JPH0335617Y2 - - Google Patents

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JPH0335617Y2
JPH0335617Y2 JP19172086U JP19172086U JPH0335617Y2 JP H0335617 Y2 JPH0335617 Y2 JP H0335617Y2 JP 19172086 U JP19172086 U JP 19172086U JP 19172086 U JP19172086 U JP 19172086U JP H0335617 Y2 JPH0335617 Y2 JP H0335617Y2
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arm
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wall
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JP19172086U
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  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、貨物自動車の荷物積載空間の上方
及び側方を区画している屋根パネルの開閉装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
貨物自動車の屋根開閉装置の従来例について第
5図において説明すると、貨物自動車10の支軸
12は、荷台14の前後の端に立設される前壁及
び後壁の上部に両端を固定され、荷台の左右方向
中心の位置において貨物自動車10の前後方向へ
延びている。L形屋根パネル16a,16bは、
荷物積載空間18の上方及び側方を覆い可能であ
り、支軸12の両側に枢着されている。屋根開閉
油圧シリンダ20a,20bは、支軸12の両側
にそれぞれ配設され、基端側を前壁又は後壁に回
動可能に結合され、シリンダのピストンロツドの
先端をそれぞれL形屋根パネル16a,16bの
コーナ部に回動可能に結合されている。
従来の屋根開閉装置では、このように左右に対
称な構造を有し、屋根開閉油圧シリンダ20a,
20bの伸長によりL形屋根パネル16a,16
bが支軸12側の枢着部の周りを約90゜回動し、
荷物積載空間18の側方を開いている。そして、
フオークリフトにより荷台14の側方から荷台1
4へ荷物を出し入れしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の屋根開閉装置では、荷台14の側方にフ
オークリフトが通れる作業スペースがある場合に
は、荷物の出し入れに関して何も支障はない。し
かし、そのようなスペースがなく、荷物の重量が
重く、したがつてクレーンを利用する必要がある
場合、従来の屋根開閉装置では、L形屋根パネル
16a,16bが開いたとき、L形屋根パネル1
6a,16bが荷物積載空間18の上方に位置
し、クレーンを利用して上方より荷物を荷台14
へ出し入れするときに支障となる。
この考案の目的は、クレーン等を利用して荷物
積載空間の上方から支障なく荷台へ荷物を出し入
れすることができる屋根開閉装置を提供すること
である。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案による貨物自動車の屋根開閉装置は、
荷台の前後の端に立設される前壁及び後壁と、こ
の前壁及び後壁の上辺に沿つてそれぞれ配設され
一端において荷台の左右方向に関して前壁及び後
壁の一方の端部に回動可能に結合しているアーム
と、荷台の左右方向ほぼ中心の位置において両端
をアームに固定され荷台の前後方向へ延びる支軸
と、この支軸の両側に配設されるとともに支軸に
枢着され荷物積載空間の上方及び側方を区画する
L形屋根パネルと、このL形屋根パネルをアーム
に対して回動させるパネル用シリンダと、アーム
を前壁及び後壁に対して回動させるアーム用シリ
ンダとを有してなる。
〔作用〕
貨物自動車の荷台の側方にフオークリフトが通
る十分な作業スペースがなく、クレーン等を利用
し、荷物積載空間の上方より荷物を荷台へ出し入
れするときは、第一段階として、パネル用シリン
ダを伸長させる。これにより、両L形屋根パネル
は、支軸との枢着点の周りを上方へ回動し、荷物
積載空間の側方を開き、荷物積載空間の上方の位
置になる。次に、第二段階として、アーム用シリ
ンダが伸長し、アームは、それと前壁及び後壁と
の回動結合点の周りを上方へ回動し、ほぼ垂直位
置になる。アームがほぼ垂直位置になることによ
り、両L形屋根パネルは荷物積載空間の上方から
一方の側へ偏倚した位置になり、荷物積載空間の
上方はL形屋根パネルのない、開放された状態に
なる。こうして、クレーン等を利用して、荷物積
載空間の上方より荷台へ荷物の出し入れを行な
う。
貨物自動車の荷台の側方にフオークリフトが通
る十分なスペースがあるときは、前述の第二段階
は省略され、第一段階のみが実施される。第一段
階の終了後においてL形屋根パネルは荷物積載空
間の側方を開放しているので、荷物は荷物積載空
間の側方を介して荷台へ出し入れされる。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例について説明す
る。
第4図は実施例に係る屋根開閉装置を具備する
貨物自動車の概略的な平面図であり、荷台14の
前後の端にはそれぞれ前壁22及び後壁24が立
設されている。屋根開閉装置は前壁22及び後壁
24のそれぞれに設けられている。
第1図は貨物自動車10の後方から屋根開閉装
置を示す図、第2図は後壁24をその上方から見
た図、第3図は第1図の−線に沿う断面図で
ある。アーム26は、前壁22及び後壁24のそ
れぞれの上部に配置され、前壁22及び後壁24
の幅にほぼ等しい長さを持ち、荷台4の左右方向
に関して一方の側の、前壁22及び後壁24の上
辺端部に、一端においてピン28を介して回動可
能に結合している。支軸12は、アーム26が前
壁22及び後壁24の上辺に沿う位置にあると
き、すなわちアーム26の水平位置では、荷台1
4の左右方向ほぼ中心の位置となるように、両端
において前壁22側及び後壁24側のアーム26
にそれぞれブラケツト30を介して固定され、荷
台14の前後方向へ延びている。L形屋根パネル
32a,32bは、支軸12の両側にそれぞれ配
