JP2583093B2 - 酸素センサまたは温度センサにおけるリード線接続部 - Google Patents

酸素センサまたは温度センサにおけるリード線接続部

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、酸素センサまたは温度センサにおけるリー
ド線接続部の構造に関するものである。
「従来の技術」 酸素センサ使用の多気筒エンジンでは、一般的に制御
装置をなす中央処理装置(CPU)から酸素センサ取付部
が遠ざかっているため、酸素センサ本体からのリード線
を長くすることが必要となる。従来においては、酸素セ
ンサ本体側のリード線とCPU側のリード線とは接続スリ
ーブによって加締めることにより電気的に接続されてい
たが、被覆撚り線よりなるリード線の素線間では通気性
があるものの、加締部ではその素線間の空隙がなくなる
ので、酸素センサの大気側基準電極への空気の供給が不
足するおそれがあり、また、酸素センサの大気側を開放
し空気を供給すると、酸素センサは、多くの場合劣悪な
雰囲気中にあって、該雰囲気中の水分,油分,または塵
埃等により酸素分圧が不安定となり、良好に排気ガス中
の酸素濃度を検出することができない場合があるという
問題点があった。また、内燃機関の排気ガスの温度を検
出するサーミスタ式温度センサにおいて、該サーミスタ
の周囲に酸素ガスを必要とするが、該酸素ガスが無くな
ると正確な温度−抵抗特性を示さなくなる。
「発明が解決しようとする課題」 本発明は、上記の問題点を解決するためになされたも
のであり、簡単な構造で安定に酸素濃度を検出すること
が可能な酸素センサ及び、排気ガスの正確な温度を検出
する温度センサにおけるリード線接続部を提供すること
を課題とする。
「課題を解決するための手段および作用」 しかして、本発明によれば、センサ本体側の被覆撚り
線よりなるリード線の素線と、制御装置側の被覆撚り線
よりなるリード線の素線とを電気的に接続し、かつ該電
気的接続部を筒状体によって覆うことにより電気的接続
部の周囲に空隙を確保するとともに、前記筒状体の外周
に更に筒状の電気絶縁層を設け、前記空隙により両素線
間が通気するごとくしたことを特徴とする酸素センサま
たは温度センサにおけるリード線接続部が提供される。
本発明の上記構成によれば、前記空隙が一方ではセン
サ本体側のリード線における素線間の隙間を通して酸素
センサにおける大気側基準電極、またはサーミスタ式温
度センサにおけるサーミスタに連通し、他方では制御装
置側のリード線における素線間の隙間を通して制御装置
の近傍に連通するため、制御装置近傍における良好な雰
囲気からの酸素が拡散によって酸素センサの大気側基準
電極、またはサーミスタの周囲に供給される。
また、本発明の実施の態様によれば、センサ本体側の
被覆撚り線よりなるリード線の素線と、制御装置側の被
覆撚り線よりなるリード線の素線とを接続スリーブによ
る加締め、又は銀ろう付にて電気的に接続し、該電気的
接続部を繊維又は合成樹脂よりなる筒状体によって覆う
ことにより電気的接続部の周囲に空隙を確保し、該筒状
体の上が更に筒状の電気絶縁層により覆われる。
そして、本発明の上記態様によれば、繊維又は合成樹
脂による前記筒状体が弾力性に富むため、最外周に電気
絶縁層を設けても良好に電気的接続部の周囲に空隙が確
保される。
更に、本発明のセンサにおいては、筒状の電気絶縁層
が、両リード線の被覆と融着又は密着されることにより
前記電気的接続部の外周における空隙と外部との間に気
密が図られていることを特徴とする。すなわち、電気的
接続部は外部との間で電気的に絶縁されることのみが必
要で気密は通常は必要ではないが、酸素センサまたはサ
ーミスタ式温度センサにおいては、酸素が供給されない
場合の誤作動を防止し、かつ環境雰囲気における水,塵
埃,油の影響を避けるため、電気絶縁層の内外で気密を
保つものである。
「実施例」 以下、本発明の実施例を第1図から第3図について説
明する。
第1図(a),(b)に示されるごとく、後述の酸素
センサ本体側のリード線1と、CPUなどによる制御装置1
0側のリード線3とは、接続スリーブ4による加締めに
よって電気的に接続されている。制御装置(CPU)10と
リード線3との接続は図示略のコネクタを介して行われ
ている。リード線1,3は第2図に示すように、絶縁被覆1
a,3aの中に隙間1c,3cを余して複数本の素線1b,3bを撚り
線として内蔵するところの被覆撚り線であるため、リー
ド線1,3の端部から絶縁被覆1a,3aを取除き、素線1b,3b
を露出させ、この素線1b,3bを筒状の接続スリーブ4に
挿入し、接続スリーブを加圧縮径して加締めるものであ
る。もっとも、素線1b,3bは銀ろう付けによって電気的
に接続されてもよい。
素線1b,3bの電気的接続部Aは耐熱性の高いガラス繊
維の編組体またはテフロンチューブなどの筒状体(スペ
ーサチューブ)5によって覆われている。ガラス繊維の
編組体はそれ自身嵩高で弾力性がありかつ通気性に富む
ため、電気的接続部Aにおいて素線1b,3bの周囲に空隙
