JPH0641703B2 - 軽量気泡コンクリ−トパネルの固定具取付方法 - Google Patents

軽量気泡コンクリ−トパネルの固定具取付方法

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JPH0641703B2
JPH0641703B2 JP62145905A JP14590587A JPH0641703B2 JP H0641703 B2 JPH0641703 B2 JP H0641703B2 JP 62145905 A JP62145905 A JP 62145905A JP 14590587 A JP14590587 A JP 14590587A JP H0641703 B2 JPH0641703 B2 JP H0641703B2
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JP
Japan
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fixture
hole
alc panel
iron plate
concrete panel
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JP62145905A
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克則 大西
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、内部に鉄筋が埋設された軽量気泡コンクリ
ートパネル(以下、ALCパネルと略称する。)へのボ
ルト等の固定具の取付方法に関するものである。
(従来の技術) ALCパネルは、近時、住宅用外壁材として多く使用さ
れているものである。
従来のALCパネルの場合には、実公昭59−2281
7号公報、特開昭60−23540号公報に開示されて
いるように、その内部に固定具としての長ナットがAL
Cパネルの表面に対して略垂直に配置され埋設されてい
る。
そして、ALCパネルを柱部材等に取り付ける場合に
は、ALCパネルの裏面を木づち等で打診して長ナット
の埋設位置を捜し出し、その部位をALCパネルの裏面
からドリル等により穴を開ける。その後、上記長ナット
に螺合するボルトにより、ALCパネルの裏面に取付治
具を固定し、この取付治具を介して柱部材等に固定して
いる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述の如くALCパネル内に予め長ナッ
トを埋設しておいた場合には、ALCパネルに開けた穴
の位置が不正確だとボルトを螺合させることができない
ため、長ナットのねじ孔の延長線上の正確な位置に穴を
開けなければならない。
このように高精度に穴の位置を決めることは極めて難し
く、作業性が悪いという欠点があった。
又、穴の位置がずれたため再度穴を開け直した場合に
は、製品価値を損なうという不利点もあった。
(問題点を解決するための手段) この発明は上記問題点を解消するためになされたもの
で、その要旨は、鉄筋が埋設された軽量気泡コンクリー
トパネルに固定具を取り付ける方法において、上記鉄筋
を軽量気泡コンクリートパネルに埋設する前に、この鉄
筋に鉄板を軽量気泡コンクリートパネルの表面と略平行
になるべく溶接し、その後、鉄板と鉄筋を軽量気泡コン
クリートパネルに埋設し、次に、軽量気泡コンクリート
パネルの裏面から少なくとも上記鉄板に達する略垂直の
穴を開け、この穴から固定具を挿入し、固定具を鉄板に
略垂直に固定するようにしたことを特徴とする軽量気泡
コンクリートパネルの固定具取付方法にある。
(作用) ALCパネル内にその表面と略平行になるように鉄板を
埋設しておき、ALCパネルの裏面から鉄板に向けて穴
を開け、この鉄板にボルト等の固定具を固定するように
しているので、穴の位置が設定位置から少々ずれた場合
であっても、固定具を取り付けることができる。
又、鉄筋に溶接固定された鉄板に固定具が取り付けられ
るので、この固定具を介して柱部材等に取り付けられる
ALCパネルの取り付け強度が向上する。
(実施例) 以下、この発明の一実施例を第1図から第4図までの図
面に従って説明する。
第2図において、符号1はALCパネルであり、ALC
パネル1の内部には鉄筋2と二枚の鉄板3,3が埋設さ
れている。
詳述すると、鉄筋2は複数の縦筋2aと複数の横筋2bとが
網状に組まれて構成されている。この鉄筋2に対して、
縦、横ともに対称な位置に鉄板3,3が配置されている。
各鉄板3の寸法は、第3図に示すように、縦幅を横筋2
b,2b間距離よりも小さく、横幅を縦筋2a,2a間距離より
も大きくされており、後述の穴5の開口面積よりも充分
に大きくされている。そして、鉄板3,3は上記縦筋2a,2a
に溶接固定されている。
上記鉄筋2と鉄板3,3とを軽量気泡コンクリートで取り
囲み固化することにより、上記ALCパネル1が形成さ
れる。
上記鉄板3,3は、ALCパネル1の表面1a及び裏面1bと
平行になるようにされている。
次に、上記ALCパネル1に、固定具としてのスタッド
ボルト4を取り付ける手順を以下に説明する。
初めに、第4図に示すように、ALCパネル1の裏面1b
から各鉄板3に達する穴5をドリル等により垂直に開け
る。
各穴5の位置は、予め鉄板3の埋設位置についてALC
パネル1の各縁部からの寸法を記録しておけば、容易に
決定することができる。しかも、鉄板3の面積は穴5の
開口面積に比較して充分に大きいので、位置誤差による
穴5の開け損ないは殆ど回避される。
次に、各穴5に露出した各鉄板3にスタッドボルト4を
溶接固定する。このスタッドボルト4の溶接は以下の如
く行なわれる。
即ち、鉄板3,3は縦筋2aを介して連結されているので、
一方の鉄板3に図示しない溶接機のアース端子を接続
し、他方の鉄板3に溶接ガンにセットされたスタッドボ
ルト4を押圧することによって、他方の鉄板3にスタッ
ドボルト4を溶接することができる。次に、上記一方の
鉄板3にスタッドボルト4を溶接する場合には、上記他
方の鉄板3に固定されたスタッドボルト4にアース端子
を接続して、上記同様にして一方の鉄板3に他のスタッ
ドボルト4を溶接することができる。
このように、スタッドボルト4はALCパネル1の裏面
