以下と限定したのは、含有量が0.3％を
越えると加工性を低下し、製造上問題となるためであ
る。
次に上記組成のＡ合金を芯材とし、その結晶粒度を40
〜400μｍとしたのは下記の理由によるものである。
〜400μｍとしたのは下記の理由によるものである。
結晶粒度はろう付性と耐孔食性を良好にするために規定
したもので、結晶粒度が40μｍ未満では、ろう付時にろ
う材の芯材への拡散が大となり、ろう付性及び耐食性を
低下し、400μｍを越えるとろう付性及び耐食性は優れ
ているが、加工性が低下し、肌荒れを起して寸法精度を
低下する。例えばラジエーターヘッダー材のように加工
性がそれほど要求されない場合には結晶粒度を200〜400
μｍとすることが望ましく、ドロンカップエバポレータ
ーの積層板のように、加工後の寸法精度が要求される場
合には40〜200μｍとすることが望ましい。このように
芯材の結晶粒度はその用途に応じて粒度を調整すること
が望ましく、粒殿調整はソーキング温度でコントロール
することができる。
したもので、結晶粒度が40μｍ未満では、ろう付時にろ
う材の芯材への拡散が大となり、ろう付性及び耐食性を
低下し、400μｍを越えるとろう付性及び耐食性は優れ
ているが、加工性が低下し、肌荒れを起して寸法精度を
低下する。例えばラジエーターヘッダー材のように加工
性がそれほど要求されない場合には結晶粒度を200〜400
μｍとすることが望ましく、ドロンカップエバポレータ
ーの積層板のように、加工後の寸法精度が要求される場
合には40〜200μｍとすることが望ましい。このように
芯材の結晶粒度はその用途に応じて粒度を調整すること
が望ましく、粒殿調整はソーキング温度でコントロール
することができる。
尚本発明シートは両面にＡ合金ろう材をクラッドした
ブレージングシートを始め、片面にＡ合金ろう材をク
ラッドし、他面に犠牲層、例えばJIS 1070合金やJIS 70
72合金をクラッドしたブレージングシートとして使用す
ることができるもので、電極電位が貴なため、Ａ合金
ろう材も犠牲的に働き、耐孔食性が優れている。
ブレージングシートを始め、片面にＡ合金ろう材をク
ラッドし、他面に犠牲層、例えばJIS 1070合金やJIS 70
72合金をクラッドしたブレージングシートとして使用す
ることができるもので、電極電位が貴なため、Ａ合金
ろう材も犠牲的に働き、耐孔食性が優れている。
第１表に示す組成からＡ合金を芯材とし、その両面に
JIS 4004合金からなるＡ合金ろう材を常法によりクラ
ッドしてブレージングシートを製造した。即ち厚さ40mm
の芯材の両面に、厚さ５mmのＡ合金ろう材を重ね合
せ、450℃で厚さ５mmまで熱間圧延してクラッドした。
これを中間焼鈍（360℃×２時間）してから冷間圧延を
施した後、仕上焼鈍を施し、厚さ0.6mm、結晶粒度50〜2
00μｍのブレージングシートとした。なおNO.１の芯材
についてはソーキング条件が常法は590℃×３時間であ
るところを480〜620℃に変化させて、結晶粒度30〜500
μｍのブレージングシートも作製した。これ等について
強度、ろう付性及び耐孔食性を調べた。その結果を第２
表に示す。
JIS 4004合金からなるＡ合金ろう材を常法によりクラ
ッドしてブレージングシートを製造した。即ち厚さ40mm
の芯材の両面に、厚さ５mmのＡ合金ろう材を重ね合
せ、450℃で厚さ５mmまで熱間圧延してクラッドした。
これを中間焼鈍（360℃×２時間）してから冷間圧延を
施した後、仕上焼鈍を施し、厚さ0.6mm、結晶粒度50〜2
00μｍのブレージングシートとした。なおNO.１の芯材
についてはソーキング条件が常法は590℃×３時間であ
るところを480〜620℃に変化させて、結晶粒度30〜500
μｍのブレージングシートも作製した。これ等について
強度、ろう付性及び耐孔食性を調べた。その結果を第２
表に示す。
ブレージングの強度は、ろう付を模して５×10-5Torrの
真空中で600℃に３分間加熱した後、１週間室温に放置
して測定した。ろう付性は水平に置いたJIS 3003合金板
上にブレージングシートを垂直に立てた逆Ｔ型継手を５
×10-5Torrの真空中で600℃×３分の真空ろう付を行な
い、ろう材のフィレットへの流動割合（フローファクタ
ー・Max1.0）により評価した。耐孔食性は同様の真空加
熱後、裏面及び端面をシールして50×100mmの平面部分
をキャス試験し、200時間後の最大孔食深さを比較して
評価した。
真空中で600℃に３分間加熱した後、１週間室温に放置
