JPH0642355U - 貨物自動車の荷台屋根開閉装置 - Google Patents

貨物自動車の荷台屋根開閉装置

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JPH0642355U
JPH0642355U JP8472792U JP8472792U JPH0642355U JP H0642355 U JPH0642355 U JP H0642355U JP 8472792 U JP8472792 U JP 8472792U JP 8472792 U JP8472792 U JP 8472792U JP H0642355 U JPH0642355 U JP H0642355U
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JP
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frame
rollover
roof
cargo
open
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Application number
JP8472792U
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English (en)
Inventor
政義 木村
Original Assignee
山田車体工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷台の両側より貨物の積み込み、積み下ろし
を可能とし、クレーンなどによる荷台上方よりの荷役も
効率的に実行可能とする。 【構成】 前部枠及び後部枠3の上辺部の一端側に回動
自在にそれぞれ取り付けられた横転フレーム12と、横
転フレーム12を開閉駆動する第1のシリンダ14と、
前記横転フレーム12の中央部を開閉支点としていて荷
台1の上面及び側面を覆う断面が略L字形の屋根5A,
5Bと、該屋根を開閉駆動する第2のシリンダ26とを
備え、クレーン作業時は横転フレーム12を回動させて
荷台上方を開放する構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、貨物自動車の荷台屋根開閉装置に係り、とくに荷台の両側より貨物 の積み込み、積み下ろしが可能でしかも荷台屋根を全開してクレーンなどによる 荷台上方よりの荷役も可能な貨物自動車の荷台屋根開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図9に示すごとく、荷台屋根部分を開閉自在とし、これらを油圧シリン ダで直接駆動する構造が提案されている。この図において、貨物自動車の荷台1 は、前部枠2、後部枠3、両者の上辺中央部を支持連結する支持材4、及びこの 支持材4に開閉自在に枢着される断面略L字形の屋根5A,5Bとからなる。そ して、前記前部枠2及び後部枠3と、屋根5A,5Bとの間に油圧シリンダ6A, 6Bが起伏自在にそれぞれ直接連結される。なお、7はサイドゲートである。屋 根5A,5Bの開閉は、油圧シリンダ6A,6Bを作動させてそのピストンロッド を突き出しあるいは引込めることにより行なわれる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記の構造であると、屋根5A,5Bの開閉角度は、90度より小 さく、クレーンなどによる荷台1の上方よりの荷役が困難となる欠点があった。 また、フォークリフトによる背の高い貨物の荷役も屋根5A,5B及び支持材4 の存在が邪魔になり、円滑に実行しずらい欠点があった。
【0004】 本考案は、上記の点に鑑み、荷台の両側より貨物の積み込み、積み下ろしが可 能でしかもクレーンなどによる荷台上方よりの荷役も効率的に実行可能な貨物自 動車の荷台屋根開閉装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の貨物自動車の荷台屋根開閉装置は、荷台 の前部枠及び後部枠の上辺部の一端側に回動自在にそれぞれ取り付けられた前部 横転フレーム及び後部横転フレームと、前記前部横転フレームと前記前部枠との 間又は前記後部横転フレームと前記後部枠との間に設けられていて前記前部又は 後部横転フレームを開閉駆動する第1のシリンダと、前記前部及び後部横転フレ ームの中央部を開閉支点としていて前記荷台の上面及び側面を覆う断面が略L字 形の屋根と、該屋根を開閉駆動する第2のシリンダとを備えた構成としている。
【0006】
【作用】
