JP2745551B2 - 脱臭材 - Google Patents

脱臭材

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JP2745551B2 JP63199555A JP19955588A JP2745551B2 JP 2745551 B2 JP2745551 B2 JP 2745551B2 JP 63199555 A JP63199555 A JP 63199555A JP 19955588 A JP19955588 A JP 19955588A JP 2745551 B2 JP2745551 B2 JP 2745551B2
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、脱臭材、詳しくは、空気中の悪臭を吸着す
るシート状の脱臭材に関する。
(従来の技術) 一般にシート状の脱臭材は、例えば特開昭62−253072
号公報に示されたごとく、活性炭素繊維糸を織布、不織
布またはペーパー状に加工して、脱臭シートを形成し、
この脱臭シートを通気性のある材料で被覆して使用して
いた。
(考案が解決しようとする課題) ところが、悪臭を吸着した使用済みの脱臭シートを再
生するためには、乾燥蒸気を吹き込んで脱臭シートに吸
着した悪臭を脱着する脱着器や、また脱着器により脱着
した脱着臭を燃焼処理する焼却炉を用いた再生装置が必
要であり、また再生するために人手がかかる問題があっ
た。
本発明は、従来のこのような問題に鑑みて発明したも
ので、その目的とするところは、使用済みの脱臭シート
を再生するために、人手を必要とする再生装置を使用す
ることなく、吸着した悪臭確実にを脱着して再生できる
と共に、悪臭を吸着したり脱着したりする吸着シートと
して、既存の吸着シートを用いることができ、全体とし
て簡単にかつ安価に構成するシート状の脱臭材を提供す
る点にある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の脱臭材は、織布
又は不織布或いはフィルム状とした活性炭素繊維を含む
悪臭ガスの吸着シート(3)を、形成すると共に、耐熱
性担体に触媒を担持させた触媒糸(1a)と導電材料を混
合した合成樹脂から成る細幅テープ状の発熱体(1b)と
を並列に多数並べて、耐熱性を有する織糸(1c)とによ
り織成シート(1)を形成して、この織成シート(1)
に、前記吸着シート(3)を重ね合わせているものであ
る。
また前記織成シート(1)と吸着シート(3)との間
に、電気絶縁性を有する絶縁シート(2)を介装するの
が好ましい。
(作用) 吸着シート(3)に含む活性炭素繊維により室内空気
の悪臭を吸着して、脱臭が行えるのであり、また、この
ようにして前記活性炭素繊維に悪臭を吸着した後は、細
幅テープ状の発熱体(1b)の発熱で前記活性炭素繊維及
び織成シート(1)の触媒糸(1a)を加熱することによ
り、前記活性炭素繊維から悪臭を脱着することができる
のである。しかも、脱着した悪臭は、加熱した前記触媒
糸(1a)による酸化反応により触媒燃焼して、消臭を行
なうのである。
また、吸着シート(3)に織成シート(1)を重ね合
わせて脱臭材を形成ものであるから、吸着シート(3)
として既存のものを用いることができるのであって、簡
単な構成で、シート状の脱臭材を簡単につくることがで
きる。
尚、前記吸着シート(3)と織成シート(1)との間
に絶縁シート(2)を介装して、前記吸着シート(3)
と前記織成シート(1)とを電気的に絶縁することによ
り、前記発熱体(1b)に流れる電流は、前記発熱体(1
b)から前記吸着シート(3)の活性炭素繊維に流れて
不均一に発熱させることなく、前記発熱体(3)の均一
な発熱により脱臭材全体を均一に加熱して、前記脱臭材
の全面に亙って均一な悪臭ガスの脱着及び消臭を行なう
ことができる。
(実施例) 本発明の一実施例を第1〜第3図に基づいて説明す
る。
第1図に示した脱臭材は、第2図に示す織成シート
(1)の両面に、ポリエステルシート又は織布から成る
通気性のある絶縁シート(2)を重ね合わせ、更にこの
絶縁シート(2)の外面に、織布又は不織布或いはフィ
ルム状とした活性炭素繊維を含む悪臭ガスの吸着シート
(3)を重ね合わせ、全体として5層の積層構造とした
