JPS6239305Y2 - - Google Patents

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JPS6239305Y2
JPS6239305Y2 JP19308381U JP19308381U JPS6239305Y2 JP S6239305 Y2 JPS6239305 Y2 JP S6239305Y2 JP 19308381 U JP19308381 U JP 19308381U JP 19308381 U JP19308381 U JP 19308381U JP S6239305 Y2 JPS6239305 Y2 JP S6239305Y2
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JP
Japan
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outer tube
thermocouple
wires
tube
inner tubes
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JP19308381U
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JPS5899638U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、熱電対用補償導線の改良に関する。
補償導線は、熱電対を実質的に延長するために
使用されるものであり、この熱電対と計器間を接
続するようになつている。補償導線は熱電対とほ
ぼ同一の熱電的特性(温度と起電力の関係)を有
する一対の素線を絶縁被覆することによつて構成
されており、熱電対によつて得られた温度情報を
正確に計器に伝えるようになつている。
従来の補償導線は、熱電対からなる温度センサ
ーが押出成形機、ポリエチレン袋の溶着機等にお
ける往復運動する部材の温度を測定する場合、換
言すれば温度センサー自身が往復運動する場合に
は、屈折疲労により断線することがあつた。ま
た、この補償導線が高温部に接触すると絶縁チユ
ーブが融けてしまい絶縁不良を起こすことがあつ
た。
本考案は上述した事情にもとづきなされたもの
で、往復運動する部材の温度を測定する場合であ
つてしかも高温部に接触する可能性がある場合で
あつても、屈折疲労による断線、高温部接触によ
る絶縁不良を確実に防止でき、長期間の使用に耐
え得る熱電対用補償導線を提供することを目的と
する。
上記目的を達成するため、本考案の補償導線に
おいては、一対の素線を絶縁被覆する内側チユー
ブは耐熱性を有するフツ素樹脂により形成され、
この内側チユーブを絶縁被覆する外側チユーブは
成形性の良好な塩化ビニル樹脂によりコイル状に
成形されている。ここで重要なことは、耐熱性
と、コイル状に成形するための成形性を、内側チ
ユーブと外側チユーブの材質によりそれぞれ得る
ようにしたことである。すなわち、内側チユーブ
の材質であるフツ素樹脂は加工性に劣るが耐熱性
が良く、他方、外側チユーブの材質である塩化ビ
ニル樹脂は耐熱性に劣るが加工性が良い。このよ
うに内側チユーブ、外側チユーブの材質の特性が
相補うことにより本考案の目的を達成できる。
以下、本考案の熱電対用補償導線の一実施例を
第1図、第2図を参照して説明する。
第1図は補償導線10の一部を示す。この図か
ら明らかなように補償導線10は全体としてコイ
ル状に形成されている。第2図は、この補償導線
10の断面を示す。第2図において11a,11
bは、接続されるべき熱電対とほぼ同一の熱電的
特性を有する素線である。各素線11a,11b
はたとえば直径0.1mm以下の細線を多数本束ねて
撚ることによつて形成されている。これら素線1
1a,11bはそれぞれ内側チユーブ12a,1
2bにより絶縁被覆されている。この内側チユー
ブ12a,12bは、加工性には乏しいが耐熱性
に優れているフツ素樹脂、たとえばポリテトラフ
ルオルチレン(商品名テフロン)によつて形成さ
れている。そして、この内側チユーブ12a,1
2bは1本の外側チユーブ13により絶縁被覆さ
れている。この外側チユーブ13は耐熱性には乏
しいが加工性に優れた塩化ビニル樹脂により形成
されている。この外側チユーブ13は、素線11
a,11b、内側チユーブ12a,12bを収納
した状態で加熱成形されてコイル状になるのであ
る。
このような構成の補償導線10は、往復運動す
る部材の温度を測定する場合であつてしかも高温
部に接触するおそれのある場合、たとえば押出成
形機やポリエチレン袋の加熱封着機等の温度測定
の際に使用するのに好適するものである。第3図
はその使用例の一態様を示す。第3図において、
20は押出成形機のピストンのように往復運動す
る部材を示す。この部材20の所定位置には温度
センサー30が設置されている。この温度センサ
ー30は熱電対(図示しない)を被覆管31内に
収納することによつて構成されている。この熱電
対と計器40との間は上述した補償導線10によ
り接続されている。このような使用状態において
部材20が往復運動しても、補償導線10は全体
としてコイル状をなしており、このコイルの伸縮
を利用して上記部材の往復運動に追随できるか
ら、屈折疲労により断線するのを防止できる。し
かも、上記補償導線10が高温部に接触した場
合、外側チユーブ13は一部融けてしまうが内側
チユーブ12a,12bは耐熱性のフツ素樹脂に
より形成されているため融けることはない。この
ため高温部接触による絶縁不良の発生を確実に防
止できる。
なお、本考案は上述した実施例に制約されず
種々の態様が可能である。
たとえば素線11a,11bは極細繊維の束か
らなる芯材に巻回するようにしてもよい。また、
素線11a,11bと内側チユーブ12a,12
bとの間や内側チユーブ12a,12bと外側チ
ユーブ13との間に耐熱材ないしは緩衝材等を介
在させてもよい。
以上説明したように本考案は多数の細線からな
り熱電対とほぼ同一の熱電的特性を有する一対の
素線を耐熱性の良好なフツ素樹脂からなる2本の
内側チユーブによりそれぞれ絶縁被覆し、さらに
これら内側チユーブを、加工性の良好な塩化ビニ
ル樹脂によりコイル状に成形された1本の外側チ
ユーブによつて絶縁被覆したものである。したが
つて往復運動する部材の温度を測定する場合であ
つて、しかも高温部に触れる可能性がある環境で
使用する場合にきわめて好適である。すなわち、
全体としてコイル状になつているので往復運動に
追随して伸縮できるため屈折疲労による断線を防
止でき、また、内側チユーブはフツ素樹脂により
形成されているから耐熱性があり、高温部に接触
することがあつても絶縁不良の発生を防止でき
る。
このように、補償導線の耐熱性を内側チユーブ
のフツ素樹脂の特性により得ることができ、コイ
ル状にするための成形性を外側チユーブの塩化ビ
ニル樹脂の特性によつて得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例をなす補償導線の一
部を示す斜視図であり、第2図は同断面図であ
り、第3図は本考案に係る補償導線の使用例を説
明する概略図である。 10………補償導線、11a,11b……素
線、12a,12b……内側チユーブ、13……
外側チユーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数の細線からなり熱電対とほぼ同一の熱電的
    特性を有する一対の素線と、これら素線をそれぞ
    れ絶縁被覆する2本の内側チユーブと、これら内
    側チユーブを絶縁被覆するとともに全体としてコ
    イル状に成形された1本の外側チユーブとを具備
    し、上記内側チユーブを、耐熱性の良好なフツ素
    樹脂により形成し、かつ上記外側チユーブを、加
    工性の良好な塩化ビニル樹脂により形成したこと
    を特徴とする熱電対用補償導線。
JP19308381U 1981-12-28 1981-12-28 熱電対用補償導線 Granted JPS5899638U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19308381U JPS5899638U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 熱電対用補償導線

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19308381U JPS5899638U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 熱電対用補償導線

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5899638U JPS5899638U (ja) 1983-07-06
JPS6239305Y2 true JPS6239305Y2 (ja) 1987-10-07

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ID=30106453

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JP19308381U Granted JPS5899638U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 熱電対用補償導線

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JPS5899638U (ja) 1983-07-06

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