1b側に設けられるので、ALCパネル1の表面1aの意匠
性を損なうことはない。
上記スタッドボルト4の取り付け完了後、ALCパネル
1を柱部材等に取り付ける場合には、第1図に示すよう
に、取付治具6をスタッドボルト4に挿通し、ナット7
を螺合させて取付治具6をALCパネル1の裏面1bに固
定する。そして、この取付治具6を介してALCパネル
1を柱部材等に強固に取り付けることができる。
尚、ALCパネル1の各鉄板3にスタッドボルト4を固
定した後、各穴5にモルタルを充填すれば、せん断強度
が更に向上する。
第5図から第9図の図面は他の実施例を示しており、そ
の作用効果については上述第一実施例と同様である。
尚、同一態様部分には同一符号を付して説明を省略し、
相違点について以下に説明する。
第5図,第6図に示す実施例の場合には、ALCパネル
1の裏面1bから鉄板3に達する穴5を形成した後、ドリ
ル等により鉄板3を貫通する他の穴51を開ける。この
穴51の径は穴5より若干小さい。第5図はこの状態を
示している。次に、穴5から周知のインサートナット41
aを挿入し、第6図に示すようにインサートナット41aを
鉄板3に固定する。更に、インサートナット41に螺合
するボルト41bによって、ALCパネル1に取付治具6
が固定される。尚、この実施例においては、インサート
ナット41aとボルト41bにより固定具が構成される。
第7図に示す実施例の場合には、第一実施例における穴
5を開ける代わりに、ALCパネル1の裏面1bから鉄板
3を貫通する穴52をドリル等により開ける。次に、鉄
板3に形成された貫通孔にタップをたてて雌ねじ52aを
形成する。この雌ねじ52aには、取付治具6を挿通した
固定具としてのボルト42がねじ込まれる。即ち、取付
治具6はボルト42によってALCパネル1に固定され
る。
第8図に示す実施例の場合には、上記第7図実施例の場
合と同様に、ALCパネル1の裏面1bから鉄板3を貫通
する穴52を開ける。次に、取付治具6を挿通した固定
具としての周知のワンサイドリベット43を穴52に挿
入し、ワンサイドリベット43の先部43aを潰し、鉄板
3に係止する。その結果、取付治具6はワンサイドリベ
ット43によってALCパネル1に固定される。
第9図に示す実施例では固定具としてタッピンネジ44
を使用するものであり、この場合には固定具を挿入する
前にALCパネル1に穴を開けるのではなく、ALCパ
ネル1に穴を形成すると同時に固定具を挿入していく。
即ち、ALCパネル1の裏面1bに取付治具6を配置し、
取付治具6に設けられた貫通孔にタッピンネジ44を通
して、このタッピンネジ44を回転する。すると、タッ
ピンネジ44自身がALCパネル1及び鉄板3をねじ切
りながら進むとともに、形成されたねじ穴53にタッピ
ンネジ44が螺合する。したがって、取付治具6はタッ
ピンネジ44によってALCパネル1に固定される。
この発明は上記実施例に制約されず種々の態様が可能で
ある。例えば、ALCパネルに埋設される鉄筋はメッシ
ュ筋であってもよい。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、鉄筋とその鉄
筋に溶接した鉄板をALCパネルに予め埋設しておき、
次にALCパネルに穴を開け固定具を挿入して、この固
定具を鉄板に固定するようにしたことにより、穴の開口
位置が設定位置から少々ずれた場合にも、固定具を鉄板
に固定することができる。したがって、穴の位置決め精
度は従来よりも荒くてもよく、作業性が向上する。
したがって、穴の開け損ないにより製品価値が損なわれ
ることが防止される。
更に、鉄筋に溶接固定された鉄板に固定具が取り付けら
れるので、この固定具を介して柱部材等に取り付けられ
るALCパネルの取り付け強度が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までの図面はこの発明の一実施例を示
すものであり、第1図はALCパネルに取付治具を固定
した状態を示す断面図、第2図はALCパネルの全体斜
視図、第3図は鉄筋と鉄板の取付状態を示す要部拡大斜
視図、第4図はALCパネルに固定具を取り付けた状態
を示す拡大断面図である。又、第5図、第6図は他の実
施例を示すものであり、第5図は固定具取付途中におけ
るALCパネル1の要部断面図、第6図は第1図相当断
面図である。更に、第7図から第9図の図面はそれぞれ
別の実施例における第1図相当断面図である。 1…軽量気泡コンクリートパネル、 1a…表面、1b…裏面、 2,2a,2b…鉄筋、3…鉄板、 4,41a,41b,42,43,44…固定具、 5,51,52,53…穴。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄筋が埋設された軽量気泡コンクリートパ
    ネルに固定具を取り付ける方法において、上記鉄筋を軽
    量気泡コンクリートパネルに埋設する前に、この鉄筋に
    鉄板を軽量気泡コンクリートパネルの表面と略平行にな
    るべく溶接し、その後、鉄板と鉄筋を軽量気泡コンクリ
    ートパネルに埋設し、次に、軽量気泡コンクリートパネ
    ルの裏面から少なくとも上記鉄板に達する略垂直の穴を
    開け、この穴から固定具を挿入し、固定具を鉄板に略垂
    直に固定するようにしたことを特徴とする軽量気泡コン
    クリートパネルの固定具取付方法。
JP62145905A 1987-06-11 1987-06-11 軽量気泡コンクリ−トパネルの固定具取付方法 Expired - Lifetime JPH0641703B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4936384A (ja) * 1972-08-04 1974-04-04
JPS5235206A (en) * 1975-09-16 1977-03-17 Kanebo Ltd Composite of alkaliiproof glass and alkalii proof glass fiber
JPS55165348A (en) * 1979-06-12 1980-12-23 Nippon Iton Kogyo Kk Concrete panel mounting

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