ものである。
しかして、前記織成シート(1)は、第2図に示した
ように、例えばアルミナ、シリカ等からなる高温用耐火
性のセラミック繊維等の耐熱性担体に白金等の金属系触
媒を担持させた触媒糸(1a)と、細幅テープ状の発熱体
(1b)とを経糸として、これら触媒糸(1a)と細幅テー
プ状の発熱体(1b)とを互いに隣り合わせて並べ添わ
せ、ポリエステル、グラスウールあるいは前記セラミッ
ク繊維等耐熱性及び電気絶縁性のある織糸(1c)を緯糸
にして織成したものである。この織成シート(1)の両
端部には、電極(1d)(1d)を織り込み、これら電極
(1d)(1d)にリード線(1e)を接続して、前記発熱体
(1b)を発熱できるようにしている。尚、前記電極(1
d)(1d)は、第3図に示したように、多数のポリエス
テル繊維(1f)に極細リボン状の銅箔(1g)を螺旋状に
巻き付けて形成されている。また前記細幅テープ状の発
熱体(1b)は、カーボン、黒鉛を含有する、たとえば弗
化樹脂等の高分子材料によりシート状に形成して、細幅
テープに細断したものである。また、前記絶縁シート
(2)は、例えば、ポリエステル、グラスウールあるい
はアルミナ、シリカ等高温用耐熱繊維等絶縁性のあるも
のを用いてシート状に形成したものであり、また、前記
織成シート(1)に用いた前記織糸(1c)もまた、ポリ
エステル、グラスウールあるいは前記高温用耐熱繊維等
絶縁性のあるものを用いるのである 以上のように形成した脱臭材を用いるには、一側面を
開口して空気が流通できるようにした薄型箱状のケース
内に前記脱臭材を、前記ケースの開口部に対向して張設
することにより、脱臭器を構成するのであって、この脱
臭器は、例えば脱臭を必要とする室内の壁面や天井に取
付けたり、床面に設置して用いるのである。従って、以
上の如く室内に設ける場合、室内空気が自然対流により
前記ケース内に流入するのであって、室内空気の悪臭は
前記吸着シート(3)の活性炭素繊維に吸着され脱臭す
ることができるのである。また、このようにして前記活
性炭素繊維に悪臭を吸着した後に、前記織成シート
(1)における両側部に織り込んだ前記電極(1d)(1
d)に、前記リード線(1e)から電気を流して、前記発
熱体(1b)を発熱させて、前記活性炭素繊維及び前記触
媒糸(1a)を加熱することにより、前記活性炭素繊維か
ら悪臭を脱着することができる。しかも、脱着した悪臭
を、加熱した前記触媒糸(1a)による酸化反応により触
媒燃焼して、消臭をおこない、前記脱臭材は再生装置を
用いることなく、再び前記活性炭素繊維により悪臭を吸
着できるように再生できるのである。
また、前記発熱体(1b)を、導電材料を混合した合成
樹脂から成る細幅テープ状にしているから、各発熱体
(1b)は、全体に均一に発熱し、悪臭ガスの脱着及び消
臭を均一に行うことができる。
しかも織成シート(1)に吸着シート(3)を重ね合
わせて脱臭材を形成することにより、市販の吸着シート
(3)を用いて簡単に再生可能な脱臭材を安くつくるこ
とができるのである。
また、前記活性炭素繊維は、前記絶縁シート(2)に
より前記発熱体(1b)に接触していなく電気的に絶縁す
ることにより、前記電極(1d)(1d)への通電による再
生時に、前記電極(1d)(1d)から前記発熱体(1b)へ
流れる電流は、前記発熱体(1b)から前記活性炭素繊維
に流れて不均一に発熱させることなく、前記発熱体(1
b)により脱臭材全体を均一に加熱することになって、
前記脱臭材の全面に亙って均一な悪臭の脱着及び消臭を
行なうことができる。
尚、上記実施例の前記発熱体(1b)は、カーボン、黒
鉛を含有する、たとえば弗化樹脂等の高分子材料により
シート状に形成して、細幅テープに細断して細阻テープ
状に形成したが、たとえばカーボン、黒鉛を含有する弗
化樹脂の導電性材料等を塗料状にしてコーティングした
り、また銅又はニッケル等の導電性金属を鍍金したポリ
エステル繊維を用いて、前記発熱体(1b)を糸状に形成
してもよく、この場合、前記発熱体(1b)を糸状とする
ことにより、その配列ピッチを細かくできることになる
のであって、これら発熱体(1b)に発熱むらがたとえあ
っても、全体としてむらのない発熱を得ることができ、
均一な脱着及び消臭が可能となるなるのである。また、