本考案の貨物自動車の荷台屋根開閉装置は、荷台の前部枠及び後部枠の上辺部 に前部及び後部横転フレームが載置状態で、かつ左右の略L字形の屋根が閉じて いるときは、貨物自動車の荷台の上面及び側面は覆われた状態となって箱型車体 と同等に機能し、風雨から貨物を保護することができる。また、荷台の前部枠及 び後部枠の上辺部に前部及び後部横転フレームを載置状態とし、かつ左右の略L 字形の屋根を第2のシリンダで開けた状態としたときは、荷台の側面が開放とな り、荷台両側からフォークリフトによる貨物の積み込み、積み下ろしが可能であ る。さらに、第1のシリンダで前部枠及び後部枠に対し前部及び後部の横転フレ ームを垂直近くにまで傾け、かつ左右の屋根も第2のシリンダで開いておけば、 荷台上面が開放となり、クレーンにより大型貨物を荷台上に移載したり、大型貨 物を地上に下ろす作業を効果的に実行できる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案に係る貨物自動車の荷台屋根開閉装置の実施例を図面に従って説 明する。
【0008】 図1乃至図3において、貨物自動車の荷台1が有する前部枠2及び後部枠3の 上辺部の左端には、横転フレーム取付ブラケット10が配設される(前部枠2及 び後部枠3の配置は図9と同様でよい。)。すなわち、図2の如く、該横転フレ ーム取付ブラケット10は前部枠2及び後部枠3の上辺部左端の底面部分に固着 されている。そして、前記ブラケット10の上端部にヒンジピン11を支点とし て回動する如く横転フレーム12(図2の如く開閉支持材15上に横転フレーム 本体21を固定したもの)が枢着されている。図3の如く、前部枠2に取り付け られた前部の横転フレーム12と、後部枠3に取り付けられた後部の横転フレー ム12の中央部同士は角パイプ状支持材4で相互に連結され、一体的に回動する ようになっている。前記横転フレーム取付ブラケット10の右下端部にはピン1 3で横転フレーム駆動用複動油圧シリンダ14の本体部分が起伏自在に枢着され 、横転フレーム12の開閉用支持材15に固着されたブラケット16に前記シリ ンダ14のピストンロッドの先端がピン17で連結されている。なお、前部枠2 及び後部枠3の上辺部における底面部分の右側には緩衝ストッパ18及び位置合 わせ穴部19を有する位置合わせ部材20が固定されている。緩衝ストッパ18 の頭部18Aは弾性を有している。なお、図1に示すように、後部枠3には観音 開き式の後部扉30A,30Bがそれぞれヒンジ31で取り付けられている。
【0009】 前記横転フレーム12は開閉用支持材15上に横転フレーム本体21を載置固 定したものであり、図2の如く開閉用支持材15の下面には前記位置合わせ部材 20の穴部19に嵌合する位置合わせボス22が固着されている。図3の如く横 転フレーム本体21の中央部に固着された角パイプ状支持材4の両側にはヒンジ 23を介し断面が略L字形の屋根5A,5Bが開閉自在に取り付けられている。 すなわち、屋根5A,5Bは前記前部及び後部横転フレーム12の中央部が開閉 支点となるように取り付けられている。横転フレーム本体21の底面部分の前記 支持材4寄り位置にはシリンダブラケット24が固定され、屋根5Bの水平部の 下面にルーフチルトブラケット25が固定されている。そして、シリンダブラケ ット24に屋根チルト用複動油圧シリンダ26の本体部分がピン27で起伏自在 に取り付けられ、チルト用油圧シリンダ26のピストンロッドの先端部はルーフ チルトブラケット25にピン28で枢着されている。なお、図3では図示を省略 したが、屋根5A側にも同様の機構が設けられる。
【0010】 以上の実施例の構成において、横転フレーム駆動用複動油圧シリンダ14及び 屋根チルト用複動油圧シリンダ26の両方共に縮動状態にあるとき、図1の実線 及び図4のように、横転フレーム12は後部枠3(及び前部枠2)の上辺部上に 載置状態であり、図2の位置合わせボス22が位置合わせ穴部19に嵌合してい る。また、断面が略L字形の屋根5A,5Bは閉じた状態で荷台1の上面及び側 面は屋根5A,5Bで覆われ、箱型車体と同等に機能する。すなわち、荷台上の 貨物を風雨から守ることができる。
【0011】 両方の屋根5A,5Bに対応する屋根チルト用複動油圧シリンダ26を伸動さ せれば、図3の仮想線及び図5のように、横転フレーム12はそのままで、両方 の屋根5A,5Bを90度近くにまで回動させて開くことができる。この場合、 荷台1の左右側面からもフォークリフト等を用いた荷役作業を効率的に実行でき る。なお、状況に応じて左右いずれかの屋根のみを開く動作も可能である。
【0012】 両方の屋根5A,5Bに対応する屋根チルト用複動油圧シリンダ26を伸動さ せ、かつ横転フレーム駆動用複動油圧シリンダ14を伸動させれば、図2の仮想 線のように横転フレーム12が有する開閉用支持材15を90度近くにまで回動 させることができ、横転フレーム12は図1の仮想線及び図6のように、開いて 荷台1の上方を開放する。この結果、クレーンによる長尺貨物、大型貨物、重量 物等の荷役を効率的に実行できる。また、背高貨物のフォークリフトによる荷役 作業やコイル専用フォークリフトの荷役作業も円滑に実行できる。
【0013】 なお、図7のように、左側の略L字形の屋根5Aのみを開いた状態で横転フレ ーム12を回動させれば、右側の略L字形の屋根5Bは高い位置の屋根として機 能し、両方の屋根が枢着された角パイプ状の支持材4が荷台上方から側方に移動 するため、背高貨物のフォークリフトによる荷役作業やコイル専用フォークリフ トの荷役作業を円滑に実行できる。