して測定した。ろう付性は水平に置いたJIS 3003合金板
上にブレージングシートを垂直に立てた逆Ｔ型継手を５
×10-5Torrの真空中で600℃×３分の真空ろう付を行な
い、ろう材のフィレットへの流動割合（フローファクタ
ー・Max1.0）により評価した。耐孔食性は同様の真空加
熱後、裏面及び端面をシールして50×100mmの平面部分
をキャス試験し、200時間後の最大孔食深さを比較して
評価した。
第１表及び第２表から明らかなように、本発明シートN
O.１〜10は何れもろう付後の強度が20kgf/mm2を超え、
従来シートNO.20の約1.5倍以上を有し、ろう付性も（従
来シートNO.20と）ほぼ同等であることが判る。
O.１〜10は何れもろう付後の強度が20kgf/mm2を超え、
従来シートNO.20の約1.5倍以上を有し、ろう付性も（従
来シートNO.20と）ほぼ同等であることが判る。
これに対し芯材の結晶粒度を30μｍとした比較シートN
O.11はろう材の芯材への拡散が大となり、ろう付性及び
耐孔食性が劣る。また芯材の結晶粒度を500μｍとした
比較シートNO.12及びＣｕ含有量の多い比較シートNO.16
は何れも強度、ろう付性及び耐孔食性は良好なるも加工
性が悪く肌荒れを生じた。またＳｉ含有量の少ない比較
シートNO.13、Ｍｎ含有量の少ない比較シートNO.17、Ｍ
ｇ含有量の少ない比較シートNO.18は何れも強度が19kgf
/mm2以下であり、JIS 6951合金からなる芯材を用いた従
来シートNO.21と同等の強度を有するにすぎない。更に
Ｆｅ含有量の多い比較シートNO.14、Ｍｇ含有量の多い
比較シートNO.19ではろう材の芯材への拡散が大きく、
ろう付性及び耐孔食性が劣ることが判る。
O.11はろう材の芯材への拡散が大となり、ろう付性及び
耐孔食性が劣る。また芯材の結晶粒度を500μｍとした
比較シートNO.12及びＣｕ含有量の多い比較シートNO.16
は何れも強度、ろう付性及び耐孔食性は良好なるも加工
性が悪く肌荒れを生じた。またＳｉ含有量の少ない比較
シートNO.13、Ｍｎ含有量の少ない比較シートNO.17、Ｍ
ｇ含有量の少ない比較シートNO.18は何れも強度が19kgf
/mm2以下であり、JIS 6951合金からなる芯材を用いた従
来シートNO.21と同等の強度を有するにすぎない。更に
Ｆｅ含有量の多い比較シートNO.14、Ｍｇ含有量の多い
比較シートNO.19ではろう材の芯材への拡散が大きく、
ろう付性及び耐孔食性が劣ることが判る。
本発明ブレージングシートによれば、ろう付後のブレー
ジングシートの強度，耐孔食性が著しく向上し、ブレー
ジングシートの薄肉化による熱交換器の軽量化を大巾に
向上することができる等工業上顕著な効果を奏するもの
である。
ジングシートの強度，耐孔食性が著しく向上し、ブレー
ジングシートの薄肉化による熱交換器の軽量化を大巾に
向上することができる等工業上顕著な効果を奏するもの
である。
Claims (2)
- 【請求項１】Ｓｉ0.5〜1.0wt％，Ｆｅ0.2wt％以下，Ｃ
ｕ0.5〜1.0wt％，Ｍｎ0.5〜1.5wt％，Ｍｇ0.1〜0.5wt％
を含み、残部Ａと不可避的不純物からなる合金を芯材
とし、該芯材の結晶粒度を40〜400μｍとして、その両
面又は片面にＡ合金ろう材をクラッドしたことを特徴
とするアルミニウム製ブレージングシート。 - 【請求項２】Ｓｉ0.5〜1.0wt％，Ｆｅ0.2wt％以下，Ｃ
ｕ0.5〜1.0wt％，Ｍｎ0.5〜1.5wt％，Ｍｇ0.1〜0.5wt％
を含み、更にＣｒ0.3wt％以下，Ｚｒ0.3wt％以下，Ｔｉ
0.3wt％以下の範囲内で何れか１種又は２種以上を含
み、残部Ａと不可避的不純物からなる合金を芯材と
し、該芯材の結晶粒度を40〜400μｍとして、その両面
又は片面にＡ合金ろう材をクラッドしたことを特徴と
するアルミニウム製ブレージングシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62238542A JPH0642995B2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | アルミニウム製ブレージングシート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62238542A JPH0642995B2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | アルミニウム製ブレージングシート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6483396A JPS6483396A (en) | 1989-03-29 |
