JPH0642438U - 自動車の内装構造 - Google Patents

自動車の内装構造

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JPH0642438U
JPH0642438U JP8465792U JP8465792U JPH0642438U JP H0642438 U JPH0642438 U JP H0642438U JP 8465792 U JP8465792 U JP 8465792U JP 8465792 U JP8465792 U JP 8465792U JP H0642438 U JPH0642438 U JP H0642438U
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JP
Japan
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mating
interior
door trim
width
instrument panel
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Pending
Application number
JP8465792U
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English (en)
Inventor
一郎 正守
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のドアトリムとインスツルメントパネ
ルとの合わせ部分が目立たなくすることによって、車室
内装の品質感を向上させる。 【構成】 ドアトリム3とインスツルメントパネル2と
の合わせ面12,13を所定の隙間14を置いて対向さ
せ、ドアトリム3における合わせ面角部に、離れている
側のシートに対して斜めに対面する面取り部15を形成
し、インスツルメントパネル2における合わせ面角部1
6を面取り部15の合わせ面先端側の側縁部15aの近
傍に位置させ、かつ上記離れている側のシート方向から
合わせ部分を見た面取り部15の見掛け上の対面幅L2
と、近い側のシート方向から見た合わせ部分の見掛け上
の隙間幅L1とがほぼ合致するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の内装構造に関し、さらに詳しくは、左右のシートのいずれ かの側に偏った箇所で、2つの内装材を合わせる場合の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の内装材の配設構造として、たとえば特開昭62−268731号公報 には、ドアのインナパネルに取り付けられたドアトリムとインスツルメントパネ ルとを、ドアを閉じたときに両者の端部が合うようにすることによって、ドアト リムとインスツルメントパネルとの車室側面が連続するような形をとらせて見栄 えを向上させる技術が開示されている。
【0003】 ところで、上記のようなドアトリムやインスツルメントパネルのような異なる 部位に使用する2つの内装材を合わせ状態で配設する場合、図5に示すようにこ れらの内装材A,Bの合わせ側端部に、車室外側に折り曲げられた合わせ面a, bを形成し、これらの合わせ面a,bを若干の隙間Cをおいて対向させて配設さ せることになる。
【0004】 ところが、上記の両内装材A,Bが同材質で、かつ同色とされていても、成形 条件の相違や、外光の反射具合等によって色合いが微妙に異なるため、この色合 いの変化によって両内装材の合わせ部分(継ぎ目部分)が目立ち、内装の高品質 感が低下する虞れがあった。
【0005】 このため、図6に示すように両内装材A,Bの端部に合わせ面a,bを折り曲 げ形成するときに、該合わせ面a,bの折り曲げ角部を曲面D,Dに形成して両 合わせ面間の隙間Cが内奥側にむかって次第に狭くなるようにして、合わせ部分 の色合いの変化をぼかすことが行われている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の内装材A,Bの合わせ部分が車体のセンタライン位置のよう な左右のシートの間に設けられている場合は、図6の構造は有効となるが、該合 わせ部分が上記のドアトリムとインスツルメントパネルとの合わせ部分のように 左右のシートのいずれか側に偏って設けられると、ドライバ側シート(または助 手側シート)に座っている乗員が自分側のドアにおける合わせ部分を見る角度と 、助手側シート(またはドライバ側シート)のドアにおける合わせ部分を見る角 度とが相違することになって、該相違によって合わせ部分の見掛け上の隙間幅L 3とL4とに違いが生じ、図7と図8に示すように間隔L3の両端と、間隔L4 の両端との明度の変化率が相違して、車体右側の合わせ部と左側の合わせ部との 色合いの相違が目立ち、内装の高品質感が損なわれる虞れがある。
【0007】 そこで本考案は、2つの内装材が左右のシートのいずれか側に偏った位置で合 わせられるものにおいて、左右シートのいずれか側から見ても、合わせ部分の見 掛け上の隙間幅がほぼ同じとなって該合わせ部分を見た際の色合いの相違が目立 ちにくい内装構造の提供を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
即ち本考案は、端部に車室外側に折り曲げられた合わせ面を有する内装材同士 の合わせ部が、左右のシートのいずれか一方側のシートに偏った位置に配置され 、かつその合わせ部で互いの合わせ面が所定の隙間をおいて対向されている自動 車の内装構造であって、上記両内装材のうち、他方側のシートよりも離れている 内装材における上記合わせ面の車室内側の角部に面取り部が形成され、この面取 り部が、上記他方側シート方向から見た面取り部の見掛け上の対面幅と、上記面 取り部を含む合わせ部分を上記一方側シート方向から見た場合の見掛け上の隙間 幅とがほぼ合致するように設けられていることを特徴とする。
