JPS5842912Y2 - 測温抵抗体感温部 - Google Patents
測温抵抗体感温部Info
- Publication number
- JPS5842912Y2 JPS5842912Y2 JP17464578U JP17464578U JPS5842912Y2 JP S5842912 Y2 JPS5842912 Y2 JP S5842912Y2 JP 17464578 U JP17464578 U JP 17464578U JP 17464578 U JP17464578 U JP 17464578U JP S5842912 Y2 JPS5842912 Y2 JP S5842912Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- outside
- inner tube
- metal tube
- resistance thermometer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は測温抵抗素子を金属製内管を介して外装金属管
に挿入固定せしめた測温抵抗体の改良に係るものであり
、測温抵抗素子を嵌入した金属管の外側より圧力を加え
て該素子を内管の内面に圧着固定し且つ内管を外管に密
着固定することにより素子の強固な固定蓋に伝熱効果と
放熱効果を向上して耐振性、動的応答性にすぐれしかも
自己加熱の影響を少くした測温抵抗体感温部を提供せん
とするものである。
に挿入固定せしめた測温抵抗体の改良に係るものであり
、測温抵抗素子を嵌入した金属管の外側より圧力を加え
て該素子を内管の内面に圧着固定し且つ内管を外管に密
着固定することにより素子の強固な固定蓋に伝熱効果と
放熱効果を向上して耐振性、動的応答性にすぐれしかも
自己加熱の影響を少くした測温抵抗体感温部を提供せん
とするものである。
従来測温抵抗体は第１図に示す如く素子が保護管内に無
機絶縁粉末をもって固定されたものが標準タイプであっ
たが、この型は製造時に粉末の充填を強固にできないた
めに固定が不完全であり、耐振性に欠けるところがあり
、しかも素子と外管の間に無機絶縁粉末が存在するため
に伝熱効果が阻害されて応答性に欠けるきらいがあり、
又測温時の素子に対する印加電流による素子の自己加熱
の放熱が阻害される結果、測定誤差を生ずる等のきらい
があった。
機絶縁粉末をもって固定されたものが標準タイプであっ
たが、この型は製造時に粉末の充填を強固にできないた
めに固定が不完全であり、耐振性に欠けるところがあり
、しかも素子と外管の間に無機絶縁粉末が存在するため
に伝熱効果が阻害されて応答性に欠けるきらいがあり、
又測温時の素子に対する印加電流による素子の自己加熱
の放熱が阻害される結果、測定誤差を生ずる等のきらい
があった。
これらの欠陥を排除する目的をもって本考案者等は先に
実公昭５２−３９５０６号をもって出願公告された如く
素子を長手方向に縦割り溝を有する弾性をもつ金属円筒
中に嵌入してこれを外装金属管に挿嵌する構成の測温抵
抗体を考案して前述欠陥を排除した測温抵抗体を提供し
ているが、本考案は前記公告の金属内管の構造に改良を
加えて精度応答性を尚一層内上せんとするものである。
実公昭５２−３９５０６号をもって出願公告された如く
素子を長手方向に縦割り溝を有する弾性をもつ金属円筒
中に嵌入してこれを外装金属管に挿嵌する構成の測温抵
抗体を考案して前述欠陥を排除した測温抵抗体を提供し
ているが、本考案は前記公告の金属内管の構造に改良を
加えて精度応答性を尚一層内上せんとするものである。
本考案の実施態様の一例を図面によって説明すると第２
図の１は電気絶縁性良好な固体絶縁物で被包された測温
抵抗素子であり、例えば同筒セラミック中に白金抵抗素
線がコイル状で封入された電気絶縁性の良好なものであ
り、２は伝熱性に優れしかも展延性をもつ例えば銀、ア
ルミニウム等の金属製の一端を閉塞した鞘状の金属内管
であり、上記素子１を僅少の嵌込み公差をもつ内径の該
金属内管２に嵌入したのち金属内管の外側より素子に影
