JPH064293Y2 - サ−ミスタ温度センサ - Google Patents

サ−ミスタ温度センサ

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JPH064293Y2
JPH064293Y2 JP2379787U JP2379787U JPH064293Y2 JP H064293 Y2 JPH064293 Y2 JP H064293Y2 JP 2379787 U JP2379787 U JP 2379787U JP 2379787 U JP2379787 U JP 2379787U JP H064293 Y2 JPH064293 Y2 JP H064293Y2
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JP
Japan
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lead wire
thermistor element
temperature sensor
tube
wire
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JP2379787U
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JPS63132329U (ja
Inventor
信良 前田
豊秀 工藤
Original Assignee
株式会社芝浦電子製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は石油ファンヒータ等の石油気化装置の温度制御
に使用するに適するサーミスタ温度センサに関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種のサーミスタ温度センサについて説明す
る。
第5図は従来のサーミスタ温度センサの1例の構造の説
明図である。そして、第5図(a)はサーミスタ温度セン
サの断面図、第5図(b)は上記サーミスタ温度センサに
使用する筒状の有底金属製保護管の断面図、第5図(c)
は上記サーミスタ温度センサの内部組立構造を示す斜視
図である。
第5図において、7は硝子封止サーミスタ素子、8は該
サーミスタ素子から引き出されたリード線、9は碍管、
10は絶縁チューブ、11はポリイミドチューブ、12は有底
金属製保護管である。
第5図に示すサーミスタ温度センサを組立てるには、第
5図(c)に示すように、まづ、硝子封止サーミスタ素子
7から引き出されたリード線8をそれぞれ碍管9の貫通
孔に通し、該碍管9の他端で該リード線8にポリイミド
チューブ11を被せて後、さらに絶縁チューブ10を通して
から、第5図(a)に示すように第5図(b)に示した有底金
属製保護管12に、その開口部より挿入する。この場合、
硝子封止サーミスタ素子7の先端は、有底金属製保護管
12の底部に密着接触し、硝子封止サーミスタ素子7、碍
管9、絶縁チューブ10は、隙間なく密着するように挿入
する。そして、最後に、有底金属製保護管12の開口部に
近く、しかも絶縁チューブ10の存在する部分において、
有底金属製保護管12をしぼってかしめ、その外径を減少
させる変形を与えることにより、絶縁チューブ10に圧着
して内部の部品を固定する。
従来のこの種のサーミスタ温度センサは上記のような構
造を有していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような構造の従来のサーミスタ温度センサは有底
金属製保護管12の上記のかしめ部分の微小な空隙から侵
入する空気中に含まれる水分によって硝子封止サーミス
タ素子7から引き出されたリード線8が酸化し、これに
より断線する等の故障が生じたり、また、リード線が裸
線であるため耐電圧が劣化する等の問題点があった。
本考案は上記の問題点を解決し、ファンヒータ用石油気
化装置のサーミスタ温度センサの信頼性を高めることを
目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によれば、上記の問題点は、引き出し線を有する
硝子封止サーミスタ素子と、ニッケルまたはコバー線よ
りなる心線をアスベスト被覆とグラスウール編組とで2
重に被覆し、さらにシリコンゴム表面処理を施した単心
耐熱コードよりなり、上記引き出し線にその心線を熔接
により接続したリード線と、上記引き出し線およびリー
ド線を挿通した絶縁チューブと、一端に開口を有する筒
状の有底金属製保護管と、を具備し、上記サーミスタ素
子と、該サーミスタ素子の上記の引き出し線、熔接部お
よびこれに続くリード線の心線等の金属体の露出部分に
高純度アルミナ含有のシリコングリースを塗布し、上記
サーミスタ素子、該サーミスタ素子の上記引き出し線お
よび上記リード線に上記絶縁チューブを被着し、上記サ
ーミスタ素子が上記金属製保護管の底部に接触するよう
に挿入し、上記金属製保護管をその開口部においてかし
め上記絶縁チューブに圧着したことを特徴とするサーミ
スタ温度センサによって解決される。
〔作用〕
硝子封止サーミスタ素子よりの引き出し線を出来得る限
り短く切断し、これにアスベストとグラスウールとでニ
ッケルまたはコバーの心線を2重被覆した単心耐熱コー
ドを熔接により接続し、硝子封止サーミスタ素子と、該
素子よりの引き出し線、上記熔接部およびこれに続くリ
ード線の心線等の金属体の露出部分に熱伝導性の優れた
高純度アルミナ含有のシリコングリースを塗布し、上記
耐熱コードに絶縁チューブを被着して、上記硝子封止サ
ーミスタ素子、耐熱コードおよび絶縁チューブを上記有
底金属製保護管に挿入し、有底金属製保護管を開口部附
近でかしめ、上記絶縁チューブに圧着したものであり、
高純度アルミナ含有シリコングリースの塗布により耐湿
性が向上し、被測定雰囲気からサーミスタへの熱の伝導
もよくなるものである。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面について説明する。
第1図は本考案によるサーミスタ温度センサの外形図、
第2図は本考案によるサーミスタ温度センサの組立図、