設され、アーム26の水平位置では荷物積載空間
18の側方及び上方を区画し、それぞれヒンジ3
4a,34bを介して支軸12の両側縁に枢着さ
れている。
アーム用シリンダ36は、基端側においては荷
台14の左右方向中心よりピン28の方へ偏倚し
た位置で前壁22及び後壁24の上辺部に回動可
能に結合し、先端側においてはアーム26の長さ
方向ほぼ中心に回動可能に結合している。パネル
用油圧シリンダ38a,38bは、支軸12に対
して互いに対称に配置され、基端側においては支
軸12の両側でアーム26に固定されているブラ
ケツト40a,40bに回動可能に結合し、先端
側においてはL形屋根パネル32a,32bのコ
ーナ部の前後の端部に固定されているブラケツト
42a,42bに回動可能に結合されている。
第4図に示されるように、帯状の防水シート4
4は、支軸12とL形屋根パネル32a,32b
との境界部の上側を覆うように両側縁をL形屋根
パネル32a,32bに固定され、その境界部の
隙間から荷物積載空間18内へ雨水等が侵入する
のを阻止する。
実施例の作用について説明する。
荷台14の側方にフオークリフト等が通るスペ
ースがあり、フオークリフト等を利用して、荷台
14の側方より荷台14へ荷物の出し入れが可能
であるときは、パネル用油圧シリンダ38a,3
8bを伸長する。これにより、L形屋根パネル3
2a,32bはヒンジ34a,34bの周りを上
方へ回動し、荷物積載空間18の側方は開放状態
になる。こうして、荷物積載空間18の側方を介
して荷台14へ荷物を出し入れする。
荷台14の側方にフオークリフト等が通る作業
スペースがなく、クレーン等を利用して、荷物積
載空間18の上方より荷台14へ荷物を出し入れ
する必要のあるときは、前述のパネル用油圧シリ
ンダ38a,38bの伸長の後に第二段階とし
て、アーム用油圧シリンダ36を伸長させる。こ
れにより、アーム26は、前壁22及び後壁24
との結合点の周りを上方へ回動し、第1図に実線
で示されているようなほぼ垂直位置になる。した
がつて、L形屋根パネル32a,32bは荷台1
4の上方より荷台14の側方へ変位し、荷物積載
空間18の上方は開放状態になる。こうして、ク
レーンによる荷役が可能となり、クレーンのフツ
クに荷物が引つ掛けられ、そのフツクを上下動さ
せることにより、荷物積載空間18の上方を介し
て荷物が荷台14へ出し入れされる。
荷台14への荷物の出し入れ終了後は、アーム
用油圧シリンダ36及びパネル用油圧シリンダ3
8a,38bがともに、収縮され、L形屋根パネ
ル32a,32bは長方形横断面の荷物積載空間
18の上辺及び側辺を区画するように荷物積載空
間18を閉める。
〔考案の効果〕
このように、この考案によれば、L形屋根パネ
ルを枢着されている支軸が、一端において前壁及
び後壁の一方の端部に回動可能に結合しているア
ームに固定され、パネル用シリンダ及びアーム用
シリンダの作用により、L形屋根パネルが支軸に
対して上方へ回動するとともに、アームが前壁及
び後壁の上辺の一方の端部に対して上方へ回動す
るので、L形屋根パネルを荷台の側方へ変位さ
せ、荷物積載空間の上方を開放状態にすることが
できる。こうして、荷台の側方にフオークリフト
が通る十分なスペースがない場合にも、クレーン
等を利用して、荷物積載空間の上方から荷台へ荷
物を出し入れすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示
し、第1図は貨物自動車の後方から屋根開閉装置
を示す図、第2図は後壁をその上方から見た図、
第3図は第1図の−線に沿う断面図、第4図
は実施例に係る屋根開閉装置を具備する貨物自動
車の概略的な平面図、第5図は貨物自動車の従来
の屋根開閉装置を示す図である。 10……貨物自動車、12……支軸、14……
荷台、18……荷物積載空間、22……前壁、2
4……後壁、26……アーム、32a,32b…
…L形屋根パネル、36……アーム用油圧シリン
ダ、38a,38b……パネル用油圧シリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 荷台の前後の端に立設される前壁及び後壁と、
    この前壁及び後壁の上辺に沿つてそれぞれ配設さ
    れ一端において前記荷台の左右方向に前記前壁及
    び前記後壁の一方の端部に回動可能に結合してい
    るアームと、前記荷台の左右方向ほぼ中心の位置
    において両端を前記アームに固定され前記荷台の
    前後方向へ延びる支軸と、この支軸の両側に配設
    されるとともに前記支軸に枢着され荷物積載空間
    の上方及び側方を区画するL形屋根パネルと、こ
    のL形屋根パネルを前記アームに対して回動させ
    るパネル用シリンダと、前記アームを前記前壁及
    び前記後壁に対して回動させるアーム用シリンダ
    とを有してなることを特徴とする貨物自動車の屋
    根開閉装置。
JP19172086U 1986-12-15 1986-12-15 Expired JPH0335617Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19172086U JPH0335617Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15

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JP19172086U JPH0335617Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15

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Publication Number Publication Date
JPS6395921U JPS6395921U (ja) 1988-06-21
JPH0335617Y2 true JPH0335617Y2 (ja) 1991-07-29

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ID=31146124

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JPS6395921U (ja) 1988-06-21

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