響を与えない程度の圧力で加圧して素子１を内管２の内
面に圧着固定する。
図の１は電気絶縁性良好な固体絶縁物で被包された測温
抵抗素子であり、例えば同筒セラミック中に白金抵抗素
線がコイル状で封入された電気絶縁性の良好なものであ
り、２は伝熱性に優れしかも展延性をもつ例えば銀、ア
ルミニウム等の金属製の一端を閉塞した鞘状の金属内管
であり、上記素子１を僅少の嵌込み公差をもつ内径の該
金属内管２に嵌入したのち金属内管の外側より素子に影
響を与えない程度の圧力で加圧して素子１を内管２の内
面に圧着固定する。
次に、これを内管２の外径より僅かに大径の内径をもつ
一端閉塞の鞘状外装金属管３の開放端口より嵌入して管
の外側より圧力を加えて内管２の外面を外装金属管３の
内面に密着固定せしめたものである。
一端閉塞の鞘状外装金属管３の開放端口より嵌入して管
の外側より圧力を加えて内管２の外面を外装金属管３の
内面に密着固定せしめたものである。
上記工程のうち内管２外側より加圧して素子を固定せし
めたのちこれを外装金属管３に嵌入してこれを更に外側
より加圧密着固定する加圧２工程を、金属管の材質、外
径、素子の外径又は被測定対象の温度域等によってはこ
れを１工程として素子１を内管２に嵌入し、次いで外装
金属管３に挿入したのち外側より加圧して内管２と素子
１、外装金属管３と内管２を同時に圧着固定してもよい
。
めたのちこれを外装金属管３に嵌入してこれを更に外側
より加圧密着固定する加圧２工程を、金属管の材質、外
径、素子の外径又は被測定対象の温度域等によってはこ
れを１工程として素子１を内管２に嵌入し、次いで外装
金属管３に挿入したのち外側より加圧して内管２と素子
１、外装金属管３と内管２を同時に圧着固定してもよい
。
又、内管２及び外装金属管３は先端開放管を用いて管外
側より加圧固定したのち先端より金属プラグを挿入、こ
れを溶着或は加圧固着せしめてもよいことは勿論である
。
側より加圧固定したのち先端より金属プラグを挿入、こ
れを溶着或は加圧固着せしめてもよいことは勿論である
。
管外側からの加圧固定法は所謂カシメ法、プレス法、縮
径法等のいずれでもよく要は本考案の要旨とする測温抵
抗素子と伝熱性の良好な展延性を有する金属管を介して
密着固定せしめる方法であればよく前述公告公報に述べ
られている碍子内でのリード線接続法を採用した場合、
本考案の測温抵抗体素子に接続する接続管、接続ケーブ
ル等は従来の所謂シース型、細管型のいづれにも応用し
うるものである。
径法等のいずれでもよく要は本考案の要旨とする測温抵
抗素子と伝熱性の良好な展延性を有する金属管を介して
密着固定せしめる方法であればよく前述公告公報に述べ
られている碍子内でのリード線接続法を採用した場合、
本考案の測温抵抗体素子に接続する接続管、接続ケーブ
ル等は従来の所謂シース型、細管型のいづれにも応用し
うるものである。
叙上の本考案によって構成された測温抵抗体感温部は、
素子１と内管２と外装金属管３又素子と金属保護管を相
互に密着固定一体化せしめる結果、耐振性を増加し又外
装金属管外より受熱した測定対象の熱が伝熱性の良好な
金属製管を介して測温抵抗素子１に速やかに伝熱する作
用効果を生ずることとなる一方、これとは逆に素子の測
定電流による自己加熱は同じく伝熱性良好な金属内管２
を経て放熱を促進されるという測温の伝熱効果と自己加
熱の放熱効果の双方を一層向上せしめるものであって、
文初記述の従来法の欠陥であった耐振性の不良、管内に
存在する空気による測定精度の低下、応答速度の遅れ等
の欠陥を排除するものである。
素子１と内管２と外装金属管３又素子と金属保護管を相
互に密着固定一体化せしめる結果、耐振性を増加し又外
装金属管外より受熱した測定対象の熱が伝熱性の良好な
金属製管を介して測温抵抗素子１に速やかに伝熱する作
用効果を生ずることとなる一方、これとは逆に素子の測
定電流による自己加熱は同じく伝熱性良好な金属内管２
を経て放熱を促進されるという測温の伝熱効果と自己加
熱の放熱効果の双方を一層向上せしめるものであって、
