JP2892362B2 - 空気浄化器 - Google Patents

空気浄化器

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JP2892362B2
JP2892362B2 JP1018609A JP1860989A JP2892362B2 JP 2892362 B2 JP2892362 B2 JP 2892362B2 JP 1018609 A JP1018609 A JP 1018609A JP 1860989 A JP1860989 A JP 1860989A JP 2892362 B2 JP2892362 B2 JP 2892362B2
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air purifier
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孝一 高濱
正三 平尾
勝 横山
隆 岸本
弘 横川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、空気の清浄化や脱臭を行う空気浄化器に
関する。
〔従来の技術〕
従来、室内環境の浄化という目的で、空気浄化器が産
業用、家庭用に多数市販され、悪臭や粉塵の除去に活用
されている。このものは、通常、フィルターと脱臭剤を
備えている。フィルターとしては、従来、活性炭や活
性炭素繊維をシート状にしたものか、シート状担体たと
えばポリウレタンフォームに活性炭や活性炭素繊維を含
浸担持させたもの、担体に金属酸化物や金属触媒を組
み合わせて悪臭を酸化分解させるようにしたもの、フ
ィルター近傍に発熱体を設けて臭気を焼却により酸化物
に変化させるようにしたもの、等が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の空気浄化器は、すべての悪臭を
除去できるものはなく、特に、近年問題になっている煙
草の有害・臭気成分を殆ど除去出来ない。
このような事情に鑑み、この発明は、有害成分の除去
に優れた効果を有する空気浄化器を提供することを課題
とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、この発明にかかる空気浄化
器は、次のように構成されている。
すなわち、この発明の空気浄化器は、臭気等の有害成
分を除くフィルター部を備え、このフィルター部が有害
成分を無害化する無害化部と吸着する吸着部の少なくと
も2つの部分から構成され、フィルター部には、無害化
部と吸着部との間で空気を循環させることのできる機
構、ならびに、無害化部および吸着部を加熱する加熱機
構を備えている。
無害化部は、無害化のための触媒を有していることが
できる。さらに、フィルター部が粉塵を除去する部分を
も含んでいることができる。
〔作用〕
フィルター部が有害成分を無害化する無害化部と吸着
する吸着部を併せて有するため、あらゆる有害成分(臭
気成分を含む)に対応することができる。
粉塵を除去できる部分をも有していると、粉塵やミス
トからの室内浄化のほか、粉塵等によるフィルター部の
活性低下を防止することも出来る。無害化部が無害化の
ための触媒を有していると、無害化が容易かつ確実とな
る。フィルター部に無害化部を加熱する加熱機構を備え
ておくと、触媒反応を効率良く行わせることができる。
フィルター部が無害化部と吸着部の間で空気を循環させ
ることのできる機構を備えていると、浄化を必要としな
い時(非運転時)に、フィルター部内のみ空気循環させ
て、吸着部に吸着された物質をさらに分解除去すること
ができ、メンテナンスの必要をなくする。
〔実 施 例〕
第1図は、この発明にかかる空気浄化器のフィルター
部の構成の一例を簡略化して示している。この空気浄化
器は、無害化部1の後段に吸着部2を備えているが、図
示のものでは、さらに、無害化部1の前段に粉塵除去部
3をも備えている。
無害化部1は、臭気成分等の有害成分を分解する等し
て無害化する機能を有し、たとえば、シリカ粒子の集合
体、シリカの超微粒子と無機粉末等との集合体、粘土状
物質を乾燥させてなるもの、無機繊維からなるもの等の
無機多孔質物が好ましく用いられる。無機多孔物質は、
それ自身が触媒作用を有し、有害成分を加熱反応等によ
り無害化することが出来るほか、別の触媒を担持してよ
り強い触媒作用を発揮させることも出来る。より具体的
には、担体となるものとしては、たとえば、アルミナ、
シリカ−アルミナ等のケイ酸塩化合物があげられるが、
耐熱性を有し担体になりうるものであれば、これらに限
らない。それ自身が触媒となるものとしては、ペロブス
カイト型触媒等の酸化物系触媒が挙げられるが、同様の
効果を示すものであれば、これに限らない。担持させる
触媒としては、白金、銀、銅、クロム、パラジウム、モ
リブデン等の金属、あるいは、これらの酸化物等が挙げ
られるが、その用途に応じて他の触媒を用いることの出
来ることは言うまでもない。
吸着部2は、セラミック質吸着材や活性炭等を有して
いて、無害化された物質や充分には無害化されていない
物質を空気中から吸着除去する。より具体的には、吸着
材としては、多孔質の、好ましくは無機物(加熱する場
合があるから)であり、例えば、アルミナ、リン酸ジル
コニウム、ゼオライト、活性炭、層状化合物、層間化合
物等が挙げられるが、これらに限定されるものではな
