JPH0642766A - 消臭性を有する採暖具 - Google Patents

消臭性を有する採暖具

Info

Publication number
JPH0642766A
JPH0642766A JP4198146A JP19814692A JPH0642766A JP H0642766 A JPH0642766 A JP H0642766A JP 4198146 A JP4198146 A JP 4198146A JP 19814692 A JP19814692 A JP 19814692A JP H0642766 A JPH0642766 A JP H0642766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
fibers
deodorizing
deodorant fiber
deodorant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4198146A
Other languages
English (en)
Inventor
Takako Ogino
隆子 荻野
Isao Matsuda
功 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4198146A priority Critical patent/JPH0642766A/ja
Publication of JPH0642766A publication Critical patent/JPH0642766A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Woven Fabrics (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 消臭性を有する採暖具において、使用初期の
消臭効果が大きく、かつその効果を永続的に継続させ
る。 【構成】 表面材2の繊維部分に寿命は長いが初期消臭
能力の小さい触媒型消臭繊維3と、接触するだけで反応
が起る初期の消臭能力が大きい吸着型消臭繊維4を混入
したもので初期消臭効果が大で永続的な効果を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消臭性を有する採暖具
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の採暖具は、特開平1−28
5212号公報に示すように、触媒型消臭繊維を布製電
気採暖具の少なくとも一部に混紡してなり、消臭繊維は
レーヨン繊維に担持させた金属フタロシアニン誘導体よ
りなるものから応用できるものであった。この消臭繊維
は触媒型のため、これを混紡した布製電気採暖具は消臭
効果を永続的に継続させることができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の構成では、触媒型消臭繊維は繊維自身は変化せ
ず悪臭を無臭物質に変えるので消臭効果の寿命は長い
が、反応が複雑で時間がかかるので消臭の初期能力が小
さい。したがって使用実感としては長く使って初めて効
果が判るというものである。そのため、早く臭いを消し
たい人にとっては、効果がないと感じられる場合があっ
た。
【0004】そこで本発明は上記課題を解決し速効性が
あり、かつ寿命も長い消臭性を有する採暖具を提供する
ものであることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、採暖具の表面材の繊維部分に触媒型消臭繊
維と吸着型消臭繊維を混入したものである。
【0006】
【作用】本発明は上記した構成により、触媒型消臭繊維
は消臭効果の寿命が長いが初期能力は小さい。しかし、
吸着型消臭繊維が悪臭に接触するだけで反応が起こるの
で、初期消臭能力は大きいためこの二種の消臭繊維を表
面材に混入することにより、初期は吸着型消臭繊維が悪
臭をより速く吸着し、時間経過後は触媒型消臭繊維によ
る反応で悪臭を分解するので、初期の消臭効果が大き
く、かつ永続的となる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0008】図1および図2において、1はフェルトよ
りなる断熱材6にヒータ線5を配設し、表面材2で覆っ
た採暖具で本発明の実施例である電気カーペットであ
る。
【0009】表面材2は、基布7に消臭剤となる金属フ
タロシアニン誘導体をレーヨン繊維に化学結合した触媒
型消臭繊維3を混入したパイル糸と、レーヨン繊維に亜
鉛イオンを付着した吸着型消臭繊維4を混入したパイル
糸を製織し、裏面にバッキン材8を塗布したものであ
る。
【0010】触媒型消臭繊維3と吸着型消臭繊維4につ
いて、図3を使って説明する。触媒型消臭繊維3は、そ
れ自身は変化せずに悪臭を分解する触媒として働くもの
で図3の(b)に示すように反応に時間を有するので初
期性能は吸着型消臭繊維4に比べて劣るが、それ自身は
変化しないので寿命は長い。
【0011】吸着型消臭繊維4は、悪臭物質を吸着して
悪臭を消すもので、吸着できる悪臭物質の量は金属イオ
ンの数によって決まるのでその寿命には限界がある。し
かし、吸着反応は吸着型消臭繊維4が悪臭物質と接触す
ればただちに起こるので、図3のaに示すように初期消
臭性能は非常に大きい。
【0012】次に消臭性についての寿命について説明す
る。寿命を設定するための条件として、 (1)悪臭ガス濃度 悪臭防止法のレベル3(何の臭
いか楽に感知できる)の臭いが毎日出ていると仮定す
る。
【0013】硫化水素 0.06 ppmメチルメルカフ゛タン 0.004ppm (アンモニア等のN系の臭いは触媒型消臭繊維、吸着型
消臭繊維とともに洗濯により再活性するので効果は半永
久的と考える。) (2)期間 月に30日使用し、年間6カ月、使用期間
7年間として1260日使用する。 (3)使用環境 8畳相当 (4)安全係数 1.2 上記の4条件を設定し、消臭繊維1g当たりの消臭能力
から必要量を求めた。この効果であるが、図3(c)に
示すとおり、初期は吸着型消臭繊維4の消臭能力で消臭
効果が大きく、時間経過後は触媒型消臭繊維3の消臭効
果で消臭能力が長く持続される。 触媒型消臭繊維3は
吸着型消臭繊維4に比べて高価であり、本実施例におい
ては必要能力と価格のバランスより、触媒型消臭繊維は
最低20g、吸着型消臭繊維は最低40g混入すれば、
価格的に最も安価でかつ目的とする効果が得られるもの
を実現できる。
【0014】次に第2の実施例について、図4を使って
説明する。本実施例は断熱材6の上のヒータ線5を配設
し、低目付の不織布あるいはカーペットの表面材2で覆
ったヒータユニット9の上に、カバー材10を掛けて使
用する構成のものである。この構成は電気カーペットの
主流の構成であるが、ヒータユニット9の表面材とカバ
ー材10の繊維部分に触媒型消臭繊維3と吸着型消臭繊
維4を混入してあるので、ヒータユニット9、カバー材
10に臭いが付くのを防ぐことができる。この場合の消
臭繊維の使用量は、ヒータユニット9、カバー材10に
合わせて、第1の実施例と同様に触媒型消臭繊維3が最
低20g、吸着型消臭繊維4が最低40gが混入されて
いれば安価でかつ本発明の目的に対して十分な効果が得
られる。
【0015】第1の実施例において、触媒型消臭繊維3
と吸着型消臭繊維4を別のパイル糸に混入したが、同じ
パイル糸に共に混入してもよい。
【0016】他の実施例として電気カーペットだけでな
く、電気毛布、電気床暖、電気座ぶとん等の採暖具でも
効果を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明の実施例から明らか
なように本発明の採暖具やそのカバー材は、その表面材
の繊維部分に触媒型消臭繊維と吸着型消臭繊維を混入し
ているので、初期消臭効果が大きく、かつ永続的に消臭
効果を有するものであるので実用効果が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における部分断面図
【図2】同実施例における外観斜視図
【図3】(a)吸着型消臭繊維の消臭効果と経時変化を
示した図 (b)触媒型消臭繊維の消臭効果と経時変化を示した図 (c)吸着型消臭繊維と触媒型消臭繊維を使用した消臭
効果と経時変化を示した図
【図4】本発明の第2の実施例における外観斜視図
【符号の説明】
1 電気カーペット 2 表面材 3 触媒型消臭繊維 4 吸着型消臭繊維