【0009】
【作用】
上記の構成によれば、一方の内装材の合わせ面に面取り部が形成されることに よって、他方側シート方向から見た面取り部の見掛け上の対面幅と、一方側シー ト方向から見た見掛け上の隙間幅とがほぼ同一とされるから、上記対面幅および 隙間幅の各両端間の明度の変化率がほぼ等しくなって、色合いの相違が目立たな くなる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
【0011】 図1および図2に示す実施例は、自動車1のインスツルメントパネル2とドア トリム3との合わせ部の内装構造を示し、車室4の中央に設けられたシフトレバ ー5、およびその後方に位置するコンソールボックス6を挟んでドライバ側シー ト7と助手側シート8とが左右に配置されると共に、車体の左右にフロントドア 9,9がそれぞれヒンジ10を中心として開閉可能に取り付けられている。
【0012】 また、上記フロントドア9,9のインナパネル11の車室側面に周知の方法に よって上記のドアトリム3が装着され、フロントドア9を閉じた際に、該ドアト リム3の車体前方側端部がインスツルメントパネル2の左右両端に合わせられて 、車室内からこの合わせ部分を見た場合に、ドアトリム3とインスツルメントパ ネル2との各車室側面がほぼ連続する状態で見えるようになされている。
【0013】 その場合、ドアトリム3とインスツルメントパネル2の合わせ側端部には、図 2に示すように車室外側に折り曲げられた折り曲げ部によって合わせ面12,1 3がそれぞれ形成され、フロントドア9を閉じたとき、両者の合わせ面12,1 3が若干の隙間14をおいて対向されるように構成されると共に、ドアトリム3 の上記合わせ面13の角部に、助手側フロントドア9のドアトリム3においては ドライバ側シート7に対して斜めに向いた面取り部15が、またドライバ側フロ ントドア9のドアトリム3には助手側シート8に対して斜めに向いた面取り部1 5がそれぞれ形成され、さらにインスツルメントパネル2の合わせ面12の角部 16が、各面取り部15の先端側の側縁部15aの近傍に位置される。加えて、 ドアトリム3とインスツルメントパネル2との合わせ部分のうち、図2に示す助 手側合わせ部分においては、該合わせ部分を助手側シート8に座した乗員が図1 の矢印X1方向で見たときの見掛け上の隙間幅L1が、ドライバ側シート7に座 したドライバが図1に示す矢印X2方向で見た合わせ部分の見掛け上の対面幅L 2とがほぼ一致するように、面取り部15の幅および角度、ならびにインスツル メント2側の合わせ面角部16の位置が設定され、同様に、ドライバ側合わせ部 分においては、該合わせ部分をドライバ側シート7に座した乗員が見たときの見 掛け上の隙間幅L1が、助手側シート8に座した乗員が見た合わせ部分の見掛け 上の対面幅L2とがほぼ一致するように、面取り部15の幅および角度、ならび にインスツルメント2側の合わせ面角部16の位置が設定される。
【0014】 このような構成によれば、左右のフロントドア9,9のそれぞれドアトリム3 とインスツルメントパネル2との合わせ部分を、たとえばドライバが見たとき、 自分のドア側の合わせ部分(図1でいえば、車体右側の合わせ部分)おける見掛 け上の隙間幅L1と、助手側シート8のドア側の合わせ部分(図1でいえば、車 体左側の合わせ部分)を見たときの見掛け上の対面幅L2とに差がなくなるので (これは助手側シート8に座った乗員が左右のフロントドア9,9のそれぞれの 合わせ部を見たときも同じ)、図3および図4に示すように隙間幅L1の両端間 の明度の変化率と、対面幅L2の両端間の明度の変化率とがほぼ等しくなる。そ して、このように左右の合わせ部分が同一の幅の間で明度が変化するから左右の 合わせ部分の色合いの相違が目立たなくなり、車室内装の高品質感が損なわれな くなる。また、隙間幅L1と対面幅L2とがほぼ等しくなることにより、視覚上 の違和感も生じなくなる。
【0015】 なお、上記の実施例はドアトリム3とインスツルメントパネル2との合わせ部 分を例にとっているが、これに限定されるものではなく、左右シート7,8から 見た場合に違和感を感ずるような車室内における部位の内装材同士の合わせ部分 に適用できるものである。
【0016】
【考案の効果】
以上の記載によって明かなように、本考案によれば、一方の内装材の合わせ面 に面取り部が形成されることによって、他方側シート方向から見た面取り部の見 掛け上の対面幅と、一方側シート方向から見た見掛け上の隙間幅とがほぼ同一と されるから、上記対面幅および隙間幅の各両端間の明度の変化率がほぼ等しくな って、色合いの相違が目立たなくなり、内装の高品質感を損なうことがなくなる と共に、上記の両幅の相違による視覚上の違和感もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る自動車の内装構造を示す概略
図。
【図2】 図1における内装材合わせ部分の拡大断面
図。
【図3】 図1の矢印X1方向から合わせ部分を見た
場合の明度変化を示す図。
【図4】 図1の矢印X2方向から合わせ部分を見た
場合の明度変化を示す図。
【図5】 一般的な内装材合わせ構造を示す断面図。
【図6】 図5の構造の欠点を改良した従来例を示す
断面図。
【図7】 図6における隙間幅L3における明度変化
を示す図。
【図8】 図6における隙間幅L4における明度変化
を示す図。
【符号の説明】
1 自動車 2 インスツルメントパネル 3 ドアトリム 4 車室 7 ドライバ側シート 8 助手側シート 12,13 合わせ面 14 隙間 15 面取り部 16 合わせ面角部 L1 隙間幅 L2 対面幅