【0014】 なお、左側屋根5Aの開き検出用のリミットスイッチを設け、左側屋根5Aが 開いている状態でないと横転フレーム駆動用複動油圧シリンダ14が作動できな いように設定する。
【0015】 また、横転フレーム駆動用複動油圧シリンダ14は、前部枠2又は後部枠3の 上辺部のいずれか一方のみに配設する構成でもよく、屋根チルト用複動油圧シリ ンダ26も前後いずれかの横転フレーム12に一対設ける構成とすることが可能 である。
【0016】 さらに、上記実施例では、横転フレーム12の回動中心が図1の左側である場 合を例示したが、横転フレーム12の回動中心を右側とすることも可能である。
【0017】 図8は本考案の他の実施例であって、前部及び後部の横転フレーム12に対す る略L字形の屋根5A,5Bの取り付け構造の変形例を示す。この場合、前後の 横転フレーム12を連結する支持材4は無く、その代わりに横転フレーム12の 中央部に屋根5A,5Bを枢支するためのブラケット35が固定されている。そ して、ブラケット35の左右上部にヒンジピン36によって屋根5A,5Bが開 閉自在にそれぞれ枢支されている。ブラケット35の右下部と屋根5B下面に固 定されたブラケット25との間には屋根チルト用複動油圧シリンダ26が配設さ れている。なお、図示は省略したが屋根5Aに対する屋根チルト用複動油圧シリ ンダ26の取り付けも同様に行われる。また、横転フレーム12を駆動する機構 部分は前述の実施例と同じである。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の貨物自動車の荷台屋根開閉装置によれば、箱型 車体の機能と平ボデーの汎用性とを兼ね備えた貨物自動車を構成でき、荷台側方 よりの背高貨物のフォークリフト作業を効率的に実行できるとともに、荷台上方 よりの長尺乃至大型貨物のクレーン作業を効率的に実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る貨物自動車の荷台屋根開閉装置の
実施例であって貨物自動車の後部側よりみた正面図であ
る。
【図2】実施例における前部枠及び後部枠の上辺部の構
成を示す正断面図である。
【図3】実施例における横転フレーム部分の構成を示す
正断面図である。
【図4】横転フレームが前部枠及び後部枠の上辺部上に
載置状態となっていて左右の屋根が閉じている状態を示
す説明図である。
【図5】横転フレームが前部枠及び後部枠の上辺部上に
載置状態となっているが、左右の屋根は開いている状態
を示す説明図である。
【図6】横転フレームが回動しかつ左右の屋根が開いて
いる状態を示す説明図である。
【図7】横転フレームが回動しかつ左側の屋根のみが開
いている状態を示す説明図である。
【図8】本考案の他の実施例であって横転フレームに対
する屋根の取り付け構造の変形例を示す正断面図であ
る。
【図9】従来の貨物自動車の荷台屋根開閉装置を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 荷台 2 前部枠 3 後部枠 4 支持材 5A,5B 屋根 12 横転フレーム 14 横転フレーム駆動用複動油圧シリンダ 15 開閉用支持材 21 横転フレーム本体 26 屋根チルト用複動油圧シリンダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台の前部枠及び後部枠の上辺部の一端
    側に回動自在にそれぞれ取り付けられた前部横転フレー
    ム及び後部横転フレームと、前記前部横転フレームと前
    記前部枠との間又は前記後部横転フレームと前記後部枠
    との間に設けられていて前記前部又は後部横転フレーム
    を開閉駆動する第1のシリンダと、前記前部及び後部横
    転フレームの中央部を開閉支点としていて前記荷台の上
    面及び側面を覆う断面が略L字形の屋根と、該屋根を開
    閉駆動する第2のシリンダとを備えたことを特徴とする
    貨物自動車の荷台屋根開閉装置。
JP8472792U 1992-11-16 1992-11-16 貨物自動車の荷台屋根開閉装置 Pending JPH0642355U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010070064A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Eiwa Jidosha:Kk 貨物車輌の荷台構造

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JPH0335617U (ja) * 1989-08-18 1991-04-08

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