第3図は本考案によるサーミスタ温度センサの構造を示
す断面図、第4図は本考案装置に使用する耐熱2重被覆
コードとして構成されたリード線の構造を示す図であ
る。
第1図ないし第3図において、1は有底金属製保護管、
2は硝子封止サーミスタ素子、3は該硝子封止サーミス
タ素子2よりの引き出し線、4は耐熱2重被覆コードよ
りなるリード線、5は絶縁チューブ、6は熔接部であ
る。
第1図は本考案によるサーミスタ温度センサの外形図で
あり、第1図(a)は側面を、第1図(b)は下面を示す。
本考案において使用するリード線4について説明する。
第4図はリード線4として使用する耐熱2重被覆コード
の構造を示す図であって第4図(a)は側面を、第4図(b)
は断面を示す。第4図(a)(b)において、4aはニッケルま
たはコバーよりなる心線、4bはアスベストの被覆、4cは
グラスウール編組被覆、4dはシリコンゴム表面処理部で
ある。このようにリード線4はニッケルまたはコバー心
線4aにアスベスト被覆4bおよびさらにその上にグラスウ
ール編組被覆4aの2重被覆を施し、さらにその表面にシ
リコンゴム表面処理(4d)を行なったものである。
本考案によるサーミスタ温度センサの組立を第2図につ
いて説明する。
(イ)まづ硝子封止サーミスタ素子2の引き出し線3をリ
ード線4との接続を考慮してなるべく短かく切断する。
(ロ)上記引き出し線3とリード線4の心線(ニッケルま
たはコバー)とを熔接部6において熔接により接続す
る。
(ハ)硝子封止サーミスタ素子2と、該素子2の引き出し
線3、熔接部6およびこれに続く心線4a等の金属体の露
出部分に高純度アルミナ含有シリコングリースを塗布す
る。
(ニ)第4図に示すように、絶縁チューブ5を上記引き出
し線3および熔接部6が充分にかくれるようにリード線
4に被着する。
(ホ)上記のように組立てたものを第3図に示すように有
底金属製保護管1の底部に硝子封止サーミスタ素子2が
密着接触するように挿入する。
(ヘ)この状態で有底金属製保護管1の開口部を第1図に
示すように絶縁チューブ5の上から板状にかしめ、絶縁
チューブ5に圧着する。
以上のように製作されたサーミスタ温度センサは、有底
金属製保護管1の開口部におけるかしめ部分の微細な空
隙から空気湿気その他のガスが侵入しても前述したよう
に硝子封止サーミスタ素子2と該素子2よりの引き出し
線3、熔接部6およびこれに続くリード線4の心線等の
金属の露出部分に高純度アルミナ含有のシリコングリー
スが塗布されているので耐湿性は格段に向上し、劣化、
断線等の事故を防ぐことができる。また高純度アルミナ
含有シリコングリースは熱伝導性に優れているので被測
定雰囲気からの熱の伝導もよくなる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、サーミスタ温度
センサの耐久性が向上するので、本考案によるサーミス
タ温度センサをファンヒーターの石油気化装置に使用す
れば、機器の信頼性が向上し、事故の発生を著しく軽減
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるサーミスタ温度センサの外形図、 第2図は本考案によるサーミスタ温度センサの組立図、 第3図は本考案によるサーミスタ温度センサの構造を示
す断面図、 第4図は本考案装置に使用する耐熱2重被覆コードとし
て構成されたリード線の構造を示す図、 第5図は従来のサーミスタ温度センサの構造の説明図で
ある。 1,12……有底金属製保護管 2,7……硝子封止サーミスタ素子 3……硝子封止サーミスタ素子2の引き出し線 4,8……リード線 4a……心線 4b……アスベスト被覆 4c……グラスウール編組被覆 4d……シリコンゴム表面処理 5,10……絶縁チューブ 6……熔接部 9……碍管 11……ポリイミドチューブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】引き出し線を有する硝子封止サーミスタ素
    子と、 ニッケルまたはコバー線よりなる心線をアスベスト被覆
    とグラスウール編組とで2重に被覆し、さらにシリコン
    ゴム表面処理を施した単心耐熱コードよりなり、上記引
    き出し線にその心線を熔接により接続したリード線と、 上記引き出し線およびリード線を挿通した絶縁チューブ
    と、 一端に開口を有する筒状の有底金属製保護管と、 を具備し、 上記サーミスタ素子と、該サーミスタ素子の上記の引き
    出し線、熔接部およびこれに続くリード線の心線等の金
    属体の露出部分に高純度アルミナ含有のシリコングリー
    スを塗布し、上記サーミスタ素子、該サーミスタ素子の
    上記引き出し線および上記リード線に上記絶縁チューブ
    を被着し、上記サーミスタ素子が上記金属製保護管の底
    部に接触するように挿入し、上記金属製保護管をその開
    口部においてかしめ上記絶縁チューブに圧着したことを
    特徴とするサーミスタ温度センサ。
JP2379787U 1987-02-20 1987-02-20 サ−ミスタ温度センサ Expired - Lifetime JPH064293Y2 (ja)

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JPS63132329U JPS63132329U (ja) 1988-08-30
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JP2005172811A (ja) * 2003-11-20 2005-06-30 Toko Electric Corp 温度センサ及び温度センサ設置装置
WO2013072961A1 (ja) * 2011-11-16 2013-05-23 株式会社芝浦電子 温度センサおよび機器

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JP6504172B2 (ja) * 2014-08-12 2019-04-24 Agc株式会社 熱サイクルシステム

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