JPH05133534A - 消臭性電気カーペツト - Google Patents

消臭性電気カーペツト

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Publication number
JPH05133534A
JPH05133534A JP3300081A JP30008191A JPH05133534A JP H05133534 A JPH05133534 A JP H05133534A JP 3300081 A JP3300081 A JP 3300081A JP 30008191 A JP30008191 A JP 30008191A JP H05133534 A JPH05133534 A JP H05133534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater unit
cover
deodorant
deodorizing
electric carpet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3300081A
Other languages
English (en)
Inventor
Takako Ogino
隆子 荻野
Isao Matsuda
功 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3300081A priority Critical patent/JPH05133534A/ja
Publication of JPH05133534A publication Critical patent/JPH05133534A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Central Heating Systems (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Surface Heating Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒータユニットとカバーとで構成される電気
カーペットに付着する各種の悪臭を除去し、快適な環境
を保つ。 【構成】 ヒータユニット1とカバー5とで構成される
電気カーペットにおいて、ヒータユニットについては表
面材2中に効果寿命の長い触媒形消臭繊維7を、カバー
についてはパイル糸6に混合して色の淡い中和形消臭繊
維8を織り込む。この構成により、ヒータユニット部は
消臭効果の寿命を長く保て、カバー部は着色の自由度が
大きくなり、任意のデザインが可能な消臭性電気カーペ
ットを提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒータユニット上にカ
バーを掛けて使用する構成で消臭性を有する電気カーペ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電気カーペットは、ヒー
タユニットにカバーをかけて使用する構成のものが主流
であるが、この構成の電気カーペットにおいても、暖房
機能の他にインテリア性、快適性、清潔性が重要視され
ている。
【0003】したがって、室内の悪臭を消し、カーペッ
ト自身にも臭いのつかない消臭性をもつ電気カーペット
は、ユーザーのニーズに応えるものになっている。
【0004】従来、このような消臭機能を有するカーペ
ットとしては、触媒形消臭繊維をカバーのパイル糸に紡
績したものがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成ではカバーにのみ消臭繊維が混紡されている
が、実際の生活においては室内の悪臭がヒータユニット
に付いたり、あるいはこぼした汁物がカバーを通してヒ
ータユニットに染み込み、嫌な臭いがすることがあっ
た。
【0006】ヒータユニットは重いので、洗濯・日干し
がしにくい上、実使用においては、ヒータユニットは長
期間使用し、カバーのみ2、3年毎に新品に交換して使
用するのが一般的である。そのため、ヒータユニットは
使用年数がカバーより長いので、臭いが付いたまま使用
することになり不衛生な状態になりやすかった。
【0007】消臭繊維には、現在、触媒形のものと、中
和形のものがある。触媒形消臭繊維は、中和形の消臭繊
維に比べると、消臭効果が大きく、寿命が長いといった
長所がある。しかし、繊維自身が濃い色がついているの
で、染色できる色が限定されるという欠点があった。特
に色が制限されることはインテリア性が要求される電気
カーペットにおいて、大きな欠点となっていた。
【0008】本発明は、このような課題を解決するもの
で、ヒータユニットおよびカバーに付着する嫌な臭いを
消すもので、消臭効果が大きく、寿命が長く、かつデザ
イン上制約のない消臭性カーペットを提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、断熱材上にヒータ線を配線し表面材で覆っ
たヒータユニットと、これに掛ける繊維質のカバーとで
構成された電気カーペットであって、ヒータユニットの
表面材は、触媒形消臭繊維を混紡し、カバーの繊維部分
には中和形消臭繊維を混紡して消臭性を付与したもので
ある。
【0010】
【作用】この構成によれば、カバーに付いた臭いはもち
ろん、カバーを通して染み込んでヒータユニットに付い
た臭いも消臭することができる。また、使用期間が長
く、洗濯・日干しをする回数の少ないヒータユニットに
は、消臭効果が大きく、消臭寿命の長い触媒形消臭繊維
を使用しているので、常に衛生的な状態でヒータユニッ
トを使用することができる。
【0011】カバーには、中和形消臭繊維を混紡してい
るので、色の制約がなく、自由にデザインできる。中和
形消臭繊維は消臭効果・寿命は触媒形消臭繊維に比べて
やや落ちるが、カバーはヒータユニットに比べて使用期
間が短いため、実使用上なんら問題はない。
【0012】
【実施例】以下に本発明の一実施例の消臭性電気カーペ
ットを添付図面を参照しながら説明する。図1および図
2に本実施例の電気カーペットの構成を示す。
【0013】図1に示すように、ヒータユニット1はフ
エルトよりなる断熱材4に線状発熱体3を配線し、低目
付の不織布よりなる表面材2で覆っている。これにカバ
ー5を掛けて使用する構成になっている。
【0014】ヒータユニット1の表面材2は、金属フタ
