JPS6234269Y2 - - Google Patents

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JPS6234269Y2
JPS6234269Y2 JP18979881U JP18979881U JPS6234269Y2 JP S6234269 Y2 JPS6234269 Y2 JP S6234269Y2 JP 18979881 U JP18979881 U JP 18979881U JP 18979881 U JP18979881 U JP 18979881U JP S6234269 Y2 JPS6234269 Y2 JP S6234269Y2
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JP
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resin
lead
wires
temperature sensor
hereinafter simply
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JP18979881U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、抵抗温度特性を有する耐熱抵抗体に
2本の電極線を接合したサーミスタ素子を用いた
温度センサーの内、耐熱性、耐水性、耐油性、耐
湿性、耐薬品性に優れた温度センサーの構造に関
するものである。
従来この種サーミスタ素子を用いた温度センサ
ーは、サーミスタ素子の温度による抵抗変化を信
号電流に変えて取り出す機構から成つている。こ
の場合、信号電流は、温度センサーの抵抗値R、
即ちサーミスタ素子の抵抗値R1と温度センサー
の構造に起因して発生する抵抗値R2との合成抵
抗値R/R+Rによつて決定される。
従つて誤差の小さい精度の良い温度センサーを
得るためには、R2の値を極力∝に近ずけること
が要求される。この目的達成のために従来から用
いられている方法を示すと第1図の通りである。
耐熱抵抗体8はこれに接続された2本の裸電極線
9,9′を介して一方を同軸ケーブル14の中心
導体10に、他方を該ケーブル外側編組導体11
より延長した裸導体10′にそれぞれ接続され
る。この際サーミスタ素子及び片側リード線は絶
縁材料12(一般には絶縁チユーブが用いられ
る)により他極のリード線10′と電気的に絶縁
されて測温部が形成される。かくして得られた測
温部は、一端を封じた金属パイプ13中に収納さ
れると共に、該金属パイプの開放端を同軸ケーブ
ル14の外側導体11に加締め等の方法により固
定し、更に、金属パイプ13と同軸ケーブル14
の接続部を封止剤15を用いて密封加工し、外部
より保護される構造が採用されている。これら従
来構造の温度センサーは、測定温度が180℃迄な
らば、前記R2値を左右する測温部の絶縁材料1
2、同軸ケーブルの絶縁体、更には封止剤15等
の部材を広範囲の材料から選択出来るため経済的
に、優れた品質のものが得られている。
然し乍ら、測定温度が200〜250℃と高温度域と
なると、普通の絶縁材料は物性が低下し満足な電
気絶縁が得られなくなる。又封止剤や同軸ケーブ
ルの絶縁体の劣化は封止部の気密性を損いパイプ
内の環境を悪化し、絶縁性を一層低下させR2
増大する結果を招くため200〜250℃の高温用温度
センサーは、決して満足なものが得られないのが
実状である。
本考案はかゝる事情に鑑み種々の実験を重ねた
結果なされたもので200〜250℃の高温度域におい
て使用に耐え得る温度センサー容易に、かつ、経
済的に提供するものである。以下実施例を図に従
い詳述するが、本考案が本実施例を以つて限定的
に解釈されるものでなく、本実施例以外にも幾つ
かの実施例が想到されるであろうが、それらが本
質的に本考案の技術範囲内に属する以上、勿論そ
れらは本考案の一部である。第2図は本考案にな
る温度センサーの断面図である。図中1は耐熱抵
抗体、2,2′は耐熱抵抗体に接続された2本の
電極線、3,3′は接続部4,4′を介し電極線に
接続された可とう性絶縁電線、5〜7は性質を異
にする絶縁材料である。正又は負の抵抗温度特性
を有する耐熱抵抗体に2本の裸電極線を接続した
サーミスタ素子に、それぞれの電極線を介して、
銀めつきを施した銅線の表面にPFA樹脂を絶縁
体として被覆したリード線3,3′を電気的に接
続する。
次に一方の電極線2の表面及び接続部4並に接
続部に近いリード線の絶縁体表面にわたり、
PTFAの生テープを巻くか、或いはPTFA収縮チ
ユーブを被覆する。しかる後該PTFA樹脂表面に
添つて他のリード線3′を折り返す。次にサーミ
スタ素子及び両リード線並に前記PTFA樹脂で施
した絶縁体の全長を包括する如くPFA樹脂でチ
ユーブを用いて密接して被覆し更に該PFA樹脂
チユープの直上を全長にわたりPTFA樹脂収縮チ
ユーブを用いて密着被覆する。かくして形成した
測温部を約400℃に数秒間加熱しPFA樹脂を軟化
させると共にPTFA樹脂チユーブを径方向に収縮
せしめ一体化する。本考案は上述の如く、サーミ
スタ素子及びリード線が耐熱性、耐水性、耐薬品
性、耐油性、電気的特性に優れた弗素系樹脂によ
り一体化されており極性を異にするリード線相互
は熱軟化することのないPTFA樹脂により絶縁さ
れておりカツトスルーによる短絡は全く無く、し
かもサーミスタ素子及びリード線はPFA樹脂に
より完全に密封され、外部を機械的にも優れかつ
溶融することのないPTFA樹脂で構成されてい
る。従つて200〜250℃の高温度に晒れても何等影
響されることの無く、しかもコンパクトな温度セ
ンサーが複雑な工法も特殊加工技術も必要とせず
製造し得るものである。
更に温度センサーは周囲に空気層を持たないた
め外気温度に対する対応が極めて優れており又冷
熱サイクルにより起る呼吸作用の悪影響も全く無
に利点を有するものでありかつ又各種薬品、油中
に浸漬しても支障を来すことの無い理想の温度セ
ンサーである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の温度センサーの構造を示す断面
図であり第2図は本考案になる温度センサーの断
面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 正又は負の抵抗温度特性を有する耐熱抵抗体1
    および該耐熱抵抗体に接合した2本の電極線2,
    2′からなるサーミスタ素子と、前記電極線を介
    して電流を流すための可とう性リード線3,3′
    (以下単にリードという)よりなる温度センサー
    において、該リード線がパーフロロアルコキシ樹
    脂(以下単にPFA樹脂という)絶縁電線からな
    り、該リードと前記電極線及び両者の接続部より
    構成される給電線の内何れか片方2,3,4がポ
    リテトラフルオロエチレン樹脂(以下単にPTFE
    という)の絶縁層5で覆われ、かつ、前記サーミ
    スタおよび他給電線と共にPFA樹脂6により一
    括包被され更に該PFA樹脂絶縁層の直上にPTFE
    樹脂層7を有することを特徴とする温度センサ
    ー。
JP18979881U 1981-12-19 1981-12-19 温度センサ− Granted JPS5893838U (ja)

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JPS5893838U JPS5893838U (ja) 1983-06-25
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JP2504096Y2 (ja) * 1989-11-02 1996-07-03 ティーディーケイ株式会社 エンジンのミッションオイル用温度センサ

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JPS5893838U (ja) 1983-06-25

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