| JPH0642995B2 true JPH0642995B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=17031801
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62238542A Expired - Fee Related JPH0642995B2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | アルミニウム製ブレージングシート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0642995B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02129333A (ja) * | 1988-11-10 | 1990-05-17 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 熱交換器用アルミニウムブレージングシート |
| JPH02258942A (ja) * | 1989-03-30 | 1990-10-19 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 熱交換器用アルミニウム合金材 |
| JPH02258945A (ja) * | 1989-03-30 | 1990-10-19 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | ドロンカップ型熱交換器コアプレート用アルミニウム合金クラッド材 |
| US5476725A (en) * | 1991-03-18 | 1995-12-19 | Aluminum Company Of America | Clad metallurgical products and methods of manufacture |
| NL1004415C2 (nl) * | 1996-11-04 | 1998-05-08 | Hoogovens Alu Walzprod Gmbh | Niet-warmtebehandelbare aluminiumlegering als kernlegering voor brazing sheet. |
| WO2004068055A1 (en) * | 2003-01-27 | 2004-08-12 | Showa Denko K.K. | Heat exchanger and process for fabricating same |
| JP5753651B2 (ja) * | 2009-03-31 | 2015-07-22 | 株式会社神戸製鋼所 | アルミニウム合金ブレージングシート |
| JP5466080B2 (ja) * | 2010-05-18 | 2014-04-09 | 株式会社神戸製鋼所 | アルミニウム合金ブレージングシート |
| JP5537256B2 (ja) * | 2010-05-18 | 2014-07-02 | 株式会社神戸製鋼所 | アルミニウム合金ブレージングシート |
| JP6154645B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2017-06-28 | 株式会社神戸製鋼所 | ろう付け接合構造体 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62110867A (ja) * | 1985-11-11 | 1987-05-21 | Mitsubishi Alum Co Ltd | ＡｌまたはＡｌ合金部材のろう付方法 |
| JPH0611896B2 (ja) * | 1987-06-26 | 1994-02-16 | カルソニック株式会社 | アルミニウム合金製ブレージングシート |
-
1987
- 1987-09-22 JP JP62238542A patent/JPH0642995B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6483396A (en) | 1989-03-29 |
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