ロシアニン誘導体をレーヨン繊維に付着させた触媒形消
臭繊維を均一に混紡した不織布より構成されている。
【0015】カバー5は、基布にパイル糸をタフテッド
したタフテッドカーペットが主流で、このパイル糸には
レーヨン繊維に金属イオンを付着した中和形消臭繊維を
混紡している。
【0016】触媒形消臭繊維は、湿度に応じて水分を吸
収・吐出するレーヨン繊維に消臭剤である金属フタロシ
アニン誘導体を結合しており、この繊維触媒としての活
性を有しており、硫化水素、メリチメルカプタンのチオ
ール系の臭いを触媒反応で分解する。
【0017】中和形消臭繊維は、同じくレーヨン繊維に
消臭剤である金属イオンを結合しているが、この金属イ
オンが、チオール系の悪臭と共有結合して悪臭を消すこ
とができるが、共有結合のため再度活性化することはで
きない。金属イオンとしては亜鉛イオンを使用している
ので、繊維は白色を呈しており、自由に染色できる。
【0018】触媒形消臭繊維、中和形触媒繊維はとも
に、アンモニア、トリメチルアミンなどのアミン系化合
物については、分解しイオン結合で吸着するが、この化
合物の臭いは洗濯や日干しすることで消臭繊維を再活性
化することができる。
【0019】つぎに、本実施例の動作について説明す
る。発熱体に通電されると、発熱体の熱が表面材を通し
て床面に近い空気を暖める。暖められた空気は、上方に
あがっていき上方の冷たい空気が下方に移動してくる。
その繰り返しにより、空気の対流がおこり、室内の空気
のほとんど全てが電気カーペットのカバーに混紡された
中和形消臭繊維に接触する。同時にカバーとヒータユニ
ットの隙間にも空気が入って、ヒータユニットの表面材
に混紡された触媒形消臭繊維にも接触し、室内の空気を
浄化する。
【0020】室内には、人体からでる体臭や、食べ物の
カス等などから発生する臭い、またペットがいる場合
は、その体臭や尿の臭いといった悪臭が存在し、それが
カバーやヒータユニットに付着したり、あるいはこぼれ
た汁物がカバーを通してヒータユニットに染み込み、嫌
な臭いを発生することがある。これらの悪臭は本実施例
の電気カーペットでは、ヒータユニットおよびカバーに
混紡された消臭繊維によって、分解・吸着されて消臭さ
れる。つぎに、この消臭性カーペットの消臭性の寿命に
ついて説明する。消臭寿命を考える場合、悪臭のレベル
をどうするかという点が問題になるが、本実施例では、
悪臭防止法で定められたレベル3(何の臭いか楽に感知
できる)のガスが毎日発生していると仮定して評価し
た。ただし、アミン系のガスは上記のように再活性する
ので消臭繊維の寿命は半永久的である。 (1)悪臭ガス濃度 硫化水素 0.06 ppm メチルメルカプタン 0.004ppm (2)期間 月に30日使用し、年間6ヵ月、7年間と
して1260日使用とする。 (3)環境 8畳間 (4)安全係数 1.2 という条件を設定すると、消臭繊維1g当たりの消臭能
力より、最低、触媒形消臭繊維が15g、中和形消臭繊
維をそれぞれ50g混紡していれば、7年間消臭能力が
持続することになる。上記の構成では、洗濯・日干しす
る回数の少ないヒータユニットには、効果が大きく、寿
命の長い触媒形の消臭繊維を使用しているので、常に衛
生的な状態で使用することができる。
【0021】カバーには、中和形の消臭繊維を混紡して
いるので、色の制約がなく、自由度の高いデザインがで
きる。中和形の消臭繊維は効果・寿命は触媒形の消臭繊
維に比べてやや落ちるが、ヒータユニットに比べて使用
期間が短いため、実用上はなんら問題はない。
【0022】
【発明の効果】以上の実施例の説明からも明らかなよう
に本発明の電気カーペットによれば、ヒータユニット
と、ヒータユニットの上に掛けて使用するカバーとで構
成されていて、ヒータユニットの表面材には触媒形の消
臭繊維を混紡し、カバーの繊維部分には中和形の消臭繊
維を混紡してある。この消臭繊維の消臭能力によりカバ
ーに付いた臭いはもちろん、ヒータユニットに付いた臭
いも併わせて消去することができる。
【0023】また、使用時間が長く、洗濯・日干しをす
る回数の少ないヒータユニットには、効果が大きく、寿
命の長い触媒形の消臭繊維を使用しているので、長期間
常に衛生的な状態で使用することができる。カバーに
は、中和形の消臭繊維を混紡してあるので、染色時に色
の制約がなく、自由にカラフルにデザインできる。中和
形消臭繊維の効果・寿命は触媒形の消臭繊維に比べてや
や落ちるが、交替して使用するのでヒータユニットに比
べて使用期間が短く、実用上はなんら問題はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の消臭性電気カーペットの概
略構成を示す要部断面図
【図2】同斜視図
【符号の説明】
1 ヒータユニット 2 表面材 3 発熱体 4 断熱材 5 カバー 6 パイル糸 7 触媒形消臭繊維 8 中和形消臭繊維

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断熱材上にヒータ線を配線し表面材で覆っ
    たヒータユニットと、前記ヒータユニット上に掛ける繊
    維質のカバーとで構成された電気カーペットであって、
    前記ヒータユニットの表面材は触媒形消臭繊維を混紡し
    てなり、前記カバーの繊維部分に中和形消臭繊維を混紡
    してなる消臭性電気カーペット。
JP3300081A 1991-11-15 1991-11-15 消臭性電気カーペツト Pending JPH05133534A (ja)

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JP3300081A JPH05133534A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 消臭性電気カーペツト

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JP3300081A JPH05133534A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 消臭性電気カーペツト

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JPH05133534A true JPH05133534A (ja) 1993-05-28

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