8を確保する。また、テフロンチューブによる筒状体は
強い弾力性を持つため、素線1b,3bの周囲に空隙8を確
保する。筒状体5は、後述の電気絶縁層6よりも高い耐
熱性を持ったパイプ状のものであり、金属製パイプを使
用することも可能である。筒状体5およびリード線1,3
の外周に密着又は融着して、筒状の電気絶縁層6が設け
られている。本実施例においては、電気絶縁層6は、熱
を加えると収縮し筒状体5およびリード線1,3の外周に
密着する被覆チューブが用いられた。もっとも、電気絶
縁層6は樹脂モールドによって筒状に形成されてもよ
い。
第3図に示されるように、酸素センサ20側のリード線
1は、酸素センサ20の上部に接続される。酸素センサ20
は、例えばジルコニヤセラミックからなる有底円筒状体
21の内周にごく薄い大気側基準電極Bを備え、また外周
に排気ガス側電極Cを備えてなり、両電極B,C間の電位
差によって排気ガス中の酸素分圧を検出するものであ
る。排気ガス側電極Cはハウジング22を通じてアースさ
れる。
なお、酸素センサ20側のリード線1は、該酸素センサ
20が高温に曝されるのでテフロン樹脂などによる耐熱性
の被覆を持つ最小必要限の長さのリード線が使用され、
制御装置10側のリード線3には耐熱性を必要としないた
め通常の被覆を持つリード線が使用されている。
「作動」 上記構成において、酸素センサ20を製造する場合に
は、必要最小限の長さを持つリード線1が酸素センサ20
に取付けられているので組付作業の邪魔とならない。酸
素センサ20を組付け製造したのち、制御装置10へのリー
ド線3は、接続スリーブ4による加締めなどにより前記
リード線1に強固に電気的に接続され、この電気的接続
部Aが筒状体5によって覆われ、更に両リード線1,3と
筒体状5の上に渡って筒状の電気絶縁層6が密着又は融
着される。両リード線1,3の電気的接続部Aの周囲には
空隙8が確保されているため、両リード線1,3における
素線1b,3bの間における第2図図示の隙間1c,3cは空隙8
によって連通し、リード線3が制御装置10にコネクタ接
続された使用状態において、第1図(a)図示における
上方から下方まで通気性を有するので、上方の制御装置
10の近傍の良好な環境雰囲気からの安定した酸素分圧を
もつ酸素が下方へと拡散して伝えられ、第3図図示の酸
素センサ20におけるジルコニヤセラミックの有底円筒状
体21の大気側基準電極Bにこの酸素が供給され、排気ガ
ス側電極Cに接触する排気ガス中の酸素分圧が良好に検
出される。
なお、本発明は酸素センサのみならず、サーミスタ式
温度センサについても同様にして適用することができ
る。
「効果」 以上述べたように、本発明によれば、酸素センサ側ま
たは温度センサ側と制御装置側の両リード線における電
気的接続部の周囲に空隙が確保されており、この空隙に
より両リード線の素線間が通気するようにしたものであ
るから、酸素センサまたは温度センサから離れた安定し
た酸素分圧を有する空気が酸素センサまたは温度センサ
に拡散して伝えられ、排気ガスなどの酸素濃度または温
度を安定して検出することができ、また構造も簡単であ
るなどの優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の実施例におけるリード線接続部
を示す断面図、第1図(b)はその電気的接続部Aを拡
大して示す断面図、第2図はリード線の横断面図、第3
図は酸素センサを半断面して示す説明図である。 1,3……リード線、1a,3a……絶縁被覆、1b,3b……素
線、1c,3c……隙間、4……接続スリーブ、5……筒状
体、6……電気絶縁層、8……空隙、10……制御装置、
20……酸素センサ、A……電気的接続部。
フロントページの続き (72)発明者 前田 博之 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊陶業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−89989(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センサ本体側の被覆撚り線よりなるリード
    線の素線と、制御装置側の被覆撚り線よりなるリード線
    の素線とを電気的に接続し、かつ該電気的接続部を筒状
    体によって覆うことにより電気的接続部の周囲に空隙を
    確保するとともに、前記筒状体の外周に更に筒状の電気
    絶縁層を設け、前記空隙により両素線間が通気するごと
    くしたことを特徴とする酸素センサまたは温度センサに
    おけるリード線接続部。
  2. 【請求項2】前記絶縁層が、両リード線の被覆と融着又
    は密着されることにより前記電気的接続部の周囲におけ
    る空隙と外部との間に気密が図られていることを特徴と
    する請求項(1)に記載の酸素センサまたは温度センサ
    におけるリード線接続部。
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