文初記述の従来法の欠陥であった耐振性の不良、管内に
存在する空気による測定精度の低下、応答速度の遅れ等
の欠陥を排除するものである。
第３図は同一の測温抵抗素子を用い本考案を採用した測
温抵抗体と従来型の無機絶縁粉末充填による素子固定法
の測温抵抗体との両側温体を氷点（０℃）から沸騰水（
１００°Ｃ）中へ挿入し６３．２係値及び９０係値に達
する時間を測定した応答性の比較試験結果のグラフであ
り、Ａ線は本考案によるもの、Ｂ線は従来法によるもの
であって、図示の如くＡの応答時間はＢの約よの高応答
性であることが実証されたものである。
温抵抗体と従来型の無機絶縁粉末充填による素子固定法
の測温抵抗体との両側温体を氷点（０℃）から沸騰水（
１００°Ｃ）中へ挿入し６３．２係値及び９０係値に達
する時間を測定した応答性の比較試験結果のグラフであ
り、Ａ線は本考案によるもの、Ｂ線は従来法によるもの
であって、図示の如くＡの応答時間はＢの約よの高応答
性であることが実証されたものである。
第１図イは従来例の部分断面図、第１図口はイのＸ−Ｘ
断面図、第２図イは本考案に係る実施例部分断面図、第
２図口はイのＹ−Ｙ断面図、第３図は従来の測温抵抗体
と本考案の測温抵抗体の応答性比較グラフである。 １・・・・・・測温抵抗体素子、２・・・・・・金属内
管、３・・・・・・外装金属管。
断面図、第２図イは本考案に係る実施例部分断面図、第
２図口はイのＹ−Ｙ断面図、第３図は従来の測温抵抗体
と本考案の測温抵抗体の応答性比較グラフである。 １・・・・・・測温抵抗体素子、２・・・・・・金属内
管、３・・・・・・外装金属管。
Claims (3)
- （１）電気絶縁性良好な固体絶縁物で被包された白金測
温抵抗素子の外側に伝熱性と展延性の良好な金属材製内
管を位置せしめ更に該内管外側に外装金属管を位置せし
め、素子に対し内管並びに外装金属管が互に伝熱可能に
接触している測温抵抗体感温部 - （２）各金属管をそれぞれ外側から加圧し内側のものを
密着、固定してなる実用新案登録請求の範囲第１項記載
の測温抵抗体感温部 - （３）外側金属管外から一体的に加圧して内部のものを
密着、固定している実用新案登録請求の範囲第１項記載
の測温抵抗体感温部
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17464578U JPS5842912Y2 (ja) | 1978-12-18 | 1978-12-18 | 測温抵抗体感温部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17464578U JPS5842912Y2 (ja) | 1978-12-18 | 1978-12-18 | 測温抵抗体感温部 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5590926U JPS5590926U (ja) | 1980-06-23 |
| JPS5842912Y2 true JPS5842912Y2 (ja) | 1983-09-28 |
Family
ID=29181459
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17464578U Expired JPS5842912Y2 (ja) | 1978-12-18 | 1978-12-18 | 測温抵抗体感温部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5842912Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-12-18 JP JP17464578U patent/JPS5842912Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5590926U (ja) | 1980-06-23 |
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