前記織成シート(1)に用いた前記織糸(1c)は、ポリ
エステル、グラスウールあるいは前記高温用耐熱繊維等
絶縁性のあるものを用いるのであるか、緯糸には織成時
に強い張力が作用するので引張り強度の高い繊維を用い
るのが好ましい。
さらに、前記吸着シート(3)と前記織成シート
(1)との間に介装した前記絶縁シート(2)は、たと
えばポリエステル、グラスウールあるいはアルミナ、シ
リカ等からなる高温用耐火性のセラミック繊維等耐熱性
及び電気絶縁性を有するものを用い、織不、不織布にし
て通気性をよくし、触媒糸(1a)と前記吸着シート
(3)の活性炭素繊維から脱着する悪臭との接触を促す
ことにより脱臭を促進するのが好ましく、ナイロンタフ
タを用いてもよい。
上記実施例では、前記織成シート(1)の両面に、絶
縁シート(2)の重ね合わせ、更にこの絶縁シート
(2)の外面に、前記吸着シート(3)を重ね合わせ、
全体として5層の積層構造としたが、前記織成シート
(1)の片面に、絶縁シート(2)を重ね合わせ、更に
この絶縁シート(2)の外面に、前記吸着シート(3)
を重ね合わせ、全体として3層としてもよいし、また5
層の積層構造とする場合、吸着シート(3)を中心に配
置してその両側に絶縁シート(2)を介して織成シート
(1)を重ね合わせてもよい。
また前記電極(1d)(1d)を前記織成シート(1)と
一体に織り込んだが、前記織成シート(1)と別に形成
して、前記織成シート(1)に取り付けるようにしても
よい。
(発明の効果) 以上のごとく、本発明の脱臭材によれば、吸着シート
(3)に含む活性炭素繊維により、例えば室内空気の悪
臭を吸着して、前記室内空気の脱臭が行えるのであり、
またこのようにして前記活性炭素繊維に吸着した後は、
通電により、織成シート(1)の発熱体(1b)を発熱さ
せて、前記活性炭素繊維及び触媒糸(1a)を加熱するこ
とにより、前記活性炭素繊維から悪臭を脱着することが
できるのである。しかも、脱着した悪臭は、加熱した前
記触媒糸(1a)による酸化反応により触媒燃焼して、消
臭を行うのであって、脱臭材は、再生装置を用いること
なく、再び活性炭素繊維により悪臭を吸着できるように
再生することができるのである。
その上織成シート(1)に吸着シート(3)を重ね合
わせて脱臭材を形成するものであるから、吸着シート
(3)は、既存のものが用いられるのであって、既存の
ものを用いて簡単再生可能なシート状の脱臭材をつくる
ことができる。
尚、前記織成シート(1)と吸着シート(3)との間
に絶縁シート(2)を介装して、前記織成シート(1)
の発熱体(1b)と前記吸着シート(3)の活性炭素繊維
とを電気的に絶縁することにより、前記発熱体(1b)に
流れる電流は、前記織成シート(1)から前記吸着シー
ト(3)の活性炭素繊維に流れて不均一に発熱させるこ
となく、前記発熱体(1b)を均一に発熱させ、前記織成
シート(1)の均一な発熱により脱臭材全体を均一に加
熱して、前記脱臭材の全面に亙って均一な悪臭ガスの脱
着及び消臭を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかかる脱臭材の断面図、第2図は、
織成シートの説明図、第3図は、電極の斜視図である。 (1)……織成シート (1a)……触媒糸 (1b)……発熱体 (1c)……織糸 (2)……絶縁シート (3)……吸着シート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織布又は不織布或いはフィルム状とした活
    性炭素繊維を含む悪臭ガスの吸着シート(3)を、形成
    すると共に、耐熱性担体に触媒を担持させた触媒糸(1
    a)と導電材料を混合した合成樹脂から成る細幅テープ
    状の発熱体(1b)とを並列に多数並べて、耐熱性を有す
    る織糸(1c)とにより織成シート(1)を形成して、こ
    の織成シート(1)に、前記吸着シート(3)を重ね合
    わせていることを特徴とする脱臭材。
  2. 【請求項2】織成シート(1)と吸着シート(3)との
    間に、電気絶縁性を有する絶縁シート(2)を介装して
    いる請求項1記載の脱臭材。
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