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】採暖具の表面剤やカバー剤の繊維部分に触
    媒型消臭繊維を混入してなる消臭性を有する採暖具。
JP4198146A 1992-07-24 1992-07-24 消臭性を有する採暖具 Pending JPH0642766A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4198146A JPH0642766A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 消臭性を有する採暖具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4198146A JPH0642766A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 消臭性を有する採暖具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0642766A true JPH0642766A (ja) 1994-02-18

Family

ID=16386231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4198146A Pending JPH0642766A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 消臭性を有する採暖具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0642766A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0352294B2 (ja)
JPH0642766A (ja) 消臭性を有する採暖具
JPH0760116A (ja) 脱臭素子及びその脱臭素子を用いた脱臭装置
JPH0368419A (ja) 脱臭装置とそれを用いた空気清浄装置
JP2006322101A (ja) 消臭布帛
JPH0698182B2 (ja) 電気脱臭器
JP2827528B2 (ja) 脱臭剤
JP2822740B2 (ja) 便座装置
JPH05133534A (ja) 消臭性電気カーペツト
JP2959091B2 (ja) 脱臭装置
JP2892362B2 (ja) 空気浄化器
JP3146559B2 (ja) 電気掃除機
JPH08326119A (ja) トイレ脱臭機構
JP3325802B2 (ja) 人体保持装置及び清浄シート
JP2745551B2 (ja) 脱臭材
JP3627254B2 (ja) 電気採暖具
JPH06218231A (ja) 脱臭フィルタ
JPH10174831A (ja) 消臭フィルタ
JP2001046479A (ja) 脱臭装置
JP2590206Y2 (ja) シーツ
JPH074411B2 (ja) 電気脱臭器
JP2001132040A (ja) トイレ脱臭装置
JP2001049577A (ja) 人工ゼオライトを不織布に展着させる方法、不織布製品および不織布製品の使用方法
KR960003917Y1 (ko) 탑습제를 구비한 흡착산화촉매제
JP2001227030A (ja) トイレ用脱臭機