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に車室外側に折り曲げられた合わせ
    面を有する内装材同士の合わせ部が、左右のシートのい
    ずれか一方側のシートに偏った位置に配置され、かつそ
    の合わせ部で互いの合わせ面が所定の隙間をおいて対向
    されている自動車の内装構造であって、上記両内装材の
    うち、他方側のシートよりも離れている内装材における
    上記合わせ面の車室内側の角部に面取り部が形成され、
    この面取り部が、上記他方側シート方向から見た面取り
    部の見掛け上の対面幅と、上記面取り部を含む合わせ部
    分を上記一方側シート方向から見た場合の見掛け上の隙
    間幅とがほぼ合致するように設けられていることを特徴
    とする自動車の内装構造。
JP8465792U 1992-11-13 1992-11-13 自動車の内装構造 Pending JPH0642438U (ja)

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JP8465792U JPH0642438U (ja) 1992-11-13 1992-11-13 自動車の内装構造

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JP8465792U JPH0642438U (ja) 1992-11-13 1992-11-13 自動車の内装構造

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JPH0642438U true JPH0642438U (ja) 1994-06-07

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ID=13836796

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JP8465792U Pending JPH0642438U (ja) 1992-11-13 1992-11-13 自動車の内装構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006297794A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Daikyoo Nishikawa Kk 表皮一体内装品
JP2020050023A (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 本田技研工業株式会社 車体前部構造

Cited By (3)

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JP2006297794A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Daikyoo Nishikawa Kk 表皮一体内装品
JP4637637B2 (ja) * 2005-04-21 2011-02-23 ダイキョーニシカワ株式会社 表皮一体内装品
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