く、その用途、主要対象吸着物により適宜選択される。
粉塵除去部3は、たとえば、紙、フェルト、不織布、
ポリウレタンフォーム、ガラスファイバーなどからなる
シート状のものであって、空気中の粉塵やミスト等を濾
過除去する。
無害化部1は、その周囲に加熱機構11を有している。
この加熱機構11は、無害化部1を加熱して触媒等の作用
を活発化する。
空気は、図の矢印で示すように流れる間に、粉塵やミ
スト等を除去され、臭気成分等の有害成分を無害化され
吸着されて、清浄になって送り出される。
第2図に示されているように、空気浄化器のフィルタ
ー部に、無害化部1と吸着部2との間を空気が循環する
機構を設けておけば、空気浄化を必要としないときに、
この機構を作動させて、吸着部2に吸着されている物質
を無害化部1でさらに分解等して無害化することができ
る。この場合、吸着部2にも加熱機構21を設けておけ
ば、吸着物質の脱着を促進したり、吸着物質を焼却した
りすることができる。
以下に、この発明のより具体的な実施例を説明する。
−実施例1− 実施例1は、後述するこの発明の実施技術である実施
例2の前提となる空気浄化器の基本構成を示す。したが
って、実施例1そのものは、この発明の具体的実施例で
はない。
空気浄化器は、第1図に示したような構成にした。無
害化部1には、リボンヒータを巻き、触媒として耐熱性
ペロブスカイト触媒(ペロクリーンBBN6H015K−PV、松
下電器産業(株)製)を用いた。吸着部2は、粒状の無
機系吸着材(セラホワイト、第一稀元素化学工業(株)
製)をガラスクロスに詰めて用いた。粉塵除去部3は、
ポリウレタンフォームシートを用いた。無害化部1、吸
着部2および粉塵除去部3は、いずれも板状に形成し、
面と面が向かい合うようにして、それぞれの間に10mm程
度の空間を設けて、平行に並べた。
このような空気浄化器と、従来からある吸着フィルタ
ータイプの空気浄化器との消臭性能の比較を、次のよう
な官能テストで行った。
内容積2.5m3のアクリル樹脂製ボックス中で、フィル
ターなしの煙草(ピース)を3本燃焼させた。そして、
60分間空気浄化器を運転して、前記ボックス内の空気を
浄化したあと、ボックス内の空気の臭いを5人のテスタ
ーが嗅いでみた。
結果は、第1表のとおりであった。
−実施例2− 実施例1に用いた空気浄化器において、無害化部と吸
着部との間で空気を循環させる機構を内蔵させた。これ
に対して、実施例1と同様の官能テストを行った。その
後、内蔵した空気循環機構で空気を循環させて、20分後
に、再び同様の官能テストを行った。
結果は、第2表のとおりであった。
〔発明の効果〕 この発明にかかる空気浄化器は、フィルター部が、少
なくとも、有害成分を無害化する部分と吸着する部分の
2つを備えているため、悪臭成分のみならず、たばこの
有害成分や臭気成分を除去することができる等、各種の
有害成分に対応することができる。
しかも、フィルター部で、無害化部および吸着部を加
熱しながら、無害化部と吸着部との間で空気を循環させ
れば、吸着物質が付着して吸着機能が低下した吸着部の
機能を効率的に再生させることができる。
すなわち、吸着部を加熱しておくことで吸着部に強固
に吸着された吸着物質が吸着部を通過する循環空気へと
効率的に移行して吸着部から取り除かれ、ついで、循環
空気とともに無害化部に送られた吸着物質は加熱された
無害化部において効率的に無害化される。無害化部を通
過した循環空気には吸着物質は含まれず、再び吸着部に
送られて吸着物質の除去作用を果たす。
このような空気循環による再生作業によって、吸着部
が有する吸着機能を迅速に回復させることができ、空気
浄化機能を長期間にわたって良好に発揮させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例にかかる空気浄化器のフ
ィルター部の構成を示す説明図、第2図は、内蔵する循
環機構により無害化部と吸着部の間で空気の循環を行う
状態を示す説明図である。 1……無害化部、2……吸着部、3……粉塵除去部、1
1,21……加熱機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸本 隆 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 横川 弘 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−83028(JP,U) 特公 昭56−15935(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01D 53/86,53/34,53/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】臭気等の有害成分を除くフィルター部を備
    え、 このフィルター部が有害成分を無害化する無害化部と吸
    着する吸着部の少なくとも2つの部分から構成され、 フィルター部には、無害化部と吸着部との間で空気を循
    環させることのできる機構、ならびに、無害化部および
    吸着部を加熱する加熱機構を備えている 空気浄化器。
  2. 【請求項2】無害化部が無害化のための触媒を有してい
    る 請求項1に記載の空気浄化器。
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